引越し時の冷蔵庫と洗濯機の取り扱い完全ガイド~料金相場も解説

引越し時の冷蔵庫と洗濯機の取り扱い完全ガイド~料金相場も解説
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引越しで大きな負担となりがちな冷蔵庫や洗濯機の取り扱いについて、準備から運搬、設置、処分までを総合的に解説します。料金相場の目安や具体的な手順、安心して任せられる事例も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

引越し前の準備と注意点

引越し前の準備と注意点

冷蔵庫と洗濯機を安全かつスムーズに運ぶためには、引越し前の事前準備が不可欠です。ここでは、冷蔵庫・洗濯機それぞれの作業手順や注意事項をまとめます。

冷蔵庫の準備と注意事項

冷蔵庫を安全に移動するためには、内部を完全に空にすることから始めます。食材は引越し当日までに消費するか、クーラーボックスなどに移しておきましょう。電源を切ったらドアを少し開けて通気し、庫内の湿気を逃がしてカビやニオイがこもらないようにします。可動棚やドアポケットなど取り外せるパーツは順に外し、汚れを拭き取った上で傷がつかないようにまとめて保管しておくと安心です。

庫内の片付けと清掃方法

冷蔵庫内の棚やトレイは引越し前にすべて外し、ひとつひとつ水洗いして清潔な状態にしましょう。洗浄した後は完全に乾かしてから戻すと、移動中にカビや悪臭が発生するリスクを抑えられます。庫内の壁面やゴムパッキン部分も雑菌がたまりやすいので、中性洗剤で拭き取っておくことがおすすめです。

霜取り・水抜きの手順

引越しの前日または当日の数時間前には冷蔵庫の電源を切り、中を開けて霜取りができる状態にします。霜が多い場合は自然解凍に時間がかかるので、余裕を持って作業してください。庫内の水分はこまめに拭き取り、不用意に溶けた水が家具や床にこぼれないように注意しましょう。

運搬準備時の掃除ポイント

最後に冷蔵庫外側の汚れやホコリもきれいに拭き取りましょう。特に背面や底面はホコリがたまりやすく、放置すると冷却効率が落ちたり異音の原因になったりすることがあります。運搬時に他の荷物や搬出先を汚さないためにも、しっかり掃除してから梱包することが大切です。

洗濯機の準備と注意事項

洗濯機を安全に運ぶためには、水抜き作業が最大のポイントになります。洗濯槽内に水が残ったままだと、運搬中に想定外の場所から水漏れして他の荷物や床を濡らしてしまう恐れがあります。給水ホースや排水ホースをはじめとしたパーツの取り外しも丁寧に行い、破損や紛失を防ぎましょう。

水抜きの方法とトラブル防止策

給水ホースを外す前に蛇口をしっかり閉め、洗濯槽の排水を完了させてから電源をオフにします。次に排水ホースを外し、残った水を捨てます。ホース内の水がこぼれるとトラブルになるので、バケツやタオルを準備しておくとスムーズです。さらに洗濯槽を空回しして内部を乾かすと、運搬中の水気を最小限に抑えることができます。

給水ホースと排水ホースの処理

給水ホースと排水ホースは外した後、内部に残った水分をしっかり拭き取ってください。接合部にゴミや水垢が溜まっていると、次に取り付ける際に水漏れやニオイの原因になることがあります。長さのあるホースは折り曲げると破損することがあるため、緩めに丸めて保管すると安心です。

梱包と部品の保護方法

洗濯機本体にはエアキャップや毛布などの緩衝材を巻いて、搬出時の衝撃をやわらげます。取り外したホースや小物類は一つにまとめ、袋や箱に入れて保護しておきましょう。大きめのテープでしっかり封をして中身が分かるようにメモ書きしておけば、紛失や混乱を防ぐことができます。

冷蔵庫と洗濯機の運搬方法

冷蔵庫と洗濯機の運搬方法

引越し専門業者に依頼するか、自力で運ぶかによって手間や費用が異なります。それぞれのメリット・デメリットと注意点を解説します。

引越し業者に依頼する場合

引越し業者に依頼する利点は、大型家電を扱い慣れており、搬出入時のトラブルを最小限に抑えられる点です。専用プランやオプションが充実しているところも多いので、自分の希望に合ったメニューを選択できます。ただし、繁忙期や土日祝日は料金が高くなることがあるため、可能であればオフシーズンの平日を狙うのも費用を抑えるコツです。

専用プランの選び方や活用方法

冷蔵庫と洗濯機のみを運ぶ単品プランや、荷物の量に応じて複数の家電をまとめて運べるプランなど、業者によってサービス形態はさまざまです。見積もりを複数社から取り、料金だけでなく梱包材や保険内容などを細かく比較しましょう。自分の条件に合わせて最適なプランを検討することで、効率よく引越しを進められます。

繁忙期や距離による料金相場と注意事項

引越しの繁忙期は3~4月や長期連休前後に集中し、予約が取りにくいだけでなく料金も高めに設定される傾向があります。また、長距離の場合は輸送コストがかさむため、特に遠方への引越しほど見積もりの差が出やすくなります。早めに複数業者へ声をかけて見積もりを取り、納得のいくプランを選びましょう。

自力で運搬する場合

自力搬送の最大のメリットは、引越し費用を抑えられる点です。ただし、冷蔵庫や洗濯機は重量があるため、一人での作業は非常に危険です。大人数の手配や車両の確保なども含めて、十分に検討してから挑戦する必要があります。万一の破損や怪我のリスクを踏まえ、無理のない範囲で判断しましょう。

必要な梱包資材と準備方法

自力搬送では、冷蔵庫や洗濯機を保護するための毛布や段ボール、養生テープなどをしっかり準備しておくことが欠かせません。特に冷蔵庫については立てたまま固定できるよう、荷物を動かないよう固定するベルトもあると便利です。軽トラックやワゴン車など、家電を積載できる十分なスペースを用意することを忘れないでください。

マイカーとレンタカーの利用比較

冷蔵庫や洗濯機が入る車を所有していない場合、レンタカーを利用すれば一度に大きな荷物も運べます。ただし、レンタカー代や燃料費がかかる点には留意が必要です。一方でマイカーを使えば費用は抑えられますが、サイズが合わずに運べないケースもあるため、事前にしっかりとロードスペースを確認しましょう。

安全な搬出入の方法と注意点

重い家電を運ぶ際は必ず複数人で作業し、力任せに持ち上げないよう注意しましょう。腰を曲げずに膝を使って持ち上げたり、搬出経路をあらかじめ養生テープや段ボールで保護したりすることが推奨されます。特に冷蔵庫は横倒しで運ぶと故障のリスクが高まるため、できるだけ立てた状態で慎重に運んでください。

新居での冷蔵庫と洗濯機の設置方法

新居での冷蔵庫と洗濯機の設置方法

無事に運んだ後は、正しく設置することで長く安全に使用できます。冷蔵庫・洗濯機それぞれの設置ポイントを押さえておきましょう。

冷蔵庫の設置

冷蔵庫は壁との間に適度な隙間を確保し、熱がこもらないようにします。通気を確保することで冷却効率が上がり、電気代の節約や本体の劣化防止にもつながります。設置場所が決まったら、棚やトレイをもとに戻し、電源を入れる前にガタつきがないか調整してください。

設置前に必要な準備と清掃

挟まったホコリや汚れがあると、設置後に冷却効率が悪くなる原因となります。冷蔵庫の底や裏面をもう一度チェックし、必要に応じてブラシや掃除機でホコリを取り除きましょう。設置する床面に汚れやゴミが残っていると、足元がぐらつくこともあるため注意が必要です。

蒸発皿やトレイの取り付け方

輸送中に外した蒸発皿やトレイは、取扱説明書を参考に正しく取り付けてください。位置を間違えると水がうまく排出されず、カビやニオイの原因になることがあります。部品の取り付けに不安がある場合は、メーカーや専門業者に相談すると確実です。

洗濯機の設置

洗濯機は振動や水漏れが起こりやすい家電です。あらかじめ設置場所の床面が水平かを確認し、必要に応じて調整マットを使うと振動による騒音を軽減できます。排水口や給水栓の位置にも注意し、ホースが無理なく接続できるようにレイアウトしましょう。

給水栓や排水ホースの正しい接続方法

給水栓は洗濯機用の仕様に合ったものを使い、しっかりと接続して水漏れがないか確認しましょう。取り付けた後は栓をひねって少量の水を流し、接続部からの漏れがないかをチェックします。排水ホースは排水口の高さが適切かどうかが重要で、高すぎると排水不良の原因になります。

ドラム式洗濯機を設置するときの注意点

ドラム式洗濯機は本体が大きく重いため、設置スペースをあらかじめしっかり確保しておきましょう。ドアの開閉方向も考慮し、使いやすい配置になるように調整すると毎日の負担が減ります。振動が大きい機種もあるため、防振マットを敷いたり転倒防止対策を行ったりすることもおすすめです。

不要になった冷蔵庫と洗濯機の処分方法

不要になった冷蔵庫と洗濯機の処分方法

引越しを機に冷蔵庫や洗濯機を買い替える場合、不要品処分の手順を知っておくとスムーズに対応できます。

家電リサイクル法での処分手順

冷蔵庫や洗濯機を処分する場合、まずは購入店に問い合わせて家電リサイクル料金を支払い、回収の段取りをつけるのが基本です。購入店が不明な場合は自治体指定の回収業者に依頼して処分します。リサイクル料金は家電の種類や大きさによって異なるので、事前に確認しておきましょう。

リサイクルショップや買取サービスの利用

まだ使える冷蔵庫や洗濯機であれば、リサイクルショップや買取専門業者に査定を依頼するのも一つの方法です。売却が成立すれば処分費用がかからないどころか、買い取り金額を受け取れる可能性もあります。ただし、状態や年式によって査定価格は大きく変わるため、複数の業者を比較検討するとよいでしょう。

自治体ごとの回収方法や注意点

自治体によっては、特定の手数料を払って指定の場所へ持ち込むことで家電リサイクル品を回収してくれるケースがあります。回収日や持ち込み場所が決まっていることもあるので、自治体の公式サイトや窓口で事前に詳細を確認しましょう。誤った方法で処分すると違反になる可能性もあるため、確実にルールを守ることが大切です。

冷蔵庫と洗濯機の買い替えを検討するポイント

冷蔵庫と洗濯機の買い替えを検討するポイント

搬送するより買い替えたほうが得な場面もあります。判断基準や新しい家電を選ぶ時の視点を整理しました。

買い替えが必要な場合の判断基準

冷蔵庫と洗濯機の寿命はおおむね10年前後といわれていますが、故障や性能低下が早期に起こる場合もあります。修理費用が高額だったり、消費電力が著しく高い旧型の家電を使っている場合は、引越しを機に買い替えを検討してみる価値があります。

故障や老朽化のサイン

冷蔵庫の場合は冷却力が落ちて生鮮食品の持ちが悪くなったり、モーターの異音が頻繁に聞こえたりするようなら要注意です。洗濯機では脱水不良や水漏れが見られる場合、部品の摩耗が進んでいるかもしれません。こうした症状に加え、使用年数が長いほど買い替えのメリットが大きくなります。

新居でのスペースや使用条件に合わない場合

新居のキッチンや洗面所のレイアウトに合わせて家電のサイズを見直すことも重要です。特に冷蔵庫はドアの開閉方向が合わないと使い勝手が悪くなります。洗濯機でも防水パンの大きさや排水位置が合わない場合があるので、事前に寸法や配管を確認しておきましょう。

新しい家電を選ぶ際の注意点

買い替えを決めたら、機能性や省エネ性能、そして送料や設置費用込みの価格を総合的に考慮しましょう。生活スタイルや家族構成に合わせた最適なモデルを選ぶことが、快適な暮らしと光熱費の節約につながります。

予算や性能のバランスを考える

家電量販店や通販サイトでは、最新モデルから型落ちモデルまで幅広く取り揃えています。最新機種は高性能ですが価格も高めです。省エネ効果で長期的な電気代を抑えられる一方、初期費用が高くなりがちなので、自身の予算や使用頻度を考えてバランスを取ることが大切です。

配送・設置サービスを確認すること

新しい冷蔵庫や洗濯機を購入する際は、配送や設置のオプションがあるかどうかを必ずチェックしてください。また、古い家電の引取サービスを行っている店舗も多いため、処分費用や手続きの手間を省ける場合があります。購入する際には見積もり額だけでなく、これらの付加価値も含めて検討しましょう。

片付け110番の冷蔵庫・洗濯機運搬事例

片付け110番の冷蔵庫・洗濯機運搬事例

実際に片付け110番で行われた冷蔵庫・洗濯機の運搬事例を見て、料金や作業内容のイメージを掴みましょう。

片付け110番では、単品の洗濯機運搬から大型冷蔵庫やドラム式洗濯機の搬送まで、さまざまなケースを取り扱っています。以下の事例は料金や作業内容の目安として参考にできるので、似たようなケースがあればぜひ参考にしてください。

ケース(1)洗濯機の運搬、11,000円

回収場所鹿児島県鹿児島市易居町
作業内容洗濯機の運搬
実際の作業料金11,000円

ケース(2)冷蔵庫の運搬、44,000円

回収場所静岡県静岡市葵区
作業内容冷蔵庫の運搬ご依頼
実際の作業料金44,000円
お客様のご要望冷蔵庫の運搬ご依頼。500mくらい離れた店舗、3階(EVなし)への運搬です。本日、もしくは、明日(10/7)の作業希望です。

ケース(3)ドラム式洗濯機の運搬、19,800円

回収場所静岡県静岡市葵区
作業内容ドラム式洗濯機のみ1台分の運搬作業
実際の作業料金19,800円
お客様のご要望ドラム式洗濯機のみ1台分の運搬作業。清水区、車で15~20分、集合住宅6階(EVあり)です。

ケース(4)冷蔵庫の運搬、20,000円

回収場所岡山県新見市
作業内容冷蔵庫の運搬作業
実際の作業料金20,000円
お客様のご要望冷蔵庫の運搬作業。車で50分~1時間、高梁市、一戸建てへの運搬です。

ケース(5)洗濯機と冷蔵庫の運搬、22,000円

回収場所岡山県岡山市北区
作業内容洗濯機と冷蔵庫の運搬作業
実際の作業料金22,000円
お客様のご要望洗濯機と冷蔵庫の運搬作業。車で15分くらい、集合住宅2階(EVあり)です。3/24の作業希望、

引越しでの冷蔵庫と洗濯機の取り扱いに関するまとめ

引越しでの冷蔵庫と洗濯機の取り扱いに関するまとめ

ここまで解説してきた冷蔵庫と洗濯機の引越し時のポイントを振り返りましょう。適切な手順を踏めば、トラブルを最小限に抑えられます。

冷蔵庫と洗濯機の運搬は、事前の準備と正しい搬送方法を把握しているかどうかで作業効率や故障リスクが大きく変わります。庫内の清掃や水抜き、付属品の取り外しなどを丁寧に行うことで、引越し当日のトラブルを防ぐことができます。特に冷蔵庫は立てたまま運ぶのがセオリーであり、倒してしまうとオイルの漏れや回路の不具合を起こしやすいため要注意です。

引越し業者に依頼する際は、料金やサービス内容を複数社で比較し、自分の予算や希望に合ったプランを選ぶとよいでしょう。買い替えを検討する場合は、寿命やリサイクル費用を踏まえた上で新しい家電の性能や価格を検討し、長期的な目線で判断することをおすすめします。

冷蔵庫・洗濯機の運搬は片付け110番にお任せ下さい!

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面倒な冷蔵庫・洗濯機の運搬は、引越しや不要品回収に精通しているプロに任せると安心です。片付け110番では、丁寧な梱包・安全な運搬・適切な処分にも対応しています。お気軽にご相談ください。

片付け110番では、単品のみの依頼から大型引越しの一貫プランまで、柔軟に対応しています。大切な家電をお預かりする立場として、一つひとつ丁寧に運搬・設置いたします。お気軽にメール・電話にてご相談ください!

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