溜まってしまったコスメの処分に困った経験はありませんか?
もしかしたらまだ使うかも…と、なかなか捨てられず、コスメであふれかえってしまう人も多いようです。
ですが、長期間使い続けると、コスメは肌トラブルの原因にもなりかねません。
コスメも、思い切って断捨離することが大切です。
ですが、どんなコスメから断捨離していけばいいのか悩みますよね。
今回は、コスメを断捨離する方法を段階的に詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
コスメ断捨離の6ステップ!
高かったデパコス、どれから捨てていいかわからない…そんなひとも次のステップに沿っていただければもう、コスメの処分に困ることはありません。
ステップ(1)開封済みのコスメは早めに使い切る
開封したコスメは保管に注意しても、長く使用している間に空気に触れて酸化します。
開封すると酸化が進み、雑菌が増殖しがちです。油分が多いアイテムは酸化しやすく、水分の多いアイテムは雑菌が増殖しやすい傾向があります。
大手化粧品メーカー5社のホームページより「お客様サポート」ページから確認したところ、「未開封で適切に保管していた場合は、少なくとも3年間は品質が保たれるように製造されている」ということがわかっています。
ですが、次の状態になっているコスメは、劣化しているといえるので、処分するようにしましょう。
・変なにおいがする
・中身が分離している
・変色している
・固化した
・膨張した
ステップ(2)PAO表示のある商品は期限切れは処分
コスメの外箱や製品の側面に「12M、24M」などと記載されていることがあります。
これは、PAO(開封後品質保持期間)表示と呼ばれるもので、
12M…使用期限が開封後12ヵ月である
24M…使用期限が開封後24ヵ月である
ということを示しています。
使用期限の過ぎたコスメは、処分するようにしましょう。
ステップ(3)最近使用していないコスメは処分
最近出番がめっきり減ってしまったコスメは思い切って処分しましょう。
お化粧はほぼ毎日することですが、一か月など長期にわたって使用していない場合は今後も使用する可能性は低いといえます。
ステップ(4)自分の肌質やスタイルに合っていないコスメは処分
肌質やスタイルは年とともに変わるものです。以前は似合っていたのに最近しっくりこないコスメや、時代の変化とともに浮いて見えるようになったコスメはありませんか?
そのようなコスメは断捨離して、コスメのアップデートをしてみましょう。今の自分に合うコスメだけを厳選してみると、気持ちも上向きになれますよ。
ステップ(5)使いこなせないコスメは処分
口コミで高評価だったコスメや、美容部員さんにタッチアップしてもらった時は似合っていると思っていたコスメが自分では使いこなせなかった経験のある方は、意外と多いのではないでしょうか。
メイクをした自分を鏡で見て違和感があれば、コスメを使いこなせていない証拠ですので、自分が美しく見えるコスメだけを残して、使いこなせないコスメは断捨離しましょう。
ステップ(6)容器の見た目やパッケージの使用感をチェック
お手持ちのコスメの容器が汚れていたり、ブランド名の印字がかすれていたりしませんか?
コスメの中身の状態だけでなく、容器の見た目も断捨離する基準となります。
外出先で使用感のあるコスメを化粧ポーチから出すのは、なんとなく気が引けるものです。
新しく買い替えるサインととらえて処分するのも一つの方法といえるでしょう。
コスメはどうやって処分する?中身と容器は分別必須
断捨離するコスメをピックアップした後は、コスメを処分していきましょう。中身と容器は必ず分別しなければなりません。
コスメの中身のほとんどは燃えるごみとして処分できますのでこれから詳しく解説します。
未開封のデパコスはフリマアプリで売れる
未開封のコスメはフリマアプリに出品する方法もあります。調べてみたところ、スキンケア用品からメイクアップアイテムまで幅広い種類のコスメが出品されていました。
SK-IIのスキンケアセット9,900円(消費税・送料込)やディオールのアイシャドウ4,777円(消費税・送料込)などのデパコスも出品されています。いずれも商品説明欄に購入時期が明記されており、配慮されている印象でした。
次項ではコスメの中身の処分方法をまとめましたのでご覧ください。
ファンデーションやパウダーは燃えるごみで処分する
パウダータイプのファンデーションやフェイスパウダーは燃えるごみとして処分します。
パウダーは飛び散りやすいので、ビニール袋に入れて中身を出しましょう。
ファンデーションが入っていた金皿やプラスチックの外容器は分別して処分します。
リップやコンシーラーは根元から折って燃えるごみで処分する
リップやスティックタイプのコンシーラーはスティック容器から全部出し、根本から折って処分します。
容器の底部分に残った中身も綿棒などで掻き出しましょう。ティッシュや新聞紙などに包んで燃えるごみとして捨てられます。
リキッドタイプのコスメは紙や布に染み込ませて処分する
リキッドファンデーションや化粧下地、日焼け止めなどは新聞紙や古布に染み込ませて処分します。
量が多い場合は底に新聞紙などを敷いた牛乳パックに入れて、漏れないようにテープで止めてから燃えるごみに出しましょう。
ネイルや香水の処分は主成分に注意して処分する
ネイル用品や香水は他のメイク用品と異なり、処分の際は注意が必要です。
いずれも揮発性が高く、引火性液体であるため処分する際は通気性のよい屋外で作業しましょう。
- ネイル…可燃性であるニトロセルロースが主成分のネイルは、新聞紙や古布に染み込ませて処分します。
- 除光液…除光液は揮発性が高く引火性である、アセトンが主成分です。ネイル同様、新聞紙や古布に染み込ませて処分しましょう。
- 香水…香水とひとくちに言ってもいくつかの種類に分類されますが、アルコール度数が75%~95%と高濃度です。揮発性の高い「危険物第4類引火性液体アルコール類」に該当するため、下水道に流すことはできません。新聞紙や古布に染み込ませたら、チャック付きの袋に入れるなど、においが漏れないようにして処分してください。
中身を処分した後の容器の捨て方を種類別に解説
コスメの断捨離は中身を処分して終わりではありません。容器もきちんとお住まいの自治体のルールに従って処分しましょう。
分別のポイントを自治体の例をあげてチェック
コスメの容器は主にガラスびん・プラスチック製・チューブタイプに分別できます。
全国の主要な自治体の分別を調べたところ、分別方法は自治体によりかなり違いがあることがわかりました。
自治体 | ごみの種類と処分方法、注意点 |
---|---|
札幌市 | 【容器包装プラスチック】 ・プラマークのついたプラスチック製ボトルやチューブ類 ・透明または半透明の袋に入れて出す 【びん・缶・ペットボトル】 ・化粧水などの油分のないびん ・透明または半透明の袋に入れて出す 【燃やせないごみ】 ・油分を含んだびんやマニキュアのびん ・指定ごみ袋に入れて出す |
仙台市(プラ製・そのほか) | 【プラスチック製容器包装】 ・プラマークのついたプラスチック製ボトルやチューブ類 ・プラスチック製のふた ・指定ごみ袋に入れて出す 【家庭ごみ】 ・化粧品のびん ・指定ごみ袋に入れて出す |
横浜市(プラ製・ビン・ガラス) | 【プラスチック製容器包装】 ・プラマークのついたプラスチック製ボトルやチューブ類 ・プラスチック製のふた ・透明または半透明の袋に入れて出す 【燃えないごみ】 ・化粧品のびん ・購入時の箱や新聞紙などに包み品名を表示して出す |
東京都新宿区 | 【容器包装プラスチック】 ・プラマークのついたプラスチック製ボトルやチューブ類 ・プラスチック製のふた ・中身の見えるポリ袋に入れて出す ・汚れがとれないものは「燃やすごみ」に出す 【びん】 ・化粧品のびん ・中身の見えるポリ袋に入れて出す ・汚れがとれないびんや割れたびんは「金属・陶器・ガラスごみ」に出す |
名古屋市 | 【プラスチック製容器包装】 ・プラマークのついたプラスチック製ボトルやチューブ類 ・プラスチック製のふた ・指定ごみ袋に入れて出す 【空きびん】 ・化粧品のびん ・袋に入れず直接青色のかごに入れる |
大阪市 | 【容器包装プラスチック】 ・プラマークのついたプラスチック製ボトルやチューブ類 ・プラスチック製のふた ・中身の見えるごみ袋に入れて出す ・中身の残っているチューブ類は「普通ごみ」に出す 【資源ごみ】 ・化粧品のびん ・中身の見えるごみ袋に入れて出す |
広島市 | 【リサイクルプラ】 ・プラマークのついたプラスチック製ボトルやチューブ類 ・プラスチック製のふた ・透明または半透明のポリ袋に入れて出す ・容器は洗うなどして付着物を取り除く 【不燃ごみ】 ・化粧品の乳白色びんとマニキュアのびん ・中身の見えるごみ袋に入れて出す ・じょうぶなポリ袋に入れて出す 【資源ごみ】 ・不燃ごみ対象外の化粧品のびん ・じょうぶなポリ袋に入れて出す |
福岡市 | 【燃えるごみ】 ・プラスチック製ボトルやチューブ類 ・プラスチック製のふた ・指定ごみ袋に入れて出す 【空きびん】 ・透明な化粧品のびん ・指定ごみ袋に入れて出す ・割れたびんは「燃えないごみ」 【燃えないごみ】 ・乳白色の化粧品のびん ・指定ごみ袋に入れて出す |
容器の分別方法だけでなく、ごみの出し方も各自治体で異なります。
容器をごみに出す際は必ずお住まいの自治体のルールを確認し、不明な点は家庭ごみや資源ごみを扱う部署に問い合わせて適切に回収してもらいましょう。
コスメ自体や容器の分別が面倒くさいという人は、分別不要で楽に引き取ってくれる不用品回収業者を利用するのも便利です!
コスメを断捨離する基準を知れば処分に迷いません
コスメを断捨離する6ステップを紹介しました。
衛生面の観点から、長く使っているコスメは使わずに処分しましょう。
現在の肌質やスタイルに合っているかどうかも断捨離の決め手です。
ご自身がより美しく見えるコスメを厳選し、使いこなせていないコスメやメイクした際に違和感のあるコスメは、思い切って処分することをおすすめします。
コスメを処分する際は中身と容器の分別を徹底し、お住まいの自治体のルールに従って処分してください。
使わないコスメを断捨離することで自分に合う色味や組み合わせがより明確になり、メイクが格段に楽しくなりますよ。
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