家具の廃棄方法7選|費用相場と手順

家具の廃棄方法7選|費用相場と手順
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家具を捨てたいのに、「粗大ごみの申し込みが面倒」「運び出せない」「費用がいくらか不安」と手が止まることは珍しくありません。家具の廃棄は、状態が良ければ“捨てずに手放す”ほうが得になる一方、急ぎや搬出が難しい場合は“任せたほうが結果的に安い”ケースもあります。この記事では、家具の廃棄方法を7つに整理し、手順・費用の目安・安全に進める注意点まで、迷わず選べるようにまとめます。

目次

家具の廃棄で迷わないための全体像

家具の廃棄で迷わないための全体像

家具の廃棄は、結論から言うと「どれが一番安いか」よりも、「あなたの条件で失敗しないか」が重要です。例えば、自治体の粗大ごみは費用を抑えやすい一方、予約・券購入・搬出が必要になります。反対に、不用品回収業者は費用が上がりやすい代わりに、搬出や分別の手間をまとめて減らせます。
まずは次の4つで判断するとブレません。

  • 状態:まだ使える(売れる/譲れる)か
  • :1点か、部屋単位か
  • 急ぎ:いつまでに片付けたいか
  • 搬出難易度:階段・大型・解体が必要か

家具を廃棄する前に必ず確認する3つ

家具を廃棄する前に必ず確認する3つ

処分方法の選択ミスは、「申し込んだのに出せない」「当日運べない」「思ったより高い」に直結します。先に3点だけ確認しましょう。

サイズ・素材・分解可否

自治体の粗大ごみは、サイズ基準や素材で扱いが変わります。たとえば木製家具は搬入先や扱いが分かれる案内がある自治体もあります。
幅・高さ・奥行を測り、木/金属/複合素材分解できるかをメモしておくと、自治体の受付や業者見積もりが一気にスムーズになります。

まだ使えるか

「廃棄=お金を払う」と思いがちですが、状態が良い家具は買取譲渡で“支出がゼロ”どころか“プラス”になる可能性があります。自治体ページでもリユースを促す動きがあり、外部サービス連携を案内している例があります。
購入年が浅い、ブランド品、傷が少ない、組み立て説明書が残っている──こうした条件は評価されやすいので、捨てる前に一度確認する価値があります。

搬出経路

廃棄の“詰まりどころ”は搬出です。階段のみの物件、曲がり角が多い廊下、玄関が狭いケースは、当日になって動かせず、再予約になることがあります。
写真(廊下・玄関・階段)を撮っておくと、自治体でも業者でも判断が早く、見積もり精度も上がります。

家具の廃棄方法7選

家具の廃棄方法7選

ここからは代表的な7手段を、使いどころと手順で整理します。あなたの条件に一番合うものを選んでください。

1. 自治体の戸別収集

自治体の戸別収集は、費用を抑えやすい定番ルートです。自治体ページでは「家具などの大型ごみは戸別収集か持ち込みで」と明記している例があります。
手順の目安

  1. 粗大ごみ受付へ申込(電話/ネット等)
  2. 処理券(シール等)を購入
  3. 指定日に指定場所へ搬出

向いている人:費用を抑えたい/搬出できる/日程に余裕がある
注意:回収日が先になりやすい、運び出しは基本的に自分で行う

2. 処理施設へ自己搬入

車を用意できるなら持ち込みは強力です。自治体によっては、自己搬入の手数料が戸別より安い例もあります(例:椅子・座椅子は戸別200円に対し自己搬入100円、たんすは幅によって自己搬入100〜300円など)。
また、自治体によっては家庭から直接持ち込んだ場合は無料としている案内もあります(地域差があるため要確認)。

向いている人:車がある/一度でまとめて運べる/早く終わらせたい
注意:受付時間・本人確認・搬入条件があることが多い

3. 家具店・量販店の引き取り

買い替えのタイミングなら、引き取りサービスが最も“手間が少ない”ことがあります。処分だけ単体で頼めない場合もあるので、購入条件と引き取り可否を先に確認しましょう。
向いている人:買い替え予定がある/搬出の負担を減らしたい
注意:対象品・サイズ・購入点数に制限があることがある

4. 引越し業者のオプション回収

引越し日が確定しているなら、引越し業者に相談するのも現実的です。運搬と同時進行できるため、スケジュールが圧縮できます。
向いている人:退去日が近い/引越しと一緒に片付けたい
注意:回収の可否や費用は会社・品目で差が出る

5. リユースショップ・買取

リユース店は「捨てる前に相談」を強く打ち出しているところが多く、出張買取を案内している例もあります。
向いている人:状態が良い/ブランド・デザイン性がある/費用を減らしたい
注意:買取不可の場合もある(搬出費だけかかる条件があるかは要確認)

6. フリマ・地域掲示板で譲渡/売却

価格を付けて売れる可能性がある一方、やり取り・搬出の段取り・キャンセル対応などの手間が増えます。自治体がリユース促進として外部サービスを案内する例もあります。
向いている人:時間に余裕がある/写真・連絡対応が苦ではない
注意:受け渡し条件(搬出手伝い有無・日時・運搬手段)を明確に

7. 不用品回収業者

大きい・重い・数が多い・急ぎ──この条件が揃うほど、業者の価値が上がります。現地見積もりや、即日対応を訴求している事業者もあります。
向いている人:搬出できない/まとめて片付けたい/時間がない
注意:家庭ごみ回収に必要な許可を確認する

家具廃棄の費用相場と、料金が上がるポイント

家具廃棄の費用相場と、料金が上がるポイント

「結局いくら?」が一番気になるところなので、具体例で整理します。金額は地域・条件で変わるため、ここでは相場の見方がブレないように作っています。

自治体:数百円〜のケースが多い

自治体の手数料は品目ごとに決まっている場合があり、例えば次のような例があります(戸別収集/自己搬入)。

品目例戸別収集(例)自己搬入(例)
いす・座椅子200円100円
ソファ(2人以上用)1,000円300円
たんす(幅1m未満)600円100円
たんす(幅1m以上)1,000円300円

ポイントは、戸別は安いが搬出が必要自己搬入はさらに安い/無料の可能性もあるが車と手間が必要ということです。

業者:トラックプラン相場

不用品回収は「トラックサイズ×量」で考えるとイメージしやすいです。一般的な相場例として、軽トラックで約10,000〜25,000円、1tで約30,000〜50,000円、2tで約50,000〜80,000円といったレンジが示されています。

プラン例料金相場(税込)量の目安
軽トラック10,000〜25,000円一人暮らし程度の家具少量
1tトラック30,000〜50,000円1K〜1DK相当
2tトラック50,000〜80,000円2DK〜3DK相当

追加費用が出やすい条件

同じソファでも、1階玄関前と、エレベーターなし4階では“手間”が違います。費用差の主因はだいたい次の4つです。

  • 階段作業(人員増)
  • 解体の要否(工具・時間)
  • 養生が必要(壁・床の保護)
  • 即日/時間指定(枠確保)

安くするコツ

コツは3つだけです。

  1. 単品よりまとめる:トラック積載に近づくほど単価が下がりやすい
  2. 買取できる物は混ぜる:回収費から差し引ける場合がある(条件は要確認)
  3. 玄関近くまで寄せる:作業時間が減りやすい

失敗しない「安全な処分」の注意点

失敗しない「安全な処分」の注意点

家具廃棄で一番避けたいのは、費用よりも「トラブル」です。ここだけは必ず押さえてください。

無許可業者・不法投棄リスクを避ける

家庭から出る不用品を回収する際に必要な許可の考え方として、一般廃棄物収集運搬業の許可が重要で、産業廃棄物の許可だけで家庭ごみを回収するのは不適切だと注意喚起している解説があります。
依頼前に「どの許可で、どの範囲を、どう処理するか」を確認できる業者を選ぶと安心です。

大量の家具・引越しごみは段取りが命

引越しなどで一時的に大量のごみが出る場合、自治体側が「分別して施設へ持ち込む」または「許可業者へ依頼」という考え方を示している例があります。
量が多いほど「自治体の枠に収まらない」ことが起きやすいので、早めにルートを決めるのがコスト削減になります。

解体・運搬のケガ防止

大型家具を無理に解体するとケガや破損につながります。切断・小さくするなどの注意が書かれている受付ページもあります。
不慣れなら、無理に最安を狙わず「安全に終わる方法」を優先したほうが結果的に得です。

よくある質問

よくある質問

1点だけでも業者に頼める?

可能です。ただし単品だと割高に感じやすいので、他の不用品も一緒に出すか、自治体の粗大ごみと比較して決めるのが定番です。

当日回収したいときは?

自治体は日程が合わないことがあるため、即日対応を掲げる事業者へ相談するのが現実的です。

見積もり後に料金が増えないか不安

現地で物量と搬出条件を確認し、追加費用条件を事前に説明できるところを選びましょう(階段・解体・時間指定などが典型です)。

家具の廃棄でお困りの方は片付け110番にお任せ下さい

家具の廃棄でお困りの方は片付け110番にお任せ下さい

家具の廃棄は、「申し込み・搬出・分別・日程調整」が重なるほど難易度が上がります。片付け110番なら、不用品回収を行うプロをスピーディーにご紹介できるため、

  • 大型家具が運び出せない
  • 退去日が迫っている
  • 家具以外もまとめて片付けたい
    といったケースでも、状況に合う相談先につなげやすいのが強みです。

家具の廃棄は、方法選びを間違えると「予約が取れない」「運べない」「思ったより高い」で二度手間になりがちです。片付け110番なら、家具1点の処分相談から、部屋まるごとの片付けまで、状況に合わせて不用品回収のプロをご紹介できます。まずは“何を・いつまでに・どこから搬出するか”だけでも整理して、お気軽にご相談ください。

片付け110番の家具処分サービスはこちら
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