壊れてしまった洗濯機を処分したいけど、方法がわからないという方はいませんか?
「捨てるものに費用をかけたくない」「重い電化製品なので家まで引き取りにきてほしい」など、それぞれ希望もあるでしょう。
そこで本記事では、洗濯機を処分する6つの方法と必要な費用について詳しく解説します。
リサイクル法など洗濯機の処分に必要な情報もまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
洗濯機を処分する6つの方法
ここでは洗濯機を処分する6つの方法をご紹介します。
どの処分方法を選ぶかで費用面が大きく違ってくるので、しっかり読んで検討してみてください。
1)新しく洗濯機を購入する店舗に回収を依頼する
新品の洗濯機を購入する場合は、古い洗濯機を購入先の店舗で引き取ってもらえます。
新品洗濯機を運んでもらったついでに、古い洗濯機を引き取ってくれるので、手続きやスペースの確保などの手間がはぶける点がメリットです。
ただ、その場合でも基本的に運搬料やリサイクル料金は必要になります。
リサイクル料金と運搬料は洗濯機を購入した店舗によって異なるため、事前に店舗に問い合わせてチェックしておくようにしましょう。
2)洗濯機を購入した店舗に処分を依頼する
「洗濯機を買い替える予定はないものの、今の古い洗濯機を処分したい」という方は、購入した店舗に処分の依頼ができます。
洗濯機は家電リサイクル法の対象なので、洗濯機の販売店は処分を依頼されたら必ず受け付けなければいけません。
ただ、その場合はリサイクル料金と運搬料、回収費用など、新品の買い替えで引き取ってもらうときより費用が高くなる可能性があります。
たとえば、大手家電量販店に洗濯機のリサイクル回収のみを依頼した場合、以下の料金がかかります。
- リサイクル料金2,530円+収集運搬料金1,650円+訪問回収費2,750円=合計6,930円(税込)
費用は店舗によって異なるので、電話や公式サイトで確認してみましょう。
3)自治体が指定する回収業者に依頼する
購入店がわからない古い洗濯機を処分をする場合は、自治体が指名する回収業者に依頼できます。
リサイクル料金+運搬料が必要ですが、自治体によって直接回収してくれたり、引き取ってくれる小売店を紹介してくれたり対応はさまざまです。
下記は東京都で洗濯機の回収を依頼した場合にかかる費用になります。
- リサイクル料金2,530円+収集運搬料金3,157円=合計5,687円(税込)
料金は各自治体によって異なるため、地域の公式サイトからチェックしてみてください。
4)指定取引場所に自分で持ち込んで処分する
郵便局に置いてある「家電リサイクル券の振込用紙」に必要事項を記入し、窓口でリサイクル料金を支払い、指定取引場所に自分で持ち込んで処分する方法もあります。
運搬は自分でおこなうため、運搬料金がかからずリサイクル料金のみで済むため、他の方法に比べて安く処分することが可能です。
- リサイクル料金2,530円のみ
指定取引場所は全国にあるので、一般財団法人家電製品協会の公式サイトで自宅から近い場所を選んで持ち込むようにしましょう。
5)リサイクルショップに買い取ってもらう
製造年が5年以内で故障していない洗濯機なら、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性もあります。
また、製造年が5年以上でも壊れていない場合や、キレイな状態なら買い取ってもらえるケースもあるようです。
各リサイクルショップで基準が違うため、公式サイトでチェックしてから買取依頼をするようにしましょう。
リサイクルショップなら連絡すれば自宅まで来てくれるので、運搬もしてもらえて手間なく洗濯機を手放せます。
6)不用品回収業者に処分を依頼する
早めに洗濯機を処分したいのなら、不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。
不用品回収業者なら製造年から5年以上だったり、壊れていたりしても必ず引き取ってもらえます。
料金面は「リサイクル料金+運搬料」などの内訳はなく、回収料金として請求金額を支払います。
即日対応してくれたり、自宅から運び出してくれたり、サービスは充実していますが、他の回収方法より料金が割高になる点も知っておきましょう。
ただその分、リサイクル券の購入など面倒な手続きなく、電話1本で対応してもらえます。
「引っ越しをする予定がある」「忙しくて時間に余裕がない」という方には、利用者の都合に合わせて回収に来てくれる不用品回収業者がおすすめです。
家電リサイクル法とは
洗濯機は特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に指定されている家電製品です。
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)とは、一般家庭からでた家庭用機器廃棄物をリサイクルし、廃棄物を減量して資源の有効利用を推進するための法律です。
そのため、普通の電化製品を処分するのとは異なり、リサイクル料金が発生します。
参考:経済産業省公式サイト
洗濯機の処分にかかる平均相場
ここでは洗濯機の処分方法別にかかる平均相場をまとめました。
処分方法によって費用が異なるので、予算と照らし合わせて検討してみてください。
洗濯機の処分には「リサイクル料金」が必要
洗濯機は特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に指定されているので、処分するときは「リサイクル料金+運搬料」が必要になります。
廃棄商品 | リサイクル料金 |
---|---|
洗濯機 | 2,484円(シャープ・東芝・パナソニック製など) |
参考:経済産業省公式サイト
経済産業省が定める洗濯機のリサイクル料金にはサイズ・機能別の設定はありませんが、各メーカーによって多少リサイクル料金が違う場合があります。
そのため、回収を依頼する場合は、事前に公式サイトや電話、見積りなどで確認してから依頼するようにしましょう。
洗濯機を処分する際にかかる費用
処分方法 | 平均相場 |
---|---|
洗濯機を買い替えた場合の回収料金 | 4,160円(税込) |
処分のみを依頼した家電量販店の回収料金 | 6,077円(税込) |
自治体に回収依頼をした場合 | 5,687円(税込) |
指定取引場所へ持ち込みをした場合 | 2,530円(税込) |
不用品回収業者に依頼した場合 | 8,475円(税込) |
※公開された東京都の自治体、5社の家電量販店、5社の不用品回収業者の情報をもとに平均を算出しています(独自調べ)
洗濯機の処分費用はどの方法を選ぶかによって大きく異なります。
もっとも安く済むのは指定取引場所まで自分で運ぶ場合です。
ただ、一人暮らしの方や2階からの運搬など、事情により難しい場合は、買い替え時に依頼するか、処分のみ家電量販店、自治体に依頼するほうが費用面では安くなります。
洗濯機を処分する際の注意点|違法な回収業者に依頼しない
不用回収業者は即日対応してくれるので、すぐに洗濯機を処分したい方には便利です。
しかし、不用回収業者の中には、回収品を不法投棄したり、高額な費用を請求をしたりするなど悪質な業者も存在します。
違法な回収業者を見分けるには下記の点に注意してみてください。
- スピーカーで「無料回収」と宣伝しながら走っている不用品回収業者はやめておく
- 公式サイトがない、または公式サイトの会社概要の記載がない不用品回収業者は利用しない
- ネットの口コミや評判がよくない不用品回収業者は利用しない
違法な回収業者を避けるために、見積りを複数社依頼するのも有効です。
不用品回収業者の公式サイトだけでは、目安の料金しかわからないのできちんと見積りをもらって比較検討するようにしましょう。
それでもトラブルに巻き込まれた場合は、すぐに消費者センターに相談することをおすすめします。
洗濯機の処分によくある疑問Q&A
ここでは洗濯機の処分でよくある疑問についてまとめました。
これから洗濯機を処分しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
壊れた洗濯機でも無料で処分できる?
壊れている洗濯機を無料で処分できる方法はありません。
まだ使用できる洗濯機なら無料で回収してもらえる可能性はありますが、それも製造年が5年以内など、引き取る家電量販店によって条件があります。
自分で運搬ができればリサイクル料金のみで処分できるため安くすみますが、難しい場合は家電量販店や自治体の回収を頼るようにしましょう。
マンションの2階から自分で運び出せない場合はどうしたらいい?
マンションの2階から洗濯機を自分で運びだせない方は、自宅まで引き取りにきてもらえる処分方法を選ぶようにしましょう。
家電量販店のリサイクル回収サービスや自治体が指定する回収業者、不用品回収業者などが自宅まで引き取りにきてくれます。
料金面や即日対応の可否など業者によってサービスが異なるため、状況に合わせて選択してみてください。
なるべく早く処分する方法が知りたい
なるべく早く洗濯機を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼をしましょう。
不用品回収業者なら最短即日対応や時間指定など融通がきくため、洗濯機の処分を急いでいる方にもおすすめです。
片付け110番でも最短で即日対応をしています。
土日祝日問わず、24時間365日受付対応しているので、お急ぎの方は電話、またはメールでお問い合わせください。
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まとめ
洗濯機を処分するにはリサイクル料金+運搬料が必要になるため、なかなか無料回収は難しいのが現実です。
しかし、自分で運搬したり、リサイクルショップに買取を依頼したりすることで、安く済ませる方法はあります。
- 買い替え時に古い洗濯機の回収を依頼する
- 洗濯機を購入した店舗に処分を依頼する
- 自治体が指定する回収業者に依頼する
- 指定取引場所に自分で持ち込んで処分する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 不用品回収業者に処分を依頼する
6つの処分方法には、それぞれメリットとデメリットがありますが、費用や手間、対応できる日時などを考慮しながら、自分にあった方法を検討してみてください。
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