「なるべく楽に家電を処分する方法はないかな?」と悩まれていませんか?
実は家電の処分って、先延ばしにするほど捨てるのにかかるコストが大きくなってしまうんです。
この記事では、家電の処分方法を買い取り・無料・有料の3つからご紹介します。またそれぞれのメリット・デメリットから依頼先・費用相場まで解説します。
自分にあった処分方法を見つけて、あなたもスムーズに家電を手放してしまいましょう!
1 その家電売れるかも!買い取りしてもらう方法
まずチェックして欲しいのが、「買い取りできないかな?」と査定について検討することです。
買い取り価格がつけば、本来はお金を払って処分しなければいけなかったかもしれないものを楽に手放せられるうえに、あなたにお金まで入ってきて、手放した家電は他の場所で有効活用されます。いいこと尽くしなんです!
メリット |
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デメリット |
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スピード | ★★★☆☆
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安さ | ★★★★★(MAX!:出費が一切ない) |
手間の少なさ | ★★☆☆☆
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買い取りできる家電とは?
家電の中でも特に次のような条件にマッチするものは、買い取りしてもらいやすいです。
- 製造から5年以内
- 国内メーカー
- 故障は一切ない
- 傷や目立つ汚れがない
- 煙草やペットなどのニオイが染みついていない
もちろん条件にぴったり当てはまっていなくても、故障していなければチャンスはありますので、一度業者に聞いてみる価値はあります。
買い取りしてくれる業者・方法
ではどういった業者に問い合わせるとよいのか?ですが、手間が少なく試しやすい順に次の3つの業者・方法があります。
- リサイクルショップ
※大手のリサイクルショップは買い取りの基準が厳しいので、タウンページなどで探した小規模経営の店舗の方がオススメです。 - 輸出業者や買い取りも行う不用品回収業者
- インターネットを活用
例:ヤフオク・メルカリ・ジモティ
買い取りまでの手順
実際の手順は、それぞれの業者・方法で異なります。簡単にご紹介しますね。
リサイクルショップ
- リサイクルショップを探します。(タウンページやインターネットなどを利用)
大手は買い取りの基準が厳しいので、個人経営のお店がねらい目です。 - 査定の依頼をし、店舗に家電を持って行きます。
輸出業者や買い取りも行う不用品回収業者
- 業者を見つけます。(タウンページやインターネットなどを利用)
- 電話やメールで買い取りできないか問い合わせます。
- 業者によっては査定のシステムは様々です。
着払いで郵送したら後日買い取り金額を振り込んでくれる
一度現物を見て査定した後、後日査定結果がわかる
写真を撮って送れば査定結果が出て商品と交換で金額が手に入る
インターネットを活用
2 家電を無料で処分する3つの方法
「買い取りはできそうにない…」と思われた方に次に試してもらいたいのが、「無料処分」です。買い取りができなかった場合でも、無料で引き取ってくれるケースがあります。
不用品回収の業界に携わる人は、無料で回収したら独自のルートで上手にお金に換えているんです。
一般の人にも試しやすい順に3選ご紹介しますね。
- リサイクルショップ、回収業者を利用
- 輸出業者に依頼
- インターネットを活用
方法(1)リサイクルショップ、回収業者を利用
リサイクルショップや回収業者の大きなメリットはなんといっても「スピーディーに処分できる」点にあります。
査定の希望日程も都合をつけてくれやすいですし、持ち込んだり問い合わせたりと多少の面倒はありますが、無料で簡単に家電を手放せられるのは嬉しいですね。
- 捨てたい家電は故障していない
- いらない家電がたくさんあり、まとめて見て欲しい
- 持ち込みも自分でできる
これら3つの点が自分にマッチしている人には、非常に向いている方法といえます。
リサイクルショップや不用品回収業者が無料で引き取れるのは、「無料回収なら自社に利益を見出せる」と判断できるからなんです。例えばお客さんに再販は難しいものでも、スクラップ事業を行う知り合いの会社で買い取り対象になっているな…とわかれば、無料回収しても業者に損はないですよね。
方法(2)輸出業者に依頼
輸出業者は、海外という広い販路を持っていますので、国内では需要がなく査定の対象にもならないような家電でも、無料回収に応じてくれる可能性が高いです。特に日本製の家電は国外での信頼度や人気が高いので、古いものでもまだまだ輸出して売れる市場があるんです。
輸出業者を見つけ出して連絡を取り合うのは少し大変ですが、インターネットを駆使して業者を見つけ出してみましょう。
うまく取引できたら、その会社へ家電を着払いで郵送するだけで、面倒な家電処分が完了しますよ!
方法(3)インターネットを活用
インターネットで値段をつけて出品したのに、ヤフオク・メルカリどちらでもなかなか買い手が現れなかった…という人は、ジモティで譲ってしまうといいでしょう。
ジモティは地域密着型のネットフリーマーケットですが、売るだけではなくて「家まで取りに来てくれる人にタダで譲ります」なんて掲載ができるんです。
「中古品だし買うのはちょっと…でもタダなら欲しい!」という人は、思いのほかたくさんいます。例えば、使い古した電子レンジでも、掲載してから最短で1日かからず譲り手が見つかるケースも過去にあるようです。
利用する価値はありますよ!
ここで一つだけ例外です。
「PCリサイクルマーク」がついたパソコンで、販売したメーカーが倒産していない場合は、資源有効利用促進法に基づき、メーカーに『無料』で引き取ってもらうことができます。 デスクトップPC、ノートPC、ブラウン管タイプ(CRTモニタ)PCなどどんなパソコンも対象ですから、利用しない手はないですね。 |
2003年10月以降に販売された家庭向けパソコンには「PCリサイクルマーク」が貼付されていることが多いので、チェックしてみましょう。
詳しい手続き手順は、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページから確認できます。
3 最終手段!有料で処分する方法
ここまでの方法で、買い取りや無料処分がなかなか進まない場合は、有料処分をしましょう。最終手段ではありますが、有料処分にもメリットがあるんです。
処分方法にいい悪いはありませんが、格安・無料処分にこだわりすぎて時間を浪費してしまうと、安く捨てられること以上のデメリットを被ってしまうことがあるので注意が必要です。
メリット | 家電の状態を問わず確実に処分ができる |
デメリット | お金がかかる |
いつまでも売れない・譲り手の現れないものが家の片隅で場所を取っているのは、何だか気持ちも晴れません。大掃除など、何かのきっかけで一緒に家電の処分も検討することは、賢い選択といえます。
有料処分を依頼できる先
有料処分は、家電の種類にもよりますが、次のような依頼先があります。
- 自治体
- 家電量販店
- リサイクルショップ
- 不用品回収業者
- スクラップ事業を展開する会社
- スクラップ工場
依頼から処分までの手順
手順は、どこに依頼するかによって異なります。簡単にご説明しますね。
自治体
自治体で処分する場合は、分別し、自治体のルールに従って処分するようになります。
例えば、大きく分けた場合に家電は、『リサイクル家電』『パソコン』『小型家電』『粗大ゴミ』にわかれます。
細かい分別はお住いの自治体ごとにことなるので、「○○(市区町村名) 家電 処分」などとインターネットで検索して、各自治体のホームページから確認しましょう。
家電量販店・リサイクルショップ
各店舗に問い合わせて確認となります。多くの家電量販店が、買い替えと同時に限り回収、もしくはリサイクル家電のみ回収対象としています。
不用品回収業者
- インターネットなどから業者を探し、電話やメールで問い合わせます。
- 見積もりを出してもらい、予算と日程と照らし合わせながら現地見積もりか回収の予約をします。
- 家まで引き取りに来てくれて、運び出しからすべてスタッフにおまかせで処分完了となります。
スクラップ事業を展開する会社・スクラップ工場
まずは電話で問い合わせることをオススメします。社会情勢などの影響を受けやすく、引き受け状況も随時変動があるので、無駄足を踏まないためにも、事前確認しておくといいでしょう。
全国費用相場
だいたいどれくらいの費用がかかるのかは、捨てたい家電によっても異なりますが、概算だと処分の費用相場は次の表のようになります。
自治体 | リサイクル家電:2,000円~5,000円程 小型家電:平成25年に施工された小型家電リサイクル法対象品はボックス回収なら無料 粗大ゴミ:200円~4,000円程 |
家電量販店 | リサイクル家電:3,000円~10,000円程 その他家電:対応可否からの確認 |
リサイクルショップ | リサイクル家電:3,000円~10,000円程 その他家電:対応可否からの確認 |
不用品回収業者 | 1立米単価で10,000円~12,000円程 |
※10の自治体・家電量販店・リサイクルショップ・不用品回収業者の費用から平均を算出しています。
1立米単価とは?
1立米単価とは、縦・横・高さの長さが1mの体積あたりの料金計算です。
1立米単価計算だと、『物量が増えれば増えるほど、1立米(りゅうべい)あたりの処分料金がお得』になります。
より詳細な費用相場については、『引越しの不用品処分前にチェック!~最安処分法・料金相場~』で自治体から業者の費用まで解説しています。あわせてご確認ください。
まとめ
家電の処分は、買い取り・無料処分・有料処分の順番に進めていくことで、お得にスムーズに終えることができます。捨てるものに手間を割くのって、なんだか時間がもったいない気がしてしまいますよね。
ですが、いらない家電は溜め込まずに、不要だと感じたらすぐに手放す準備をしていくことが、結果的に手間も費用も抑えた処分につながります。
この記事が、家電の処分に悩むあなたの役に立てば、幸いです。
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