カーペットを正しく掃除してどんな汚れも安く簡単に落とすテクニック

カーペットを正しく掃除してどんな汚れも安く簡単に落とすテクニック
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「カーペットは気に入っているんだけど、手入れや掃除方法がこれでいいのかわからない…。」

あなたも、そんな悩みを抱えてはいませんか?

カーペットは暖かいし、子どもが転んでも安心な、優秀なインテリア素材です。

しかし、「お手入れがわからない」「うまく掃除ができない」とストレスを抱えている人も多くいます。

カーペットの利点を味わいながら、簡単に掃除ができるといいな、と思いませんか?

そんなあなたの悩みに答えられる、『超わかりやすいカーペットの掃除方法』をお伝えします。

これからは、カーペットを汚してしまっても慌てることなく、対処できるようになります。

カーペットと一言でいっても、素材も、形も、汚れ方も、様々。

それがあなたを惑わせている原因なのですが、コツさえ押さえれば難しくはないのです。

インテリアコーディネーターとして、様々なメーカーの声と、利用者の声を聞いてきた私ですが、カーペットへの疑問は、本当に多種多様です。

以前、フローリングからカーペットに変えてみたいけれど、「カーペットは手入れがわからなくて…」と、採用を躊躇されていたお客様がいました。

そんなお客様ですが、私のお掃除・お手入れのアドバイスを伝えたところ、カーペットを採用し、その後は困ることは一切なく、カーペット生活を満喫されています。

この記事では、素材別、汚れの内容別に、詳しく対処方法を説明するので、「カーペット掃除に全然自信がない」人でも、掃除に迷うことも失敗することもありません。

また、汚れを防ぐための手入れ方法も一緒にご紹介しますので、今後もカーペットの掃除で悩むことなく、快適に過ごせるようになりますよ。

昔は絨毯と言われ親しまれてきたカーペットには、魅力がたくさんです。

でも、掃除方法に不安があるばかりに、子どもの食べこぼしや、ペットの粗相をいつも気にしていては、つまらないですよね?

どんなことがあっても、その時々の対処方法がわかっていたら焦ることはありません。

さあ、この記事を読めば、カーペットの掃除で迷うことなく快適に過ごせますよ!

是非最後までご覧くださいね。

目次

カーペットのどんな汚れも、自分で掃除して落とすことは可能!

適切な掃除方法を理解していれば、自分の力で、カーペットのどんな汚れをも落とすことが可能です!

掃除に失敗する原因は、カーペットの製品ごとに異なる素材や手入れ方法を考慮せず、やみくもに対処していることにあるのです。

商品が違えば、掃除方法も異なるので、どこかで聞いた成功談を試したからといって、成功するとは限りません。

やみくもな掃除では、汚れが落とせないばかりか、カーペットを劣化させてしまうことすらあります。

「友人に聞いてやってみたけど、うまくいかなかった…」
「ネットでオススメの掃除方法をやってみたけど、キレイにならない…」

いいえ、違います。

カーペットの特性に応じた正しい掃除方法をすれば、絶対に失敗しません!

簡単適切なカーペット掃除とは

簡単適切なカーペット掃除方法は、『カーペットに付く汚れ』と『カーペットの繊維』を正しく理解すれば、誰でも身に着けることができます。

もともと、一般家庭での使用を目的とされて作られており、短期間で替える必要のある消耗品として生産されているような弱いものではないので、無茶をしなければ、長期間愛用することは可能なのです。

汚れの種類に応じて掃除するから、無駄なく短時間でキレイにできる

汚れの種類に応じて掃除することで、無駄なく短時間でキレイにできる、という仕組みを知っておくことが重要です。

汚れは、決して『一種類ではない』ため、「カーペットに付いた汚れだから」と同じように考えて掃除することで、時間ばかりかけて結局汚れを落とせない、なんてことになってしまうのです。

例えば、「子どもが汚してシミになった」場合も、シミになるまでに様々な原因や要因があります。

汚れを、「子どもが汚したモノ」をひとくくりに考えるのではなく、「どう汚したか?」「何で汚したか?」を考察することが、解決の糸口となり、結果時短にもつながります。

「食べこぼして汚れてしまった」
「よだれを垂らした」
「落書きしてしまった」

汚れの種類が違うことを、正しく理解しましょう。

汚れの種類は4つ

汚れの種類は、大きくわけると4つです。

「原因となるもの」は膨大にありますが、種類を絞れば4種類なので、対処方法も大きく分ければ4つになるのです。

汚れの種類 具体的な汚れの原因例 汚れの特徴
水溶性の汚れ お茶、ジュース、コーヒー等 水で落ちる
油性の汚れ マジックの落書き、油絵具、口紅、マニキュア等 油を含んでいて落ちにくい、掃除では薬品を使用する
食料品の汚れ チョコレート、マヨネーズ、ケチャップ、焼き肉のたれ等 台所洗剤の中性洗剤で落とせることが多い、色の濃い汚れや油分が多いため根気が必要
その他の汚れ ペットの粗相、子どものおもらし、ドロ汚れ、砂、嘔吐物等 汚れ毎に特別な落とし方が必要、重曹を使うのが有効

自分のカーペットの繊維を理解しておけば、掃除に失敗しない

自分のカーペットの『繊維』について理解があれば、掃除に失敗することがなくなります。

カーペットに使われている素材は1種類ではなく、繊維や素材によって、特性が異なり、それに合った手入れが必要です。

繊維別の特徴と注意点

カーペットは、繊維ごとに特徴や注意すべき点があります。

大きく『化学繊維のカーペット』と『天然繊維のカーペット』と2種類に括りがあり、現在主流の化学繊維のカーペットは、『薬品にも非常に強い特徴』があり、高級品に分類される天然繊維のカーペットは、『それぞれに丁寧で細やかな手入れが必要』です。

繊維を見れば、これだけでも7種類あり、それぞれの特徴や注意点を理解していないと、せっかく汚れは落ちたとしても、

「素材を傷めてしまった」
「変色してしまった」

等といった失敗につながります。

【化学繊維のカーペット】

繊維 注意点 特徴 その他
ナイロン繊維 塩素系漂白剤は使えない カーペットに使われる繊維の中で、最も耐久性が強く、摩擦を防ぐことができる 耐久性が高く丈夫なため、靴で歩くようなオフィスやホテルのロビーで使われることが多い
アクリル繊維 アセトン(除光液に含まれる薬品)は使えない 光に強い、吸水性が低い 日光がよく当たる場所でも鮮やかな色をキープできる
ポリエステル繊維 アルカリ系の薬品は使えない、汚れ移りしやすい(逆汚染) 繊維長が長い為毛玉になりやすい、速乾性に優れている 自然素材のような手触りがある、リーズナブルで人気

【天然繊維のカーペット】

繊維 注意点 特徴 その他
コットン 燃えやすい
洗濯で縮みやすい
吸湿性が高い
強度があり洗濯や漂白にも耐えられる
センターラグなどによく使われる
カビに弱い
水にぬれるとしわになりやすい
耐熱性、吸湿性、保湿性に優れている チクチクした刺激があり、肌が弱い人は注意が必要
独自の風合いがあり、ナチュラルな雰囲気がある
夏の暑い時には涼しく感じられる
絹  柔軟剤や漂白剤は使えない
シルク専用洗剤が必要
紫外線に弱く、耐久性、耐候性に欠ける
黄ばみやすく、変色しやすく、虫に食われやすい
ペルシャ絨毯で有名
高級品
ウール 水の影響を受けやすい
水温の変化で縮むこともある
無駄毛が出やすく、アレルギー体質の人は注意が必要
保湿性、吸湿性、難燃性に優れている とても暖かい

アクシデント汚れで大活躍するオススメの洗剤

カーペットのアクシデント汚れに大活躍するオススメの洗剤をご紹介します。

『突然の汚れ』に効果のある洗剤とあわせて、『ダニ除け』にもなる洗剤、『日頃の手入れ』にも使える洗剤まで紹介しますので、困っているシチュエーションに応じて使えば、掃除効率が上がること間違いなしです!

【突然の汚れにも対応力抜群】

 

スプレータイプの『カーペット専用』洗剤です。

弱アルカリ性洗剤で、水溶性の汚れも、油性の汚れにも対応できるとされており、Amazonでも、カーペットクリーナーランキングでも堂々1位の大人気商品です。

ただ、ペルシャ絨毯、だんつう、パンチカーペットには使用できないのでご注意くださいね。

【ダニ除けもできる優れもの】

 

カーペットにはつきものである、ダニを『寄せ付けない』ようにしながら、汚れも落とす、一石二鳥の洗剤です。

カーペットにスプレーすると、泡の状態で吹き付けられます。

その泡を、この商品の特徴である、ヘッドに付いたブラシで、伸ばすようにブラッシングし、その後、洗剤を落とし、吸い取るように、水を含んだ雑巾で拭きくだけです。

【日頃の手入れでも重宝】

 

パウダータイプで、カーペットに直接『振りかけ』て、掃除機で吸い取るタイプです。

数分でホコリがほぐれ、いつもの掃除機掛け以上に、汚れが吸い取りやすくなります。

スチームクリーナってあったほうがいいの?

『スチームクリーナー』はあったほうがいいのか、悩む方は多いかと思いますが、実は、常備してある方がいい、とは一概に言えません。

何故なら、スチームクリーナーの利点は、『汚れを浮かすことができること』であり、『汚れを落とすわけではない』からです。

強い水を吹き付ける高圧洗浄機のように、シューっと吹きかけてパッとキレイになるのを想像しているのなら、購入しても後悔してしまうでしょう。

熱い蒸気をかけて、汚れを浮かせるので、落ちにくい汚れを落としやすくはしてくれますが、浮かせた汚れを『拭き取る必要がある』のを、見落としている人は多くいます。

一般家庭で、日々のこまめなお手入れができていれば、スチームクリーナーで汚れを浮かせてまでの掃除が必要な汚れは、あまり存在せず、宝の持ち腐れになる場合が多いといえます。

日々のお手入れで大活躍するオススメの掃除機

日々のお手入れで必需品となる掃除機、そんな中でも特に大活躍すること間違いなしのオススメを『ロボット掃除機』『掃除機』の2種類から紹介します。

カーペットの掃除は、カーペットという特性に合った掃除機や、カーペットの色や毛足に合ったロボット掃除機がありますので、しっかり効果が発揮できるものを選ぶのが重要です。

おすすめロボット掃除機3選

それではカーペット掃除におすすめのロボット掃除機3選をご紹介します。

ロボット掃除機には、『2cm以上の長さのある毛足の長いカーペット』を苦手とし、ゴミや髪の毛を取り切れないものや、『ダーク系の色合いのカーペット』では落下防止センサーが働いて止まってしまうものがあります。

ロボット掃除機に合わせてカーペットを変えるなんてことは、おかしな話ですから、メーカーや製品ごとのメリット・デメリットをしっかりとチェックし、購入を考えている場合は、ご家庭のカーペットや環境に合うかもしっかり検討してくださいね。

家電店には専門家の方もいらっしゃるので、お話を聞きながら実物を見るのもよいでしょう。

1.ルンバ980(参考価格 135,000円)

 

不動の人気があるルンバです。

【メリット】
最大のメリットは、『サイドブラシ』です。
サイドブラシは、カーペット掃除に適しており、髪の毛やほこりをかき集めてくれるのです。

フローリングと違い、カーペットでは汚れが毛足の中に入り込んでいますので、ブラシがあることで、入り込んだ汚れも、しっかり掻き出して掃除できるのです。

【デメリット】

ブラシがあることで、作動中にホコリやダニの死骸などが飛沫しやすくなるのがデメリットです

2.ダイソン 360Eye(参考価格 149,040円)

 

吸引力が売りのダイソンです。

【メリット】

8個のサイクロンを、掃除機の心臓部とされるモーターで、毎分最大78,000回転させ、強力な吸引力でゴミをかき集めてくれます。

他の製品が、平均毎分14,000~16,000回転程度なので、ダイソン製品が特に強い吸引力を持っていることがおわかりいただけるでしょう。

また、強い吸引力で一気に吸い上げるので、ホコリやダニの死骸などを巻き上げることなく、吸い取ってくれます。

【デメリット】

ダイソン製品は、ルンバの特徴であるサイドブラシが付いていません。

そのため、カーペットに絡みついた髪の毛などは、吸引力だけでは逃してしまいます。

3.PANASONIC RULO(ルーロ)(オープン価格)

 

独自の三角形状が特徴のルーロです。

【メリット】

独特な三角形状が、お部屋の隅や、壁際も、形状を生かしてキレイに仕上げてくれます。

また、2cmの段差も越えることができます。

【デメリット】

毛足が長いカーペットを苦手としています。

おすすめ掃除機3選

カーペットにおすすめの掃除機3選をご紹介します。

掃除機も、目的や使用場所に応じて性能を活かせるものと活かせないものとがありますので、カーペット掃除に適したものを選ぶ必要があります。

例えば、フローリング用掃除機は、ツルツルした面のゴミを吸うのに十分なだけの吸引力しかないため、カーペットでは吸引力不足となってしまいます。

掃除機の中でも、カーペット掃除に適しているのは、『すぐにゴミを捨てられて、吸引力を保てるサイクロン式』です。

紙パック式の掃除機は、ゴミが溜まることで、風の通りが邪魔されてしまい、吸引力がその分落ちてしまうのです。

また、使いやすくて人気の『コードレスハンディー』は、軽量化する上で、大きなモーターを付けることができていないため、掃除のメインを務めるには力不足です。

しかし、「気になるとき」に手軽に使えるため、ホコリの蓄積やダニの繁殖をこまめに防ぐ上での『予防』としての利用であれば、利用価値は高いと言えます。

1.東芝 サイクロンクリーナー トルネオV(参考価格 82,080円)

 

【メリット】

軽量化にこだわった商品なので、戸建ての2,3建てのように、階段の上り下りがある家には、ありがたい商品です。

『ゴミ残しセンサー』があり、目に見えない汚れも落としてくれる機能は人気です。

【デメリット】

スタイリッシュなデザインは人気の一つではありますが、インテリア的には少し派手な印象があります。

2.シャープ サイクロン掃除機 EC-CT12-C(オープン価格)

 

【メリット】

こちらの人気の秘密は、とにかく低価格であることです。

1万円程度で購入できるものの、性能が劣っているわけではなく、十分な吸引力があります。

【デメリット】

使用感として、音がうるさい、と感じます。

夜に掃除をする方には、気になるポイントですね。

3.ダイソン キャニスター掃除機 タービンヘッド DC48(参考価格 92,365円)

 

【メリット】

国内メーカーにはない斬新なデザインも、人気の理由の一つです。

ダイソンの中でも、超小型タイプなので日本の住宅にはとても使いやすい機種です。

軽量化とともに、音も静かになり、より使いやすくなりました。

【デメリット】

人気のダイソン製品は、価格が高いのがデメリットです。

【番外編】

スイトル 水洗いクリーナーヘッド

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