昨今、ネット通販を利用する人は非常に多いです、あなたもこんな風に困っていませんか?
「届いた商品の梱包材に使われていた大量の発泡スチロールに困っている」
「邪魔な発泡スチロールを早く処分したい」
「発泡スチロールってどうやって捨てたらいいの?」
発泡スチロールって、いらないのに場所を取りますし、面倒です。
そこで今回は、発泡スチロールの処分方法を、各メリットデメリットとともに詳しく解説、処分の際に注意しておきたいこともご紹介します。
ぜひさいごまでご覧ください。
発泡スチロールの処分方法4選
発泡スチロールの処分方法は全部で4通りあります。それぞれ解説します。
地区のゴミ出しに出す
発泡スチロールは、自治体によりますが、通常可燃ごみもしくは資源ごみで地区のゴミ出しに出すことができます。
メリットは、一切お金がかからないこと。無料で処分できるのはうれしいところです。
デメリットは、ゴミ出し日が限られてしまうこと。例えば、荷物の梱包材として届いた発泡スチロールごみの場合。大量に発泡スチロールごみはあるのに、ごみ出しが来週なので家の中が散らかってしまう、という事態になりかねません。また、指定袋にいれなければいけないので、小さく解体しなければならないという手間があります。
ゴミ処理場に持っていく
自分のお住まいの自治体のゴミ処理場に、発泡スチロールを持ち込みして処分する方法があります。
メリットは、持ち込めばすぐに処分ができるところ。さらにほとんどの地域で無料で処分できるところです。
デメリットは、処理施設まで自分で車に積んで持ち込む手間があるところ。持ち込みにあたって予約が必要な場合、予約が先になる可能性があること。また、持ち込む際は施設の受け入れ搬入時間を守らなければならず、日曜などは対応できないことなどがあげられます。
スーパーの回収ボックスを利用する
食品トレーなどは、スーパーの回収ボックスに持ち込むことができます。
メリットは、無料処分でき、リサイクルなど環境に配慮した処分がなされること。
デメリットは、家庭ごみの持ち込みは禁止されているので、スーパーで買った食品のトレー以外の、梱包材の発泡スチロールは持ち込めないこと。また、食品トレーの場合も、綺麗に洗浄してから持ち込まなければいけない手間があげられます。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者は、少量の発泡スチロール~大量の発泡スチロールまで回収してくれます。
メリットは、最短即日で対応してくれること。発泡スチロールを細かくしておく必要がないことや、手間がなく、自宅まで回収に来てくれる点があげられます。
デメリットは、費用がかかること。トラック代などが他の方法に比べて追加になります。また、適正相場で引き取りしてくれる優良な業者を見つけるために、業者選びを慎重に行う必要があります。
発泡スチロールの処分費用相場
不用品回収業者に依頼した場合の処分費用相場は、1kgあたり80円〜110円です。大型発泡スチロールの場合でも、大体数千円程度が一般的です。車両代などは別料金で発生しますので、事前によく見積もりを確認するようにしましょう。
発泡スチロールを簡単に小さくする方法
発泡スチロールは簡単に小さくすることができます。
便利なのは、電動カッターや発泡スチロールカッターを使う方法です。
自宅にある物で代用する場合は、包丁、はさみ、カッターが利用できます。
もちろん、手で細かくちぎることも可能です。量が多いと時間はかかりますが、女性の力でもちぎることは可能です。
飛散するので袋の中で作業しよう
発泡スチロールは、ちぎったり、折ったり、割ったりすると、粒状に発泡スチロールが飛散してしまい、掃除が非常に大変です。
必ず、ゴミ袋の中に発泡スチロールを入れた状態で作業し、飛散させて部屋を散らかさないように注意しましょう。
絶対NG!やってはいけない発泡スチロールの処分方法2選
燃やして処分
発泡スチロールを燃やすことは、多くの地域で法規制に違反する行為です。また、発泡スチロールはポリスチレンとも呼ばれ、燃焼すると有害なガスや化学物質を放出します。これには有害なダイオキシンや酸化窒素が含まれ、環境と健康に悪影響を及ぼす可能性があります。燃やして処分することは絶対にやめて下さい。
油(有機溶剤)で溶かして処分
発泡スチロールは非常に燃えやすい素材であり、高温で引火しやすい性質を持っています。有機溶剤を使用することで、発泡スチロールが急速に燃え広がり、火災のリスクが増加します。有機溶剤自体も引火性が高いため、発泡スチロールとの組み合わせで非常に危険な状況を作り出します。さらに、発泡スチロールと有機溶剤の組み合わせは非常に熱い火を生み出すため、火災の制御が非常に難しくなります。鎮火するのが難しい場合、火災が拡大し、建物や周囲の物品に被害を及ぼす可能性があります。安全ではありませんので必ず避けましょう。
発泡スチロールのリサイクルと活用
発泡スチロールは軽量で緩衝材や保護パッケージとして広く使用されています。しかし、その処分が課題となっており、環境負荷を抑えるためにリサイクルと活用が必要です。リサイクルの方法は、まず適切な業者へ回収を依頼し、処理場で圧縮機を使用して圧縮した後、資源として再利用されます。具体例としては、建材や新たな発泡スチロール製品、プラスチック製品に生まれ変わります。活用方法としては、緩衝材以外にもプランターに利用したり、自宅での保冷剤として活用することができます。地域によっては、発泡スチロールの回収が行われている場合もありますので、自治体のホームページやごみ分別の案内を確認しましょう。
発泡スチロールのリサイクル事業
近年、発泡スチロールリサイクル事業が注目されています。環境保護と資源の有効活用が目的で、多くの企業や自治体が取り組んでいます。リサイクル事業では、家庭や店舗から発生する発泡スチロールの回収や処理が行われ、新たな製品へと生まれ変わります。例えば、建築用の断熱材やプラスチック製品、緩衝材として再利用されることが一般的です。取り組む企業や自治体に問い合わせて、回収方法や手順を確認してみましょう。
手作りリサイクルアイデア一覧
発泡スチロールを手作りでリサイクルするアイデアはたくさんあります。例えば、家庭菜園でのプランターや苗床として利用したり、小物入れやペン立てとして活用することができます。また、保冷剤や保温剤としても活用できます。ちょっとした工夫で、発泡スチロールはおもちゃやクリスマスオーナメントに変身させることもできます。リサイクルアイデアを検索して、手作りで発泡スチロールを有効活用し、環境負荷を減らしましょう。
まとめ:発泡スチロールの処分法はあなたのシチュエーションにあわせて決めよう
発泡スチロールの処分は、あなたのシチュエーションに応じて処分するのが一番です。
可燃ごみの日が近い人や、持ち込み処分が手間でない人は、自治体処分するのが、お金もかからないでお得です。
荷物の梱包材として届いた発泡スチロールで、大量にあり、ゴミに出すのに手間と時間がかかりすぎて、家の中で持てあましてしまう人は、不用品回収業者に依頼するのが得策です。
自分のメリットが最大化する方法を模索し、発泡スチロールを適切に処分しましょう。
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