ニトリの家具って安いですし、ネット通販も便利なので「つい」買ってしまいます。ですが、数年立つとやはり新商品や、別の魅力的な商品が出るので「買い替え」ってありますよね。そんな時に困るのが処分です。どこに出せば安く、かつ楽に処分できるか知っておきたいですよね。
実はニトリでは「購入者限定で不用品回収サービス」を行っているのはご存知でしたか?無料ではないものの、一般的な回収業者さんに頼むよりは安く処分できるんです。
そこで今回の記事では、ニトリの不用品回収サービスやサービスの欠点、困った時に知っておきたい処分方法を3つ紹介します。
あなたの状況にあった「適切な処分方法」がわかるようになります。ぜひ最後までお読みください。
ニトリの家具引き取りサービスとは?
ニトリの不用品回収とは、ニトリの家具(組立家具は除く)購入者限定のサービスで、1注文につき4400円(税込)で「同数量(同容量)」の家具を引き取ってくれるサービスです。
通常回収業者に依頼すると、出張費や処分代を計算しても3,000円以上はかかってしまうので、ニトリ家具購入者にとっては嬉しいサービスとなっています。
※2021年11月時点
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ニトリの家具引き取りサービスで引き取ってもらえる家具
- ベッド
- ソファ
- マットレス
- 学習机
- 大きめのダイニングこたつ
- テレビボード
- その他大型家具に該当しニトリネット注文画面にて「配送員設置」マークのあるもの
ニトリの家具引き取りサービスで引き取ってもらえない家具
- 椅子
- PCデスク
- 折りたたみテーブル
- 布団
- こたつ
- パイプベッド
- サイドテーブル
- その他ニトリネット注文画面にて「配送員設置」マークのついていないもの
ニトリの家具引き取りサービスの流れ
- 家具購入時でかつ「配送員設置」商品に限る場合で、依頼時に「引取りサービスを利用する」をニトリネットで選択、もしくは進言します。
- 配達日の前日までに店舗で料金を支払います。
- 利用はお届け日程の4日前までから可能です。※配送の前日や当日の場合は利用ができません
- 配送員が購入した家具を設置しに家までやってきます。
- 商品設置後、引き取り対象家具を引き取ります。※お届け先(設置したお部屋)以外での引取りはできません
- 配送員が家具を撤収し終了となります。
ニトリの家具引き取りサービスの長所
購入した家具と引き取りを依頼したい家具の種類が違っても、点数と容量が同じであれば引き取ってもらえるのは非常に便利です。
例えばソファ2点を購入した場合、ニトリの配送トラックでソファを積み込んできた体積分におさまる容量(同容量)であれば、ベッドを1点引き取ってもらう、ということが可能です。
ニトリ製品以外の家具も引き取ってもらえることや、買い替えと同じタイミングで効率よく不要家具を処分できるのも大きなメリットといえます。
家具引取りサービスの欠点
一見お得なサービスのように見えますが、実は欠点が5つあります。
(1)組立家具をそのまま配送してもらう場合は引き取ってくれない
組み立てられた状態の家具であれば引取サービスを利用可能ですが、組立家具をそのまま配送してもらう場合は引取サービスは利用できません。これ結構ややこしいので、表にしますね。
| 契約内容 | 引取りサービスの利用 |
| 組み立てられた状態の家具 ※組立式の家具でも「ニトリ組立サービス」利用時には、組み立てられた状態なので可能 |
可能 |
| 組み立てられていない状態の家具 ※組立家具を箱のまま配送 |
不可能 ※引き取ってもらいたい家具を解体していれば引き取り可能。 |
(2)同数量(同容量)である
同数量(同容量)を超える家具は引取サービス外になります。同数量というのはわかりやすく「1:1」、同数量というのは、購入した家具のほぼ同容量であれば4400円(税込)で引き取ってくれます。
例:3人がけソファー購入時に、1人がけ、2人がけソファーの引き取りは全部で4400円(税込)
同容量を超えてしまった場合は、いくらお金を払おうがトラックに入らない可能性があるため、引取ってくれません。
(3)引き取りのみは行っていない
家具は買わないけど、引取だけやってほしい場合は対応してくれません。「ニトリで買ったんだから!」という理由は全く通用しません。
(4)別日になる可能性もある
あまりないそうですが、まれにトラックの状況や配送状況、家屋の状況によっては別日になる可能性もあります。
この場合、買ったはいいけど、どこに設置していいかわからなくなってしますよね。
(5)確実に4400円(税込)は必要
料金が確実に決まったサービスなので、無料引取りや買取りは100%行っていません。確実に4400円(税込)が必要です。
また、引取家具にもよりますが、自治体(行政)の戸別回収や持ち込み回収を利用すれば、大抵の家具は1,000円以内で処分が可能だと考えると、ついでに処分してくれると考えると手間がないので便利ですが、一概に4400円(税込)が安いか?というと実はそこまで安くはありません。
(6)配達日の前日までに店舗で支払いが必要
引き取りサービス利用料金は、配達日の前日までに店舗で料金を支払っておく必要があります。ネットでの決済が不可能なんですね。(2018/11時点での情報)
ニトリの公式ページで掲載がない(かなりわかりずらい)ので盲点です。オンラインですべてを完了(買い物から引き取りサービスまで)したい人にとっては、実際の店舗で支払いに行くのはかなり面倒だと思います。
困った時に知っておきたい処分方法3選
方法(1)インターネットオークションに出す
なるべく安く、できればお金にしたい!と考えている場合は、インターネットオークションやネットフリマなどに出品するのがオススメです。オークションであれば多少傷がついていても売れる場合があります。
キレイに組んだ状態で写真を撮って、インターネットオークションに出品して、その家具をバラして梱包するという流れです。インターネットの上には、あなたが使ったニトリの家具に価値を感じてくれる人がいるかもしれません。
しかしデメリットもあります。正直この作業は面倒くさいです。小さい物ならインターネットオークションに出品しようかと思いやすいのですが、家具はいかんせん大きいですしバラすのも大変です。そのあたりの費用対効果も考えながら、する必要があります。
方法(2)友人にあげる
インターネットで売れない場合は、あなたの友人知人に「タダでいいから誰かいらない?」と聞いてみるのも一つの手です。
ひょっとしたら、誰かが価値を感じて欲しがるかもしれません。
方法(3)不用品回収業者に有料処分してもらう
オークションでも売れない、友人もいらない!と言われてしまった場合は、残念ながら有料で処分するしかありません。
一生懸命売ろうと頑張っても売れないモノは売れません。時間をかければかけるほどかけた時間がもったいなくなってきます。
『お部屋がキレイに片付く!業者選びの3つの基準とオススメ業者紹介』では片付け110番が厳選した片付け業者を紹介していますので合わせてお読みください。
ニトリで婚礼家具を引き取りしてもらえる?サービス対象と基本条件
「婚礼タンスもニトリで引き取りしてもらえるの?」と不安に感じている方は多いです。
結論からいうと、婚礼家具専用の引き取りサービスがあるわけではなく、ニトリの家具引取サービスの条件に当てはまる場合のみ回収対象になります。
ニトリの家具引取サービスは、以下のようなルールで運用されています。
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ニトリの商品を購入し、ニトリ配送センターから配送されること
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「同数量」または「同容量」の家具を引き取ること
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回収料金は1回の配送につき4,400円(税込)
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引き取り品は、新しい家具を設置するのと同じ部屋・同じ場所で受け渡すこと
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不要家具の引き取りだけの利用は不可
婚礼家具であっても、サイズや容量が「新しく購入する家具」と同程度であれば、他社製品でも引き取りの対象になるケースがあります。ただし、婚礼タンスは一般的なタンスよりも高さ・幅・奥行きともに大きく、重量もかなりあるため、
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「同容量」を満たさない
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階段や通路の幅の関係で搬出が難しい
といった理由から、現場判断で断られる可能性もゼロではありません。
「絶対に婚礼家具を引き取ってもらえるサービス」とは言えない点は、あらかじめ理解しておきましょう。
婚礼家具をニトリで引き取りしてもらう場合の費用目安と手間
婚礼家具の処分をニトリに任せるメリットは、「買い替えのタイミングで、搬入と同時に処分が完了すること」です。一方で、費用面・手間の両方を考えると、他の方法のほうが向いているケースもあります。
ニトリの家具引取サービスを利用する主な費用と条件のイメージは次のとおりです。
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回収料金:1回の配送につき4,400円(税込)
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回収できる家具:購入家具と同等の数量または容量まで
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新しく家具を購入する費用:別途必要(婚礼タンス級ならそれなりの金額)
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搬出:基本的に引き取り品を玄関や指定場所まで自分で出しておく必要あり
一方で、他の代表的な処分方法と比較すると、次のようなイメージになります。
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自治体の粗大ごみ回収
1点あたり数百〜数千円程度と安価だが、自分で指定場所まで搬出する必要があり、婚礼タンスのような大型家具ではかなりの重労働になる -
家具店の引取サービス(ナフコ等)
同等量の家具を買い替えることを条件に、無料または比較的安価で引き取るケースもあるが、対象商品やエリアが限定される -
不用品回収業者
1点だけだと割高に見えるものの、「解体〜搬出〜積み込みまで丸投げできる」「他の不用品もまとめて片付く」というメリットがあり、トータルの手間を考えるとコスパが良くなるケースも多い
「婚礼家具を買い替えたい/ニトリで新しいタンスを購入する予定がある」なら、ニトリの引取サービスは選択肢のひとつとして有力です。
一方で、
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「処分だけしたい」
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「他にもゴミや不用品がたくさんある」
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「階段や2階から婚礼家具を降ろせない」
といった場合は、自治体回収や不用品回収業者を組み合わせたほうが、結果的に時間と体力の節約になることも多いでしょう。
婚礼家具を処分しても大丈夫?後悔しないための考え方とタイミング
婚礼家具は「両親からの贈り物」「結婚当時の思い出が詰まった家具」であることが多く、処分したくても罪悪感が強くて踏み切れないという声が少なくありません。
しかし、住宅事情やライフスタイルの変化に合わせて、婚礼家具を手放すタイミングが訪れるのも自然な流れです。
例えば、次のようなときは処分を検討してよいサインだと考えられます。
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傷みや劣化が激しく、安全面が心配になってきた
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間取り変更やリフォームで、婚礼タンスを置くスペースがなくなった
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すでに別の収納家具を使っていて、婚礼家具は「物置き状態」になっている
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親の遺品として受け継いだけれど、自宅の生活スペースを圧迫している
後悔を減らすためには、次のような「心の整理」をしておくのがおすすめです。
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両家に一声かけておく
処分の事情を説明し、理解を得ておくことで、あとから「勝手に捨ててしまった」とモヤモヤしにくくなります。 -
写真に残しておく
実物がなくなっても、写真を見ればいつでも当時の思い出を振り返ることができます。 -
中身だけは必要なものを丁寧に仕分ける
着物や記念品など「モノとして残したいもの」だけ別に保管し、それ以外は婚礼家具と一緒に手放す、と線引きすると決断しやすくなります
「ニトリの引取サービスを使うか」「自治体に出すか」「不用品回収業者に任せるか」といった具体的な方法を比較しつつ、ご自身やご家族にとって納得感のあるタイミングで婚礼家具を手放すことが大切です。
婚礼家具の運び出しが不安なときは不用品回収業者も検討しよう
婚礼タンスや鏡台は、一度設置してしまうと「どうやって動かしたらいいのか分からない」ほどの重量とサイズがあります。
ニトリの家具引取サービスや自治体の粗大ごみ回収を利用する場合でも、
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指定場所(玄関や集合住宅の粗大ごみ置き場)まで自力で運ぶ
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解体してから搬出する
といった作業が必要になることが多く、高齢の方や一人暮らし世帯には現実的でないケースも少なくありません
そんなときは、婚礼家具の回収実績が豊富な不用品回収業者にまとめて依頼するのも有効な選択肢です。
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解体〜搬出〜積み込みまでプロが担当
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2階や狭い階段からの搬出にも対応してくれる
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婚礼家具以外の不用品も一緒に回収できる
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日程調整次第では即日回収も可能 な事業者も多い
「ニトリの引き取り条件に当てはまらない婚礼家具」や「処分したいものが家中にたくさんある」といったケースでは、結果的に不用品回収業者のほうがトータルコストを抑えられることもあります。
複数社から見積もりをとり、ニトリの引取サービスや自治体回収と比較しながら、最も負担の少ない方法を選びましょう。
まとめ
ニトリの家具引取りサービスをうまく活用すれば、一律4400円(税込)で不要な家具を処分できます。ですが、欠点が多いのも事実。
大型家具であれば、同数量・同容量であれば引き取ってもらえますが、配送設置商品に該当しない小型の家具、例えばパソコンデスクや椅子などは引き取りしてもらえません。
また、ニトリで家具を購入するタイミングに限って利用できるサービスなので、処分だけしたいという時には利用できません。
ニトリの引き取りサービス対象外の家具を捨てたいときや、即日処分したいとき、手間や面倒なく家具を捨てたいときは、不用品回収業者を利用したり、買取に出すなど、別の方法を利用することがスムーズな処分のコツです。
処分の方法は1つではなく、今回紹介した方法で処分すれば、うまくいけば無料だったり、売れる可能性もあります。
不用品回収業者に依頼したいと思われた際は、ぜひ片付け110番にもご相談ください。
お見積もりは無料です。お問い合わせはこちら。
ニトリの家具処分で困った場合は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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