テーブルって一度買ってしまえば「捨てる機会」はほとんどありません。調べてみたらおわかり頂けますがテーブルはいざ処分しようとすると処分費がかさんでしまいます。
一体誰に頼めば良いか、どこに電話をかけて良いのか、いくらくらいかかるのか気になると思います。そこで今回は「テーブルを粗大ごみとして捨てる前にやっておきたい3つのこと」を紹介します。
無料で処分できる方法からお金をかければ処分する方法まで幅広く紹介しますので、テーブルの処分に困ることはありません。処分する前にぜひ読んでおいてください。
1 テーブルを粗大ごみとして捨てる前にやっておきたい3つのこと
(1)まずは売る方法を考えてみる
壊れてしまっていたり使いにくくなっていたら考えにくいですが、もしもまだ使えるけどテーブルを新しくしたいと考えている方は、「売る」という選択肢も加えてみてはいかがでしょうか?
ただ残念なことに日本人という人種は神経質な民族性ですから、使用感のある物や汚れやキズが入った物は敬遠しがちです。しかし新品で購入してそこまで年数が経っていない物やブランド物に関しては、見た目にも良いので売れる可能性があります。
高く売れる方法のひとつでオススメなのは、売りたい人と買いたい人が直接やり取りできるインターネットオークションやインターネット上のフリーマーケットサイトなどを利用することです。
ですが、冒頭にも書いた通りテーブルは大きく重たいので梱包や発送の作業が極めて難しいと思います。それでもチャレンジしてみたいという方は、「欲しい人と直接やり取り!不用品をインターネットで売ろう!」を参考にしてみてください。
もしかしたら売れるかもしれないので、お住まいの地域にあるリサイクルショップに相談してみましょう。
(2)誰かにあげるのも「手」
また、友人知人やそれ以外で欲しい人を探して、使ってもらうというのも良い方法だと思います。というのも…今回この記事を書く上で「とあること」を調べるために、いくつかの自治体のゴミの処理を担当している部署に電話をかけました。
7つの自治体に電話をしたその内の3つの自治体の職員さんにこう言われました。
「ゴミを捨てる際にはちょっと立ち止まって『捨てても良いのか、まだ使えるのではないか?』と思ってみてください。もしまだ使えるかもしれないと思ったら、売ったり誰かにあげたりできるかもしれません。我々そうやって少しでも処分するべきゴミを少なくしたいのです。」
公務員さんはそのように考えているのかと、少し考えさせられました。
まだ使えるような物であれば、知っている人・知らない人とわず「売る・あげる」という選択肢も増やしてみてはいかがでしょうか?
不用品を売る方法については「捨てるより売ってリサイクル!不用品買取・売却のあれこれ」を参考にしてみると良いと思います。
(3)資源として売ってみましょう
また「テーブルその物として売らない」という考え方もあります。
世の中には、鉄やガラスなどを専門で買い取ってくれる業者さんがいるので、専門業者さんに持って行くと買い取りしてくれるかもしれません。テーブルが天板がガラスでできているガラステーブルの場合、天板のガラスが綺麗な物であればガラスを買い取ってくれる専門業者さんに持って行くと、高価買取は期待できませんがひょっとしたら売れるかもしれません。
同じように、テーブルの脚や留め具で使われているネジや釘の金属類を、鉄や金属を専門に買い取っている業者さんに持って行くと売れるかもしれません。ただ、脚や留め具に使われている金属は、使われていても量が少ないため、売れないか売れても微々たる額にしかならないかもしれません。
2 テーブルを処分する3つの方法
「ノーブランドだし汚れているし、売れなさそうだし誰かにあげるのも忍びない…」となれば処分してしまいましょう。
さあではどうやって捨てるかというと、いくつか方法があるので紹介していきます。
(1)自治体で処分する
テーブルを粗大ゴミとして捨てるという方法の中で、自治体で粗大ゴミとして処分するが一番お金のかからない方法です。
ひとつはお住まいの自治体の環境課や粗大ごみセンターなど家庭から出るゴミや廃棄物の管理をしている部署に電話をして、粗大ゴミを出す申し込みをします。
全国的に見ても、どこの粗大ごみセンターも、「平日の朝9時から夕方4時まで」電話受付をしています。(ただし年末年始以外)
その時に「持ち込み」か「戸別収集」か、2つの方法を提示されます。
【持ち込み】
「持ち込み」というのは自治体の粗大ごみ処理場やクリーンセンターと言われるところに、自分自身が処分したいテーブルを持って行くことです。
「持ち込み」は処分料は取る自治体もあれば、取らない自治体もありますので、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。持ち込みたい日の前日までに予約をすれば持ち込める場合もありますが、多くは1~2週間余裕をもって予約しないと処理場の予定が埋まっていて持ち込めない場合があります。
岡山市の粗大ゴミ受付センターに問い合わせてみたところ、岡山市の東部リサイクルプラザだと、だいたい12日空けたら予約がすんなり通ると教えてもらえました。予約の日程については、お住まいの市町村の粗大ゴミを管理している部署に確認を取ることをオススメします。
【戸別収集】
「戸別収集」というのは、自治体が定めるごみ収集場所にいらないテーブルを持って行っておけば、ゴミ収集業者が収集してくれることです。
電話で何をいくつ捨てるかということと最寄りのゴミ収集場所を伝えて、自治体側が指定した日にゴミ収集場所まで運んでおくと収集してくれます。「戸別収集」は「持ち込み」と違って必ずお金がいくらかかかります。
また収集業者はゴミ収集場所までしか来てくれないので、ゴミ収集場所までは自力で運ばないといけません。テーブルは大きく重たいですし、住んでいるマンションやアパートにエレベーターが無いとなると、この点はやはり不便な点だと言えます。
そのお金の払い方というは、「粗大ごみ処理券」という物を買って捨てたい物に貼ることなのです。
粗大ごみ処理券の購入方法
その粗大ごみ処理券はどこで購入できるかと言うと、ほとんどのスーパー・コンビニ・ドラッグストア等や個人商店で購入ができます。
コンビニ:セブンイレブン、サークルKサンクス、ファミリーマート、ポプラでは「ほぼ取り扱い」していますが、地域のローカルコンビニでは扱っていない可能性もあります。
ゴミ袋が指定されている自治体であったら、ゴミ袋が売ってあるところで粗大ごみ処理券は売られています。
こちらも自治体に問い合わせてみるか、自治体のホームページなどで確認ができます。
材質や形状で捨て方は変わる?
僕が見たことないだけかもしれませんが、テーブルと名の付く物のほとんどが木材で作られているのではと思います。しかし中にはテーブルの天板の部分がガラスになっている「ガラステーブル」という物があります。
この天板のガラス…どう捨てればいいんでしょうか?やっぱりガラスはガラス、他の材質は他の材質で別々に分けて捨てた方が良いのでしょうか?そして粗大ごみでなくて、ガラスは不燃ゴミ、その他の材質は別で捨てても良いのでしょうか?
そのことを確かめたくて、いくつかの自治体に問い合わせをしてみました。
東京都練馬区:
ガラスの一番長い辺が30cm以下であれば不燃ごみとして出しても大丈夫、それ以上は解体せずにそのまま粗大ごみ。大阪府大阪市:
ガラスの一番長い辺が30cm以下であれば不燃ごみとして出しても大丈夫、それ以上は解体せずにそのまま粗大ごみ。広島県広島市:
ガラスの一番長い辺が30cm以下であれば資源ごみとして出しても大丈夫、それ以上は解体せずにそのまま粗大ごみ。岡山県岡山市:
ガラスの部分が一斗缶(18L)の中に入れば不燃ごみ、入らなければバラさず粗大ごみ。岡山県倉敷市:
ガラスの部分が一斗缶(18L)の中に入れば不燃ごみ、入らなければバラさず粗大ごみ。福岡県福岡市:
指定の一番大きなゴミ袋の中に入って、口が結ぶことができたらOK。
ということで、各自治体一定のボーダーラインがあって、それを超えていたら粗大ごみで出さなければならないという感じみたいです。同じようなボーダーラインの自治体もあれば違う自治体もあるので、こればかりはお住まいの自治体に問い合わせるしかなさそうです。
(2)引っ越しをするタイミングなら引越し業者に依頼する
もしあなたが引っ越し業者さんの力を借りて引っ越しをするというのであれば、もしかしたらその引っ越し業者さんが不用品を回収してくれる業者さんかもしれません。
全てではありませんが、多くの引っ越し業者さんが引っ越しのついでに不用品の回収処分をしています。メリットは「引っ越しもテーブルの処分も同じ業者がやってくれるので、問い合わせや話し合い等が少なくて済むこと」です。
デメリットは「処分費用が高くなる傾向にある」ということです。
なぜなら不用品回収もしてくれる引っ越し業者の中には、引っ越し業者自身ではなく下請けや提携先の不用品回収業者が回収するという様式が多いからです。
そうなると、不用品を回収しにくる不用品回収業者は引っ越し業者の言わば「営業力」で仕事をさせてもらっているわけですから、不用品回収業者は引っ越し業者に手数料を払うことになります。その手数料はというと…あなたが払う引っ越し料金の中から捻出されることになるので、高くなってしまうのです。
もちろんそうでない様式や引っ越し業者さんもいます。なので、もう引っ越し業者さんを決めてしまった方は、不用品の回収もしてくれるのか尋ねてみましょう。
まだ引っ越し業者を決めてなくて、いらないテーブルも引き取ってもらいたいと考えている方は、不用品の回収もしてくれる引っ越し業者を探してみましょう。
(2)不用品回収業者に依頼
「結局は引っ越し業者が不用品回収業者に不用品回収の依頼をするなら、最初から不用品回収業者にお願いすれば良いんじゃない?」そう思われた方、大正解です。
引っ越し業者とは別に不用品回収業者を手配すれば、単純に考えて「不用品回収業者が引っ越し業者に払う手数料分安くなる」ということになるのです。デメリットは引っ越しは引っ越し業者、テーブルの処分は不用品回収業者と別々に打ち合わせや話し合いをしなければならないので、手間が掛かってしまうということです。
もちろんこの方法で本当に上の様式よりも必ず安くなるかと言えば、それは確実ではありません。
引っ越し業者と不用品回収業者と別々に依頼する場合と、全てを引っ越し業者に依頼する場合で、いくつかのパターンの相見積もりを取ったり、業者ごとに競争させたりして判断することをオススメします。
『お部屋がキレイに片付く!業者選びの3つの基準とオススメ業者紹介』ではオススメの片付け業者さんを紹介していますので、合わせてお読みください。
まとめ
今回ガラステーブルのガラスの部分の捨て方についていくつかの自治体に問い合わせをしたのですが、自治体によって処理のやり方は千差万別なのだと感じました。
ガラスに限らず他の物でもですが、多くの自治体が「一番長い辺が30cm以上になると粗大ごみ」というボーダーラインを設けていました。これはこれから粗大ごみを出すとなった時に、粗大ごみなのかどうなのか迷ったら使えると思いました。
また福岡市は「指定のゴミ袋に入って口が結べてしまえば大丈夫」と、ゴミに関してかなりおおらかな印象を受けました。しかし粗大ごみとして出すとなるとやらなければならないことが多いので、面倒だと感じました。
引っ越し業者や不用品回収業者に廃棄の依頼をする方法や粗大ごみとして出す方法、または捨てずに売る方法と処分の方法は様々です。特に引っ越しとなるとどうしても時間の制限があるので、時間のかかりやすい方法だと後々困ることになるかもしれませんね。
ご自身に合ったテーブルの処分方法を選ぶようにしてみましょう。
不用品回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。