洗濯機の処分費用は不要!損せず安全に手放せる5つの方法を徹底解説

洗濯機の処分費用は不要!損せず安全に手放せる5つの方法を徹底解説
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「壊れて使えない洗濯機を安全&手軽に処分したい」
「処分費用は1円でも抑えたい!」
「自分に一番合った方法を失敗せずに選択したい」

洗濯機はかなりのスペースを占めるため、屋内外に関わらず置いておくとかなり邪魔ですし、見栄えも悪いですよね。

とは言っても、重量もあり簡単に捨てるのは難しい洗濯機。特に、ドラム式など大型サイズの洗濯機は移動させるのも一苦労でしょう。

また、洗濯機は家電リサイクル法により、必ずリサイクル料金を支払う必要があります。料金の相場はメーカーや大きさによって異なりますが、3千円前後であることがほとんどです。

情報引用元:再商品化等料金一覧|一般財団法人 家電製品協会

このように手間も費用もかかると思われがちな洗濯機の処分ですが、実は費用をかけずにオトクに手放す方法があります。

あまり知られていませんが、洗濯機は壊れていても、売却できる可能性が高い「商品」のため、地域にもよって200円~2千円で買い取ってもらうことが可能です。

販売した場合はリサイクル料金は不要ですので、無料で引き取ってもらった場合でも約3千円は得をしたことになりますね。

その他の洗濯機の処分方法は、費用負担が少ない順に下記5つあります。

【洗濯機処分の方法】

処分方法 費用目安
1.店で買い取りか無料引き取りしてもらう 無料
2.インターネットで売る・譲る 無料
3.自治体で処分する 3~5千円
4.洗濯機販売店で引き取り依頼する 3~7千円
5.不用品回収業者に依頼する 9千~1万3千円

費用だけみると、販売するか自治体でゴミとして処分するのが良さそうですが、手間を最終減に抑えるのであれば、自宅に来てもらえる引き取り依頼か不用品回収がオススメです。

このように本記事では、洗濯機処分の方法から費用、さらにそれぞれのメリット・デメリットについてくわしくご紹介していきます。

ルールを守った正しい捨て方から、一般的に知られていない洗濯機処分の意外な方法まで、すべて網羅していますので、洗濯機処分にお困りの方はぜひ、最後までお読みください。

目次

1 洗濯機の処分方法全5選│メリットデメリット~手順まで

冒頭でお伝えしたポイントをもとに、ハッキリさせた「あなたの一番の希望」は何かを常に心に留めながら読み進めてもらうことで、どの方法が自分にとって最も価値が高いのかわかるようになっていますよ。

費用負担の少ない順に詳しく解説します。

  1. 店で買い取りか無料引き取りしてもらう
  2. インターネットで売る・譲る
  3. 自治体で処分する
  4. 洗濯機販売店で引き取り依頼する
  5. 不用品回収業者に依頼する

(1)店で買い取りか無料引き取りしてもらう

もしあなたの洗濯機が「まだ買ってから日が浅いし壊れたりもしていない」なら、買い取りか無料引き取りしてもらえる可能性があります。

急な転勤などがきっかけで、『まだ比較的新しく状態の良い洗濯機』を、1ヵ月以内のうちには、なるべくもったいなくない方法で…と考えている人にはオススメです!

メリット
  • 買い取りに成功すると臨時収入が得られる
  • 地域と査定に利用する店のコネクションによっては、再販できないものも「鉄くずとしてスクラップ工場に出せば店に利益がでる」ので無料引き取りしてもらえる可能性がある
デメリット
  • 『製造5年以内・国内メーカー・故障していない』など買い取り査定には条件がある
  • 古すぎたり壊れたりしていると、買い取りや無料引き取りしてくれないことが多い
洗濯機を買い取りか無料引き取りしてくれる業者
  • 地元のリサイクルショップ
    ※大手は査定条件がシビアなのであまりオススメできません。
  • 輸出業者
  • スクラップ工場やスクラップ事業を展開する会社

依頼手順

  1. iタウンページで、「リサイクル」「リサイクルショップ」「買取」「買い取り」等で検索。
  2. 洗濯機の買取や無料引き取りが可能か電話します。
  3. 査定に出したい洗濯機の『メーカー』『型番』『年式』を伝えます。
  4. 実際に店舗に自分で洗濯機を持ち込みするか、自宅まで出張してもらい、正式に査定をしてもらいます。
査定アップのポイント
  • 出張査定は査定額から出張費が引かれてしまうので、自分で持ち込む。
  • 事前に洗濯機の水抜き、洗濯槽内の乾拭き、洗剤を入れる部分や排水ホースの汚れ取り、洗濯槽内のゴミ取り網のゴミ除去を済ませておく。
  • 給水ホース・排水ホース・取扱説明書(ドラム式洗濯機の場合は固定用のボルト金具)を付属品として持参する。

(2)インターネットで売る・譲る

お店では査定の対象にならない古い洗濯機でも、インターネットを活用すれば、「壊れていなくて安いなら古くても傷があっても気にしない」人に自分で売ったり譲ったりすることができます。

捨てるのを急いではいないけど、手間や時間は惜しまないので「何としてもお金をかけたくない」という人にはオススメです!

メリット
  • 自分の言い値で売りに出すことができる
  • 店では断られた洗濯機にも買い取りしてもらえるチャンスがある
デメリット
  • いつ売れるかわからない
  • 手放すまでに時間を要する
  • 絶対に「欲しい」という人が現れる保証はない

出品手順

  1. まずはヤフーオークションメルカリジモティそれぞれのサイトにアクセス。
  2. 会員登録します。(無料)
  3. 出品カテゴリを選択します。
  4. 商品名・商品の説明文を入力します。
  5. 商品の写真を撮影します。
  6. 配送方法や料金を決定します。
  7. 出品ボタンを押し、出品します。
  8. 希望者から連絡が来たら、取引相手の元へ配送し、完了となります。
アプリの利用がオススメ

ヤフオク・メルカリ・ジモティいずれもアプリがあり、出品がスムーズにできます。
ヤフオクの場合はアプリを利用することでPC版とは違い「無料利用」ができますので、利用することをオススメします。
【ios版】
ヤフオク
メルカリ
ジモティ
【Andoroid版】
ヤフオク
メルカリ
ジモティ

魅力的な商品に魅せるポイント

・写真は全体像・側面・内部・型番が写ったシール部分など複数枚載せる

(3)自治体で処分する

自治体での処分は、有料処分の中でも最も安全で費用も抑えられる方法です。

有料処分を決めたけど、時間はゆっくり取れるから、「手間がかかっても少しでも安くてトラブルのない方法で処分したい」という人にはオススメです。

メリット
  • 有料処分の中でも最も安全で安い処分ができる
デメリット
  • 手間がかかる

処分手順

  1. 自治体が洗濯機の廃棄に対応しているか確認します。
  2. 捨てたい洗濯機のメーカー名(製造業者名)を調べます。
  3.  一般財団法人家電製品協会のホームページから、『リサイクル料金』『製造業者等名コード』を調べます。
  4. 郵便局で、振替振込書・家電リサイクル券の購入・記入・支払いをします。
  5. 家電リサイクル券へ振替払込受付書を貼り付けます。
  6. 自治体へ引渡しの連絡をします。家まで来てもらう場合は戸別収集、自分で持ち込む場合は自己搬入の予約連絡をします。
  7. 戸別収集の場合は収集運搬費を支払い、洗濯機を引き渡して終了となります。自己搬入の場合は指定引取場所へ持ち込んで引き渡し、終了となります。

(4)洗濯機販売店で引き取り依頼する

洗濯機を販売しているお店であれば、不要洗濯機を引き取ってもらえることがあり、その費用は不用品回収業者に依頼するよりも安く済みます。

「洗濯機の買い替えを予定」していて、新しい洗濯機の設置と同時に古い洗濯機を処分したい、なるべく処分の費用は抑えたいという人にはオススメです。

メリット
  • 買い替えと同時に依頼すれば運搬収集費を安くしてもらえる傾向にある
デメリット
  • 新規購入に伴わない場合、引取り自体を引き受けてくれない店舗もある
  • 購入なしの引き取り依頼のみの場合、運搬収集費が自治体よりも割高になる
店によって対応状況が異なる

対応状況は次の2パターンがありますので、利用したいお店に事前に電話で確認してみましょう。

  1. 新規で洗濯機を購入する人に限り対応
  2. 購入なし、処分の引き取り依頼のみにも対応
よくある洗濯機販売店
  • 家電量販店
  • ホームセンター
  • リサイクルショップ

依頼手順

  1. 引き取りを希望する洗濯機のメーカー名を調べます。
  2. 近くの洗濯機販売店に電話して、持ち込み・もしくは収集の希望を伝えます。
  3. 持ち込む場合は店側の指示に従い、その日程で洗濯機を持ち込んでリサイクル料金と運搬収集費を支払います。

家まで取りに来てもらえる場合は、希望日時と空き状況のすり合わせを行い、決まった日程に自宅で引き渡し、リサイクル料金と運搬収集費を払って終了となります。

(5)不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼すると、どんな方法よりも『手間なく』『即日で』洗濯機を処分することができます。

急な事情で処分に迫られているが、「忙しくて自治体処分の時間はない、今日も含めてとにかく早く・もしくは希望の日時で、お金がかかっても手間なく何とか処分したい」人にはオススメです。

メリット
  • 電話一本予約するだけで、事前・当日ともに何もすることはなく手間や面倒な手続きが一切ない
  • 電話してその日のうちに回収など、即日対応にも応じてもらえる
デメリット
  • 車両費や人件費、作業代などさまざまなことに費用が発生し、有料処分の中では高額になる
  • 業者選びを慎重に行わなければ、悪徳業者の不法投棄といったトラブルに巻き込まれる可能性がある

依頼手順

  1. 業者を選んだら、インターネットからメール・電話で申し込みを行います。
  2. 心配であれば現地見積もりなども依頼して、2~3社で相見積もりをとると良いでしょう。1点の回収で階段作業などなければ電話で見積もりを出してくれることもあるので、その額で見積もり比較すると余計な手間が増えません。
  3. 金額に問題がなく、希望日時で対応してもらえる業者が見つかったら、回収を正式に予約します。
  4. 回収日当日に到着した作業員から作業説明と再度金額の提示をしてもらい、納得したら作業に入ってもらいます。
  5. 作業員がトラックに積み込み後、支払いをして領収書をもらいます。
  6. 作業員が洗濯機と一緒に撤収したら終了となります。

業者選びについては、洗濯機の回収に対応する優良業者のみを厳選して紹介した『絶対後悔しない遺品整理のための業者選びのポイントとオススメ業者5選』をご覧いただくことで、スムーズに良質な業者を決めて頂けます。ぜひあわせてご確認ください。

2 洗濯機は家電リサイクル法の対象となる「リサイクル家電」

洗濯機は、家電リサイクル法という法律で、適切な処理が義務付けられたリサイクル家電の1つです。リサイクル家電は、『家電4品目』とも呼ばれ、洗濯機を含めて一般家庭用の以下のものが対象となっています。

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

この法律は、今までは再利用できるものが含まれていても埋め立てゴミにしていたけれど、今後はもっと廃棄物を減らしてリサイクルできるようにしよう、という目的で制定されました。

その仕組みをうまくまわすために私たち消費者にも役割が与えられ、その1つとしてリサイクル料金の支払いが義務付けられました。

リサイクル家電の処分には「リサイクル料金」「収集運搬費」が必要

私たちが家電4品目を処分するときには、『リサイクル料金』と『収集運搬費』の支払いが必要です。

【リサイクル料金】
収集された家電が再び資源になるまでの作業工程にかかるコストに割り当てられます。

【収集運搬費】
自宅から収集したリサイクル家電を一時保管する指定引取場所まで家電を運ぶ運送費用に割り当てられます。

リサイクル料金
冷蔵庫・冷凍庫 170L以下:3,672円
171L以上:4,644円
エアコン 972円
テレビ ブラウン管テレビ15型以下:1,836円
ブラウン管テレビ16型以上:2,916円
液晶・プラズマテレビ15V型以下:1,836円
液晶・プラズマテレビ16V型以上:2,916円
洗濯機・衣類乾燥機 2,484円

※大手洗濯機メーカー5社のリサイクル料金をもとに平均を算出した相場です。

メーカーによってリサイクル料金は異なる場合がある

実はリサイクル料金というのは、メーカーによって異なる場合があります。例えば、パナソニック製の洗濯機のリサイクル料金は2,484円ですが、アイリスオーヤマ製の洗濯機のリサイクル料金は3,202円です。

3 2017年末から洗濯機の格安処分は難しくなりつつある

2017年末から始まった中国の雑品スクラップをはじめとする資源ごみの輸入禁止政策が影響し、無料回収、買取り自体が困難になりつつあります。

ただ洗濯機は、地域にもよりますが、冷蔵庫とは違い「鉄」としてスクラップ工場に買い取りや無料引き取りしてもらえる可能性がまだ残っています。

また、鋼材・古鉄・古非鉄金属の売買をメインにスクラップ事業を展開する会社では、「ミックススクラップ」として無料引き取りをしてくれるところもあります。

こういった現状がありますので、買い取りや無料処分は期限を決めてチャレンジし、一定期間を過ぎてもうまくいかないときは有料処分をオススメします。

あまりに処分費用の軽減に執着しすぎると、お金を支払う以上に「時間」など別の大きな損をしてしまう可能性が高いからです。

4 全国処分費用相場

大手洗濯機メーカー5社のリサイクル料金、10の自治体の収集運搬費、大手洗濯機販売店6社の引き取り費用、不用品回収業者10社の情報をもとに平均を算出した相場は以下の通りです。

自治体 リサイクル料金:2,484円程
収集運搬費:2,500円前後
洗濯機販売店 洗濯機販売店 4,000円~6,500円程
※買い替えするのか・引き取り依頼だけかによって収集運搬費が2,000円程変動します。
不用品回収業者 1名で持てる洗濯機:9,000円前後
2名以上必要な洗濯機・ドラム式洗濯機:13,000円前後
※作業人数や遠方からの出張費、階段おろしなどの特殊作業で追加料金が発生します。

まとめ

洗濯機は、あなたが「どうして・いつまでに・どんな風に」処分したいのか自分の希望をクリアにしておくことで、5つの選択肢の中から最適な方法を選んでスムーズに処分することができます。

「こうなって欲しい!」がありすぎて、一番の希望が何かはっきりさせられないと困るかもしれません。そんな時は、次の表を参考に考えてみてください。

最適な選択肢 選択肢にマッチしたシチュエーション
(1)店で買い取りか無料引き取りしてもらう 処分期限まで:1ヵ月以上の猶予がある
洗濯機の状態:製造5年以内と新しく壊れていない
(2)インターネットで売る・譲る 処分期限まで:1ヵ月以上の猶予がある
洗濯機の状態:古く傷はあるが、まだ使える
予算:処分に1円も出したくない
(3)自治体で処分する 処分期限まで:1ヵ月以上の猶予がある
洗濯機の状態:壊れている、(1)(2)では手放せられていない(需要がない)
予算:少しでも安く処分したい
ライフスタイル:平日日中に時間が取れる
(4)洗濯機販売店で引き取り依頼する 処分期限まで:1ヵ月前後
処分の理由:買い替えに伴って処分しようとしている
予算:少しでも安くしたい
ライフスタイル:平日は忙しく自治体処分ができない
(5)不用品回収業者に依頼する 処分期限まで:1週間~2週間を切っている
ライフスタイル:とにかく忙しく平日土日ともに処分に時間をあまり避けられない
運び出し経路:階段作業などあり自分では運び出すのが難しい

表を参考に自分の状況と照らし合わせることで、「優先すべき希望」や「処分方法を選ぶときに重視すべき点」が簡単に導き出せますよ。

洗濯機は家電リサイクル法により適正な処理が義務付けられた家電であり、そして中国の輸入制限政策の余波を受けつつある廃棄品のうちの1つです。

捨てるものにはあまりお金をかけたくない…と誰もが思われるでしょうが、最後にお伝えした相場は、最低必要な処分費用です。

それを下回った有料処分には不法投棄など危険な裏があり、トラブルに巻き込まれるリスクがありますので注意しましょう。

最後まで読んで、記事のもと実践してもらえれば、あなたも滞りなく、満足のできる洗濯機処分ができます。この記事が、「洗濯機をどうやって処分しよう」と困っていたあなたの悩みをすっきり解決するための役に立つことを願っています。

洗濯機回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。

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