「ブラインドってかっこいい!って思って取り付けたけど、掃除が面倒なんだよなぁ…」
「っていうか、掃除ってどうやってやるんだろ?」
「掃除方法、これで合っているのかな…」
こんなお悩みから、ブラインド掃除を先延ばしにはしていませんか?
気になって、ハンディモップなどで拭いてみたものの、「ほこりの多さに、やる気をなくした」なんて経験がある方も多いはずです。
スッキリとした見た目のように、ブラインド掃除もスッキリできないものか、と嘆きたくもなりますよね。
ここで紹介する掃除方法を実践すれば、誰でも『簡単に』『効果的な』ブラインド掃除ができるようになります。
取り外し掃除が決まり事と思われがちですが、『取り外さずに』『しっかり』キレイを実現できますので、ブラインド掃除が面倒に感じていた人には朗報ですよ!
私は、インテリアコーディネーターとして、窓廻りの提案をするにあたり、「ブラインドは掃除が大変そうで…」と言った不安を何度も聞いてきました。
大手メーカーにその意見をぶつけたことがあるのですが、メーカーは意外にも、『取り外さないお手入れ』を推奨していたのです。
それからは、メーカーも推奨している『取り外さないお手入れ』をお客様にお伝えし、安心してブラインドを採用していただけるようになりました。
この記事では、お客様にお伝えした以上に詳しくブラインド掃除法を解説しますので、掃除が苦手な人でも、自宅のブラインドをピカピカに仕上げられますよ。
まずは、ブラインド掃除を劇的に簡単にする『コツ』を紹介します。
そして、もっとも効率よく美しさを維持するための『頻度』やお手入れの『工夫』を、『安全さ』と『簡単さ』にフォーカスしてお伝えします。
詳しい掃除のステップも、一般的なブラインドだけでなく、浴室のブラインドや、バーチカルブラインド、素材の特殊なブラインド別でも詳しく解説します。
「掃除が苦手…」という人でも、手順通りに行えば絶対失敗しないような構成になっていますのでご安心くださいね。
今後は、ブラインド掃除に苦手意識を持つことはなくなります。
「掃除をしても結局キレイに出来ないかも…」といった心配もゼロになりますよ!
あまりに簡単に掃除ができてしまうようになるので、思わずブラインド掃除がしたくなってしまうかもしれません。
ぜひ最後までご覧くださいね。
ブラインドは素人でも新品同様に掃除できる
ブラインドは、素人でも新品同様に掃除することができます!
付着する汚れは、『落とせる汚ればかり』なので、『ピカピカ』を実現することは簡単なんです。
「なんだか難しそう」というブラインド掃除への苦手意識、正しい掃除方法がわからないのが原因ではないですか?
どんなに汚れたブラインドでも確実にキレイを実現
どんなに汚れたブラインドでも、この記事で紹介する掃除法が身に付けば、『簡単』に『確実』にキレイが実現します。
ブラインド掃除には、難しい作業は一切ないんです。
正しい手順で行えば、どんなに掃除が苦手な人も、失敗することはありませんよ!
ワンコインですべてのブラインド掃除が完結する
自分で掃除できるようになれば、ワンコインですべてのブラインド掃除が完結します。
必要な掃除道具は、ほぼご家庭にある物で代用ができ、仮に購入する場合も100円均一ショップで揃うので、500円玉1枚で余裕なんです!
業者を利用するよりも1枚当たり約4000円以上もお得
自分で掃除すれば、ご家庭にあるブラインド1枚を掃除するにあたり、ハウスクリーニング業者を利用するよりも約4000円以上もお得です。
ブラインド掃除のハウスクリーニング料金の相場は、方法にもよりますが1枚当たり約4000円~1万円弱なので、枚数が増えるほど安く維持ができますよ。
ワンコインで道具を揃えれば、あとは枚数が増えても、使い捨て用道具が無くならない限り、これ以上の費用は掛からず、0円でピカピカにしていられるんです。
手軽に掃除できるようになれば体調不良が改善される可能性がある
手軽に掃除できるようになれば、ホコリが原因で引き起こされている体調不良が改善される可能性までありますよ。
ブラインドは、非常に静電気が発生しやすく、少し放置するだけでかなりのホコリが吸着してしまいますが、そのホコリが引き金となる体の不調は、実はたくさんあるんです。
ブラインドの汚れの原因である「ホコリ」は危険がいっぱい
ブラインドの汚れの原因である『ホコリ』は、危険がいっぱいあります。
ホコリは、それ自体がアレルゲンとなるだけでなく、ダニや、人やペットの抜け毛、空気を漂う細菌やカビ、小さな虫の死骸や花粉などを、抱き込んでしまうんです。
平成28年2月には、厚生労働省から、『日本の人口の約2人に1人がアレルギー体質』であることも発表されています。
もはや、ホコリと健康管理は、誰もが他人事ではいられないんですね。
ダニ予防とカビ退治が実現できる
ブラインド掃除をすることで、『ダニ予防とカビ退治』まで同時に実現することができます。
ダニは、ホコリを餌として求めて集まり、カビはホコリと一緒になって家中に飛散してしまいます。
その根源を断つことができるので、ホコリを取り除くことには、一石三鳥の効果があるんです!
ご家族のアレルギー性の鼻水やくしゃみ、咳が改善されるメリットもある
自分で掃除することで、ブラインドがキレイになるだけではなく、ご家族のアレルギー性の鼻水やくしゃみ、咳が改善されるというメリットまであります。
ホコリは軽いため、人の動きや風など、ちょっとした空気の流れで簡単に舞い上がり空気中で漂って呼吸をする人の鼻や口から入り込んでしまうんです。
ダニやカビなどのアレルゲンが人への悪影響を顕著に表すのは、存在することにあわせて、『体内に取り込んでしまうこと』が原因です。
「風邪でもないのに、鼻水やくしゃみが出る…」「たまに咳が止まらないことがある…」「目が痒いなあ…」そんな悩みが、ブラインドの掃除で解決するかもしれません!
苦手意識や、業者に払う高額な支払いを気にしていると、ブラインドの汚れが放置されたり、掃除の頻度が悪くなることにも繋がります。
本当は誰にでも簡単にできるイージーな掃除なのに、それを知らないだけで不快な生活を送るのはもったいないですよ!
お手軽でカンペキなブラインド掃除のための5つのポイント
お手軽でカンペキなブラインド掃除では、いかに『効率よく行えるか』を念頭に置いて、5つのポイントを意識することが重要です。
やみくもに回数をこなしたり、力をいれて擦っても、ブラインド掃除では何の成果も得られません。
作業での安全の確保を怠り、掃除の基本的な部分を手間に感じて無視すれば、「絶対ブラインドを綺麗にしないといけない」時にそのツケが回ってきます。
工夫1つでいくらでも美しさを実現できるのに、手順を1つ踏まないだけで大きな損と後悔をするなんて、せっかくのブラインド生活が台無しですよね。
カンペキなブラインド掃除のためには、次の5つのポイントについて正しく理解して下さい。
- 適正な頻度
- 軍手を使って効率アップ
- 安全面への配慮
- オススメの掃除グッズ
- 取り外さない掃除
詳しく解説しますね。
『適正な頻度』で『有益な掃除』をする
『適正な頻度』で『有効な掃除』をすることが、ブラインド掃除のコツです。
どんなに毎日疲れるまで掃除をしても、疲れた分だけキレイになることはなく、逆に無意味な掃除がブラインドを劣化させる結果につながってしまいます。
具体的には、次の2点に着目しましょう。
- 週に1度の日々のお手入れ
- 季節に1度の念入りお手入れ
普段のお手入れは週に1度のホコリ取り
普段のお手入れは、『週に1度』のホコリ取りをしましょう。
ブラインド上に溜まったホコリが、『頑固な汚れになる』までに対策する、最も適切な頻度です。
空気中に浮遊しているホコリは、約2時間くらいかけて、床に落ちると言われ、その間に風が吹いたり、人が動いたりすると再び舞い上がります。
しかし、ホコリを気にして日に何度も掃除をするのは、現実的ではありませんので、『モチベーションが下がらず』『落ちにくい汚れにならない』節度を知ることが大切です。
念入りなお手入れは季節に1度は水拭き
『季節に1度』は水拭きの念入りなお手入れをしましょう。
普段の掃除でも、どうしても残ってしまう汚れはありますので、季節ごとに、『ブラインドの汚れをリセットさせる』ことが大切です。
『水拭き』は、汚れを集める原因となる、静電気も押さえるという、嬉しい効果も期待できます。
ただし、水拭きも『やりすぎは禁物』ですので、頻度は季節に1度が最適であることを心得てくださいね。
『軍手』を使えば効率アップ
ブラインド掃除では、『軍手』を使えば、効率が劇的にアップします。
自分の指がそのまま掃除道具になるので、安価で手に入る上に『痒いところに手が届く最高に強い味方』になってくれるのです。
例えば、指と指の間にスラットを挟んで横にスライドすると、一気に3枚のスラットを掃除することができます。
「掃除しにくい…」「時間がかかる…」というストレスまでも解消してくれます。
力加減の調節も容易なので、ブラインドを傷める可能性も最小限に抑えることができますよ。
軍手は100円均一のお店のものでOK
軍手は100円均一のお店のものでOKです。掃除の際の機能としては、あなたの指にハマればそれで最大限効果を発揮します。
もちろん、園芸や日曜大工用などの高値のものでも問題はありません。
しかし、『使い捨て』用掃除道具としては、100円均一で購入する方が、金銭的にも心理的にも負担が少なくなりますね。
ブラインド掃除ではケガに注意
ブラインド掃除では『ケガ』に注意が必要です。
スラット※の端の部分はカッターの刃のように鋭いので、手を切るなど、思わぬ危険があるのです。
※『スラット』とは、ブラインドの羽、一枚一枚のことです。
また、取り付け位置によっては、高所作業になるため、転落する危険などもあり、『ケガを防ぐための準備』が非常に重要です。
安全にブラインド掃除を進めるために、次の2点に注意しましょう。
- ゴム手袋も使って、スラットから手を守る
- 脚立の足場に板を引いて安定させる
詳しく解説しますね。
(1)ゴム手袋も使って、スラットから手を守る
軍手と合わせて『ゴム手袋』も使い、スラットから手を守りましょう。
軍手では、簡単にスラットの刃が皮膚に届いてしまいますが、ゴム手袋をつけることで、『皮膚をガード』することができるんです。
具体的な装着方法は、次の通りです。
- まず最初に『ゴム手袋』をはめる
- ゴム手袋の上に『軍手』を装着する
「ちょっときついかも」と感じるもしれませんが、ケガをしてしまっては、掃除ができないばかりか、日常生活でも困ってしまいます。
(2)脚立の足場に板を引いて安定させる
作業のために脚立を使う際は、脚立の『足場に板を引いて安定させる』安全のための対策が必要です。
グラグラと不安定な状態で脚立を使い、『作業中にバランスを崩し転倒』なんて思わぬ事故にもなりかねません。
事実、脚立を使った掃除中の事故は、毎年多くの報告があがっているんです。
ブラインド掃除は高所作業である場合が多いですよね。
脚立を使う際はまず、足元が平らであることを十分に確認しましょう。
脚立の使い方
脚立の使い方は、間違って認識している人が多いのが現状です。
脚立は本来、上から2段目に両足を乗せ、天板部分に体を沿わせるようにし、体を安定させて使います。
天板の上に登って作業するのは、バランスを崩して転倒する最も危険な使い方です。
他にも、次のような使い方が間違っています。
- 脚立をまたぐ
- 天板に座る
「これくらいの高さなら」なんて甘く考えることはやめて、正しい使い方をしてくださいね。
おすすめのブラインド掃除用道具は『重曹』
おすすめのブラインド掃除用道具は、『重曹』です。
ブラインドには、様々な汚れが付着していますが、汚れを吸着させる『重曹』は、ブラインド掃除にも効果抜群です。
例えばブラインドに付着している汚れには、『ホコリ』以外にも『タバコのヤニ』『油汚れ』『カビ』などがあります。
これらすべての汚れに、重曹は大活躍してくれますよ。
使用の際は、重曹とアルミの関係性から、次の点にだけ注意をしましょう。
- ブラインドの塗装を剥がしてしまう可能性
- ブラインドにシミをつける可能性
こういったトラブルを避けるためにも、重曹を使用したあとは、しっかり『付着した重曹を落とす』よう心がけましょう。
家にある食器用洗剤でも代用可能
洗浄道具としては、重曹の他に、家にある『食器用洗剤』でも代用可能です。
ブラインドには、思いの外、油汚れが付着していますので、油汚れに強い食器用洗剤は強い味方になってくれます。
台所から離れていても、調理中の油が空気中を漂って、ブラインドに付着してしまうんです。
食器用洗剤を代用品にする際は、ほとんどの台所用洗剤が『中性洗剤』ではありますが、念のため『アルカリ性』でないことを確かめておきましょう。
アルミ製のブラインドにアルカリ性を合わせると、化学反応を起こしてしまい、シミができたり、腐食することがあるからです。
現在、ブラインド掃除専用のグッズはたくさんあるものの、『専用洗剤』は商品化されていないのが実情です。
重曹、もしくは食器用洗剤を賢く使ってくださいね。
スチームクリーナーは必要なし
スチームクリーナーは『絶対必要ではない』ので、購入時はよく検討してみてください。機能としては『汚れを浮かすだけ』なので、結局は『汚れを拭き取る作業が必要』になり、スチームクリーナーがあるからといってすべてが完結はしないのです。
同じ作業を行うのであれば、汚れを浮かす方法は他にもありますので、安価な軍手を使った方が、最終的にお得で、私はオススメです。
ブラインド掃除では、取り外さない方が良い
ブラインドの掃除では、『取り外さない掃除』の方が良いんです。
大手ブラインドメーカーもメンテナンスマニュアル内や各ホームページで『取り外さない掃除』を推奨しています。
その大きな理由が、『スラットを折ってしまう危険の回避』にあります。
ブラインドのスラットは、一度折ってしまうと、完全に元通りには戻らず、ブラインドの良さが損なわれてしまいます。
掃除の本来の目的は、『汚れを落としてキレイに拭き取る』という部分であることに着目しましょう。
取り付けた状態でも、工夫一つで、目的は達成できます。
次の点から、取り外し掃除は逆にデメリットとも考えられます。
- ブラインドのスラットは破損しやすい
- 素人には非効率的である
- 悩む時間が無駄である
- そもそも取り外さない方が良い結果にたどり着く
取り外す掃除は『最終手段』と考えておいてくださいね。
ブラインドのスラットは破損しやすい
ブラインドのスラットは破損しやすいので、注意が必要です。
ぶつかったり、上げ下げした際に引っかかったりすることで、『簡単に』折れてしまいます。
素人の慣れない取り外し作業では、ブラインドを破損してしまう可能性か高いんですね。
テレビドラマなどで、『古びたオフィスのブラインドの所々が折れている様子』を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
あなたの家のブラインドが、あんな風に折れてしまっては…イヤですよね。
「取り外し掃除」は、効果はあるが、非効率的
取り外し掃除は、効果はありますが、『非効率的』です。
作業に手慣れたプロであれば、手早く取り外しから丸洗いし、再度取り付け掃除終了までを、スピーディーにこなせますが、素人にはこの工程のハードルは高すぎます。
もちろん取り外して丸洗いしてしまえば、スッキリキレイになるのは想像ができます。
しかし、そもそも「できないかもしれない」という不安があれば、掃除自体に消極的になってしまう引き金にもなり得ます。
また、取り外して丸洗いした後、「取り付けられなくなった」なんていうトラブルも、稀ではないんです。
ブラインドの取り外しに悩む時間が無駄
メーカーによって異なるブラインドの取り外し方法を、「どうやったらいいんだろう」と『悩む時間が無駄』になります。
取り外すならば適切な方法で行うことが必須ですが、貴重な時間を下調べに費やして、結果「よくわからない」となれば、それこそ本末転倒です。
仮にわかっても、その分手間がかかってしまうのですから、できるだけ無駄な時間をなくし、時短掃除を実現しましょう。
「取り外さない掃除」の方が結果的に綺麗を実現できる
取り外さない掃除の方が、時短な上に、『結果的に綺麗を実現できる』ことが何より重要です。
掃除『以前』の作業に時間がかかるほど、実際の『掃除に必要な時間』が削られ、本来の目的である掃除に重きをおけなくなるからです。
1日の限られた時間の中で、掃除に割く時間を、『汚れを落とす作業だけ』に費やしたほうが、隅々までキレイを実現できますよね。
いくつもの『To To』を抱えるのではなく、1つのゴールに向かって作業する方がシンプルですし、効率的で、成果も高いですよ。
簡単に短時間で誰でもキレイにできるブラインド6種掃除方法
それでは、『簡単に』『短時間で』『誰でも』ブラインドをきれいにできる掃除方法を、ブラインド6種ごとに詳しくご説明します。
掃除が苦手な人でも最大の効果が発揮できる、ポイントを押さえた内容になっていますよ。
ブラインドは様々な素材でできているため、その素材毎に手入れが異なり、それを誤ると、素材を痛めてしまうことがあります。
素材に着目し、特殊なものは事前に取扱説明書を確認、場合によってはメーカーに問い合わせすることも、トラブルを避ける秘訣です。
これから解説する手順には一つ一つ意味がありますので、余計な作業を追加したり、順番を変えたりしては、効果が得られません。
手順通りに、コツを押さえるだけで、すぐにでも実践できる手軽な掃除方法ですので、必見です!
具体的には次の6種類について詳細な作業ステップをご紹介します。
- お部屋の横型ブラインド掃除4ステップ
- 浴室のブラインド掃除4ステップ
- バーチカルブラインド掃除2ステップ
- 木製・竹製ブラインド掃除2ステップ
- ロールスクリーン掃除2ステップ
- プリーツスクリーン掃除1ステップ
用意するもの
掃除を始める前に、用意するものを揃えておきましょう。
事前にしっかりと準備しておくことで、掃除を効率よく進めることが可能です。
- ハンディーモップ(ハタキなどでも、代用可能)
- 軍手 数組(ゴムの滑り止めがついていないもの)
- ゴム手袋
- 重曹水(ぬるま湯500mlに対して、重曹大さじ1)
- 新聞紙やビニールシート(周りの養生に使うので、汚れてもよいもの)
- 浴室用カビ取り洗剤(浴室内ブラインドの頑固なカビに使います)
軍手は、『滑り止めのゴムが付いていないもの』を選ぶことが非常に重要です。
滑り止めのゴムが付いていると、拭こうと思った時にスラット上を滑らず、掃除になりませんので、注意しましょう。
お部屋の横型ブラインド掃除4ステップ
お部屋の横型ブラインド掃除を4ステップで解説します。
最もご家庭で採用されているブラインドですので、その分掃除の悩みを抱えている方も多いブラインドです。
スラットが横向きなので、ホコリも溜まりやすく、適切なお手入れが非常に重要です。
作業ステップ1:周辺を養生する
周辺を汚さないように、『養生』しましょう。
掃除中には、ブラインドに付着しているホコリや、水が落ちることがあるので、
室内を汚さない対策が必要です。
足元には汚れてもよい新聞紙やビニールシートを広めに敷き詰めます。
これで部屋が汚れるのを気にすることなく、思いっきりブラインド掃除を進めることができますね。
【ココでのポイント】
- 新聞紙を使うと、汚れた後そのまま捨てられるので便利です。
水を含んだ時に、床に新聞紙が張り付くことがあるので、『厚めに』敷きましょう。
作業ステップ2:ホコリを取り除く
次に、ブラインドを全部下げ、『ホコリ』を取り除きます。
ここでしっかりホコリを落としていないと、水を含んだ時に汚れがひろがってしまうので、念入りに行いましょう。
ハンディモップの他に、掃除機で吸い取るのも、ホコリを取り除く上でより効果的です。
ステップ2までは、日々のお手入れにあたります。
【ココでのポイント】
- ホコリを取るのは、部屋側からだけでなく、反対の『窓側から』も忘れずに掃除をしましょう。
- 掃除機は『強』を使うと、スラットを強く吸って痛めてしまう事があるので、『弱』で使います。
- スラットは『上向き』『下向き』それぞれの向きで掃除をしましょう。
作業ステップ3:『軍手』を使って汚れを落とす
ホコリを取り除いたあとは、『軍手』を使って汚れを落とします。
残っているのは蓄積した頑固な汚れなので、『重曹水』と自分の指の力加減を駆使しましょう。
ステップ3からは、季節に1度の念入りお手入れにあたります。
【方法】
- 軍手を、水または重曹水で濡らします。
- 軍手をはめた指で一枚一枚スラットを挟むように拭き掃除をします。
【ココでのポイント】
- この時点で、軍手の下にゴム手袋を装着することを忘れないようにしましょう。
作業ステップ4:仕上げに乾拭きする
仕上げに、『乾拭き』をします。
水拭きで終えてしまうと、汚れが残ってしまったり、重曹が残ってアルミを傷めてしまうことがあるからです。
【方法】
- ステップ3で使った軍手は捨てて、新しい乾いた軍手を使います。
- スラットを挟むようにしっかり水気を取ります。
【ココでのポイント】
- 作業は手早く進めましょう。
水拭きをしてから時間が経ってしまうと、残っていた汚れが乾燥してしまい、洗剤や重曹水と一緒に、再度頑固汚れとなってこびりついてしまうからです。
浴室のブラインド掃除4ステップ
浴室のブラインド掃除を4ステップで解説します。
風呂場のブラインドは、発生しやすいカビとホコリが一緒になって付着し、硬くこびりついて厄介ですので、『浮かせて落とす』ことが重要です。
事前に『洗剤』で浮かせておくことで、掃除が簡単になり、仕上がりがキレイになりますよ。
しっかりステップを踏んでくださいね。
作業ステップ1:ぬるま湯で汚れを落としやすくする
全体に『ぬるま湯』をかけ、汚れを落としやすくします。
蓄積されている汚れが柔らかくなるだけでなく、簡易なホコリは流し落とすことができます。
浴室のブラインド掃除は、取り外さなくても、直接シャワーのお湯をかけることができるのが最大のメリットですね。
「周辺を汚すのでは」と心配になるリビングに比べると、ラクとも言えます。
【ココでのポイント】
- シャワーの勢いを利用し、汚れを落とすイメージで進めましょう。
作業ステップ2:洗剤で汚れを浮かせる
ぬるま湯で汚れを落としやすくしたら、次は『洗剤』を使って、汚れを浮かせます。
洗剤を全体に吹き付け数分置くと、ブラインドにへばりついたカビ汚れを浮かせることができます。
時間を置く程効果がありますが、カビ取り剤は商品によって放置時間が異なるので、説明書に従いましょう。
特に記載がない場合も、長くても30分程度にとどめておくことで、汚れを浮かせ、かつ乾く前に次の作業に入ることができます。
【ココでのポイント】
- 汚れの度合いによって洗剤を変えましょう。
- 汚れの度合いの軽い順に、『重曹水』→『中性洗剤(台所用洗剤)』→『カビ取り剤』の中から選びましょう。
作業ステップ3:汚れを落とす
『軍手』を使って、汚れを落としましょう。
すでに汚れが浮いてきているので、軽めの軍手拭き掃除で十分にキレイになります。
連結しているヒモの周辺※は掃除がしにくいので、丁寧に進めましょう。
【ココでのポイント】
- ここでも軍手の下には、ゴム手袋をしましょう。
- 特に、カビ取り剤は肌には刺激が強いので、肌アレ防止にもなりますよ!
※ヒモ周辺は写真の赤丸部分を指します。
作業ステップ4:洗剤を流す
シャワーをかけ、『洗剤を流し』て落とします。
拭き取った汚れや、浮かせるのに使った洗剤が残ったままだと、素材を傷めてしまうことがあるので、『丁寧に』『しっかり』洗い流しましょう。
特に、スラット一枚一枚を連結しているヒモや、操作用のヒモには、洗剤が染み込んでいるので、念入りに行ってくださいね。
【ココでのポイント】
- しっかり流したら、しっかり乾燥させるのがポイントです。
- 湿気を含んだまま放置されていると、またカビが発生するからです。
- 浴室の窓を開けたり、換気扇を『強』にするなど、忘れないようにしましょう。
バーチカルブラインド掃除2ステップ
バーチカルブラインド掃除を2ステップで解説します。
最近では、一般住宅で多く採用されるようになりましたが、独特の縦型スラットで、掃除方法に悩む人が多いのが現状です。
同じバーチカルブラインドでも、『洗濯できるもの』と『洗濯できないもの』がありますので、どちらのタイプか確認しておきましょう。
デリケートな素材のものが多いので、商品ごとに扱い方に気を付けなければいけません。
作業ステップ1:ホコリを取り除く
まずは、ホコリを取り除きます。
縦型スラットのおかげで、ホコリが下に落ちやすくはありますが、静電気で意外とホコリが吸い付いています。
軽い汚れなら、ハタキやハンディモップを、少しホコリが多いという時は軍手を、活用してみてくださいね。
作業ステップ2:汚れを拭き取る
ステップ1で落ちない汚れがある場合は、拭き取りましょう。
蓄積してこびりついてしまっていますので、少し力を加える必要があるんです。
拭き取りの際は、素材への配慮が重要です。
『洗濯のできる素材』であれば、水を含ませて拭き取りしても大丈夫ですが、『洗濯のできない素材』の場合は、乾拭きで掃除をする必要があります。
どちらも、硬く絞った雑巾か軍手、もしくは乾いた雑巾か軍手を使い分けてみてくださいね。
木製・竹製ブラインド掃除2ステップ
木製・竹製ブラインド掃除を2ステップで解説します。
素材的には、静電気の発生が少ないことから、ホコリ自体が付きにくいため、あまり汚れません。
アルミ製よりも簡単な掃除で大丈夫ですよ。
「素材が特殊だし難しそう…」と悩む方も多いですが、ステップ通りに行えば難しくありませんので、ご安心くださいね。
作業ステップ1:定期的にホコリを取る
木製・竹製ブラインドでは、定期的なホコリ取りがメインの作業です。
洗剤で浮かせる必要がある程の頑固な汚れにまでなることは滅多にないので、軍手まで使わなくても、『掃除機』や『ハンディモップ』のみで十分なくらいですよ。
頻度も、週に1回程度で十分です。
作業ステップ2:たまの水拭きをする
年1回の大掃除など、「たまにはしっかり水拭きしたい」ということもありますよね。
その際は、水を含ませたあと固く絞った軍手で、軽く拭いてあげましょう。
【ココでのポイント】
- 木製は特に水に弱いので、『最後の仕上げ』に注意が必要です。
水拭きのあとは、しっかり乾拭きし、窓を開けて乾燥させるところまで、しっかり行いましょう。
ロールスクリーン掃除2ステップ
ロールスクリーン※掃除を2ステップで解説します。
※ロールスクリーンとは、コードを使ってロール上の布を上げ下げして開閉するタイプ
住まいでよく使われるロールスクリーンは、様々な素材の商品があり、間違った掃除で、生地を傷めたり、変形させてしまう失敗が多いようです。
カーテンに次いでよく採用されるウインドゥトリートメントで、窓周りだけではなく、部屋の間仕切りや、収納部分の目隠しなどにも使われています。
「自分の家にあるけど、今まで何となくで掃除をしていた…」なら、この機会に見直してくださいね。
作業ステップ1:ホコリを取り除く
日常の手入れで重要なことは、ホコリを取り除くことです。
ロールスクリーンは、ポリエステル製が多いので、静電気が発生しやすく、ホコリを引き寄せやすくなります。
ただし垂直状態の布なので、ホコリが積もる汚れ方ではなく、表面にホコリが『吸着』することで汚れます。
週に1回程度、ハタキやハンディモップでホコリを叩いて落としましょう。
作業ステップ2:素材を確認し、丸洗いする
素材を確認し、ウォッシャブル素材の場合は、思い切って丸洗いが最適です。
丸洗いすることで、掃除の工程を一気に完結させることができます。
ただし、ウォッシャブルとなっていない商品に水を使うと、張りを持たせている加工を落としたり、シミになってしまうことがありますので、やめましょう。
また、取り外し方は、各メーカーで異なるので、取り扱い説明書にて確認することをおすすめします。
プリーツスクリーン掃除1ステップ
プリーツスクリーン掃除を1ステップで解説します。
※プリーツスクリーンとは、蛇腹状になっている生地を、上げ下げして開閉する、最近とても人気があるウインドゥトリートメント
プリーツスクリーンは、一般的なブラインドと素材や形状が異なり、どんな手入れをしたらいいか、あまり知られていません。
和紙のような繊細な素材が使われることが多く、和室に多く採用されていて、遮光性を求めるというより、光を柔らかく取り込むような商品です。
『繊細な素材が使われる商品なので、丁寧に扱う』という注意点を知らずに、思いっきり掃除をし、破いてしまうという失敗も良く耳にします。
水が絶対使用できない上、耐久年数は10年程度に設定されており、汚れがひどくなってくるころには、商品寿命です。
少しでも長く愛用できるよう、日々丁寧なお手入れで、寿命を伸ばしてあげてくださいね。
作業ステップ1:ホコリを取り除く
手入れの基本は、ホコリを取り除くことです。
プリーツスクリーンは、水拭きNGなので、掃除方法はホコリ取りの一択になります。
掃除の際は、プリーツスクリーンを一番下までおろしてから、ハタキやハンディモップで作業をしましょう。
週に1回程度の手入れが目安ですが、商品寿命を長くしたいなら、毎日行うことをオススメします。
ブラインド掃除が楽しくなる裏技
ここからは、『ブラインド掃除が楽しくなる裏技』をお伝えします。
『裏技』を知ると、日々のお掃除がもっと簡単になるだけでなく、「人を家に呼びたくなる」「人に自慢したくなる」ような、やる気アップにもなりますよ!
「なんだか面倒」「大変だし、疲れる」と、掃除が苦手になってしまうのは、モチベーションが下がってしまうのが原因です。
『ゲーム感覚で時短記録更新を目指したくなる手軽さ』や、『人に教えたくなるような驚きの方法』を知って、実行し、肌で成功を体験してみてください。
軍手は『乾拭き』と『水拭き』を『右手左手』で使い分ける!
効率を上げようと思ったら、軍手は『乾拭き』と『水拭き』を『右手左手』で使い分けましょう。
両手で分けることで、一気に二つの工程を進められるのです。
例えるならば、大谷翔平選手のような、『二刀流』のイメージです!
片方の『水拭きの軍手』で汚れを落とした後、即もう一方の『乾拭きの軍手』でふき取れば、乾いて余計に汚れてしまいやり直し、といったこともありません。
細かい箇所まで丁寧に汚れを落とせるように、利き手に『水拭き』用軍手をすると、仕上がりもよくなり、時短効果も抜群です。
あっという間にお掃除が終わると、なんだかお掃除のプロになったような、職人になったような不思議な嬉しさがありますよ!
お酢を使って汚れにくいブラインドに!
『お酢』を使うと、汚れにくいブラインドになります!
お酢には、汚れを寄せ付ける原因になる『静電気を元から防止する効果』があるんです。
具体的には次のステップで行ってください。
- お酢を水で4倍に薄める。
※お酢の量が多いと臭いが残るので注意する。 - 軍手に薄めたお酢を含ませる。
- 軍手を固く絞って、拭き掃除をする。
どんなご家庭にもある調味料で、一石二鳥の効果が得られるお掃除ができるんです。
一度やれば、日々のお手入れもグンと楽になるので、毎日「あまり汚れなくなった!」とびっくりするはずですよ。
「お酢で掃除するの?」なんて、驚いたあなたも、実際に試すと、ご友人にこの裏技テクニック、教えたくなるはずです!
まとめ
誰でも簡単にブラインドをキレイにすることができる『掃除テクニック』を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
「面倒だな…」と思っていたブラインド掃除が、「なんだか簡単にできそう!」と、身近でハードルの低いものに感じてきましたよね。
ブラインド掃除は『適正な頻度』で、効率アップできる『軍手』を使って、『安全』に行うのがポイントです。
「取り外すのが大変そう…」と悩みがちなブラインド掃除ですが、実は各メーカーも『取り外さない掃除を推奨』していることがわかったので、不安が一気に解消されたはずです。
ブラインドは『ホコリ』が大敵です。
そんなホコリや汚れを落とす詳しい手順も、『日ごろのお手入れ』と『念入りお手入れ』と、『ブラインドのタイプ別』に詳しい掃除の作業ステップでお伝えしました。
ブラインド掃除は、気軽にできる掃除です。
『時間』『手間』『お金』をかける事なく、キレイに掃除できるようになると、ますますブラインドインテリアを楽しめるようになりますよ!
早速あなたの家でも試してみてくださいね!