捨てにくく売りにくい…不用品となった食器は「寄付」で解決

捨てにくく売りにくい…不用品となった食器は「寄付」で解決
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「売るほどの物でもないけど、捨てるのは忍びない…」

そう思う一番の物が、「食器」ではないでしょうか?

割れたり汚れたりしているワケではないが、ペアの片方が割れていたりその残りであったりして、来客に使うのにはラフすぎるが家族が普段使う食器は既にあるから、戸棚にしまったままになっているような食器がある。

それも、「マイセン」とか「ロイヤルコペンハーゲン」と言われるようなブランド物の食器ではなく、全くの無名の食器。

リサイクルショップなどの業者に頼もうと思っても、どこも「箱入りやブランド品や有名作家の物ならOK」と掲げている…

無名なので売れないし売れても二束三文。

仮に箱入りやブランド品の食器だとしても、お金にしたいというよりは、せっかく買った食器を捨てるのが勿体無いという気持ちが強いから売りたくない…

また、全く使わないでしまってある、友人知人の結婚式の披露宴の引き出物でもらった食器が結構あるという方もいらっしゃるでしょう。

しかも食器で使われている磁器や陶器はガラスや金属とは違い、リサイクル自体が難しい。(できないことはないが、やっている業者が少ない)

「一体どうすれば、食器を処分できるのか…?」

そうお思いのあなた、ぜひ「寄付」してみてはいかがでしょうか?

お金の寄付はよく聞きますが、物の寄付ってあんまり実例を聞いたことが無いのではないでしょうか?

だいたい寄付をするとなっても、どこに持って行けばいいのか?

寄付を受け付けてくれる企業か団体か何かがあるのでしょうか?

今回は、不用品を売るでも捨てるでもない別の方法である「寄付」について、寄付の良さや寄付の仕方などを紹介していきます。

目次

「捨てる」でも「売る」でもない!「寄付」の何が良いのか?

価値が無い物は売れないから

物はなぜ売れるかというと、価値があるからです。

なので、物に価値が無くなると売れなくなります。

じゃあその価値を付けているのは誰かというと、人です。

つまり、その物を必要としてくれる人がいるからこそ、物は売れるのです。

これは新品の物はもちろん、中古の物でもそうです。

例え中古でも、もしくは中古だからこそ誰かが必要としていて価値が付き、値段が付いて売れるのです。

ということは、誰も人が必要としない物は売れないのです。

今回取り上げる「食器」を例に取ってみましょう。

例えば、マイセンやロイヤルコペンハーゲンなどのようなブランド物の食器は新品はもちろん、使用感のある中古の物ですら「欲しい」と思う人がいるので、価値となり値段が付いて売買されます。

しかし、スーパーや100円ショップで買ったような食器はどうでしょうか?

知らない他人が使った後の中古品を、わざわざお金を出してまで買う人はいるでしょうか?

価値が無いと物は売れないです。

安い食器や無名な食器は売れないのです。

捨てるのが難しい

家電や古新聞・古雑誌や古着とは違い、食器は処理やリサイクルが難しいです。

例えば古新聞や古雑誌などは、溶かされてまた紙や紙に準ずる物に再生されます。

古着はリユースということでまた販売されたり、燃えるゴミとして燃やされて処理されます。

しかし自治体によって分類は様々でしょうが、磁器や陶器は基本的に不燃ごみ・埋め立てゴミです。

つまり、ゴミとして回収された後はどこかに埋め立てられてしまうのです。

それが、例え安物でも形がキレイなままだとしても、埋め立て処分をされてしまうのです。

実際に陶磁器を粘土に戻す活動もあるようですが、まだまだ一般的ではないようです。

第一、割れたり欠けたりしている食器ならともかく、形が保たれててキレイな状態だけどいらないから埋め立てゴミとして捨てるって、なんだか心苦しいですよね。

食器って、売ることも捨てることも難しいのです。

だから、寄付という形で欲しい人に使ってもらうのが一番なのではないかと考えるのです。

その食器が自分で買った物じゃなかったら…

処分したい食器が自分が買った物なら処分しやすいと思います。

しかし、処分したい食器が他人から贈答された物だったら、どうしましょうか?

例えば結婚式の引き出物。

最近は面倒くさくないからと、カタログギフトを贈ることが多いようですが、一昔前の結婚式はちゃんと引き出物が渡され、その多くがお菓子やタオル、そして食器などでした。

なので、ある一定の年齢層の方の家には、そのような結婚式の引き出物でもらった食器って多いのではないでしょうか?

もちろん使う人もいるでしょうが、趣味が違うからと使わずに持っておいている方も多いと思います。

せっかくもらった物だから、いらないと言えど捨てにくいし売りにくい。

かといって寄付するとなっても、贈られた方に一言詫びを入れた方が良いのか気になりませんか?

この場合、贈られた方に「引き出物の食器を寄付した」なんて、絶対に言わないでください。

贈った方からしてみれば、そりゃ頭では納得してくれると思います。

しかし、せっかく贈った物を寄付・廃棄・転売されたら、好意を踏みにじられたと思い、良い気分はしないでしょう。

それに、芸能人や有名人が「引き出物のために特注で作った、世界にこれしかない!」という物でない限り、同じ物なんか世の中に一杯あります。

なので、寄付をしようが捨てようがインターネットオークションに出品しようが、当の本人にバレることはないでしょう。

たまたま運悪くバレたり、引き出物の話になったとしても、適当にごまかせばいいと思います。

「嘘も方便」という言葉もあるくらいで、なんでも事実を正直に言うことが良いこととは限りません。

食器を寄付する方法

食器を寄付する方法
それでは、実際に不用になった食器の寄付の方法を紹介していきます。

寄付を受け付けている企業や団体がある

集められた不用品を海外の途上国に寄付するという企業や団体があります。

恵まれない国の方に日本でいらなくなった物を使ってもらうという事業をしている会社がいくつかあります。

一箱1,000円ほどで、ダンボールいっぱいに使わなくなった食器や着なくなった服を詰めて送るという感じです。

こんな感じで届けましたよという、寄付された物が発展途上国でどのように使われているかという写真付きでメールが来ます。

フリマやバサーの出品者にあげる

フリーマーケットや地域のバザーに出品する人にあげるのも良いです。

学校でPTAが取り組んでいるバザーは、新しい物はもちろん、キレイでひび割れや汚れが無ければ中古品でも扱ってくれるケースが多いです。

詳しくは地元の学校や教育委員会へ問い合わせてみましょう。

また、障害者施設や高齢者施設がリサイクルショップをやっていることがあります。

詳しくは、自治体の社会福祉協議会や社会福祉事務所に連絡を取ってみましょう。

孤児院に持って行く

海外の恵まれない人達に送る以前に、この国の恵まれない子ども達に使ってもらうというのも、ひとつの方法です。

孤児院はインターネットで調べれば出てきます。

気になる方は孤児院に直接連絡を取ってみましょう。

他にも…

多少の勇気と、住んでいる地域柄にもよりますが、ダンボールに不用な食器を並べて「欲しい方はどうぞ」と書いておくのです。

そうすると欲しいと思った人が取っていき、気づけばなくなっていた…

この方法は僕の叔母がしてみたそうです。

ただ後日、町内会長さんから「ああいったことは止めてくれ」と意見されたそうです。

地域柄に左右されるので、あまりオススメできません。

まとめ

僕の母も昔引き出物でもらった食器がいくつか持っていました。

捨てたり誰かにあげたりするのは何か嫌な感じがしたので、僕が頼まれてインターネットオークションに出品したことがあります。

正直ブランド品ではなかったので高値で落札とはいきませんでしたが、必要としてくれる人に渡って良かったです。

僕の場合は誰かがその食器に価値を感じてくれたのでよかったですが、誰も価値を感じてくれないと、値段がつかないということも起きる場合があります。

また、大量に食器がある場合は、インターネットオークションへの出品は非常に面倒です。

捨てるのも売るのも難しい食器は、ぜひ寄付してみてはいかがでしょうか?

不用品回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。

片付け110番の不用品回収サービスはこちら
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