不用品軽トラック積み放題を利用する時の注意点~上手に賢く使うポイント

不用品軽トラック積み放題を利用する時の注意点~上手に賢く使うポイント
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家の片付けや大掃除、あるいは引っ越しをしていて、ある程度まとまった量の不用品が出てきたら…自分で捨てに行くのは面倒だし、かといって大きなトラックまでは必要なさそう…。このような状況…あなたならどうしますか?

そんな時に役に立ちそうなのが、便利屋や不用品回収業者の多くがやっている「軽トラック積み放題パック」です。軽トラックの荷台に積めるだけ積んでいくらというプランです。ひとり暮らしの方や夫婦や親子ふたり暮らしの方たちの生活で出た不用品の量だと、ピッタリなのではないでしょうか?

しかし…そもそも「軽トラックいっぱい」ってどれくらいの量なのでしょうか?冷蔵庫やタンスや小型家電など…何でも積んで大丈夫なのでしょうか?本当に軽トラックいっぱい積むのって、値段から見て賢いプランなのでしょうか?

今回は不用品回収業者さんがされている「軽トラック不用品積み放題プラン」について、プランはお得なのかということや、積めない物は無いのかということや、プランの他社比較などについて紹介していきます。

目次

「自分で処分出来る!」と思ってすると…

「軽トラックに不用品を積んで処分なんて、自分でもできるじゃん」こう思われた方、さすがです。

確かにわざわざ不用品回収業者がやっている軽トラックの不用品積み放題プランなんかを利用しなくても、軽トラックくらい借りてこれたら大の大人だったらできる場合もあります。

自分で処分するメリット

安く済む

住んでいる自治体の環境課に連絡をして不用品の処分の予約をして、自分の車に処分したい不用品を載せてクリーンセンターやゴミ焼却場に行けば、処分料と処分したい不用品によっては粗大ゴミシールが必要なので、その程度の出費で処分ができます。

一般家庭から出た廃棄物の処分は自治体の責務となっていますので、ゴミ焼却場やクリーンセンターは税金で運営されています。なので消費者・利用者の負担はタダとまではいきませんが軽いものになっています。

自分で処分するデメリット

しかしそうやって自分でする場合だと、逆に困ることは無いのでしょうか?

処分したい不用品によっては、車を借りてこないといけない

小さな物ではなく大きな不用品を処分したいのであれば、運ぶことができる車を借りてこなければなりません。

軽トラックのメリットは「高さについての物理的な制限が無い」ということです。

例えば屋根のあるタイプのカーゴ車だと、冷蔵庫やタンスなどの高さのある物を運ぶことは難しいです。しかしトラックのような高さの制限のない荷台を持つ自動車だったらどうでしょうか?

トラックという車はロープやゴムひもを至るところに引っ掛けられるようにできているので、キチンと縛って押さえつけて固定さえできれば、高さに関係なく高い不用品を運ぶことができます。

そのようなことができる軽トラックを持っているお友達がいれば助かるでしょうが、そういったお友達がいない方はレンタカー業者から借りてこなければなりません。ザッとレンタカー業者数社を見てみたら、だいたい軽トラックを半日(12時間)借りた場合だと5000~10,000円ほどかかります。

…どうでしょう、もうこの段階で「えぇ…軽トラック借りるのにそんなにかかるの…?」って思いませんか?

ちなみに軽トラックの不用品積み放題サービスをしている業者のホームページに行くと、安く業者さんだと10,000円以下から、高い業者さんだと30,000円くらいの料金プランを設けているところもあります。

時間や日にちの縛りがある

「いや、でも軽トラックを借りてきて自分で不用品を処分するんだ!」そう思われている方もいらっしゃると思います。

しかしもう少しよく考えてみましょう。不用品を廃棄するためのゴミ焼却場やクリーンセンターと言われている施設は、何時営業しているでしょうか?

そうです、平日です。

もしあなたが平日休みであるなら、軽トラックを借りてきて自分の手で不用品を廃棄することは案外容易いことかもしれません。

しかし土日祝休みの方で、軽トラックで不用品を廃棄しようとしているのなら、会社に頼んで休みをいただかなければなりません。そのお休みが有給休暇だと良いのですが、無給休暇だと給料が発生しないのにお金を払って廃棄物を処理しに行くのって、ちょっとつらいですよね。

また、捨てる不用品が大きくなければあなたひとりの力で持てるかもしれませんが、タンスや冷蔵庫などの大きな物だったらひとりの力では運ぶことが難しいため、他の誰かの時間や労力も使ってしなければなりません。

その他の誰かも仕事を休むことになるかもしれません。

もちろん自分でするか不用品回収業者に頼むかはあなた次第です。軽トラを貸してくれる環境もあって、作業を手伝ってくれる友達もいれば、お金云々以上に楽しい作業になるかもしれません。

しかしどうでしょう?誰かに頼んだ方が良いのではと思ってきたのではないでしょうか?

軽トラ積み放題プランで注意すること

「もう自分で捨てるのは面倒臭そうだから、不用品回収業者さんの軽トラックの積み放題プランを利用しよう」でもちょっと待って下さい。

確かに便利な方法ですが、どんな不用品回収業者の軽トラック積み放題プランでも大丈夫というわけではありません。

いろいろと注意をする必要があります。

積み放題プランの料金の目安

多くの不用品回収業者が「軽トラックいっぱいで◯◯円!」と銘打っています。しかし…軽トラックいっぱいって、そもそもどれくらいの量でしょうか?

実はコレ、業者によって解釈が違うことが多いのです。

料金を見たら一見安そうに見えても、実は解釈が違って高かったという場合もあるのです。軽トラックの不用品積み放題の料金の目安は、1㎥あたり7,000~12,000円ぐらいです。

そして軽トラックの荷台に積めるのが2.5㎥なので、軽トラックの荷台いっぱいだと17,500~30,000円くらいが相場だと思っておきましょう。

つまり「軽トラックいっぱい積んで8,000円!」という業者さんがいて実際に不用品回収を頼んだけど、実は8,000円というのは1㎥の料金で本当に軽トラックいっぱいに不用品を積んだら20,000円になってしまうという話なのです。

この料金の目安は、覚えておいて損はないかと思います。

特定の家電は別料金を取られるかもしれない

何でもかんでも積んで定額という業者さんだらけということではありません。

テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の家電4品目については「家電リサイクル法」という法律の関係で、正しいリサイクルをするための費用を消費者の方が負担する原則があるので、積み放題プランの料金とは別に料金を払わなければならないという業者もいます。

(家電リサイクル法については「洗濯機の2通りの処分方法(家電リサイクル法と民間不用品回収業者)」「あなたの不用品は廃棄物?回収が有料か無料か買取になる基準とは?」を参照してみてください。)

ただ、ここで注意が必要です。

家電を正しくリサイクルするための料金(家電リサイクル料金)は家電リサイクル法によって金額が品目によって決められているのですが、その決められた金額よりも高いリサイクル料金を求めてくる業者がいます。

例えば洗濯機1台あたりの家電リサイクル料金は2,484円です。

この金額よりも高い処分の別料金を業者が請求してきたら…ひょっとすると費用を余分に得ようと企んでいるかもしれません。

しかしここにも落とし穴があって、業者がこの処分の別料金に「運搬料」などの諸経費を込んで請求してくる場合もあります。

その場合は単純に洗濯機ひとつを処分するのにいくらかかるか聞いて、その金額が2,484円よりも高かったら、「リサイクル券を発行してください」と言ってみましょう。

そう言えば、きっと業者は料金を下げてくるはずです。

軽トラ積み放題を上手く利用する3つの方法

何点か注意するポイントがありますが、そこさえ注意すれば安心して不用品を処分することができます。ここからは軽トラックの不用品積み放題を利用する上で、どの不用品回収業者を選ぶ時に使えるポイントを紹介していきます。

「軽トラックいっぱいって、どれくらい?」と尋ねる

これは上の章でもご紹介した、「軽トラックいっぱいの定義」に関することです。業者の中でも軽トラックいっぱいの定義がバラバラなので、複数の不用品回収業者に「1㎥あたりがいくらなのか」を聞いてみましょう。

作業員の人数を具体的にする

「軽トラック2.5㎥で20,000円です!」ということで業者を呼んだら3人くらい作業員が来ていて「ひとりあたり5,000円いただきます!」となったらガッカリしますよね。

こういう事態を避けるために、あらかじめ作業するための作業員の数と、その作業員がひとりあたりいくらになるのかも聞いておきましょう。積み放題の料金が安くても、作業員の人件費で料金を上乗せしてくる業者もいます。

基本は3社くらいに聞きましょう

明確な料金と作業員が何人来るのかという2つのポイントを、最低でも3社の不用品回収業者に尋ねてみましょう。だいたい3社ほど尋ねれば、あなたが住んでいる地域のおおよその相場がわかると思います。

どこよりも安く軽トラック積み放題を利用する方法

もしあなたが1円でも安く不用品の軽トラック積み放題を利用したいのであれば…有効な方法があるのでご紹介します。上で「3社くらいには聞きましょう」と書きましたが、例えばその3社に見積もりをしに来てもらうのです。

ポイントは、その3社を同じ日の同じ時刻に一斉に呼ぶのです。

すると3社が一堂に会しますよね?

そう、その場で3社に見積もり額の「競争」をさせるのです。そうなれば各業者はウチへウチへと見積もり額を徐々に徐々に下げてくるでしょう。

そうやって一番安い見積もり額を出した業者に、不用品回収を頼めばいいのです。

まとめ

確かに安くはなりそうですが、僕だとさすがに3社を同時に呼び寄せて「見積もり競争」をさせるのは気が引けてしまいます。

しかし少なくとも3社の不用品回収業者にはプランの内容や作業員の数を尋ねて、それらの情報を元に回収を依頼する不用品回収業者を決めた方が、適正な回収料金がわかると思いますので、実際に軽トラック積み放題を依頼するとなったらやってみたいと思います。

アナウンスをスピーカーで流しながら走っているような廃品回収車に適当に依頼すると、足元を見られて法外な料金を取られてしまう場合も十分に考えられます。

必ず複数の不用品回収業者から話を聞くことをオススメします。

不用品回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。

片付け110番の不用品回収サービスはこちら
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