庭木の枝や伐採でお困りではありませんか?
ご自身で庭木の伐採を行う際には、庭木の伐採のタイミングが分からなかったり、労力がかかったりして大変ですよね!必要な手順などの疑問点・懸念点も多くあると思います。
本記事ではこのような疑問点・懸念点を解消するために、庭木の伐採に関する情報をまとめました。ご自身で庭木伐採をするケースだけではなく、業者に依頼する場合の業者選びのコツや費用などもご紹介しています。
庭木の伐採を検討される方はぜひご参考にしてみてください!
庭木の伐採は自分でできる?
一見、労力がかかり、作業内容が難しそうな庭木の伐採ですが、大きく3つの条件が整えば自分自身で行うことが出来ます。
条件1:庭木の高さ・太さ
素人が安全に庭木の伐採を行うことが出来る庭木の高さは3m以下で、幹の太さは20cm以下とされています。
これ以上高くて太さがあるものの庭木の伐採を行うと、自分を含めて周囲の人に怪我を負わせるリスクが高くなったり、家や周囲の物を破損させてしまったりする可能性があります。そのため庭木の高さ・太さが基準値以上の場合は、業者に依頼した方が無難です。
条件2:庭木を切り倒せる十分なスペースの有無
庭木を切り倒すには十分なスペースが必要。切り倒した庭木が周囲の家や道路にはみ出してしまうと、車や人の通行の邪魔になりますし、事故につながる恐れもあります。
また庭木を伐採し切り倒した後処分するまでの期間、人に危害を加えることなく木を安全に保管するためにもスペースは必要です。
条件3:庭木の生えている場所
素人が安全に庭木を伐採するためには、庭木の生えている場所が平面で安定していたり周囲に建物や電線等なく安全に作業ができたりするといった点もかなり重要になります。
例えば斜面に生えている木だと作業者の足場が安定せずに落下する恐れがあることや、電線の近くに生えていると作業中に感電してしまうなど多くの危険が身に及ぶ可能性があります。特にご自身で作業する際には、気を付けていただきたいポイントです。
伐採を行う前に確認しておきたいこと・必要なもの
庭木の伐採は事前にいくつかのことを確認して、必要なものを確実に準備しなければ、安全・正確に伐採を行うことができないので、簡単に紹介していきます。
詳しく知りたい人はこちらをご参照ください。
check1:伐採時期
庭木の伐採において最適な季節は冬です。最適であると考えられる理由は以下の3つとなります。
- 冬は成長が止まる&空気の乾燥により、樹液・水分量が少なく軽くなっている。
- 蜂など危険な害虫が少ない。
- 落葉しているので、伐採しやすい。
一方、古くからの言い伝えにより、庭木の伐採を避けた方が良いとされる日があるので紹介します。
庭木の伐採を避けた方が良い日
①つちの日
つちの日(犯土日)には、陰陽道や近世の俗信で土を犯すことを忌む日という意味合いがあります。つちの日に伐採を行うことを避けることで、木に虫に入られにくくなることや木が腐りにくくなります。
つちの日は俗信を生まれていることから、本当に効果があるとは言い切れないのですが、つちの日を避けると本当に効果が発揮されるのなら、つちの日を避けて伐採を行うといいでしょう。
②土用の日
土用の日は陰陽道の土を司る土公神という神様が支配するとされ、土を動かしてはいけないとされてきました。土用の日は年に4回あり、立春・立夏・立秋・立冬の前各18日間に設けられています。つちの日同様に土用の日に伐採を行うことを避けるようにしましょう。
check2: 腐敗の有無
木が腐敗している場合、早急に伐採の手配を行う必要があります。
腐敗していると、木がいきなり倒れて人に危害が及ぶ可能性があることやシロアリが腐敗した木に住みつき、庭木の近くにある居住地に侵入して被害を拡大する可能性があります。庭木を伐採しようと思ったら、木の腐敗具合をまずは確認するようにしましょう。
check3 :お清め
日本では「木にも魂が宿る」という考え方があり、お祓いやお清めをしないで木を切るのは縁起が悪いとされています。
しかしお清めを必ず行わなければならないというわけではなく、最近では思い入れのある木だけお清めをするケースや、お清めを行うか行わないかは個人の自由であると主張されています。
ただし伐採後に怪我や病気などが起きてしまったとき、伐採が不幸を呼び寄せたのではないかと不安を搔き立てられるかもしれません。少しでも不安がある人は、事前にお清めをするようにしましょう。
check4: 必要なもの
伐採に必要な道具は以下の通りです。伐採を行うまでに家にあるかどうかの確認をしましょう。
✓のこぎり(またはチェーンソー)
木を切り倒す際に必要です。より取扱いに注意が必要ですがチェーンソーがあると速く終えられます。
✓ロープ
ロープは木を自分の倒したい方向に倒す際に張るために重労働を要するので、太さ1cm以上の頑丈なものを使用しましょう。
✓シャベル(スコップ)
伐根作業時に使います。
✓ゴミ袋・ほうき・ちりとり・軍手
伐採した木や木くずの回収で使います。軍手は回収の際に手を切らないようにするために使います。
✓除草剤
最後に取り切れなかった根を完全に枯らすために必要です。
自分で伐採する手順、コツを紹介
それでは実際に伐採をする手順を説明していきます。
①切り倒す方向を決める
まず切り倒す方向を決めます。何も考えずに無作為に切り倒すことで、人や物に危害を与える可能性があります。事前に倒したい方向に引っ張るようにロープを張ることで、予想外の方向に倒れることを防げます。危険を回避するためにも必ず行いましょう。
②伐採作業を行う。
伐採作業を行う前にまず今一度人の通行が見られないか、人や物に危害を加えないかを確認しましょう。念入りの安全確認が大切となります。次に邪魔な枝を切っていきます。邪魔な枝の判断基準として横に伸びているものや木の切り口を入れる際に邪魔になるものを切りましょう。次に木の切り口をつけます。コツとしては木の直径の3分の1くらいまでの深さに、約45度の角度でくの字に切り口を入れていきます。これを受け口といいます。そして切り口を入れたのとは反対側から、くの字の約3分の2の高さをめがけて水平に切り込みを入れます。これを追い口といいます。最後に追い口の切れ目から受け口の方に木を押すと、簡単に木を押し倒すことができます。
③伐根作業を行う。
残った根はシャベルで土から掘り起こして、根を引っ張れば抜くことができます。土や根が硬い場合は、これらを水で濡らして柔らかくほぐすと抜けやすくなります。根を完璧に除去したい場合は、除草剤を使用して枯らして確実に除去していきましょう。
④伐採した庭木の処分
伐採した庭木の回収・処分にあたって、各自治体によって処分方法や出せる木の太さ・長さ・キロ数が異なるので事前に調べておく必要があります。また可燃ごみとして処分できる自治体もあるので、市町村の「ゴミの出し方」に関するホームページを確認してみてください。
電線にかかっている枝
庭木の枝が電線に引っかかっている場合、無理に自身が枝を切る作業を行うと感電する恐れがあり大変危険です。しかし木が電線に接触することで感電や火災の恐れがあるので早急な対応が必要になってきます。
この場合は電力会社に伐採依頼すると引き受けてくれます。常に電線の管理や扱いを担っている電力会社は安全・早急に作業を行ってくれるでしょう。しかし電力会社は木の手入れをする専門業者ではないので、庭木の見栄えや状態を重点に置くのであれば、伐採・剪定の専門業者に依頼するといいでしょう。
中国電力に電話で確認したところ「現場の状況によって、危険性があると判断した場合は請負可能。料金は無料対応することが多いが、ケースによっては有料になることもあるので、現地確認から対応しています」とのことでした。一度、お近くの電力会社に確認してみるのもいいでしょう。
自分で伐採した庭木を処分する方法は?
伐採した庭木の処分方法は大きく3つに分けることができます。
①可燃ごみとして処分を行える方法
ただし可燃ごみとして処分できるかどうかは各自治体によって異なり、可燃ごみとして処分できたとしても数量やゴミとしての出し方が大きく異なってきます。下の図は実際の中国地方五都市の選定した庭木の出し方についてまとめましたが、それぞれの都市で庭木の処分方法が大きく異なります。事前に各市町村の回収・処分方法を確認するようにしましょう。
広島市 | 50cm程度に切って、ひもで束ねて少しずつ出す。(1回の収集日に2束程度ずつ)※一度に多量に出されると、市では収集できない。(自己搬入または許可業者へ依頼) |
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岡山市 | 長さ60cm以下直径12cm以下に切って束ねてだす。剪定枝、枯葉(木葉)、庭に自然に生えた雑草は透明、半透明の袋に入れて無料で収集。 ※多量の場合は、数回に分けてごみステーションに出す。 |
山口市 | 燃やせるゴミの受け入れ基準 厚さ(太さ)5cm以内・長さ2m以内、幅1m以内 (1)長さ50cm以下のもの…燃やせるごみの指定収集袋に入れるように。また、直径30cm以下に束ね、「大」の指定収集袋を巻き付けて「燃やせるごみ」の日に出す (2)長さ50cm~2mのもの…燃やせるごみの持込施設に束ねず持ち込み。 一回につき、2~3袋(束)まで。 ※たくさんある場合は持込施設に持ち込み。 ※長さ2m太さ5cmを超えるもの… 市のごみ処理施設で処理ない。木くずの処理ができる許可業者に処理を依頼。 |
鳥取市 | 指定袋に入れないで、50cm未満にして、少量を束ねて出す。一度に二束まで。 ※ただし、ごみステーションに大量のせん定枝が集中して出された場合は、一度に収集不可。 |
松江市 | ひもでしばったものに、指定袋を巻き付けて出すことが可能。5リットルの袋を巻き付けて出す場合は、長さは80センチメートル、幹の太さは直径おおむね15センチメートル以内、しばった枝木の直径はおおむね50センチメートル以内。 |
②クリーンセンターに回収・処分してもらう方法
可燃ごみとして庭木をゴミ集積場に持っていく場合、大量にあると一度では引き受けてくれない場合が多いです。そんなケースではご自身がトラック等を用意して直接クリーンセンターに持ち込むことで、大量の庭木の処分も可能になります。ただしクリーンセンターによって持ち込み可能日が変わってくる場合もあるので、事前に確認するようにしましょう。
③直接業者に引き取り依頼をする方法
この方法は自治体で処分する方法と異なり、回収・処分日程を自身で自由に決めることが出来ます。また業者が引き取りに来てくれるので労力もかからないことが大きなメリットとして挙げられます。ただし引き取り費用は木の数・木の幹の直径や枝の長さによって変わってくるので、自治体で処分する方法よりも費用が掛かる可能性もあることには気を付けましょう。
自分で伐採は難しい…業者を選ぶコツは?費用はいくら?
自分で伐採が出来ず、業者に頼む必要がある場合だと、どのような観点で業者を選べばいいのでしょうか?また費用はどれくらい掛かるのでしょうか?本記事では業者を選ぶポイントと片付け110番が提示している相場費用の紹介を行います。ぜひ参考にしてみてください。
業者を選ぶPOINT1:伐採後の庭木を処分してくれるか否かの確認
先に紹介した通り伐採後の庭木の処分は可燃ごみとして処分できるのですが、数が多くてクリーンセンターや回収業者に依頼する場合、運搬に掛かる労力や費用が高額になる可能性が生じてきます。そうであれば、伐採を行う業者に回収依頼も同時に行い、手間や費用を抑える方がいいのではないでしょうか?
業者を選ぶPOINT2:作業実績が豊富にあるか
造園技能士や造園施工管理技士の資格を有してなくても、多くの回数経験や実際の施工を行っているのであれば、安心して依頼できるのではないでしょうか?また庭木の伐採は作業び難易度が上がることに比例し、経験や知識が必要になります。作業実績が豊富にある業者であれば、高い対応力が保障されるので安心して依頼できます。実績については口コミやHPをしっかり確認してみましょう。
庭木伐採に掛かる費用について
基本出張料金 | 3000円~(税込み3300円) |
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伐採料金(高さ3m未満) | 1本あたり8000円(税込8800円) |
伐採料金(多寡さ3m~5m) | 1本あたり18000円(税込19800円) |
伐根料金(幹の太さ30㎝未満) | 5000円(税込5500円) |
(参照:https://kataduke110ban-magazine.com/bassai)
上の表は片付け110番が提示している伐採・伐根費用の相場です。ただしここで提示している金額はあくまで概算であって、木の種類や幹の太さ、現地の状況や出張費などによって変動します。また、基本的に現地確認を経て、正確なお見積もり金額を知ることが出来ます。2、3社の相見積もりを行い、提示された金額を比較して業者を決めることをお勧めします。
庭木伐採のことなら片付け110番にお任せください!
庭木の伐採方法は自力で行う、業者に任せる-の2択があります。先に述べたように業者に依頼する際には様々なポイントを考慮しながらも、より安全で費用を抑えられる業者を見つけ出したいと思いませんか?このような要望をかなえるために、片付け110番に依頼してみるのはいかがでしょうか?
片付け110番ではお客様の希望内容や希望日程に合わせて、優良な伐採業者を紹介することが可能です。また片付け110番では365日年中無休で受け付けており、最短即日で対応可能であることや賠償責任保険加入済みなど、お客様に安心していただける環境を整えています。更に電話1本でお気軽にお問い合わせでき、お客様が地道に一つずつ業者を探していく手間も取らせません!
くわしくはこちらからご問い合わせください。
まとめ
自分で庭木の伐採を行う際の確認事項、作業内容、注意点や業者に依頼する場合の選び方のコツや費用など多種多様で豊富な情報を皆様に提供できたのではないかと思います。
本記事の内容が庭木の伐採を行いたいと考えている多くの皆様のお役に立てれば幸いです。
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