店舗什器を処分する4つの方法。メリット・デメリットを詳細解説

店舗什器を処分する4つの方法。メリット・デメリットを詳細解説
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 店舗什器の処分方法をお探しですか?

 店舗什器の処分を考えるタイミングは、店舗の閉店や店内レイアウトの変更に伴ったものではないでしょうか。

 中小企業庁が公表する令和3年度「商店街実態調査」によれば、今後空き店舗が増加していくと予想している商店街は49.9%にのぼります(「減少する」 14.1%、「変わらない」 29.6%)。それに伴い、処分量は増えていくかもしれません。

参考:中小企業庁:令和3年度商店街実態調査の結果を公表します

 このような状況でありながら意外にも、店舗什器を処分する方法についてはほとんど知られていません。一般的な家具と違って用途が限定される店舗什器を、どこでどのように処分したらいいのか、お困りの方も多いのではないでしょうか。

 この記事では、店舗什器を処分するためのルールから、実際の処分方法、それぞれのメリットやデメリットを解説していきます。また、選択肢のひとつである不用品回収業者の利用方法や、業者選びのポイントについても解説します。

 最後まで読んでいただければ、状況に応じた店舗什器の処分方法が選択できると思います。ぜひ活用してみてください。

目次

1 店舗什器の処分は難しい

1 店舗什器の処分は難しい
 店舗什器とは、店舗でディスプレイ等に用いられる道具や備品全般のことをさします。業態や業種によって、実にさまざまなものがあります。

飲食店 厨房機器
冷蔵ケース
調理台
キッチンワゴン
イス
テーブル
メニュー台
レジ台
雑貨店 陳列棚
平台
ショーケース
レジ台
包装台
ストッカー
アパレル店 ハンガーラック
マネキン
フィッティングルーム
ワゴン
ミラー

 他にも、ヘアサロンであればシャンプー台やドレッサーなど、その業種ならではの備品があるでしょう。業種特有のものだけではなく、ディスプレイや営業に用いる備品を幅広く店舗什器と呼ぶことができます。

 多種多様で再利用することができない店舗什器の処分方法はほとんど情報がなく、処分に悩むのも当然のことです。

自治体で処分できない

 さまざまな種類がある店舗什器ですが、法的な観点からいうと、事業活動に伴った廃棄物であることは共通しています。こうした「事業ごみ」は、「産業廃棄物」または「事業系一般廃棄物」として処理する必要があります。そのため家庭ごみのように自治体に収集を依頼することができません。

 家庭でも使えるようなテーブルや収納ボックスなどは、粗大ごみとして回収してもらえるイメージがあるかもしれません。しかし、出どころが店舗(事業所)である以上は産業廃棄物・事業系一般廃棄物となり、家庭ごみのような収集はできないと考えましょう。

 方法としては業者に委託するか、自身で廃棄物処理施設へ持ち込むことになります。

処理施設へ持ち込み処分する方法

 処分したい店舗什器の量が運べる程度であり、少しでもお金をかけたくないというのであれば、自ら処理施設に持ち込むのは一つの方法です。

1.素材を確認

 まずは店舗什器の素材を確認し、分別を行いましょう。事業ごみは「産業廃棄物」または「事業系一般廃棄物」のどちらかに分かれます。

 産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法律で規定された20種類の廃棄物を指します。店舗什器の場合は、ほとんどが金属やプラスチック製、もしくはそれらが混合した産業廃棄物となるでしょう。木、布、革製である場合は、事業系一般廃棄物に該当します。

 これらを素人が見分けるのはなかなか困難です。判断がつかない場合は業者に依頼し、仕分けから処分まで、プロに任せることをおすすめします。

2-1.産業廃棄物として持ち込み

 金属やプラスチック素材の廃棄物は、産業廃棄物として処理施設に直接持ち込むことができます。誰もが持ち込めるわけではなく、自治体によって受け入れ対象事業者の条件が定められているので、ホームページなどで確認を行いましょう。

 東京都の例を紹介します。

業種 規模
小売業 資本金額又は出資総額
5,000万円以下
従業員数
50人以下
サービス業 資本金額又は出資総額
5,000万円以下
従業員数
100人以下

 金属やガラスを処分する場合、1kgにつき9円50銭の処理手数料がかかります。また、受け入れ可能なサイズは10 kg以下かつ最大径 30 cm以下で、これを超える場合は粉砕・切断を行うなどして規定内に収めなければなりません。

 さらに、運搬の際には下記のルールを守る必要があります。

  • 産業廃棄物の飛散や流出、騒音、振動によって周辺住民に迷惑を及ぼさない
  • 運搬車両に「産業廃棄物収集運搬車」「事業者名」を表示する
  • 搬入手続きの申請を行ったうえで、必要な書類を携帯する

 必要な書類等については、下記のリンクを参照してください。

参考:産業廃棄物を都の埋立処分場へ搬入するには|東京都環境局

 このように、処理施設への持ち込みはかなりの労力を要する方法です。車両や人員の手配だけでなく、大きな店舗什器の運搬や、場合によっては解体や運搬の作業を行い危険性も伴うことを充分考慮しましょう。

2-2.事業系一般廃棄物として持ち込み

 木、布、革素材の廃棄物は、事業系一般廃棄物に該当します。こちらも自治体が指定する処理施設に持ち込みを行いますが、産業廃棄物と混合して処分することはできないため、混ざってしまわないよう事前の分別が必要です。適正な分別がされていない場合、受け入れを断られてしまうこともあります。

参考:「事業系ごみ」の処理方法ガイドライン|事業所から出るごみ|浦安市公式サイト

 自治体によっては事前予約がないと受け入れ不可能な場合や、身分証明書の提示を求められる場合があるので注意しましょう。

参考:事業系一般廃棄物のごみ処理施設搬入について知りたい。|西宮市ホームページ

参考:事業系ごみの適正処理|松戸市

 処理手数料は、持ち込み施設によって異なります。東京都の場合は下記のようになります。

東京二十三区清掃一部事務組合処理施設(清掃工場又は中防処理施設)へ持ち込む場合 1キログラムにつき15円50銭(税込)
最終処分場へ持ち込む場合 1キログラムにつき9円50銭(税込)

参考:臨時ごみの持込み手続き:目黒区公式ホームページ

 ここまで説明してきたように、産業廃棄物も事業系一般廃棄物も自ら処理施設に持ち込むのは大変手間のかかる方法です。時間や手間、労力を節約したいと考えるのであれば、業者の利用や下記で紹介する方法をおすすめします。

2 店舗什器の処分方法4選

2 店舗什器の処分方法4選

 ここからは、処理施設へ持ち込みを行う以外の方法を4つ紹介していきます。

1.同業者へ譲る

 同業者へ譲るのは、最も処分費用を抑えられる可能性が高い方法です。長く使用してきた店舗用品が別の場所で役に立つのであれば、ぜひ譲りたいというオーナーも多いのではないでしょうか。

 思い当たる同業者がいればぜひ声をかけてみたいものですが、業界によっては横の繋がりが皆無ということも珍しくありません。出入り業者などに相談してみるのもひとつの方法です。

 無償で譲るのか、買い取ってもらうのか、相手方との交渉面が最もネックとなる点です。配送や車の手配、搬出や搬入は人員も必要になり、時間的なコストも発生します。どちらがどの程度負担するのか、譲り手と引取り手の双方で考慮する必要があります。

 買い取ってもらう場合、買取り側では備品または消耗品として経費計上が必要です。後からトラブルが起こることがないよう、支払い方法や領収書等、抜け目ないチェックを心がけましょう。

2.リサイクル業者へ買取依頼

 店舗什器を買取業者に買い取ってもらう方法もあります。特に業務用冷凍・冷蔵庫などの厨房機器は一定の需要があります。

 買取価格を重視するのであれば、総合的なリサイクルショップよりも、店舗什器に特化した買取業者を利用するのがよいでしょう。店舗什器の買取りを得意とする業者は独自の販路やリサイクル先を持っており、価格がつく可能性が高いです。

 デメリットとしては、出張引取り費や見積費用が発生する可能性が挙げられます。店舗什器の処分には費用が発生するのが前提と考え、格安で処分できればラッキーと考えた方がよいでしょう。また、全ての店舗什器を買取りしてくれるとは限らないため、価格のつかなかったものの処分方法は改めて考える必要が出てしまいます。

 業者数自体も多くはありません。厨房機器以外の専門業者は、そもそも見つけるのが困難です。取引可能な地域に店舗什器の買取業者があるか、まずは調べてみましょう。

3.ネットオークション・フリマアプリで売却

 ネットオークションやフリマアプリを使って、店舗什器を欲しい人に直接売却する方法もあります。処分したい店舗什器が数点だという場合は、出品してみると意外な価格で売れるかもしれません。

 しかし確実に販売できるわけではなく、売るタイミングをコントロールすることも不可能です。そのため、時間的に余裕がある場合でなければネットオークションやフリマアプリはおすすめできません。店舗の移転や閉店に伴った什器処分の場合、あまり現実的な方法ではないでしょう。

 配送方法にも気を配る必要があります。発送・運搬の手間を避けたいのであれば、現地引き渡しのみという取引条件で出品するのも一つの方法です。店舗の移転・閉店以外で、特に急ぎではなく少量の店舗什器を処分したいというケースであれば、利用を検討してみてもよいでしょう。

4.不用品回収業者に依頼

 不用品回収業者に店舗什器の処分を依頼する方法は、手間をかけたくない場合に最もおすすめです。電話一本で依頼を行うことができ、最短で即日の対応も可能です。

 最大のメリットとして、処分方法に悩むことのない手軽さが挙げられます。詳しくは、次章で解説しています。

3 不用品回収業者のメリット・デメリット

3 不用品回収業者のメリット・デメリット

 不用品回収業者を利用する一番のメリットは、処分方法に悩まず一括依頼ができる点です。店舗什器には様々な種類があり、素材によって産業廃棄物または事業系一般廃棄物となり処分方法が異なることは「1 店舗什器の処分は難しい」で解説した通りです。素材による分別は大変な手間がかかりますし、そもそも素材の判別自体、素人には困難が伴います。

 こういった面倒な点は、不用品回収業者に依頼してしまえば全て任せることができるので、煩わしさがありません。さらに、店舗什器は大きく重いものが多く、運び出すことが困難です。動かしたり解体したりする必要もなく、プロに任せることができるのも安心な点です。

 また、業者によっては再利用できそうな不用品の買取りや、店舗什器以外の不用品・不良在庫の処分に対応してくれることもあります。長年営業してきた店舗では、何かと不用品が溜まってくるものです。幅広い品目を回収できる不用品回収業者は役に立ってくれることでしょう。

 デメリットとしては、他の処分方法と比べると費用がかかるという点があります。少しでも費用を抑えるためには、複数の業者に見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。業者によって料金体系や得意分野が異なるため、大きく差が出てくる可能性があります。

 また、中には悪質な不用品回収業者もいるため、業者選びには注意が必要です。不用品回収業者を見極めるポイントは次章で解説していきます。

4 不用品回収業者の選び方

4 不用品回収業者の選び方

 不用品回収業者を選ぶポイントについて紹介していきます。

 まずは店舗什器の回収に対応してくれる不用品回収業者を調べます。ピックアップの際には、口コミや回収事例も参考にするとよいでしょう。

 次に見積依頼を行います。その際は、見積費用がかからない業者に依頼を行いましょう。また、その業者に発注しない場合にキャンセル費用を請求されてしまうと無駄な出費となります。発注前には費用がかからない業者を選択しましょう。見積内容を確認したら、内訳に不明点がなく明快な業者に依頼を行います。

 さらに賠償責任保険に加入している業者なら、いざという時も安心です。店舗什器には大きなものが多いので、床や壁を傷つけてしまったなど、万一起こるトラブルのリスクを減らすことができます。特にテナントに入っている店舗の場合、傷がつくと必ず修繕が求められてくるので、賠償責任保険の加入有無は重要なポイントです。

 ポイントをまとめると下記の通りです。

  • 見積りと見積後のキャンセル費が無料である
  • 納得できる見積り内容・相場費用である
  • 作業実績が豊富な業者である
  • 実際の回収事例が公開されているなど透明性が高い
  • スタッフの対応が良い
  • 口コミ等の評判が良好
  • 賠償責任保険の加入

5 片付け110番の店舗什器回収事例

5 片付け110番の店舗什器回収事例

 片付け110番で店舗什器を回収した際の事例を紹介します。

片付け110番の店舗什器回収事例

BEFORE

片付け110番の店舗什器回収事例

AFTER

回収内容 店舗什器(陳列台、スチール棚)
実際の作業料金(税込) 20,900円
担当のコメント 店舗什器の処分でお困りのお客様からご相談いただきました。ネット検索が決め手となって、依頼しようと思っていただけたようです。実際にご利用いただき「良かったです。100点!」とのとてもうれしいお言葉をいただくことが出来ました。今後とも、より良いサービスが提供できるよう、励んでまいります。
片付け110番に依頼される前は、どんなことで悩んでいましたか?
処分方法で
片付け110番を知ってすぐに依頼しようと思いましたか?もしそうでなかった場合は、どのような不安がありましたか?
思いました
色々なサービスがある中で、何が決め手となって片付け110番に依頼されましたか?
ネット検索で、決めた
実際にご利用になっていかがでしたか?
良かったです
最後にサービスの点数を教えてください!
100
片付け110番の店舗什器回収事例

BEFORE

片付け110番の店舗什器回収事例

AFTER

回収内容 什器
実際の作業料金(税込) 8,000円
担当のコメント 什器の処分でお困りのお客様からご相談いただきました。対応の速さが決め手となって、すぐにご依頼いただけたとのことです。実際にご利用いただき、「助かりました。100点!」とのうれしいお言葉をいただくことができました。今後とも、より良いサービスが提供できるよう、努めてまいります。
片付け110番に依頼される前は、どんなことで悩んでいましたか?
什器の処分
片付け110番を知ってすぐに依頼しようと思いましたか?もしそうでなかった場合は、どのような不安がありましたか?
すぐ頼みました
色々なサービスがある中で、何が決め手となって片付け110番に依頼されましたか?
対応の速さ
実際にご利用になっていかがでしたか?
助かりました
最後にサービスの点数を教えてください!
100
片付け110番の店舗什器回収事例

BEFORE

片付け110番の店舗什器回収事例

AFTER

回収内容 テーブル什器、ベンチ什器
実際の作業料金(税込) 8,800円
担当のコメント 不用品(テーブル什器、ベンチ什器)の処分でお困りのお客様からご相談いただきました。金額、時間の対応が可だった為、依頼しようと思っていただけたようです。実際にご利用いただき「当日の連絡が行き違っていましたが、問題なく引き取ってもらえました、100点!」とのうれしいお言葉をいただくことが出来ました。今後も、更に良いサービスが提供できるよう、努めてまいります。
片付け110番に依頼される前は、どんなことで悩んでいましたか?
店舗から出た粗大ゴミの処分に困りました
片付け110番を知ってすぐに依頼しようと思いましたか?もしそうでなかった場合は、どのような不安がありましたか?
すぐに依頼しました
色々なサービスがある中で、何が決め手となって片付け110番に依頼されましたか?
金額、時間の対応が可だったので
実際にご利用になっていかがでしたか?
当日の連絡が行き違っていましたが、問題なく引き取ってもらえました
最後にサービスの点数を教えてください!
100

まとめ

まとめ
 店舗什器の処分方法を解説してきました。店舗什器の種類は多種多様であり、処分が困難なもののひとつです。

 幅広い廃棄物処分のエキスパートである不用品回収業者の利用をぜひ検討してみてください。本記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

什器の処分については、下記のページをご覧くださいませ!

什器回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。

片付け110番の什器処分サービスはこちら
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