この記事では、ベッドの処分方法について紹介しています。
ベッドは多くの人が使っている身近な家具でありながらも、大型なので処分に困る家具でもあります。
この記事では処分の方法として7つの方法を紹介し、費用とメリット・デメリットに注目してそれぞれについて詳しく解説しています。
そしてベッドを捨てる際の注意点や、処分されたベッドがどうなるのかについて解説したうえで、おすすめできる不用品回収業者として片付け110番を紹介しています。
ベッドの処分方法は？
ベッドの処分方法はいくつかあり、それぞれかかる費用や、メリットとデメリットが異なっています。ここでは7つの方法を紹介します。
①自治体に回収してもらう
まず、自治体に粗大ごみとして回収してもらうという方法があります。粗大ごみとして回収してもらうためには、まず自治体に電話をかけてみましょう。
東京都だと「粗大ごみ受付センター」、京都だと「大型ごみ受付センター」など呼び方はいくつかありますが、どの自治体にも担当の部署があります。自治体によっては、ネット対応をしているところもあります。
電話をかけると、住所・氏名やごみの種類、大きさを聞かれます。
ベッドのサイズや、種類(マットレスがあるか、フレームの素材は何か、ばねは入っているか)を聞かれてもすぐ答えられるように、あらかじめ確認しておきましょう。またこのときに収集日、収集場所、かかる料金を教えてもらえるので、メモしておきましょう。
自治体への確認が終われば、「粗大ごみ処理券」を買っておきましょう。だいたいはスーパーやコンビニで簡単に買えるようになっています。
処理券を処分するベッドに貼り付け、指定された日時に指定された場所においておけば、あとは自治体が処分をしてくれます。
費用は自治体とベッドのサイズによって異なりますが、数百円から、最高でも2,000円未満程度です。大阪市では、マットレスを除いて1,000円で処分してくれます。
自治体に回収してもらうメリットは、費用が安く済むことです。
手間と費用のバランスがとれた方法だとも言えます。デメリットは、収集場所までは自分で持っていかないといけないという点です。
ベッドはかなり大型の家具なので、一人暮らしで自分では運べないという方もいらっしゃるでしょう。
また、捨てられる日時と場所は最終的には自治体が決めるので、多忙だったり日中の時間がとれなかったりする方などは難しい場合があります。
②処分施設に持ち込む
自分で処分施設に持ち込むという方法もあります。費用としては一番安い方法です。
自治体はどこも処分施設を持っているので、自分でその施設に持っていけば、処分をしてもらえます。
予約せずに施設に持ち込んでも処分してもらえないことが多いので、まずは事前に電話で予約をしましょう。
受付の窓口や料金を支払うタイミングは自治体によって異なっているので、電話をする前にネットなどで窓口を確認し、詳しいことは電話で事前に確認しておきましょう。
電話予約の際に日時を指定できるので、指定した日時に自分でベッドを持ち込めば、そのまま処分してもらえます。
料金は、事前にごみ処理券を購入して貼っておく自治体もあれば、当日に施設で支払うところもあります。そういった細かい手順も、電話で確認をとっておきましょう。
費用は、こちらもベッドのサイズによって異なりますが、粗大ごみとして回収してもらうよりも安くなっているはずです。
大阪市では、持ち込みのごみは10キロごとに90円と決まっており、大型のベッドでも1,000円にもいかない程度になります。
参考：大阪市 ごみの持込み
自分で処分施設に持ち込むメリットは、何よりも安いことです。安く済ませたい方は、検討する価値はあります。
デメリットとしては、処分の手間がかなりかかることです。
特に、大きなベッドを自分で運搬しないといけませんし、運ぶためには最低限でも軽トラックくらいの車両が必要になります。
もし自分で車両を持っておらずレンタカー等を利用した場合は、そのぶんの費用がかえってかかってしまうことにもなってしまいます。
安く済むからと安直に決めてしまわず、自分が負担する作業がどのくらいになるのかを見極めておきましょう。
③解体して家庭ごみで出す
実は、自分で処分施設に持ち込むよりも安く済む可能性がある方法もあります。ベッドを解体し、ごみ袋に詰めて家庭ごみとして出してしまうのです。
1辺が30㎝以内に解体できるのであれば、袋に詰めて合法的にごみとして出すことができます。
もし全て家庭ごみとして処分できれば、特別な費用は袋の代金以外はかからないことになります。
組み立て式のベッドであればある程度細かく部品に分けられるケースもありますが、1辺30㎝以内となると、おそらく自分で切断する必要が出てきます。
のこぎりなどで細かく解体することができれば、家庭ごみとして処分できるようになります。
この方法のメリットは、やはり安いことです。場合によっては処分施設に持ち込むよりも安く済むでしょう。
デメリットは、色々な危険があることと、そもそも不可能である場合も多いことです。木製のベッドであれば家庭で切断できないこともないですが、金属製のベッドを細かくするのは、家庭では事実上不可能でしょう。
切断の手間も非常にかかりますし、場合によっては危険な作業になります。
また、ベッドにスプリング(ばね)が含まれている場合、家庭ごみとして処分することができないということは覚えておいてください。
スプリングは廃棄物処理法で適正処理困難物に指定されており、家庭ごみに出すことはできません。
こうした制約をふまえると、自分で解体するという方法は必ずしもおすすめできる方法ではありませんし、不可能な方も多いと思われます。
④引っ越し業者に依頼する
もし引っ越しの際にベッドの処分を検討しているのであれば、引っ越し業者に依頼すれば処分してもらえる可能性があります。
引っ越し業者が処分業者を兼ねているというケースがあるので、引っ越しの依頼の際に確認してみましょう。引っ越し当日に依頼してもまず処分してもらえないので、事前の相談は必須です。
費用については、相場はあまり決まっていないようです。他の引っ越し作業の手間との兼ね合いで費用が決定することや、ベッドの種類や大きさによって費用がまちまちであることが理由であると思われます。
ただし、おしなべて5,000～10,000円程度のようです。費用についても、事前に確認しておきましょう。
メリットとしては、手間が省けることです。処分はすべて業者にしてもらえるので、自分でやる作業を大幅に減らすことができます。
デメリットとしては、費用がやや高くつくことです。
また、引っ越し業者は大手であってもほとんどの場合は処分に応じてくれるようですが、ウェブサイトでは取り扱うことを明言していないこともあるようなので、必ず事前に確認をとるようにしましょう。
⑤お店に引き取ってもらう
新しくベッドを買い替える場合は、新しいベッドを買う店舗で引き取ってもらえることがあります。
ニトリやIKEAなど、大手の業者も対応しています。条件として、同数、つまり一つ買うならば一つまでは処分できる、マットレスのみ対応可能である、など店ごとに決まっているので、こちらも事前に必ず確認をしましょう。
新しいベッドを搬入してもらうよう依頼しておけば、搬入の際に古いベッドを引き取ってもらえます。
費用は、ニトリで4,400円、IKEAで5,500円です。専門の業者に依頼するよりは、やや割安です。
メリットとしては、自分の手間がかからないことです。全て業者がやってくれるので、費用以外の負担はかかりません。
デメリットとしては、使える条件がやや限られている点です。
特にIKEAは、マットレスしか回収してもらえません。ベッドフレームは回収してもらえないので、購入する店舗に事前に細かい確認をしておくことは必須です。
⑥リサイクルショップに依頼する
ベッドをリサイクルショップに売るという方法もあります。リサイクルショップはだいたい町に数軒はあるので、調べれば近所のリサイクルショップが見つかるはずです。
リサイクルショップは出張で買取りをしてくれるところも多いので、運搬の手間はかかりません。
また、うまく買い取ってもらえれば、臨時収入になります。
費用は、買い取ってもらえる場合にはかかりませんし、臨時収入になります。
メリットとしては、既に述べたように実質費用がかからないこと、出張で買い取りしてもらえることが多いので、運搬の手間もかからないという点です。
デメリットとしては、ベッドは中古品としては価格のつきにくい商品だということに気をつけてください。
衛生などの面から中古品を嫌がる人も少なくないことや、多くの場合長い間使われているので、痛みや汚れが目立つことが多いことが理由です。
あまり買い手がつかないことが多いので、高い価格にはなりにくいですし、買い取りを断られる場合もあります。
すぐに処分をしたい場合や、しろうと目に見ても価格がつかなさそうなベッドである場合は、おすすめできない方法です。
ただし、高級家具メーカーのベッドやアンティークのベッドの場合は高値で取引されることがあります。
もし処分したいベッドが高級品のようなのであれば、中古品市場に売りに出すことも選択肢に入れておきましょう。
⑦不用品回収業者に依頼する
最後に、不用品回収業者に依頼するという方法を紹介します。不用品回収業者は要らなくなったものを処分してくれるプロの専門業者です。
早朝や夜を含めた希望の時間帯に対応してくれることが多いので、忙しい方や時間がとれない方におすすめです。
また、自宅まで来て運搬も含めて対応してくれるので、自力では重いベッドを動かせない方や、手間をかけたくない方にもおすすめです。
費用は、場合によって変わりやすく、相場がなかなかつかめません。シングルベッドかセミダブルベッドか、どの時間帯の作業か、運搬のために使う車両がどのくらいの大きさか、何名の人員で作業するか、などの事情によって費用はかなり変わります。
ただし、ここまで紹介した方法よりは高くつくことが多いとは言えます。
ですので、たまにポストに入っているチラシで「無料で回収します」などの文言があることがありますが、これは不適切な業者であることが多いので、注意してください。
手間賃を考えても、ベッドを無料で回収できるとは考えにくいので、不法投棄や違法な取引を行う業者であったり、結局あとから高額の費用を請求する業者であったりすることもあります。
不用品回収業者に依頼する場合、それなりの費用を払う必要があることは知っておきましょう。
とはいえ、高額を支払うことに不安もあるでしょうから、不用品回収業者を使う場合は、複数の業者から相見積もりをとることをおすすめします。
不用品回収業者を利用するメリットは、なにより手間がかからず、金銭面以外の負担がないことです。依頼者の事情に合わせて、柔軟な対応をしてくれる業者も多いので、忙しくて時間がとれない方や、自分で処分することが難しく、さっと処分してもらいたい方に特におすすめできる方法です。
デメリットとしては、サービスがよいぶん他の方法に比べると費用がかかってしまうので、相見積もりをとるなどの工夫をしましょう。
ベッドを処分するときの注意点
次に、ベッドを処分するときの注意点について確認しましょう。
スプリングを含む場合は要注意
まず、既に述べましたが、マットレスにスプリング(ばね)が含まれる場合は、廃棄物処理法の対象になります。
このため、家庭ごみとして捨てることはできませんし、他の方法でも費用が変わってくる可能性があります。
業者に依頼する場合も、マットレスのみ扱っていたり、ベッドフレームには別料金がかかったりと、費用の相場が分かれてくる要因になります。
事前の説明が不足していると、当日のトラブルにもなりかねません。ベッドを処分する際には、ベッドのサイズ・種類・材質は必ずチェックしておきましょう。
事故やケガに注意
ベッドは大型の家具なので、運搬も一苦労です。
慣れていないのに無理して動かそうとすると、どこかにぶつけてしまったり、足を挟んでしまったり、ぎっくり腰になったりと、事故やケガのもとになります。
もし自分で解体したり運搬したりすることを選んだとしても、決して無理はせず、家族や友人に助けてもらいながら、複数人で処分するようにしてください。
回収されたベッドはどうなる？
ところで、回収されたベッドはどうなるのでしょうか。
おおきく分けると、廃棄されるか、中古品として売りに出されるかになります。
ただし、既に述べたように、ベッドは基本的には中古品としての買い手がつきづらい商品です。ですので、高級家具やアンティーク家具であるといった場合を除いては、あまり中古品市場に出回ることはありません。
例外として近年増えているのは、海外への輸出です。日本製品は質が良いと評判なので、多少古くなってもアジア圏では買い手がつくので、海外に輸出されていることがあります。あなたのベッドも、世界のどこかで誰かに使われるのかもしれません。
ベッドの処分を業者に依頼するなら…片付け110番へおまかせ
最後に、おすすめの不用品回収業者として、片付け110番をご紹介します。片付け110番は不用品回収のプロで、24時間365日対応しています。
紹介するのは信頼できる業者に限定し、透明性も高く、非常にスピーディーに処分することができます。
ネットで簡単に見積り依頼もできるので、まずは電話かウェブフォームからお気軽にお問い合わせください。
また、片付け110番が行った処分事例についてもご紹介します。
処分事例①：佐倉市・セミダブルマットレスの処分事例
千葉県佐倉市で、セミダブルマットレスを回収してほしいというご依頼でした。費用は8,151円で、オペレーターの対応が非常によかったことから、「100点」という高評価をいただきました。
処分事例②：北上市・セミダブルベッドなどの処分事例
岩手県北上市で、セミダブルベッドに加えて解体した家具などを処分してほしいというご依頼でした。費用は11,495円で、引っ越しの際に素早く処分したいというご要望からのご依頼でした。このケースのように、他の処分品と合わせて依頼することも可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ベッドは身近な家具でありつつ、大型なので処分に困る家具でもあります。
自分で解体してごみとして処分する方法から、プロに依頼する方法まで、方法はたくさんあります。
それらの方法の費用とメリット・デメリットについて知りつつ、賢く楽に処分をできるようにしていきましょう。
また、個人で扱うには難しい場合もある家具なので、プロの業者に依頼することも視野に入れておきましょう。
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