服を買い足していくと、次第に量が増えていき、家や部屋の収納を圧迫し、遂には収納から溢れ、リビングの床の上やソファの上に無造作に置いてしまう…。仕方ないですよね、だって気に入った服は欲しいし買っちゃいますよね。
しかし、そうはいっても着ない服も出てくるでしょう。
そんな着ない服を処分すれば、新たに収納スペースが生まれるけど、また着るかもしれないし、もったいないし、なかなか処分する気になれない…
そんなお悩みを抱えているあなたに、クローゼットを片付けて起こる良いことや、具体的な片付けのコツを紹介していきます。
1 クローゼットを片付るメリット
(1)服の出し入れがしやすい
着たい洋服をアチコチひっくり返して探すことなく、サッと見つけ出すことができるようになります。
そうなると、例えば彼氏とのデートで着たい服があるけど、どこを探してもなかなか見つからず、結果待ち合わせの時刻に遅刻してしまう…なんてことがなくなるかもしれませんよ。
(2)今ある服の確認がすぐできる
服をキチンと整理整頓することで、今自分がどんな服を持っているかがわかるようになります。
クローゼットをパッと開いて自分の持っている服がわかると、例えば同じ色の服や、同じような形状の服や、同じようなアイテムがあるということがわかるので、計画的に新しい服を買うことができるようになります。
「わたしは赤色の服は多いけど、青色のような寒色系の服が少ないな…」「なんか同じようなバッグがいくつかあるな…次はちょっと違う感じのモノを買おう」といった感じです。
また、今ある服の確認がすぐできるということは、着ない要らない服もすぐにわかるようになります。
(3)時間のムダを省くことができる
現代人はいろんなものに追われています。特に「時間」に追われて、常に忙しいと感じている方も多いでしょう。
「時は金なり」とは昔から言われていますが、増やすことも減らすこともできるお金と違って、時間は先に進むことはできても、遡ることはできません。それだけ「時間」というモノは尊いモノなのです。
そんな尊い時間を、着たい服を見つけるために、アッチをひっくり返しコッチをひっくり返ししているうちに過ぎていく…もったいないと思いませんか?
「時短ブーム」というものもありましたが、着たい服を見つけるための時間をキュッと短縮できたら、他のことにさらに時間を割くことができるようになります。
2 クローゼットの中をキレイに片付け・収納する5つのコツ
コツ1:勇気を持って、処分しよう
「着ない服は捨てる」ということは最初にして最大の難関ですが、とても重要な作業です。
「最近は着てないけど、もしかしたら着るかもしれないから…」とか「痩せたら着るから…」とか、そういった服をどんどん捨てた方がいいです。なぜなら…そういった「もし~したら…」ということは、たぶん「無い」からです。
難しいですが、今着る服や着たい服をサッと出せるクローゼットにするためにも、頑張ってみましょう。
コツ2:着用頻度に分けよう
服の中にも、「よく着る服」と「あまり着ない服」がありますよね。この場合の「あまり着ない服」というのは、先ほどの「もしかしたら着るかもしれない服」ではなく、冠婚葬祭に着ていくような、ドレスや礼服といった服のことです。
そのような「あまり着ない服」は、「よく着る服」とは違う収納をします。
コツ3:「畳む」と「吊るす」にフォーカスする
洋服の収納方法は、「畳む」と「吊るす」しかありません。
なので、洋服の賢い収納をするのであれば、この「畳む」と「吊るす」ということにフォーカスしましょう。
まず、クローゼットの中に吊るす服の「丈」に着目しましょう。コートやワンピースのような丈の長い服があれば、ブラウス等の丈の短い服があるはずです。それら丈が同じくらいの服でグループをつくって、クローゼットの中を丈が同じくらいの服の塊を3つくらいつくってみましょう。
そうすると、吊るした服の下に3つの高さが異なったスペースが空くはずです。
こうすることで、丈の長さが異なる服を、バラバラに無造作にクローゼットの中に掛けた場合に比べて、収納スペースをより多く使用することができます。そして、その空いたスペースの縦横高さを測って、その寸法に合う収納用具を調達してきましょう。
収納用具とは、例えばロングチェストやカラーボックスやカゴといった物です。そういった収納用具の中に、下着やTシャツなどの、吊るさずに畳む衣類や小物を収納しましょう。
ロングチェストやカラーボックスの引き出しに、何が収納してあるか書いておけば、探す時に楽に見つけることができます。
また、下着等を収納する場合に、引き出しの中が広すぎることがあったら、仕切り板で間仕切りをすれば、より多くの衣類やアイテムが収納できます。
コツ4:「あまり着ない服」は高い場所へ収納しよう
だいたいのクローゼットの中は、上段、中段、下段と分かれていると思います。なので、先ほど分けた「あまり着ない服」は、普通なら手が届きにくい上段に収納することを勧めます。
なぜなら、手が届きやすいところに「よく着る服」を収納しておいた方が、見つけやすいですし着やすいからです。
コツ5:ネクタイやベルト、スカーフはハンガーに掛けよう
ネクタイやベルトやスカーフは、意外とどこにしまったかわからなくなるので、できれば丸めたり畳んだりして収納することが望ましいのですが、収納スペースの関係で、なかなか難しいと思います。
そんな方は、余っているハンガーに掛けて、クローゼットの中に収納しておくことをオススメします。
なぜなら、ハンガーごとに何を掛けておくかを決めれば、見つける時に楽だからです。
まとめ
このように、クローゼットの収納力を最大限に引き出すと、あなたの予想以上に服やアイテムが収納できるかもしれません。
しかし、それをするためには、なかなか捨てることのできなかった「着ない服」を処分することから始まります。服じゃないにしても、物を捨てることは難しいです。
しかし、まだ着れる服や使えそうなバッグなどのアイテムなら、捨てるではなく「売る」という選択肢も出てきます。
インターネットで調べれば、古着を買い取ってくれるお店はたくさん出てくるはずです。また、インターネット・オークションに出品すれば、お店に売るよりも高い値段で売れるかもしれません。
新しい服を買うため、着たい服をパッと見つけて着るため、ムダな時間を使いたくないため、あなたもクローゼットの中を片付けてみませんか?