「子どもの成長を見守ってくれた雛人形、どうやって処分すればいいんだろう？」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。大切な雛人形だからこそ、ただ捨てるだけでは心が引っかかるものです。また、処分方法や費用が分からず手をつけられないまま押し入れにしまっている方も多いかもしれません。
雛人形は人形供養を行いながら適切に処分することが大切です。しかし、ガラスケースやひな壇、付属の道具類などの処分方法を考えると、一筋縄ではいかないのも事実です。本記事では、不用品回収業者を利用するメリットや、実際の処分費用の相場を詳しくご紹介します。また、実際の事例をもとに費用感をつかみ、少しでも安く処分するためのコツも解説します。
大切な雛人形を安心してお得に手放せる方法を一緒に見つけていきましょう！
雛人形の処分は不用品回収業者がオススメの理由
雛人形を適切に処分したいと考えるとき、不用品回収業者の利用が非常に便利で安心です。その理由を3つに分けて解説します。
（1）人形供養も依頼できる
雛人形は単なる不用品ではなく、思い出が詰まった大切な存在です。不用品回収業者の中には、人形供養のサービスを提供しているところも多く、丁寧に供養した上で処分を行うことができます。自分で神社や寺院に供養を依頼する手間が省けるのも大きなメリットです。「ただ捨てる」わけではなく、感謝の気持ちを込めてお別れができる点が利用者に支持されています。
（2）ガラスケースやひな壇もまとめて回収可能
雛人形だけでなく、その飾り台やガラスケースも一緒に処分できるのが不用品回収業者の魅力です。自治体の粗大ごみに出す場合、ケースや台を分解しなければならないこともありますが、業者に依頼すればその手間も不要です。特に、7段飾りのような大型セットは、自分で運搬・処分するのが困難なため、業者による一括回収が便利です。
（3）飾り、電球、お内裏様の畳や持ち道具類もまとめて回収可能
雛人形のセットには、手のひらサイズの道具や畳、小物類など細かい付属品がたくさん含まれています。自治体処分ではこれらを一つずつ分別する必要があり大変ですが、不用品回収業者ならまとめて回収可能です。また、電球や配線など特殊な素材も含まれていても、業者は適切に処分してくれるので安心です。細かい物品が多いほど、業者に依頼することで効率的に片付けることができます。
処分法別！雛人形の処分費用相場
雛人形を処分する方法にはいくつか選択肢がありますが、ここでは「粗大ゴミに出す場合」と「不用品回収業者に依頼する場合」の2つについて、それぞれの費用相場や特徴を具体的に解説します。
（1）粗大ゴミに出す場合
雛人形を自治体の粗大ゴミとして処分する場合、費用は比較的安く済みますが、いくつか注意点があります。まず、自治体の指示に従い、粗大ゴミシールを購入し、指定の回収日に出す必要があります。また、雛人形セットの場合、ケースや飾り台などを分解し、分別して捨てる手間がかかる場合があります。さらに、人形供養が含まれないため、別途寺院や神社に依頼する場合は追加費用が必要です（供養費用の相場は10,000円～30,000円程度）。
| 処分費用相場 | ガラスケース：500円～1,500円ひな壇：800円～2,000円雛人形本体（小物含む）：1,000円～3,000円 |
（2）不用品回収業者に依頼する場合
業者に依頼すると、まとめて回収してくれるため手間がかからず、供養サービスを提供する業者も多く安心です。自分で分解・運搬する必要がなく、電話一本で手配可能ですし、人形供養とセットで依頼することで全体の料金感を押さえることもできます。
| 費用相場（供養+処分） | 15,000円～30,000円 |
実際の事例からみる雛人形の処分費用最新相場
雛人形の処分費用は、セットの大きさや供養の有無、ガラスケースやひな壇の有無によって大きく変動します。特に大型のひな壇やガラスケースを含む場合は費用が高くなる傾向があります。
片付け110番で実際にご依頼いただいた事例をもとに平均を算出したところ、平均依頼額は以下の通りでした。
| 平均依頼額 | 21,080円 |
それでは、ケースごとに異なる実際の例を、写真・料金情報付きでご紹介します。あなたのケースに近い事例を探して、参考にしてみて下さい。
ケース（1）ガラスケース入り・7段飾り×各2、供養あり、16500円
| 回収場所 | 山梨県南アルプス市 |
| 回収内容 | ひな人形の回収 |
| 実際の作業料金 | 16,500円 |
| お客様のご要望 | ひな人形の回収。雛人形（ガラスケース付き）＋雛人形（7段飾り） |
ケース（2）ひな壇あり、供養あり、27500円
| 回収場所 | 静岡県磐田市 |
| 回収内容 | ひな人形の回収（何段式か不明）と合同御霊抜き希望。 |
| 実際の作業料金 | 27,500円 |
| お客様のご要望 | ひな人形の回収（段式）と合同御霊抜き依頼。 |
ケース（3）ひな壇なし、供養あり、13300円
| 回収場所 | 昭島市松原町 |
| 回収内容 | ひな人形、平飾りなど |
| 実際の作業料金 | 13,300円 |
| お客様のご要望 | 御霊抜き(合同)希望、指定日に作業希望、正確な見積を聞いての判断を希望 |
| 担当のコメント | 不用品(ひな人形、平飾りなど)の処分でお困りのお客様からご相談いただきました。対応が丁寧で今回の依頼とは違う説明も詳しく説明してくれた事が決め手となって、依頼しようと思って頂けたようです。実際にご利用いただき、「とても良かった。100点！」とのとてもうれしいお言葉をいただく事が出来ました。今後とも、よりよいサービスが提供できるよう、励んでまいりたいと思います。 |
ケース（4）ケース入り、供養あり、25000円
| 回収場所 | 亀岡市大井町 |
| 回収内容 | 人形 |
| 実際の作業料金 | 25,000円 |
| お客様のご要望 | 御霊抜き(合同)希望 |
| 担当のコメント | 人形の処分でお困りのお客様からご相談いただきました。実際にご利用いただき、「予算オーバーだったが供養もして頂けて納得しました。100点！」とのお言葉をいただくことができました。今後とも、更に良いサービスが提供できるよう、励んでまいります。 |
ケース（5）ひな壇あり、供養あり、23100円
| 回収場所 | 埼玉県鶴ヶ島市 |
| 回収内容 | ひな人形の回収 |
| 実際の作業料金 | 23,100円 |
| お客様のご要望 | ひな人形の回収依頼。見積もりから希望。 |
少しでも安く雛人形を処分するコツ3選
雛人形を処分する際に費用を抑えたい場合、工夫次第でコストを軽減できます。ここでは3つの具体的な方法をご紹介します。
（1）小物類やガラスケースなど人形以外は自治体処分する
雛人形セットには、ガラスケースやひな壇、小物類など多くの付属品が含まれています。これらを不用品回収業者にすべて依頼すると、処分費用がかさむ場合があります。小物やガラスケース、ひな壇など、自治体で粗大ゴミや可燃ゴミとして処分可能なものを分別して先に出すことで、業者に依頼する量を減らします。自治体の粗大ゴミシールの費用は1点数百円程度で済むため、全体の費用を抑えることができます。ただし、素材によって分別が必要なので、自治体の分別ルールを確認が重要です。
（2）梱包して積み込むだけの状態にしておく
業者に依頼する際、作業時間や手間がかかると追加料金が発生することがあります。これを防ぐには、自分で梱包を済ませ、すぐに持ち運べる状態にしておくことが効果的です。雛人形を丁寧に箱詰めし、割れ物はプチプチや新聞紙で包むなど、運搬中の破損を防ぐようにします。ガラスケースやひな壇も解体可能な場合は事前に解体してまとめておくと、業者の手間が減り、追加料金を避けられます。作業時間が短縮されるため、作業費を抑えられる可能性があります。
（3）寄付先や譲り先がないか探してみる
雛人形は、新品同様の状態であれば譲り先や寄付先を見つけることで、処分費用をゼロに抑えることができます。地域のリサイクルショップや児童施設、海外支援団体など、雛人形を必要としている人や団体を探しましょう。フリマアプリやジモティなどの地元の掲示板を利用して譲り手を募るのも良い方法です。ただし、状態が悪い場合や部品が欠けている場合、受け入れ先が見つからないこともあります。その場合は、早めに供養を含めた業者依頼を検討しましょう。
雛人形・ひな壇の処分方法一覧
雛人形やひな壇は、子どもの健やかな成長を願って飾られる大切な飾りですが、「飾らなくなった」「保管場所がない」「処分の仕方が分からない」と悩むご家庭も多いものです。特に七段飾りなどはサイズも大きく、どこに出すのが正解か迷いやすいアイテムの一つです。
ここでは、雛人形とひな壇を適切に処分するための主な方法を一覧でご紹介します。それぞれの特徴や注意点も合わせてまとめているので、自分に合った方法を選ぶ参考にしてください。
1. 自治体の粗大ごみとして処分する
- 対象：主にひな壇やガラスケースなどの大物パーツ
- 方法：粗大ごみとして自治体に申込み、処理券を貼って収集日に出す
- 費用相場：300円〜1,500円程度（地域によって異なる）
- 注意点：人形本体は「可燃ごみ」扱いのこともあるので自治体ルールを確認
2. 不用品回収業者に依頼する
- 対象：雛人形セット一式（ひな壇・人形・ケース・飾りなど）
- 方法：回収業者に依頼して自宅で引き取り
- 費用相場：5,000円〜15,000円（量や搬出状況による）
- メリット：即日対応・分別不要・搬出もお任せ
- 注意点：相見積もりで料金比較が必須。悪質業者に注意
3. 人形供養（お焚き上げ）に出す
- 対象：人形本体（ひな人形、三人官女、五人囃子など）
- 方法：神社仏閣や人形供養を受け付けている業者に依頼
- 費用相場：3,000円〜10,000円前後（点数やサイズで変動）
- メリット：思い出の品を丁寧に手放せる
- 注意点：ひな壇部分は供養対象外のケースもあるため要確認
4. リサイクルショップ・フリマアプリで売却
- 対象：状態の良いセットや人気作家の作品など
- 方法：リサイクル店に持ち込むか、メルカリ・ジモティーなどに出品
- 費用：無料〜買取（または出品）手数料がかかる
- メリット：買い手がいれば再利用される
- 注意点：中古雛人形は需要が少なく、売れにくいことも
5. 知人・施設・団体への寄付
- 対象：状態が良く、保管環境がしっかりしているもの
- 方法：保育園、高齢者施設、地域の文化団体などに相談
- 費用：無料〜送料のみ
- メリット：大切に使ってくれる人に渡せる
- 注意点：寄付先が見つかるとは限らない。事前の打診が必要
雛人形・ひな壇の処分時の注意点やポイント
雛人形やひな壇を処分する際、「普通のごみとして捨てていいのか？」「供養は必要？」「処分にお金はかかる？」と迷う方は少なくありません。特に、代々受け継がれてきたものや、娘さんの成長を祝って購入した大切な雛人形であれば、なおさら丁寧に扱いたいものです。ここでは、雛人形とひな壇を処分する際に押さえておきたい注意点とポイントを、実際の事例をもとにわかりやすく解説します。
1. 人形とひな壇は処分方法が異なる
処分の際にまず注意したいのは、「人形本体」と「ひな壇（飾り台）」で処分方法が異なる場合があるということです。
- 人形本体 → 可燃ごみや供養（お焚き上げ）対象
- ひな壇 → 粗大ごみや木製ごみとして回収対象
自治体によって分別基準が異なるため、お住まいの地域の「ごみ分別ガイド」や自治体サイトで事前に確認することが重要です。
2. お焚き上げ供養が必要かを考える
雛人形には「魂が宿る」と考える風習もあるため、感謝の気持ちを込めてお焚き上げ供養を行う方も少なくありません。
特に人形を長年大切にしてきた場合、「ただ捨てるのは気が引ける」という声も多く見られます。
- 神社仏閣や葬祭業者が実施する人形供養に申し込む
- 費用の目安：3,000円〜10,000円（個数・大きさによる）
供養後にお焚き上げ証明書を発行してくれる団体もあるため、正式な手続きで安心して処分したい方にはおすすめです。
3. 搬出や保管に注意が必要
ひな壇は木製で重量があり、大型の七段飾りなどは自力での搬出が困難なケースもあります。
- 搬出経路の確保（階段や玄関の幅など）
- 解体できるかどうか（ネジ留めタイプか組み立て式か）
- 段の木材や金具によるけが・壁の傷に注意
処分前に養生マットや手袋を用意し、安全対策をとることが大切です。
4. 中古買取や譲渡を検討する場合の注意点
「まだきれいだし、誰かに使ってもらえたら…」と考える方もいますが、中古の雛人形は需要が限られているため、すぐに引き取り手が見つかるとは限りません。
- 汚れ・破損がないか確認
- 箱や飾りパーツがすべてそろっているかチェック
- 相手先が決まるまでは処分せずに保管しておく
フリマアプリやジモティーを利用する際も、配送の大きさや手間を考慮し、「引き取り限定」での出品が現実的です。
5. 回収業者を利用する場合は見積もり確認を
不用品回収業者に依頼すれば、ひな壇・人形・飾り類をまとめて引き取ってもらえますが、料金体系が不明確な業者には注意が必要です。
- 事前に相見積もりを取る
- 搬出の有無、追加料金の条件を確認
- 「供養込みプラン」かどうかを明示しているか確認
悪質業者による高額請求や不法投棄トラブルも報告されているため、口コミや許可番号の確認も忘れずに。
まとめ：人形供養の上、心残りなくお得に雛人形を処分しよう
雛人形の処分は、思い出が詰まった大切な存在だからこそ、適切な方法で手放したいものです。不用品回収業者を利用すれば、人形供養を含めて手間なく処分できるだけでなく、ガラスケースやひな壇、細かな付属品までまとめて回収してもらえるため非常に便利です。一方、粗大ゴミとして自治体に出す方法も選択肢の一つですが、供養が含まれないため別途手配が必要になる点に注意しましょう。
また、処分費用を抑えるためには、小物類や付属品を自治体で処分したり、自分で梱包を済ませておくなどの工夫が効果的です。さらに、新品同様の状態であれば、譲り先や寄付先を探してみるのもおすすめです。
実際の事例を参考にしながら、自分のケースに合った処分方法を選ぶことで、安心して雛人形を手放すことができます。大切な人形への感謝の気持ちを込めて供養を行い、適切に処分することで、気持ちよく次のステップに進みましょう。費用や手間を比較検討しながら、あなたにとって最適な方法で進めてください。
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