金庫の処分費用相場はいくら?賢い捨て方を徹底解説

金庫の処分費用相場はいくら?賢い捨て方を徹底解説
  • URLをコピーしました!

金庫の処分方法は、自治体の粗大ゴミ、業者への依頼、売却などさまざまです。重量やサイズによって費用が異なるため、正しい手順とコストを把握することが大切です。本記事では、金庫処分の基礎知識から具体的な処分方法・費用の目安まで、ポイントをわかりやすく解説します。

目次

金庫は自治体の粗大ゴミで処分できる?基本ルールを押さえよう

金庫は自治体の粗大ゴミで処分できる?基本ルールを押さえよう

自治体での粗大ゴミ回収を利用する場合の注意点やルールを確認しましょう。

多くの自治体では、一定の大きさを超える金庫を粗大ゴミとして扱っています。ただし、金庫の重量が極端に重かったり、大型サイズであったりすると回収不可能とされるケースがあります。自治体のホームページや電話窓口で事前確認を行うことが大切です。

自治体によって対応可能な大きさ・重量が異なる

自治体の収集基準はバラバラで、重量制限やサイズ制限が厳しく設定されている場合が多いです。たとえば、一辺が50cm以下の金庫なら回収可能だが、60kgを超える金庫は不可といった規定も存在します。

このようなルールを知らずに申し込むと、当日に回収できないと言われることもあります。事前に自治体のウェブサイトや電話問い合わせで対応の可否をチェックしておくことがスムーズな処分につながります。

手提げ金庫が粗大ゴミではないケースもある

コンパクトな手提げ金庫の場合は、粗大ゴミではなく不燃ゴミとして扱われることがあります。自治体によっては金庫全般を粗大ゴミ扱いするところもあるため、手提げサイズでも分別表をよく確認する必要があります。

手提げ金庫は比較的軽量であるため、処分費用が安上がりになるケースが多いです。ただし、地域によって手数料が数百円発生したり、取り扱いが異なったりしますので、必ず公式情報を参照しましょう。

金庫の主な種類を知ろう:処分方法に影響するポイント

金庫の主な種類を知ろう:処分方法に影響するポイント

金庫の種類によって処分の手続きや方法が変わるため、基本的な分類について理解しておきましょう。

金庫といっても、一般家庭向けの小型金庫から業務用の大型金庫まで、その機能や構造はさまざまです。耐火・防盗の性能が高いほど、重量や処分時の難易度も上がる傾向にあります。

処分費用は構造や素材によっても変動するため、どのような種類の金庫を所有しているかを把握しておくと見積もりが取りやすくなるでしょう。

耐火金庫と防盗金庫の違い

耐火金庫は火災時の高温から内部を保護する目的で設計されており、分厚い耐火材が使われています。一方、防盗金庫はこじ開けなどに強い構造が施され、盗難対策に優れている点が特徴です。

防盗金庫は耐火金庫に比べて重量がさらに増す場合が多く、運搬や解体のコストが高くなる傾向があります。処分時にはこの構造の違いが費用に直接影響するため、自分の金庫がどのタイプか把握しましょう。

手提げ金庫・非耐火金庫の特徴

手提げ金庫や非耐火金庫は軽量で取り回しがしやすく、処分時の費用も比較的安く済む傾向にあります。家庭で現金や小物を一時保管する程度なら、これらの金庫でも十分役立ちます。

一方で、火災や盗難を強く防げる構造ではないため、重要な書類などを長期保管するにはやや不安が残る点もあります。処分の際は粗大ゴミや不燃ゴミで出せるケースもあり、手間やコストを抑えやすいというメリットがあります。

金庫処分にかかる費用相場を把握する

金庫処分にかかる費用相場を把握する

どのくらいの費用がかかるのか、重量ごとの目安を知ることで失敗を防ぎましょう。

1kgあたり200~300円が目安になる理由

この相場は、耐火材や金属部分を処理するのに必要なコストから算出されています。業者側は金庫を分解したり、リサイクルできない部分を廃棄したりする際の手間とコストを考慮して見積りを決定します。

金庫の重量は意外に大きく、20kg前後の小型金庫から100kg以上の大型金庫までさまざまです。そのため、まとめて1kgあたりいくらとする方が価格計算がしやすい仕組みになっています。

重量別の処分費用・開錠費用の目安

小型の金庫(20~30kg前後)なら、数千円から1万円程度の処分費が目安です。ただし、キーを紛失している場合は開錠費用が別途1万円ほど加算されることもあります。

100kgを超えるような大型金庫は、解体・運搬含めて2万円以上から、場合によっては数万円かかる可能性があります。開錠だけでなく、階段作業やクレーンの使用などが加わると、さらに費用が上乗せされる点に注意しましょう。

金庫を捨てる前に必ずチェック!事前にやるべき準備

金庫を捨てる前に必ずチェック!事前にやるべき準備

スムーズに処分するためには、事前に押さえておくべきポイントを確認しておきましょう。

中身・貴重品が残っていないか最終確認する

書類や印鑑、宝石など大切なものが入ったまま処分される例は意外と多いです。中身を取り出してしまえば、鍵を紛失していても業者に開錠を依頼する手間が減る場合もあります。

とくに防盗金庫の場合はセキュリティが高い反面、開錠作業に一定の時間や費用がかかることがあります。中身をあらかじめ確認しておくことで、不要なトラブルや追加コストを回避できます。

型番・年式・鍵のタイプを調べておく

金庫の型番や年式がわかると、業者が処分や回収プランを提案する際に役立ちます。特に特殊構造の金庫の場合、型番情報が見積りの正確さに直結することがあるため確認をお勧めします。

鍵のタイプも重要で、シリンダーキーなのか、テンキー式なのか、ダイヤル式なのかによって開錠方法が変わります。こうした点を事前に把握しておけば、見積りをとるときにも説明がスムーズです。

開かない金庫は鍵開けや破砕コストに注意

不要になった金庫でも、中に何かが入ったままの状態だと開錠作業が必須になります。専門業者による開錠費用は数千円~数万円と幅が広く、鍵の紛失状況や金庫の構造によって異なります。

場合によっては金庫を破砕して中身を取り出す作業が必要となり、追加で作業時間とコストがかかることもあります。処分前に一度でも鍵の所在を再度確認しておくことが出費を抑えるコツです。

【方法1】購入店で引き取ってもらう

【方法1】購入店で引き取ってもらう

購入した店舗やメーカーでは、回収サービスを実施している場合があります。

購入店やメーカーでは、新しい金庫を買い替える際に古い金庫を引き取ってくれることがあります。店舗によっては下取りサービスの一環として費用が安くなることもあるため、まずは問い合わせてみると良いでしょう。

ただし、保証期間が過ぎていたり、メーカーが回収ペースを限定している場合もあるため、必ず事前連絡が必要です。重量のある金庫の場合は、別途搬出費用がかかるケースもあります。

信頼できるメーカー側の回収であれば、金庫の安全な廃棄プロセスが保証されやすい点がメリットです。一方で、一般的には他の方法より回収費用が高めになることもあるため、見積りを比較して検討しましょう。

依頼時に伝えるべき情報と費用の目安

依頼する際は、金庫の型番、重量、製造年、鍵の有無などを具体的に伝えましょう。これにより店舗やメーカーが適切な引き取り方法や費用を案内しやすくなります。

費用は数千円から数万円程度まで幅がありますが、金庫の大きさや状態によって変動します。店舗での新規購入と同時に回収を依頼する場合、割引が適用されるケースもあるため、見積りの際に必ず確認しましょう。

購入店回収のメリット・デメリット

メリットとしては、正規のメーカーや販売店であるため、安全かつ適切な処分が期待できる点が挙げられます。金庫に関する知識が豊富なので、トラブルが起きたときもスムーズに対応してもらいやすいでしょう。

一方で、ほかの方法と比較して回収費用が高くなるリスクがあります。サービス内容やコストをよく比較し、自分の状況に最適な方法を選びましょう。

【方法2】不用品回収業者に依頼する

【方法2】不用品回収業者に依頼する

自宅まで回収に来てもらえるため、大型金庫の移動が難しい場合に便利です。

不用品回収業者は、自宅やオフィスなど指定した場所まで引き取りに来てくれます。特に大型の金庫を自力で運ぶのが困難な場合に適した方法です。電話やウェブ申し込みで、簡単に見積りをとることができます。

ただし、悪徳業者が存在する点にも注意が必要です。極端に安い価格を提示して最終的に高額請求するケースもあるため、複数の業者を比較検討し、口コミや評判を調べて信頼できる業者を選ぶことが大切です。

回収業者によっては階段作業やクレーン使用料、搬出経路の状況に応じた追加費用が発生します。事前に料金体系を確認し、当日の追加料金トラブルを防ぎましょう。

信頼できる業者の見極め方

古物商許可証を取得しているか、公式ウェブサイトに明確な料金プランが掲載されているかなどをチェックするとよいでしょう。あわせて、口コミサイトやSNS上の評価を参照することで、不正な事例がないかを確認できます。

また、電話やメールで問い合わせた際に丁寧な対応をしてくれるかどうかも重要な判断材料です。あいまいな回答や価格の説明が不透明な場合は、別の業者に相談することをおすすめします。

追加料金や出張費の有無をチェック

不用品回収業者の中には、基本料金に運搬費や階段費用などが含まれない場合があります。見積り時には、搬出経路や作業員の人数、クレーンを使う可能性など細かい部分まで質問しましょう。

特に大型の金庫では搬出に特殊な装備や人手が必要になります。追加費用がどの程度かかるのかを事前に把握しておくことで、最終的な支払い金額にギャップが生じにくくなります。

【方法3】金庫専門業者に依頼する

【方法3】金庫専門業者に依頼する

金庫に特化した業者なら、開錠や重量物の搬出などのノウハウが豊富です。

金庫専門業者は、開錠から運搬、解体まで一連の作業に慣れているため、安全かつ迅速に対応してくれます。特に業務用の大型金庫やセキュリティの高い防盗金庫など、一般業者では難しい作業も依頼しやすいです。

注意点としては、専門技術を要する分、費用が高く設定される傾向があります。ただし、確実で安心感のあるサービスを求めるのであれば、専門業者に依頼する価値は大きいでしょう。

また、防犯性の高い金庫を扱う場合、無理に壊したりして二次被害が出るリスクを抑えられます。専門業者はメーカーの正規手順に則った開錠や解体ができる点で安心です。

専門業者のメリット・デメリット

メリットとして、豊富な経験と専門知識によって、開錠や搬出でトラブルが起きにくい点があります。金庫自体を破損させずに安全に運び出すノウハウを持っているため、安心して任せられるでしょう。

一方、費用面では一般的な粗大ゴミ回収や不用品回収業者に比べて割高になる点がデメリットです。開錠費用や追加作業費が高額となるケースもあるため、見積り内容をよく確認しましょう。

大型・業務用にも対応できる点に注目

オフィスや事業所などで使われている大型金庫は、重量が数百kgになるものも珍しくありません。通常の回収業者では対応しきれない場面もあるため、専門業者に頼むことで安心して処分できます。

大型金庫の場合、開錠作業はもちろん、建物の階数や搬出ルートに応じた専門知識が必要です。専門業者はその点に長けており、安全かつ効率の良い方法を提案してくれるでしょう。

【方法4】リサイクルショップやフリマアプリで売却する

【方法4】リサイクルショップやフリマアプリで売却する

まだ使える金庫であれば、リサイクルショップやフリマサイトでの売却も検討しましょう。

機能的に問題がない金庫は、中古品として需要がある場合があります。リサイクルショップやオンラインのフリマアプリを活用すれば、処分費用を抑えるどころかお小遣い稼ぎになる可能性もあります。

ただし、耐火金庫や防盗金庫は運搬や配送料が大きなネックになりやすく、買い手が見つからないこともあります。手提げ金庫のように小型なら売りやすいかもしれませんが、大型になるほど取引ハードルが高くなる点に注意です。

また、鍵がない状態や年式が古すぎる金庫は、リサイクルショップでも値段がつかないことがあります。安全上の理由で取り扱いを断られるケースもあるため、事前に店舗や購入希望者と相談を行いましょう。

買い取り相場と高額査定のポイント

金庫のブランドや状態、付属品の有無、鍵の数などが大きな査定ポイントになります。セコムやセントリーなど、知名度の高いブランド金庫は中古でも需要が高めです。

付属のトレイや鍵がしっかり揃っている、外装に大きな傷やサビがないなど、使用感が少ないほど査定額が上がりやすい傾向にあります。高額査定を狙うなら、清掃やメンテナンスを行ったうえで持ち込むとよいでしょう。

送料や受け渡し方法の注意点

大型金庫の場合は配送に高い送料がかかるため、買い手が送料負担を嫌って成立しにくいことがあります。出品する際には、購入者が送料を気にせず済む受け渡し方法を検討するとよいでしょう。

宅配利用が難しいサイズの場合、実際に店舗へ持ち込むか、直接手渡しする方法を提案するのも一案です。ただし、その分運搬の手間がかかるため、あらかじめ時間や労力を考慮して行動しましょう。

【方法5】知人・友人に譲る(譲渡)

【方法5】知人・友人に譲る(譲渡)

譲り先が決まれば、費用を抑えつつ円満に処分できる方法です。

もし金庫がまだ使える状態であれば、知人や友人に譲るのも賢い選択かもしれません。お互いにメリットがあり、処分費用をゼロに抑えられる可能性があります。

ただし、大型金庫の場合は運搬に手間や費用がかかるため、事前に話し合いをしっかり行うことが重要です。受け取る相手が設置場所や搬入方法を確保できるかを確認しましょう。

譲り渡した後のトラブルを回避するためにも、金庫の状態や鍵の有無などの情報を正確に伝えておくと安心です。相手の取り扱いミスがあった場合の責任分担も、あらかじめ話し合いで決めておくとスムーズです。

譲渡のメリット・デメリット

最大のメリットは、処分費用をかけずに手放せる可能性があることです。まだ使い道のある金庫であれば、知人や友人にとってもお得な話になります。

一方で、譲渡後に不具合が見つかったり、破損や鍵のトラブルが起きたりした場合に責任問題が発生することがあります。保証の有無や取り扱い説明の共有など、事前の取り決めが重要です。

配送時のトラブルリスクと対策

重い金庫を運ぶ際は、階段作業によるケガや床の破損が懸念されます。専門業者を利用するか、大人複数人で慎重に作業を行う必要があります。

運搬ルートのサイズチェックや搬出計画など、事前準備をしっかり行うことでトラブルを最小限に抑えることが可能です。配送事故が起きないよう、荷締めや梱包もしっかり実施しましょう。

【方法6】事業系の産業廃棄物処理業者に依頼する

【方法6】事業系の産業廃棄物処理業者に依頼する

法人や事業所で使用されていた金庫は、産業廃棄物として適切に処分する必要があります。

事業用金庫は一般家庭の粗大ゴミとは異なり、産業廃棄物扱いになることが多いです。自治体の回収対象外となるケースが大半ですので、事業系の産業廃棄物処理業者を利用するのが基本の流れです。

比較的大型で重量のある業務用金庫は、1トンあたり20万円~25万円ほどの相場がかかる場合もあります。状況や搬出方法によって変動しますが、一般的な家庭用金庫より高額になりやすい点を心得ておきましょう。

また、産業廃棄物処理ではマニフェスト管理が重要となります。処分を証明する書類の提出や記録が求められるため、見積り時にその点も確認しておくと安心です。

事業用金庫の回収方法と費用

事業で使用していた金庫は自治体の粗大ゴミとして出せないケースが多く、法律上、産業廃棄物として専門業者へ依頼する必要があります。ビルの中に設置されている場合は階段やエレベーターを使って搬出するための追加費用が発生することも珍しくありません。

処分費は重量や構造だけでなく、作業員の人数や搬出経路の難易度によっても変わります。何社かに見積りを依頼して比較検討することで、適正価格での処分が可能になります。

企業で廃棄するときの手続きや注意点

企業で廃棄する際は、法的に定められたプロセスを踏む必要があります。処理委託契約書やマニフェストなど、所定の書類をきちんと整備しなければならない場合があります。

また、オフィス移転や廃業に伴い金庫をまとめて処分する場合も、早めに業者とスケジュールを調整することが重要です。繁忙期だと予約が取りづらくなるため、新しいオフィスへの移行や廃業手続きに影響しないよう計画しましょう。

金庫を無料で処分するには?売却・下取りの活用事例

金庫を無料で処分するには?売却・下取りの活用事例

無料で処分できるケースを知っておくと、思わぬ費用を抑えられます。

処分費用をかけずに金庫を手放す方法として、下取りや出張買取の利用が挙げられます。新しい金庫の購入時に古い金庫を引き取ってもらえる仕組みは、トータルコストを削減するうえで効果的です。

ただし、金庫の状態や年式によっては下取り不可となることもあります。事前に店舗や業者に問い合わせ、可能なプランを確認しておくのが良いでしょう。

また、出張買取サービスを活用して持ち込みの手間や送料を浮かせる方法もあります。業者が査定に来て、金庫をその場で搬出してくれるため、搬出作業を自分で行う必要がありません。

下取りによる無料処分ができる場合

新しい金庫の購入時に古い金庫を下取りに出すと、実質的に無料で処分できる場合があります。店舗やメーカーによっては下取りサービスを積極的に行っており、買い替えのタイミングが合えば最適な選択肢となるでしょう。

ただし、古い金庫のコンディションがあまりに悪い場合や、規格外の大型金庫などは下取りを断られることがあります。先にこの点を電話やメールで確認しておくと無駄を減らせます。

出張買取での費用負担をゼロにする方法

まだ使える状態の金庫の場合、出張買取業者に査定を依頼すると、買い取り額から搬出費用を差し引く形で実質無料処分に近い形が可能です。業者によってはプラスの値段がつくこともあります。

ただし、フリマアプリと同様に輸送や搬出の難易度が考慮されるため、大型金庫は査定額が低くなる場合があります。事前に写真や寸法を伝えて、対応が可能か確かめておくと安心です。

大型・重量級金庫を処分するときのポイント

大型・重量級金庫を処分するときのポイント

特に重量のある金庫は、安全確保と費用管理が重要です。

家庭用でも100kgを超えるケースがある金庫は、素人作業では事故やケガのリスクが高まります。階上・階下への移動やクレーン使用など、専門的なノウハウが必要な場面も多いです。

そのため、大型金庫の処分を検討する場合は、まず業者による見積りをとり、搬出経路や追加費用を正確に把握することが重要です。安易に自己判断で作業すると、大きなトラブルになりかねません。

高額な費用を避けるために、あらかじめ複数の業者から見積りを取り、比較するのがおすすめです。費用だけでなく、作業実績や安全面の配慮もあわせてチェックしましょう。

階段作業やクレーン作業の追加費用

特にマンションの高層階やエレベーターが使えない建物では、階段作業の難易度が高まり、追加料金が発生するのが一般的です。数階分の担ぎ下ろしには複数の作業員が必要となり、人件費がかさむ原因となります。

また、重量が数百kgにも及ぶような金庫の場合、クレーンや特殊機材を使わないと搬出できない場合があります。クレーン作業には時間と費用がかかるため、事前にしっかりと見積りを取ることが重要です。

自力移動でコストを抑える際の注意点

自力で動かして処分費を節約したい場合でも、無理して行うと大きな事故やケガにつながるリスクがあります。特に床の破損や壁の傷など、修繕費が余計にかかるトラブルも起こりやすいです。

大人複数人で行う場合でも、軍手や保護具を用意し、事前に綿密な運搬計画を立てるなど、安全対策を怠らないことが大切です。状況によっては専門業者の手を借りる方が最終的に安上がりになるケースもあります。

金庫を処分するタイミング・寿命の目安

金庫を処分するタイミング・寿命の目安

耐用年数を見極めて、早めに交換や処分を検討することで安全性を確保します。

金庫は長期間使用できるイメージがありますが、耐火材やロック機構には経年劣化が起こります。特に耐火金庫では、防火性能を維持できる年数に限りがあり、製造から20年ほどで交換を考えるのが理想とされています。

防盗金庫も同様で、錠前部分や内部機構が摩耗し、鍵が回りづらくなるなどの症状が出てくることがあります。定期的に点検を行い、不具合を早期発見することでトラブルを回避できるでしょう。

また、家族構成の変化や業務形態の変化で、金庫が必要なくなることもあります。このようなタイミングで処分を検討するのも一つの方法です。

耐火金庫は製造から約20年で交換が理想

耐火性能を高めるための素材は年数とともに劣化し、防火機能が当初のレベルを維持できなくなっていきます。20年を目安に買い替えを検討することで、万一の火災時も安心です。

企業やオフィスでは定期的に防火対策が見直されるタイミングがあるため、その際に金庫の交換時期も検討すると効率が良いでしょう。

不具合や故障の兆候があれば要検討

鍵が回りづらい、ドアが歪んで閉まりにくいなどの不具合は、故障の前兆です。放置すると完全に開かなくなる恐れがあり、開錠費用などの余計な出費がかさむケースもあります。

鍵のメンテナンスや部品交換で改善する場合もありますが、耐火材や防盗構造そのものが劣化している場合は買い替えがベターな選択です。安全性第一で考え、早めの処分・交換を検討しましょう。

金庫処分に関するよくある質問

金庫処分に関するよくある質問

一般的に多く寄せられる疑問やトラブル例について、解決策を紹介します。

金庫処分に関する疑問は多岐にわたりますが、特にブランド品の処分方法や鍵を失くした場合の対処法が問い合わせとして多いです。トラブルを回避するためにも、正しい手順と情報を把握することが大事です。

また、大手メーカーの金庫が壊れた際などはサポート窓口へ連絡するのが早いケースもあります。専門業者との連携を取っていることが多く、開錠から廃棄までスムーズに進められる場合があります。

鍵のタイプや暗証番号を誤ってしまうと、自力ではどうにもならないことが多いです。状況に応じて業者に相談し、正規の方法で開錠・処分までを行うのが安全です。

セコム・セントリーなどブランド品の処分方法

セコムやセントリーの金庫は、防犯機能や耐火性能が高い分、処分の際にも専門的な作業が必要となることがあります。メーカーに直接相談するか、実績豊富な専門業者に依頼すると確実です。

リサイクルショップでも買い取りに応じてもらえる場合がありますが、状態や年式、付属品の有無が査定額に大きく影響します。メーカーサポートとの比較をしたうえで、最適な方法を選ぶとよいでしょう。

鍵や暗証番号を失念した場合の対処

メーカーサポートや専門の鍵開け業者に相談し、正規ルートでの開錠を依頼しましょう。無理にこじ開けようとすると金庫が破損し、修理費用がかさむだけでなく、中身も傷つけるリスクがあります。

正規開錠では所有者の確認が必要となるため、購入証明書や本人確認ができる書類を用意するとスムーズです。開錠後、そのまま廃棄する場合でも鍵開け費用が発生したり、追加で運搬費がかかる場合がある点に留意しましょう。

片付け110番の金庫回収事例

片付け110番の金庫回収事例

実際に片付け110番で行われた金庫回収の具体的な事例と費用を見てみましょう。

片付け110番の回収事例は、金庫の開錠状態や搬出経路などの具体的な情報がまとまっており、参考にしやすいです。費用の内訳を把握しておくと、自分の金庫を処分する際の目安になります。

ケース(1)開錠OK、1階からの運び出し、高さ35*幅35*奥行35、16500円

回収場所静岡県浜松市中区
回収内容金庫の回収処分
実際の作業料金16,500円

ケース(2)鍵が開かない、階段作業無し、高さ40*幅30*奥行40、27500円

回収場所山梨県甲府市
回収内容金庫の回収
実際の作業料金27,500円

ケース(3)開錠OK、1階からの運び出し・搬出時多少の段差あり、高さ50*幅40*奥行40、44000円

回収場所山梨県南アルプス市
回収内容金庫の回収
実際の作業料金44,000円

ケース(4)開錠OK、5階からのEV有、高さ34.5*幅48.5*奥行38.5、27500円

回収場所静岡県沼津市吉田町
回収内容金庫の回収処分
実際の作業料金27,500円

ケース(5)開錠OK、高さ85*幅50.5*奥行43、60500円

回収場所静岡県浜松市東区
回収内容金庫の回収
実際の作業料金60,500円

まとめ:最適な方法を選んで安全・お得に金庫を処分しよう

まとめ:最適な方法を選んで安全・お得に金庫を処分しよう

金庫の種類や状態、立地条件を考慮しながら、自分に合った処分方法を選ぶことが重要です。

金庫の処分には、自治体の粗大ゴミ回収や購入店での引き取り、不用品回収業者、専門業者など複数の選択肢があります。金庫の大きさや設置場所、開錠の必要性などを総合的に判断し、最適な方法を選びましょう。

特に大型の金庫は重量物であり、無理に自力移動するとケガや周囲の破損につながるリスクがあります。追加料金や出張費の有無などを含めて正確に見積りをとり、スムーズで安全な搬出を実現しましょう。

また、売却や下取りを利用すれば費用を抑えられるケースもあるため、まだ使える金庫の場合はそちらも検討してみてください。いずれの方法でも、事前に情報収集を行い、状態や費用をしっかり把握するのが成功の鍵です。

金庫の処分は片付け110番にお任せ下さい

金庫の処分は片付け110番にお任せ下さい

専門的なノウハウと実績をもつ片付け110番なら、安心・安全に金庫を回収いたします。

片付け110番は、家庭用金庫から業務用まで幅広い金庫の回収実績を誇ります。搬出経路の確保など、面倒な工程も一括で対応できるため、安全でスピーディな処分が可能です。

運搬が難しい高層階、重量が重く自力では対応しきれない大型金庫なども柔軟に対応しています。一度相談し、費用や作業内容を確認してみる価値は十分にあります。

安心と効率を両立させたい方は、ぜひ片付け110番に相談してみてください。

片付け110番の金庫処分サービスはこちら
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次