「部屋の中を片づけても片付けても気づいたら元通り…。」そんな経験はありませんか?
片付けしてもつい元通りになってしまうのは、「片付けの順番」が間違っている可能性があります。正しい順番さえ身に着けてしまえば元通りになってしまう可能性は限りなく少なくなります。でもこの「片付けの正しい順番」ってあまり知られていません。
そこで今回の記事では、片付けてもウッカリ元通りにならないための部屋の片付けの正しい順番を紹介します。
順番を決めて部屋の片付けをすると、以前より散らかりにくくなります。ぜひ最後までお読みください。
1 順番を決めずに片付けをすると起こる「恐怖」
(1)「汚部屋」になってしまう
順番を決めずに片付けをしようとすると、物が散らかっていたり汚れていたりするところ“だけ”をしてしまいがちですが、片付けという行為は、そのような表面的な“氷山の一角”だけでなく、もっと土台になる部分からしなければなりません。
なので、表面的な片付けをしても、短いスパンでその行為を繰り返すことになってしまうんです。
短いスパンで片付けを繰り返していると、片付けをしているあなたのやる気が徐々に削がれていき、片付けをする気すら失せてしまい、結果的に物が溢れて「汚部屋」の状態になってしまうかもしれないのです。
(2)服にホコリが溜まる
片付けなきゃならない状態の人の中には、自分の衣類等を衣装ケースに収納せずに、洗濯して干して乾いた物をそのままリビングの床やソファに重ねていて、着る時になったらその「衣類のタワー」から取って着るという方が多いです。
それは、見た目にも悪いでしょうし、何よりその「衣類のタワー」にホコリが付着していきます。
部屋の中ってどんなに掃除をしても、ホコリは舞っています。
ホコリは衣類などの繊維やハウスダスト、更にはダニやノミなどの死骸や糞などで、そういった物が服に付着して積もっていくので、片付けてもホコリが舞ってしまい「また片付けなきゃ…。」という状況になってしまいます。
(3)引越しの時に困る
散らかった部屋を引越しの時になって初めて片付けて荷造りするのと、元々片付けられててキレイな部屋の荷造りをするのとでは、圧倒的に「片付けられた部屋の荷造り」の方が楽です。
考えたら当たり前のことですが、これがなかなか難しい!
もし、あなたが今後引っ越す予定が少なからずあるのなら、順番を守って片付けておくことをオススメします。
2 こうすれば失敗しない片付けの順番
ステップ1:捨てる
部屋の中にはいろいろな物があると思います。
衣類、本、書類、小物、そして思い出の品…なかなか捨てづらいかもしれませんが、片付けですべきは、まず「捨てる」ということです。
なるべく捨てずに片付けをしようとしますが、それがすぐに元に戻る元凶。ちゃんとこれからも使う物と、もう使わない物を分けて、使わない物はスパっと捨てましょう。
どのカテゴリーから捨てていくかということについては、こんまりさんが「衣類→本→書類…」と著書で記されています。
上述した通り、衣類を積み重ねている方が多いのではないかと思うので、まずはこれからも着る服と着ない服を分けて、着ない服を捨てるということから始めたら良いのではないでしょうか。
どの部屋からしていくかというと、これについては安東英子さんがインタビューでこう仰っています。
片付ける順番があって、主婦はリビングをまず片付けたがるけれど、リビングは最後。寝室なんて誰も見えないからいいわ、なんて全部屋を片付けないと、必ずリバウンドします。
私が最初にアドバイスするのは、まず人から見られないところからきれいにしましょうということ。
一戸建ての人は、外の物置から、マンションなら納戸をまず徹底的にきれいにする。人の心理としてきれいな部屋には汚いものを置きたくなくなるから、その心理を利用し、まずはものを収納する場所を徹底的にきれいに掃除するのが、片付け上手になる秘訣です。
また、この時に気をつけたいのが、少しの時間でキレイになる場所から片付けることをオススメします。
なぜなら、そういった場所からキレイにすることで達成感が味わえ、次の場所もやってみようという意欲に繋がるからです。
ステップ2:家具や家電の位置を見直す
物が減ったら、次は家具の配置を見直してみましょう。なぜならその家具の位置が、あなたの部屋を散らかった状態にしていた“元凶”かもしれません。
あなたの部屋の家具が、もっとあなたの生活に合った場所にあったら、部屋が散らからなかったのではないですか?
例えば、掃除洗濯をする上で、洗濯機と洗濯物を干す場所が離れていたら、干すことが億劫になってしまうでしょう。干す場所と服を収納するタンスや衣装ケースが遠かったら、服を収納することが億劫になりませんか?
せっかく洗った食器を収納する食器棚が遠かったら、食器をしまうことが嫌になるかもしれません。そのように考えて、家具や家電の位置を見直して、あなたの生活に合った場所を再確認してみましょう。
ステップ3:収納場所の確保
要らない物を捨てて、家具や家電の配置を直したら、次は収納場所を確保していきましょう。やり方自体は、先ほどの「家具と家電の配置の見直し」とよく似ています。
あなたの生活に合った収納スペースをつくっていきます。
例えば、よく着る服とあまり着ない服(礼服や喪服)を分けて、よく着る服は出し入れがしやすい場所に収納し、あまり着ない服はちょっと奥まった場所に収納するといった感じです。
また、扇風機やストーブなどの季節によって出したりしまったりする物は、出しやすくしまいやすい場所に収納できるように、場所を確保しましょう。
ステップ4:収納する
要る物を収納する場所を確保し、何をどこに収納するか決めたら、収納していきましょう。
これだけ用意周到に計画して片付けてきたわけですから、きっと上手く収納できるはずです。
さらに全ての物に定位置を決め、取り出しやすいよう収納しましょう。
このように一度収納する環境をつくっておくと、それを崩したくない意識が働くようになるはずです。
ステップ5:掃除
全ての物が収納できたら、掃除をしましょう。
以前に比べて、床に掃除機をかけることが簡単になっていませんか?家具などの雑巾がけが、簡単にできるようになっているはずです。
自分を笑顔にするために、家族の笑顔を見るために
順番を決めて部屋の片付けをすると、以前より散らかりにくくなります。
また、物が無くなることもなくなるので、そういったことでイライラすることもなくなるでしょう。掃除も短時間で済むし、無駄な買い物もしなくなるから、時間の浪費や、無駄に物を買うといったこともなくなります。
するとどうでしょうか、あなた自身の目付きや表情も良くなって笑顔になるでしょうし、他の家族の笑顔も増えていくでしょう。
順番を決めて片付けをすれば、その先には「幸せ」が待っています。ぜひ、試してみてください。
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