身に付けなくなった有名ブランドの洋服や古着やアクセサリー、使わなくなったブランド物のバックや靴、読まなくなった本・マンガ…
自分で買った物だからあまり処分したくはないけど、タンスや本棚の肥やしにしておくのはもったいない…
しかし処分しようと思っても、そういった物が2、3点ならまだしも大量にあったら、売るのにも捨てるのにも手間がかかりますよね?
仮に売るとして、売りたい物が数点だったら自分の手でリサイクルショップや買取業者に持って行くことも容易ですが、何十点も何百点もあったら、自分の手で持って行くのでさえ難しいですよね?
そんな時に便利なのが、リサイクルショップや買取業者がしている「宅配買取」。
ダンボール箱や業者の買取専用箱の中に売りたい物を入れて、業者に送るだけ。
届いた荷物を業者が引取りして査定して、買い取り価格に納得いけば売って売れたお金が振り込まれるというモノ。
自分の手で売りたい物を持って行く手間や労力がかかりません。
しかし…いざ宅配買取を依頼しようとして宅配買取について調べると、買取業者とトラブルになった等いろいろと不安になる材料が出てきて、依頼するのを躊躇してしまったという方もいらっしゃるのでは?
今回のこの記事では「宅配買取」について、メリットとデメリット、トラブルやトラブル回避方法について紹介していきます。
不用品の宅配買取のメリット・デメリット
メリット
手間があまりかからない
不用品を売りに行くとなって、仮にタクシーを呼んだとしたら買取査定の金額が安かったらタクシー代の方が高くつくかもしれません。
自分の車を持っていない方は大変だと思います。
ましてや自分の車を持っていても、家やリサイクルショップでの売りたい不用品の積み下ろしなどは、非常に面倒な作業になると思います。
でも宅配買取を利用すると、売りたい不用品をダンボール箱に入れて、宛名を書いて送るだけ。
売りたい業者の専用箱があるのであれば、ダンボール箱を調達したり宛名を書いたりする手間さえも必要ではありません。
大量の物を処分するには都合が良い
もしも大量の洋服やバッグやアクセサリーを売るために、あなた自身の手でリサイクルショップなり買取専門店なりに持って行くとしたら…
買取査定に支障のないように、シワや汚れをつけないようにバッグや服を持つのは難しいでしょうし、全て持つことができなくて家とリサイクルショップとの間を何往復もしなければならないかもしれません。
しかし宅配買取を利用するとどうでしょう?
売りたい物の数にあったダンボール箱を調達したり、売るつもりの業者が買取専用箱を持っていれば不用品の数に応じた箱を手配して、その中に入れるだけ。
しかも服であればユニクロなどの大量生産品・ノーブランドの物でも対応してくれる業者さんは多いです。
箱の量が多ければ配送業者に家まで来てもらえば、大量の不用品を一気に売ることができます。
業者によっては処分もしてくれる
価値が無い、値段が付かない、需要が無い…
あなたが宅配買取で買取業者に送ったダンボール箱の中にそういった物があったら、依頼した業者にもよりますがそのまま処分してくれます。
もちろんあなたが望むのであればのであれば、返品に応じてくれる業者もいます。
宅配買取での不用品の処分等について、数社に電話で話を聞いてみました。
例えば買取業者のA社は、無料での処分は公ではしておらず、どんな物にしても最低価格1円で買い取っているのだそうです。
またB社では、処分はしていないができる限り値段は付けるようにしているようです。
C社は事前のアンケート用紙の「値段のつかない物は業者側で処分する」というチェック項目にチェックをしておけば、処分してくれるようです。
D社では価値が無く買取ができない物についてお客さんの返品希望が無い限りは処分するようになっています。
自分が売りたい物が価値が無い場合のその後について、自分の元に返ってきてほしいのか処分してくれて構わないかをよく考えて、どの買取業者に買取を依頼するか考えておいた方が良さそうです。
デメリット
驚くほどの高価買取は望めない
買取業者は不用品を売りたい人からできるだけ安く買って仕入れて、欲しい人に高く売って利益を生み出したいので、うわっと驚くような買取額は望めないでしょう。
「1円でも高く売りたいんだ!」と思うのであれば、インターネットオークションやフリマアプリなどであなたが売りたい物を欲しいと思う人と直接やり取りする方が良いでしょう。(インターネットオークションやフリマアプリについては、「オークションで不用品を売る時に知っておくべき3つのこと」や「一円でも高く売りたい!不用品を売るならこれらの方法で!」を参考にしてみてください。)
相見積もりができない
宅配買取は売りたい物を箱に入れて買取業者に送ります。
その買取業者は中の物を見ていくらくらいになるか査定して、算出した買い取り価格をお客さんに伝えるという流れになります。
となると、複数の業者に査定額の見積もりをさせる、いわゆる「相見積もり」ができないんですよね。
つまり複数の業者に買取査定額を出させて、一番高い買取査定額をつけてくれた業者で売る…ということができないのです。
ただ相見積もりという形ではないですが、売りたい物を詰めたダンボール箱を複数の業者に送っては返してもらい、送っては返してもらいを繰り返して、一番高い見積額を提示してくれた業者に再度送って買い取ってもらう…という方法もありますが、かなり手間がかかる方法なので現実的ではないです。
宅配買取の怖いこと(トラブルについて)
そんなに大きくない物で、持ち運ぶのが難しいくらい大量にあるのであれば、宅配買取というのは有効な不用品売却方法だと言えます。
しかし、わけのわからない業者に宅配買取を依頼した結果、トラブルに巻き込まれたという話もあります。
これから実際に僕の友達が経験した宅配買取に関わるトラブルの話です。
僕の友達は、自分が使っていたスポーツ用品数点を売って処分しようとして、大手ではないリサイクルショップの宅配買取を依頼しました。
ダンボール箱に野球のグローブ・テニスラケット2本・野球のバット・スノーボード・テニスボール等を入れました。
そのうちテニスラケット2本とバットは、新品でした。
送られて査定した後に見積額を伝えるという話でした。
しかし不用品を送って数週間、買取業者から全く連絡がなく、しびれを切らした友達は確認のために送った先の買取業者に電話をしました。
すると業者は「全部値段が付きませんでした」と言うのです。
友達は「ラケットはバットは新品で買って一度も使ってないから、値段が付かないなんであり得ない!」と怒りました。
しかし業者は値段が付かなかったの一点張り。
友達は「仮に値段が付かなかったとしても、何らかの連絡をよこすのが筋でしょうよ!」と言ったのですが、全くの梨のつぶて。
諦めた友達が全品返品を申し出ると、業者はもうそれらの物は手元に無いと言うのです。
終いにはリサイクル屋が「なら全部で1000円で買取ります」と言い出し、完全にキレた友達はその場で電話を切ってしまいました。
このような悪徳な買取業者もこの世、ましてやこの国にいるのです。
宅配買取でトラブルに合わない3つの方法
「そんなトラブルにあうかもしれないなら、宅配買取なんてしたくない…」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった心配は無用です。
優良な買取業者を探すことができれば、安心して宅配買取の依頼をすることができます。
その方法をお伝えします。
自分の目的を明確にする
前でも書きましたが、「1円でも高く不用品を売りたい」とお考えの方は、宅配買取は止めて他の売却方法を考えましょう。
どちらかと言うと「売って多少のお金になればいいかな?」ぐらいの意識である人の方が望ましいです。
不用品を宅配買取でどうしたいかという部分を明確にしておくと良いです。
インターネット検索の上位表示の企業に依頼する
インターネットで「宅配買取」と検索すると、誰もが聞いたことのある買取業者や企業が検索結果として出てきます。
端的に言って、わけのわからない買取業者の宅配買取を利用するよりもこういった有名な企業や業者の宅配買取の方が、実績もあるしトラブルや諍いが起きる可能性が少ないようにできているので、安心です。
業者に電話で質問する
自分のケースに合っていて、しかも宅配買取をしている買取業者を探しましょう。
例えば、あなたが値段が付かなかった不用品を処分しても構わないと思うのなら、買取業者に電話で処分についての確認をしましょう。
また、送る際のダンボール箱は何でもいいのか、専用箱がある方が良いのかなどのこともあらかじめ想定しておいて、自分の売却ケースに合った買取業者を探しましょう。
面倒かもしれませんが、トラブルを生み出しかねない悪どい業者に当たらないようにするには、こうやってひとつひとつわからないことをハッキリさせて確かめていくことが大事なのです。
まとめ
今回宅配買取というテーマでブログを書く上で、値段の付かない物の処分について宅配買取をしている買取業者数社に電話をしてみました。
インターネットで検索して上から出てきた数社に電話をしましたが、とても親切丁寧に対応してくれて、どの業者さんにも良い印象を抱きました。
「売って少しお金になれば良いか」と考えているのであれば、インターネットで上位表示されていたり名前のよく聞く大手買取業者さんを利用した方が、トラブルは少ないのかと思いました。
今度、僕の別の友達が引っ越しをすることになりいらない本を処分しようとしているので、宅配買取を勧めてみようかと思います。