粗大ゴミの処分は、「粗大ゴミ回収業者」「引っ越し会社」「自治体」のいずれかを利用することで可能です。
あなたが処分したいシチュエーションによって、処分方法を上手に使い分けることが重要です。
急いでいるのか、リサイクル家電も捨てたいのか、安く処分したいのか、など自分の要望をはっきりさせてから方法を選ぶことが大切です。
この記事では、粗大ゴミ回収の料金相場を、粗大ゴミ回収業者・引っ越し会社・自治体別にご紹介、また家具家電の品目ごとの料金相場も詳しく解説します。
業者の選び方までご案内しますので、粗大ゴミの処分を前に悩みがなくなります。ぜひ最後までご覧ください。
粗大ゴミ回収の料金相場を紹介
粗大ゴミ回収の料金相場を「粗大ごみ回収業者」「引っ越し会社」「自治体」の3つの処分方法からそれぞれご紹介します。
それぞれで料金相場も、費用の内訳も異なりますので、依頼前に知識として押さえておくことが大切です。
これから「どこに粗大ゴミ回収を依頼しよう…」と悩んでいる方は、参考にしてみてください。
粗大ゴミ回収業者の料金相場
粗大ゴミ回収業者の料金は、「処分費」「車両費」「人件費」「作業費」の内訳からなります。費用は引っ越し会社・自治体よりも高額ですがスピーディーな処分が可能です。
相場価格は以下の通りです。
軽トラック1台あたりの処分費 | 20,516円(税込22,567円) |
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2tトラック1台あたりの処分費 | 60,960円(税込67,056円) |
家電製品1点あたりの処分費 | 5,000円(税込5,500円) |
家具1点あたりの処分費 | 6,000円(税込6,600円) |
車両費 | 軽トラック4,500円(税込4,950円) 2tトラック9,000円(税込9,900円) |
人件費 | 1名1時間あたり4,000円(税込4,400円) |
作業費 | 1名1時間あたり4,000円(税込4,400円) |
※正確な料金は粗大ゴミの重量や搬出作業時間、作業難易度、重機の必要性の有無など様々なことで変わってきますので、現地見積もりで確認しましょう。
引っ越し会社の料金相場
引っ越し会社の粗大ゴミ回収は、引っ越し作業のオプション料金として設定されていることがほとんどです。粗大ゴミの処分のみの依頼はできませんので注意しましょう。
料金の内訳はおおよそ「処分費」「手数料」から構成されます。
相場は以下の通りです。
リサイクル家電 | 6,000円(税込6,600円) |
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小型家電 | 4,000円(税込4,400円) |
家具 | 5,000円(税込5,500円) |
手数料 | 1品あたり3,000円(税込3,300円) |
※多くの引っ越し会社で以下のものは回収対象外となっていますので注意しましょう。
- リサイクル家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、パソコン、衣類乾燥機)
- 寝具やタンス、ソファなどの大型家具
- 金庫
- 仏壇
- アップライトピアノなど大型の楽器
- マッサージチェアなどの重量物
引っ越し会社では、「不用品の回収オプションサービスを終了」している会社が増えつつあります。買取は積極的に行ってくれる会社が多いですが、処分は対応してくれないケースが増えていますので、引っ越し会社で不用品処分も一括して終わらせたいと思っている人は注意が必要です。
自治体の料金相場を紹介
自治体の粗大ゴミ回収料金の内訳は「粗大ゴミ処理券購入費用」のみとなっています。
東京都を例にした自治体の料金相場は以下の通りです。
家具 | タンス(高さと幅の合計が270cm以下):1,200円 食器棚(高さと幅の合計が180cm以下):800円 2人掛けソファ:2,000円 シングルベッド枠:1,200円 ダブルベッド枠:2,000円 スプリングマットレス(シングル~キングサイズまで対応):1,200円 テーブル(最大辺150cm以下):800円 |
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家電 | オーブンレンジ:400円 食器乾燥機:400円 ストーブ:400円 |
自治体では、粗大ごみ処理券を購入して支払いを行います。東京都23区の粗大ゴミの処分料金を調べたところ料金は23区共通で、400円・800円・1,200円・2,000円・2,800円の5段階でした。
※多くの自治体で以下の粗大ゴミは回収不可品目に指定されていますので注意しましょう。
- リサイクル家電
- タイヤ
- アップライトピアノ
- マッサージチェア
- 金庫
- 消化器
- スプリングの入ったベッドマットレスやソファ
粗大ゴミ回収業者に依頼するメリット
粗大ゴミ回収業者に依頼すると、4つの大きなメリットが得られます。
1.設置箇所からの運び出しも対応してくれる
自分で玄関先まで運び出すのが困難な重量物や、運び出すのに解体が必要な粗大ゴミもありますよね。
粗大ゴミ回収業者なら粗大ゴミが置いてある部屋の中まで入って、解体や運びだす搬出作業もお任せすることができます。手間もかからず非常に便利です。
2.回収不可品目がない
粗大ゴミ回収業者はどんなものでも回収してくれます。自治体や引っ越し会社では引き取ってもらえなかったようなものでも引取してくれるので助かります。
3.希望日時で対応してくれる
自治体回収の場合は回収日を指定され、引っ越し会社の場合も引っ越しにあわせてのタイミングしか対応してもらえないことがほとんどです。粗大ゴミ回収業者なら、土日祝関係なく希望する日程・時間帯にピンポイントで回収に来てくれます。
4.分別なしでも大丈夫
事前に依頼者で面倒な袋詰や分別作業は一切不要です。粗大ゴミ回収業者は分別なしで引き取り、回収後に自社倉庫で分別して適正に処分してくれます。
家電・家具の粗大ゴミ回収の料金相場
家電・家具の粗大ゴミ料金相場をご紹介します。料金は大きく分けて「リサイクル家電」「大きさ」「重量」で変動してきます。
家電 | 粗大ゴミ回収業者:5,000円(税込5,500円) 引っ越し会社:4,000円(税込4,400円) 自治体:400円~2,800円 |
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家具 | 粗大ゴミ回収業者:6,000円(税込6,600円) 引っ越し会社:5,000円(税込5,500円) 自治体:400円~2,800円 |
※より詳細な料金は、1点1点どのような品物になるかによって変わってきます。
家電の粗大ゴミ回収の料金相場
家電の中でも代表的な家電を具体的に列挙し、各粗大ゴミ回収の料金相場ご紹介します。
電子レンジ | 粗大ゴミ回収業者:4,000円(税込4,400円) 引っ越し会社:4,000円(税込4,400円) 自治体:400円 |
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炊飯器 | 粗大ゴミ回収業者:4,000円(税込4,400円) 引っ越し会社:4,000円(税込4,400円) 自治体:400円 |
ガスコンロ | 粗大ゴミ回収業者:4,000円(税込4,400円) 引っ越し会社:4,000円(税込4,400円) 自治体:400円 |
照明器具 | 粗大ゴミ回収業者:4,000円(税込4,400円) 引っ越し会社:4,000円(税込4,400円) 自治体:400円 |
冷蔵庫170l未満 | 粗大ゴミ回収業者:9,000円(税込9,900円) 引っ越し会社:6,000円(税込6,600円) 自治体:回収不可 |
テレビ | 粗大ゴミ回収業者:8,000円(税込8,800円) 引っ越し会社:6,000円(税込6,600円) 自治体:回収不可 |
ノートパソコン | 粗大ゴミ回収業者:8,000円(税込8,800円) 引っ越し会社:6,000円(税込6,600円) 自治体:回収不可 |
マッサージチェア | 粗大ゴミ回収業者:15,000円(税込16,500円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:2,800円 |
エレクトーン | 粗大ゴミ回収業者:25,000円(税込27,500円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:回収不可 |
家具の粗大ゴミ回収の料金相場
家具の中でも代表的な家具を具体的に列挙し、各粗大ゴミ回収の料金相場ご紹介します。
学習机 | 粗大ゴミ回収業者:15,000円(税込16,500円) 引っ越し会社:5,000円(税込5,500円) 自治体:1,200円 |
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衣装ケース | 粗大ゴミ回収業者:4,500円(税込4,950円) 引っ越し会社:5,000円(税込5,500円) 自治体:400円 |
婚礼ダンス | 粗大ゴミ回収業者:20,000円(税込22,000円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:2,000円 |
整理ダンス | 粗大ゴミ回収業者:12,000円(税込13,200円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:1,200円 |
4人がけ食卓テーブル | 粗大ゴミ回収業者:9,000円(税込9,900円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:2,000円 |
椅子 | 粗大ゴミ回収業者:4,000円(税込4,400円) 引っ越し会社:5,000円(税込5,500円) 自治体:400円 |
耐火金庫(家庭用小型) | 粗大ゴミ回収業者:15,000円(税込16,500円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:回収不可 |
テレビ台 | 粗大ゴミ回収業者:8,000円(税込8,800円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:800円 |
二人がけソファ | 粗大ゴミ回収業者:8,000円(税込8,800円) 引っ越し会社:回収不可 自治体:1,200円 |
粗大ゴミの回収費用を抑える方法
捨てるものだから少しでも安く処分したい…と思われますよね。粗大ゴミの回収費用を抑える2つの方法をご紹介します。
- 相見積もりをして相場費用を把握する
- 買取・オークション・フリマアプリに出す
しっかりチェックしてみてください。
家具を格安処分する方法については、「いらない家具を格安・楽々捨てられる!処分方法6選と格安処分のコツ」でご案内していますので合わせてご確認ください。
費用を抑える方法①相見積もりをして相場費用を把握する
相見積もりをすることで、結果的に安く処分することができます。
相見積もりをすることには、
- あなたの捨てたい粗大ゴミの正確な処分費用の相場を知ることができる
- 見積もりを取った金額が相場から大きく外れていないか確認できる
- 相見積もりをとった会社に対して値段交渉できる
というメリットがあります。
相場を知ることは、費用を抑えるために絶対に必要な知識です。
相場から高すぎず安すぎない業者に依頼することで、依頼後にあとから高額請求されるような金銭トラブルを避けることができます。ぼったくり請求などのトラブルも多発していますので注意が必要です。
数社から見積もりでとった料金を材料に、なるべく予算に近づけてもらえないか、値段交渉をすることができるので、お得により安く、粗大ゴミ回収を終えることが可能です。
費用を抑える方法②買取・オークション・フリマアプリに出す
粗大ゴミを捨てたいと思ったらまずは「売れないか」を考えてみましょう。
リサイクルショップやオークション、フリマアプリで買取できれば、費用がかかると思っていた粗大ゴミが利益に変わります。
また、粗大ゴミ回収業者の利用を検討している場合は、「買取も行っている粗大ゴミ回収業者」を利用するのが一番です。
買取と処分で業者を使い分ける必要がありませんので楽ですし、国内外に幅広い販路を持っている業者であれば、万が一リサイクルショップなどでは買取できない品でも、処分費と買取費の相殺で無料〜格安処分してもらえる可能性があります。
片付け110番なら、買取から処分まで一括して対応可能です。
粗大ゴミ回収業者の選び方
粗大ゴミ回収業者を選ぶ際は、トラブルに遭わないよう、優良業者を選びぬくことが大切です。消費者庁でも、回収業者と消費者との間で多くの金銭トラブルが発生していることが報告されています。
優良業者を選びぬくために次の5つのポイントを押さえておきましょう。
1.許可がある
粗大ゴミ回収を生業とするには自治体から許可を受けている必要があります。無許可業者はぼったくりや不法投棄などトラブルが多発していますので絶対利用しないようにしましょう。
2.施工実績が豊富
粗大ゴミ回収の実績がたくさんある業者なら、作業の透明性・対応力などあらゆる面から見ても信頼して依頼できる業者であるといえます。ホームページなどで確認しましょう。
3.作業員が親身
粗大ゴミ回収を依頼するときは「どんな人が来るんだろう」「強引に作業されたりしないかな」と不安になるものです。作業員がお客様ファーストで、お客様の目線に立って親切丁寧2対応してくれるなら、安心です。荷物の搬出で室内にあげる際も、「この人なら信頼して家にあげられる」と思えるような親身な作業員であるかをチェックしましょう。
4.見積もり無料・明朗会計
粗大ゴミ回収の料金は現地の状況や家具の重量、素材、家電のメーカー、種類によっても料金が大きく異なります。無料見積もりしてもらい、内訳の明瞭な見積もりをもらう必要があります。見積もりが有料な業者では料金を検討することもできません。内訳が不明瞭では金額が妥当かもわかりません。必ず見積もり無料で明朗会計の業者を利用しましょう。
5.賠償責任保険加入済み
作業に伴い万が一家の壁や床に傷がついてしまった際に、保険に加入済みの業者であれば保険で修繕対応してもらえます。保険未加入の業者では対応が不十分に終わる可能性もあるので注意してください。
さらに詳しい業者の選び方や回収業者に依頼した際の流れについては、「不用品回収の方法と料金相場とは?業者の選び方や流れを紹介!片付け110番」でご紹介していますので合わせて確認ください。
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まとめ
粗大ゴミの回収は、粗大ゴミ回収業者・引っ越し会社・自治体のいずれかを利用することが可能です。
依頼先によって料金相場は大きく異なります。
また処分したい粗大ゴミ(家具・家電)の種類によっても料金は変動します。
相場費用を押さえたら、相見積もりを取るようにしましょう。
安くて処分するためにも、相見積もりや買取を忘れず行い、5つのポイントを押さえて優良業者に依頼しましょう。
本記事があなたの役に立てば幸いです。
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