ここでは神棚の処分方法を中心に、費用や注意点など基本的なポイントを詳しく解説します。
適切な手順を踏むことで、神様への感謝の気持ちを忘れずにスムーズに処分できるようになるでしょう。
神棚処分の基本:どんな理由・タイミングで行う?

神棚の処分には、ライフスタイルの変化や神棚の状態などさまざまな理由が考えられます。必要な理由とタイミングを押さえておきましょう。
神棚は、日本の神道文化において家内安全や繁栄を祈るために大切に祀られる存在です。しかし住まいのリフォームや引越しのほか、神棚が経年劣化してしまうケースもあり、処分を検討するタイミングは人それぞれです。しきたりや神様への礼儀を考慮し、正しい方法で処分することが望まれます。
特に神棚は「神様をお迎えしている場所」といわれるため、処分する際は無造作に捨てるのは避けられています。だからこそ、費用や手間とあわせて自分に合った処分方法を知ることが大切です。正しいタイミングで、適切なステップを踏んで神棚を処分しましょう。
① 引越し・リフォームなどライフスタイルの変化
新しい住居に神棚を設置するスペースがない、あるいはリフォーム後のレイアウトに合わない場合には、神棚を処分または買い替えることを検討します。近年ではコンパクトなモダン神棚などもあり、ライフスタイルに合わせた神棚選びが普及しつつあります。
しかし、神棚を処分する前に本当に必要かどうか再確認することが重要です。家族の習慣や思い入れがある場合は、設置場所を工夫する選択肢もあります。それでも難しい場合は、後述する処分方法を参考に安全かつ礼儀正しく手続きを進めましょう。
② 汚れや破損が目立ってきたとき
神棚が木材でつくられている場合、湿気や経年変化によって痛みや汚れが発生しやすいものです。掃除しても取り切れない汚れが残り、修復が難しいと判断したら処分を検討する目安になります。
特に大きな破損があると神棚の役割を十分に果たせなくなるため、交換や廃棄のタイミングかもしれません。たとえ大きなダメージがなくても、定期的にチェックして長く使うか、思い切って新しい神棚に買い替えるか検討することが大切です。
神棚を処分する前に:魂抜き(お祓い)の必要性

神棚には神様が鎮座しているという考え方もあり、魂抜きが必要とされています。行わない場合の影響や流れを理解しましょう。
神棚には多くの場合、お札などを通じて神様の御霊が宿っているとされます。そのため、処分する際は神社などで“魂抜き”の儀式を行うことで、神様に失礼がないようにする必要があります。もし魂抜きをせずにそのままゴミとして出してしまうと、心理的な不安や「神様をないがしろにしているのでは」という後悔を抱くかもしれません。
神道の考え方では、神棚やお札を大切に扱い、不要になった際も感謝の気持ちをもって送り出すことが基本です。費用は数千円ほどが相場ですが、儀式の有無や依頼先によって異なるため、事前に確認をしておくとスムーズです。
魂抜きを行う意味と、しない場合の影響
魂抜き(お祓い)を行う意義は、神棚に宿る神様へ純粋に感謝を伝え、再びお戻りいただくという儀式にあります。これを省略してしまうと、敬意を欠いているように感じる人も多く、心のモヤモヤが残りやすくなるでしょう。
また長年信仰を続けてきた人にとっては、手間や費用がかかっても魂抜きは大切なプロセスです。不要になったとしても神棚に対する畏敬の思いを保ちつつ処分につなげたほうが、気持ちに区切りをつけやすくなります。
魂抜きを依頼する流れと費用相場
まず地元の神社や氏神様を祀る神社に問い合わせ、神棚の魂抜きを依頼できます。申し込み時に処分予定である旨を伝え、当日の持ち込みや手順、初穂料の金額などを確認しましょう。多くの神社では数千円程度の初穂料で魂抜きやお焚き上げを行ってくれます。
最近では郵送対応している神社や、オンライン予約を受け付けているところも増えています。自分の都合や地域の事情に合わせて、適宜対応してもらうのがおすすめです。
神棚の処分方法4選|神社・専門店・業者・自治体ゴミ

神棚の処分には、大きく分けて4つの方法があります。それぞれのメリットや手間、費用を比較して選択しましょう。
神棚の処分は、神社に依頼する・専門店や販売店に引き取り依頼する・不用品回収業者を利用する・自治体のゴミとして出す、のいずれかが主な選択肢となります。いずれも魂抜き(お祓い)が前提となることが多いため、まずは適切な儀式を済ませたうえで依頼することがポイントです。
どの方法を選ぶかは費用や手間、スケジュールの都合などで決まってきます。神社での正式なお焚き上げは安心感がある一方、引き受けてもらえる日時に行く必要がありますし、販売店の回収や自治体のゴミ回収なら都合に合わせやすいといったメリットがあります。
① 神社に依頼してお焚き上げ・納札所などで処分
神社によってはお焚き上げや納札所という形で、神棚を丁重に処分してくれるところがあります。正式に手続きを踏めるため、神様に対して礼を失しない処分方法として人気です。
ただし、神社によっては持ち込み可能な日やお焚き上げの時期が限られていることもあります。また、初穂料や処分費用が数千円から場合によって数万円になることがあるため、事前に確認しておきましょう。
② 神棚専門店や販売店に引き取り依頼
新しい神棚を購入するタイミングで、古い神棚を引き取ってくれる専門店や販売店も存在します。買い替えの際は手数料が無料になったり、一部負担だけで済むケースもあるので問い合わせてみる価値があります。
ただし、すべての店舗で対応しているわけではないので、事前に電話やメールで確認しましょう。場合によっては魂抜き済みの神棚だけを受け付けている店舗もあるため、順番を誤らないように注意が必要です。
③ 不用品回収・遺品整理業者を利用する
神棚のほかにも大型家具や電化製品などをまとめて処分したい場面で便利なのが、不用品回収・遺品整理業者のサービスです。事前に魂抜きをすませておけば、神棚も一緒に引き取ってもらえる場合が多いです。
ただし、業者によっては神棚の供養サービスを提供していないこともあります。外部の神社にお願いする必要がある場合もあるため、見積もり相談時に必ず処分の流れを確認しましょう。
④ 自治体の粗大ごみ・資源ごみとして処分する
自治体に粗大ごみとして出す方法は最も費用が抑えられますが、必ず魂抜きをしてから行うようにしましょう。神棚は木製品や場合によっては金具などの資源ごみとして扱われることもあり、分別の手間が発生する可能性があります。
処分の際は自治体の粗大ごみ受付窓口に連絡し、収集日や手数料を確認します。サイズや地域ごとの規定をしっかり守って行うのがトラブルを避けるコツです。
神棚以外の付随品(お札・神具・榊・お供え物)の処分方法

神棚本体だけでなく、お札・神具・榊・お供え物を正しく処分することも大切です。処分手順と注意点を見ていきましょう。
神棚にはお札や御神酒などの神具、榊やお供え物といった付属品が置かれています。これらも単にゴミとして捨てるのではなく、儀式やマナーを考慮して処分するのが一般的です。神棚本体と同じく、神社に預けるか、専門店や業者に相談するのが安心でしょう。
食べ物や花など生もの系のお供え物は、傷んでしまう前に感謝の気持ちをもっていただくか、処分することが推奨されています。処分の時期を逃すと異臭や虫の発生源にもなりかねないため、お供え後一定期間が過ぎたら早めに対処しましょう。
お札・神具の処分手順と注意点
お札や神具類は神社によっては納札所を設けていることも多く、そこに納めてお焚き上げしてもらうのが最も丁寧な方法です。郵送での受け付けを行っている神社もあるため、遠方の場合は確認すると良いでしょう。
処分前に神棚と同様、簡単なお清めや感謝を込めて拭き清めるなどの作法をする人もいます。これはかしこまった儀式というより、淡々とした丁寧さと感謝を示す行為で問題ありません。
榊・お供え物の正しい処分
榊やお供え物は生ものゆえ、枯れたり傷んだりしてしまうと衛生面が気になります。神棚から下ろした際にはできるだけ早く、一般の生ごみとして処分するか、庭やプランターに埋める人もいます。いずれにしても感謝の念を抱きつつ処分するのが大切です。
なお、お米やお酒なども賞味期限や劣化を考慮し、お供え後は自己消費するか早めに処分するのが基本です。季節によっては傷みやすいため、日々の状態を見ながら判断しましょう。
神棚を交換する場合の手順と注意点

神棚を新調する際は、古い神棚と新しい神棚の受け渡し手順や注意点を押さえましょう。
古い神棚を処分して新しい神棚を迎える場合、まずは古い神棚に対して魂抜きをし、神様に感謝の気持ちを伝えるのが基本です。そのうえで処分を行い、新しい神棚を祀る場所をしっかり清浄に整えておくと、より気持ちよく生活空間をスタートできます。
最近は室内のデザインに合わせたモダンな神棚や、耐久性を高めた素材で作られたものなど選択肢が豊富です。ライフスタイルの変化に合わせて神棚を交換するのも一つの方法ですが、むやみに使い捨てにするのではなく、敬意を払いながら最適な選択をすることが大切でしょう。
交換する時期と選び方
神棚の交換時期は、汚れや破損が著しくなったときや、新年を迎えるタイミング、引越しやリフォーム時が代表的です。重要なのは自宅のレイアウトと調和する大きさ・デザインを選ぶことで、設置後の違和感を減らせます。
また、神棚の材質や形状によっては手入れのしやすさも大きく変わります。定期的に掃除を行うことを考慮し、自分の生活リズムに合った神棚を選ぶと長く活用しやすいでしょう。
処分から新調までの流れとポイント
最初に古い神棚を清掃したうえで魂抜きを行い、魂が抜けた状態で神社に引き取ってもらうか業者に回収してもらいます。その後、新しい神棚を家に迎える前に、設置場所を掃除し清浄な環境を整えることが大事です。
新しい神棚にお札を移す際は、必ずホコリや汚れを払ってから飾るようにしましょう。これらの手順を踏むことで神様に失礼のないかたちで、気持ちよく交換できます。
神棚の処分費用の目安と節約法

神棚の処分には費用がかかる場合がありますが、どの方法を選ぶかで変動します。節約するポイントもあわせて解説します。
神社にお焚き上げを依頼する場合は初穂料を収めるのが一般的で、目安は数千円から数万円まで幅広く、神社の特徴や規模によっても異なります。専門業者や販売店、また自治体の粗大ごみとして出す場合など、方法ごとに大きく費用差が出るのが特徴です。
節約を優先するなら、魂抜きをすませて自治体の回収に出す方法が安価で済むでしょう。しかし神社での正式な処分に安心感を求めるのであれば、多少の費用は必要経費と考えるのも一つの考え方です。
費用を抑えるコツとしては、
- 神棚の中の神具・お札だけ先に神社へ納め、木製の棚だけを不用品回収に出す
- 神棚だけでなく、他の不用品もまとめて回収してもらい、1回の出張で済ませる
といった方法があります。同じくらいの作業内容でも、依頼の仕方次第で数千円〜1万円程度差が出ることもあるため、事前に見積もりを取りながら、自分の希望に合うプランを選ぶのがおすすめです。
神社へ依頼する場合の費用相場
神社へ神棚の処分(お焚き上げ)を依頼する場合、費用は「お気持ちで」と言われることも多いですが、目安として3,000〜10,000円前後を包むケースが一般的です。
小さめの神棚やお札・お守りのみであれば3,000〜5,000円程度、棚板付きのしっかりとした神棚や、神具一式もまとめてお願いする場合は5,000〜10,000円程度を想定しておくと安心です。
また、神社によっては「お焚き上げ料 一律5,000円」「ダンボール1箱あたり3,000円」など、あらかじめ金額が決まっているところもあります。郵送で受け付けている神社の場合は、上記のお焚き上げ料に加えて、発送時の送料(数百〜1,500円程度)が自己負担になるのが一般的です。
なお、神棚本体や棚板の取り外し・処分までは対応しておらず、「お札や神具のみお預かり」という神社も多いため、神棚の木枠や棚板は自分で粗大ごみ・不用品回収に出す必要がある点には注意しましょう。
不用品回収・専門業者を使う場合の相場
不用品回収業者や神棚処分に対応している専門業者に依頼する場合、「神棚だけ処分するのか」「他の不用品も一緒に片付けるのか」によって料金が大きく変わります。
神棚のみを単品で処分してもらう場合、
・小さめの神棚(幅60cm前後)で 3,000〜8,000円程度
・中〜大サイズの神棚(棚板付き・三社造りなど)で 8,000〜15,000円程度
がひとつの目安です。
ただし、業者の出張費や人件費が含まれるため、「神棚1点だけだと割高」になりやすく、最低料金(例:8,000〜10,000円)が設定されている業者も多くあります。そのため、古いタンスや家電、ほかの不用品もまとめて依頼し、軽トラック積み放題プラン(15,000〜30,000円前後)などを利用した方が、1点あたりの処分単価は安くなる傾向があります。
また、「処分する前にきちんとお清めをしてほしい」という場合は、お焚き上げや簡易供養のオプション料として+3,000〜10,000円前後が加算されることもあります。
「神棚の取り外し」「室内からの運び出し」「処分」「お焚き上げまで一括対応」のようなフルサービスを希望すると、トータルで1〜2万円前後になるケースが多いイメージです。
片付け110番の神棚の回収事例

実際に片付け110番で依頼を受けた神棚の回収事例をご紹介します。費用や作業内容の目安として参考にしてください。
ケース(1)神棚、16,000円




| 回収場所 | 下関市阿弥陀寺町 |
| 回収内容 | 神棚 |
| 実際の作業料金 | 16,000円 |
| お客様のご要望 | できれば、8/15、午後希望。御霊抜きも希望。 |
ケース(2)神棚、22,000円


| 回収場所 | 草津市 |
| 回収内容 | 神棚 |
| 実際の作業料金 | 22,000円 |
| お客様のご要望 | 指定日に回収希望 |
まとめ:正しい手順で神棚に感謝の気持ちを伝えよう

神棚の処分や交換は特別な行為です。正しい手順を踏むことで、神様に感謝の意を示し、気持ちよくリスタートを切りましょう。
神棚の処分は、単純にゴミとして捨てる行為ではなく、神様への敬意を大切にする日本の文化を体現する手順の一つです。処分の前に魂抜きを行い、感謝の念を伝えてから適切な方法で廃棄すれば、気持ちの上での区切りもスムーズに行えます。
今まで神棚が担っていた役割や祈りを振り返る機会とも捉え、処分後も穏やかな気持ちで日々を送れるよう、しっかりと準備を行うことが大切です。
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