プリンターの処分・廃棄の方法は?処分時の費用や注意点について

プリンターの処分・廃棄の方法は?処分時の費用や注意点について
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プリンターを処分するにはいくつかの方法があります。

例として挙げられるのは、自治体での回収やリサイクルショップでの買取り、不用品回収業者での処分です。

プリンターの状態やご自身の状況により適切な処分方法は異なります。

処分する際の注意点も把握しておきましょう。業務用プリンターは産業廃棄物として処分し、インクやトナーは分別回収が必要です。

個人情報などデータの初期化が必要なケースもあり、プリンターは処分が面倒と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事ではプリンターのおすすめ処分方法6選と、処分する際の注意点を検証しました。

ぜひ参考にしていただき、適切にプリンターを処分してくださいね。

目次

プリンターの処分方法は?

プリンターの処分方法5選!最適な方法を徹底解説

プリンターの処分方法5選!最適な方法を徹底解説
プリンターの状態や処分時の状況に応じた適切な回収・処分方法6選をまとめました。

ぜひこちらを参考に、ご自身に合った方法を見つけてくださいね。

①小型家電リサイクルで回収する

家庭用プリンターは、認定事業者が小型家電を回収・処理することでこれらに含まれる資源を活用する小型家電リサイクル法対象品目となります。

自治体で設置している小型家電の回収リサイクルボックスを利用して処分することが可能です。

ただし、回収リサイクルボックスの利用には入れるものの大きさに制限がありますので、事前にサイズを確認をしなければなりません

主な自治体のルールを表にまとめましたので参考にしてください。

自治体 プリンターの無料回収方法と注意点
札幌市 【回収ボックス】
・縦30cm横30cmの投入口に入る大きさのプリンター
・市の関連施設及び一部の大型スーパーに設置
【回収拠点】
・回収ボックスに入らない大きさのプリンターでも回収可能
・利用時にタッチパネル操作による簡単な受付がある
・マテックが運営している施設などに設置
横浜市 【回収ボックス】
・縦15cm横30cmの投入口に入る大きさのプリンター
・市の関連施設及び一部の大型スーパーに設置
【宅配回収】
・リネットジャパンリサイクル株式会社による宅配便を活用した回収を実施
・有料回収となり、税込1,650円(別途オプション料金あり)

②粗大ゴミとして自治体で廃棄する

プリンターが大きくて回収リサイクルボックスに入らない場合は、自治体で粗大ごみとして処分します。

こちらも自治体の例をあげましたのでご覧ください。

自治体 ごみの区分と費用、処分方法と注意点
横浜市 【粗大ごみ】
・一番長い辺が50cm以上のもの
・費用は200円
・電話もしくはインターネットで申し込む
・手数料を納めて領収証と収集シールを受け取る
・収集シールを貼付し収集日に指定した収集場所に出す
福岡市 【粗大ごみ】
・指定袋に入らない大きさ、重さのもの
・費用は300円
・電話もしくはインターネット、LINEで申し込む
・粗大ごみ処理券を購入し受付番号もしくは名前を記入して貼付する
・収集日朝8時30分までに収集場所に出す

粗大ゴミに出す場合は回収まで一週間ほどかかるケースがほとんどです。

必ずお住まいの自治体のルールを確認し、不明な点は各自治体のごみ・リサイクルを扱う部署に問い合わせて、適切に回収してもらいましょう。

③リサイクルショップなどで売却する

使用可能なプリンターであれば、リサイクルショップでの買い取りを依頼してみるのもよいでしょう。最近では出張買取や宅配買取をしているショップが増えています。ご自身で持ち運べない場合はこれらを活用してみましょう。

プリンターの買取価格相場は3,000円~15,000円です。中でも大手プリンターメーカーの機種は買取実績が高く、状態が良く製造から3年以内のものであれば高価買取が期待できます。

  • キヤノン 3,000円~20,000円
  • エプソン 5,000円~20,000円
  • ブラザー 3,000円~15,000円
  • NEC 3,000円~10,000円

プリンターと周辺機器の買い取りを専門とする業者もあり、ホームページに買取価格相場表が掲載されているサイトもあります。

問い合わせる前に、お手元のプリンターの相場を事前に確認しておくのが高価買取のコツと言えるでしょう。

④家電量販店の下取りサービスを使う

プリンターを新しく買い替える場合、大手プリンターメーカーでは古い機種を下取りに出せるサービスがあります。

キャノンでは「らくらく買替便」、エプソンでは「会員限定下取りキャンペーン」を実施しており、自社の対象商品を購入すれば下取りしてもらえます。

機種は指定されますが、同じメーカーで買い替えをするならお得なサービスです。

大手家電量販店では有料の回収サービスがあり、その中から4社の詳細を調べてみました。

回収費用は税込550円~1,100円で、いずれもお近くの店舗に持ち込みが必要です。

自宅まで引き取りに来てもらう場合、新しく購入した場合のみ配送時に無料回収してもらえますが、回収のみの場合、別途出張料金が加算されます。

出張回収費用は税込2,200円程度ですが、家電量販店によって異なりますので、出張回収をお考えの方は事前に問い合わせておきましょう。

⑤オークションアプリやフリマアプリに出品する

プリンターをフリマアプリやネットオークションで出品するのも一つの方法です。

フリマサービスの一つであるメルカリでの出品状況を調べてみました。

2022年2月現在、新品もしくは未使用品だけでなく、製造から年数が経っていて正常に作動しないものまで幅広く出品されています。後者は「ジャンク品」と呼ばれ、内部の部品取りとして需要があるようです。

新品や未使用品の場合は出品時に動作確認済みでも、売買が成立して引き渡した後に正常に作動しなかったというケースがまれにあります。

プリンターを出品する場合は、上記のようなケースが起きる可能性を考慮しなければなりません。

フリマアプリやネットオークションの利用は、売却まで時間がかかり、取引成立後は原則として売主が送料を負担します。急いで売却したい方や手間をかけたくない方にはおすすめできません。

⑥不用品回収業者に回収依頼する

時間や手間をかけずにプリンターを処分したいとお考えの方には、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者に依頼すれば、プリンターの状態にかかわらず回収可能で、搬出から処分まで迅速に対応してもらえます。

最短即日対応で、希望日時で回収してもらえますので急ぎの人や手間をかけたくないひとには便利です。

プリンターの周辺機器やインクなどを一緒に回収してもらえるメリットもありますよ。

プリンターの処分・廃棄にかかる料金

不用品回収業者でのプリンターの処分費用相場を検証
不用品回収業者による家庭用プリンターの処分費用相場を検証しました。

回収処分費用相場 5,400円(税込5,940円)

※公開された7社の不用品回収業者の情報をもとに平均を算出しています(独自調べ)。

上記で算出した費用は家庭用プリンター単品の場合です。出張費などの基本料金は業者によりますので事前に確認しておきましょう。

他にも処分品がある場合は割安になる可能性がありますので、見積もり時に回収業者に相談してくださいね。

プリンターを処分する際の注意点

プリンターを処分する際の注意点はコチラ

プリンターを処分する際には3つの注意点があげられます。詳しく調べましたので確認しておきましょう。

注意点①インクカートリッジやトナーを分別する

前項でプリンターの処分方法5選を紹介しましたが、上記の回収・処分方法に当てはまるのはプリンター本体のみとなります。

インクカートリッジやトナーは分別処分しなければなりません。それぞれの処分方法をまとめました。

インクの種類 回収・処分方法と注意点
純正品インクカートリッジ(使用済み) ・自治体や郵便局で設置している「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の回収箱
・上記の回収はブラザー、キヤノン、エプソン、日本HPの4社が回収対象
・アスクルでは5個から無料回収可能
・ごみとして処分する場合はお住まいの自治体のルールに従って処分
・不用品回収業者で回収・処分
互換性インクカートリッジ(使用済み) ・自治体やメーカーでの回収はできない
・互換性インクの回収を行っている会社で有料にて回収
・アスクルでは5個から無料回収可能
・ごみとして処分する場合はお住まいの自治体のルールに従って処分
・不用品回収業者で回収・処分
純正品インクカートリッジ(未使用) ・リサイクルショップやフリマアプリで買い取り可能
・主要メーカーのインクで未開封・使用期限が残っているもの
・アスクルでは5個から無料回収可能
・上記以外はごみとしてお住まいの自治体のルールに従って処分
・不用品回収業者で回収・処分
トナー ・メーカーにて回収
・アスクルで1個から無料回収可能
・産業廃棄物として廃棄
・不用品回収業者で回収・処分
・トナーの粉による粉じん爆発が起こる可能性があり、家庭ごみとしては処分できない

環境保護や事故防止の観点から、上記の注意点を確認して処分しましょう。

注意点②プリンター内のデータや個人情報を消去しておく

プリンターを処分する際は、コピーで使用した原本など書類の置き忘れなどがないか、原稿台や給紙トレイを必ず確認しておきましょう。

家庭用プリンターにはハードディスクが内蔵されていないため内部にデータが残りません。

ですが、SDカードやUSBメモリから直接印刷できる機能があるプリンターは、これらの取り忘れに注意してください。保存しているデータが流失してしまう可能性も否定できません。

家庭用プリンターと違い、ハードディスクを搭載している業務用プリンターは処分する前にデータの消去が必要となります。この点は必ずチェックしておきましょう。

注意点③業務用プリンターは産業廃棄物として処分する

業務用プリンターは産業廃棄物としての処分となり、自治体では回収してもらえません。

では、産業廃棄物での処分方法はどのようにしたらよいのでしょうか。内部のデータの消去方法とともに詳しく調べてみました。

メーカーでの回収 税込20,000円程度
※5社の公開された情報をもとに平均を算出
産業廃棄物事業者 税込9,350円前後
※5社の公開された情報をもとに平均を算出
不用品回収業者 9,900円前後
※5社の公開された情報をもとに平均を算出

業務用プリンターの処分費用は、処分の依頼先やプリンターの重さによって大きく異なります。信用できる複数の業者から見積りをとり、比較検討しましょう。

業務用プリンターにはハードディスクが搭載されているため、処分する前にデータの消去が必要です。データの漏洩を防ぐためにも必ず専門の業者に委託してください。

データを完全に消去したことを証明する「データ消去証明書」を発行している業者に依頼するのがおすすめです。

家電量販店の回収サービスを比較!

家電量販店の回収サービスを比較!

プリンターの引き取りサービスを行っている家電量販店についてまとめました。

エディオン

エディオンでは、「縦+横+高さの合計が120cm以下で重さが10kg以下」「人が一人で運べる」プリンターは、リサイクル料金550円(税込)で引き取りをしてくれます。

※フランチャイズ店舗では行っていませんので事前に対応してほしい店舗に回収可否の確認をするようにしましょう。

ケーズデンキ

ケーズデンキでは、1,100円(税込)にてプリンターの引き取りをしてくれます。

※引き取りのみの訪問の場合は出張料金が別途発生します。

ビッグカメラ

ビッグカメラでは、梱包状態で3辺160cm・30キロ以内のサイズの箱に小型家電を入れて宅配便で回収してもらえるサービスを1,958円(税込)で利用できます。

事前に利用券を購入し、配布された利用券をもとに回収日時等の手続きをし、箱に詰めれば、佐川急便にて玄関先から回収してもらえます。

ヤマダ電機

ヤマダ電機では、1,100円(税込)にてプリンターの引き取りをしてくれます。

店頭への持ち込みが必要で、訪問回収は別途費用がかかります。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラでは、

  • リネットジャパンの「小型家電宅配リサイクル回収チケット」で3辺合計160cm・30kg以内の段ボールに小型家電を入れて、1箱1,950円(税込)でプリンターを引き取り
  • 店舗または、テレフォンショッピングで150cm以下か20kg以内のプリンターを1,100円(税込)にて引き取り(個人からの依頼のみ)

してもらえます。

※エリアによって対応していない場合もあるので事前に電話などで確認しましょう。

プリンターの寿命について

プリンターの寿命について
プリンターの寿命は、おおよそ3年~5年といわれています。

修理可能な年数・修理費ですが、EPSONの商品を例にあげると、2012年2月に発売されたEP-4004タイプのプリンターは、約10年間の修理対応期限があり、2022年12月31日まで修理に対応してもらえます。

修理費用ですが、同条件で確認したところ、引取修理の場合は11,000円(税込)、出張修理の場合は12,100円(税込)の基本料金と11,000円(税込)の技術料が発生し、部品代も別途実費で必要となることがわかりました。

10年近くになったプリンターの調子が悪くなってきたら、修理するよりも処分して買い替えたほうが得策といえます。

修理費用と新品購入費用、そして処分費用のことも考えながら、プリンターを使い続けるのか処分して買い替えるのか、適切な選択ができるようにしておきましょう。

まとめ

プリンターやご自身の状況に応じて適切に処分しましょう
プリンターの適切な処分方法と注意点、不用品回収業者での処分が最適なケースなどを紹介しました。

プリンターが壊れている場合や、製造年が古い機種は買取りが期待できませんので、回収・処分が必要です。

自治体での処分は時間とインクカートリッジの分別などの手間がかかり、急いで処分したい方にはおすすめできません。

不用品回収業者に依頼すれば、手間なく迅速にプリンターを処分できます。この記事で紹介した費用相場と優良な回収業者の選び方を参考にしていただき、信頼できる業者を選びましょう。

不用品回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。

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