日本をキレイに!片付け110番です。
「自分は片付けられないダメな人間だ…」と一度でも思ったことがある方は必見!
今回の記事では、「片付けられない方の6つの特徴的な心理状態と、片付けられるようになる4つの心理テクニック」を、紹介します。
自分が片付けられない本当の理由を知ることが、片付けられる自分になるための第一歩です。
どうせ自分なんて…と諦めている方、悲嘆(ひたん)している方は、ぜひご覧いただき、実践してみてください!
「片付けたり捨てたりできない、こんなにもダメなのは自分くらいだ…」と思っているかもしれません。
ですが、多くの方が、片付けられないことに悩んでいます。
片付けようと思っても、いざ行動しようとすると、気力もなくなって、何もできなくなってしまう…。
あなたの深層心理に原因がある可能性があるので、今回の記事を最後までご覧いただければ、あなたも自然と片付けられるようになるかもしれません。
もしかしたら、あなたはこう思っていませんか?
- こんなに片付けられないのはきっと自分だけだ…恥ずかしい。
- 自分の性格では一生部屋なんて片付かないと思う…。
- もし片付けられるようになるなら、どんなことでも試してみたい…。
- 片付けにまた失敗して、後悔したり傷ついたりしたくない…。
精神的な理由で片付けられないと感じている方は、たくさんいるようです。
僕も最初は、「どうしても片付けられない方というのは存在して、それはもう仕方のないことなのだ」と感じていた時期もありました。
残念ながら、「だらしない」「なまけもの」「面倒くさがり」という、性格的な理由で片付けられないのだと、本人も、家族も、勘違いしています。
あるアンケートでは、「片付けられないのは自分の性格が原因だと思いますか?」という質問をしたところ、28.5%の方が「とてもそう思う」、58.1%の方が「ある程度そう思う」と回答しています。
多くの方が自分の性格が原因だと感じているようですね。
しかし性格がそうだから片付けられない、というのは実は誤りです。片付けはスキルですから、身につけば誰でも作業できるんです。
肝心なのは、あなたの心にその準備をさせてあげること。凝り固まった考えをほぐしてあげること。
心に片付ける準備をさせてあげれば、あなたも片付けられるのに、勘違いしたまま自分を責め続けるのは、辛すぎますよ。
「自分はできないんだ」と考えてしまっていたあなたの心をほぐして、片付けられるようになる心理テクニックを4選お知らせしますので、あなたも片付けられるようになります。
私たちについて
あらためまして、私たちは、片付けに悩む多くの方、片付けのプロと毎日関わっています。
これまで90万件にものぼるご相談の中で、「片付けられない」「片付けが苦手」「自分は片付けられない性格」といわれる方の問題も、多く解決してきました。
今回、この記事をリリースするにあたり、片付けられない方の心理に関して、徹底的にリサーチし、調べ尽くしましたので、信頼いただいて大丈夫です。
だまされたと思って記事を最後までご確認いただき、実践してみて下さい。
わかりやすい解説と、チャレンジしやすい解決策をご用意しています。
片付けられない方の特徴的な6つの心理
片付けられずに困っている方は、なぜ自分が片付けられないのか、モノを捨てられないのかを正しく認知することが重要です。
自分がなぜ片付けられないのか、捨てられないのかという根本的な原因を知ることが重要。
そして根本を解決することができなければ、もし一度部屋を綺麗にできたとしても同じことの繰り返しです。
また、根本的な原因を解決できないと、得も言われぬ不安から、片付けの一歩を踏み出す勇気も持てない可能性があります。
散らかった部屋に悩んでいる方には、大きくわけて6つの特徴があると言われているので、それぞれ解説しますね。
1,広告に洗脳されている
生活していると、多くの情報が入ってきますよね。その中で要注意なのが、「広告」なんです。
広告って「つい」見てしまいますよね?実はこれは怖い洗脳なんですよ。
多くの広告はあらゆる心理テクニックを駆使して、あなたをコントロールしようとしているからです。
本当に危険。あなたは、広告に洗脳されている可能性があります。
どう洗脳されているかというと、
「モノを買わないと不幸になる」
「それを買わないあなたに価値はない」
「所有することで唯一幸せになれる」
というものです。
ですが、いくらモノを買っても、精神的に満たされることも、精神的安定を得ることもありません。
満たされてもそれは一瞬のことでしょう。
この広告による洗脳の弊害が、「モノへの執着」です。
あなたも広告に洗脳されるあまり、知らず知らずのうちにモノに執着していませんか?ただ所有したいだけにとどまらず、他人からの評価もモノを所有することで得ようとしていませんか?
モノへの執着でいっぱいになってしまった心理状態では、モノを手放すどころか、次々に買い、溜め込んでしまいます。
片付けできる状態ではありませんね。
2,損失回避の法則に振り回されている
損失回避の法則といって、「人は得をすることよりも、損をしないことの方を選ぶ」という心理傾向があります。プロスペクト理論とも言われています。
モノを手放してスッキリした部屋を手に入れる喜びよりも、モノを手放して後悔する可能性を極端に恐れるんです。損することを異常に恐れてしまうんですね。
この法則に振り回されている方ほど、「もったいない」「損をしたくない」という思いが強いんです。結果、モノへの執着が強く、部屋が片付きかないという状況に…。
損をしたくない、得をしていたい、と思うほど危険なんです。本当に自分が得たいゴールや結果が何なのか、見えなくなってしまいますよ。
本当は「部屋を片付けたい」という明確な目的があるかもしれません。でも、1つ1つのモノに対して「手放すことで損したくない」という思いが邪魔をしているのかもしれません。
そんな状態では、部屋を片付ける心理状況になれないんです。合理的ではない意思決定をしてしまう…、でも誰しも持ち得る不思議な心理傾向なんです。
3,脳のバランスに問題がある
人間には「言語性知能」と「動作性知能」という二つの知能があります。
ある書籍の記述によれば、言語性知能よりも動作性知能が発達していない、バランスが悪いと、片付けられないそうです。
「言語性知能」とは、計算したり記憶したり、物事を理解する力を備えた知能。片付けの場面では「あれも、それも、あぁこれもしなくちゃ」と、たくさんのことを考え生み出していきます。
一方「動作性知能」とは、パズルを組み合わせたり、優先順位を付けてタスクをこなす知能。片付けの場面では、言語性知能が生み出した片付けのタスクの数々に優先順位をつけて行動に起こします。
動作性知能が発達していないと、言語性知能の多すぎる指示に対して、動作性知能が優先順位をつけきれないんですね。そして、思考がショートしてしまって、結果要不要の仕分けができず、片付けられなくなってしまいます。
この二つの知能のバランスが悪い状態で、無理に片付けようとするのは良くありません。「気持ちが落ち込む」「イライラする」などの症状が現れると言われいるんです。
これではますます片付けられなくなってしまいますね。あなたが片付けられない原因は、言語性知能と動作性知能のバランスが悪いのが原因かもしれません。
4,完璧主義すぎる
あなたも、完璧主義すぎやしませんか?
完璧主義すぎると疲れやすくなり、片付けられなくなる可能性を秘めています。
片付けをするにあたっても、
「人には任せられないから自分で全てやる!」
「頑固で妥協が出来ないので、理想と違うと許せない」
「机の上のティッシュボックスが斜めになっているのが許せない」
「本棚の漫画が巻数順になっていないのが許せない」
なんてことありませんか?
実際は、部屋中散らかっているのに、細かなところか気になりすぎて結果手がつけられない…。
もしかしたらその完璧主義は、「強迫性パーソナリティ障害の可能性」があります。
捨てるものを選んで、処分して、収納して…。
と、何もかも完璧にやろうとするあまり、頭の中で考えるだけで疲れてしまって、結局行動には移せていない。
どうせ片付けるなら完璧に片付けたい、と計画をたてて、その膨大な作業量を前に、「できそうにない…」と諦めてしまう…。
あなたも強迫性パーソナリティ障害の気質を持っていて、それが原因で片付けられないのかもしれません。
実際、ゴミ屋敷の住人を調査したところ、多くの人が強迫性パーソナリティ障害の気質を有していたということもわかっているそうです。
あなたがダメで片付けできないのではありません。あなたが持っている『強迫性パーソナリティ障害』のせいで片付けできていないのかもしれませんよ。
5,いつも緊張しすぎている
散らかった部屋を見て、「片付けなきゃいけない…!」と、強く思っていませんか?
片付けが苦手な人ほど、一日中、「片付けなければいけない」といつも片付けのことを考えていると言われています。
そんなとき、あなたの心はいつも「緊張しすぎの状態」にあります。
緊張していると、緊張ホルモンが分泌されるのですが、いつも緊張しすぎている人は、常に緊張ホルモンが分泌されています。
そして、いざ「片付けよう」と行動に移ろうと思ったら、さらにストレスがかかります。
あなたの体の中では、緊張ホルモンがあまりに過剰に分泌されることで体に悪影響がでないように、ここで緊張ホルモンを抑制するホルモンを分泌しはじめます。
片付けようとしているまさにそのタイミングに!
緊張ホルモンを抑制するホルモンが分泌されることで、どんどんやる気が損なわれていきます…。
本当に片付けたいと思った時に、とたんに片付けられなくなってしまうのは、こういったホルモンが影響している可能性が高いです。
決して、あなたの性格が面倒くさがりだったり、だらしないからではありません。
6,トラウマや恐怖を抱えている
片付けられない人の中には、無意識下で、「片付いてしまうと困ることがある」と、感じている人が多いと言われています。
部屋を片付けると、部屋だけでなく、頭の中もすっきりしますよね。
実はこの、頭の中がスッキリすることが問題なんです。
雑然とした部屋やゴミや「片付けなきゃ」という考えは良しとしましょう。
でも、スッキリ覆い隠していた恐怖・不安・トラウマ・悲しみなどの感覚に、気付いたり触れたりしてしまうんです。
すると、「片付けることに恐怖を感じる」のかもしれません。
キレイな場所・部屋や、モノの少ないシンプルな場所は落ち付かない、心がザワザワする。
そんな方は、トラウマが原因の可能性もあります。
トラウマに触れない為に、「片付いていない方が安心」という認知になってしまっているんですね。
「また傷つくのが怖い」ので、片付けないことで、自分自身を守ろうとしているのが今のあなたの心理状態です。
あなたも、片付けとは関係ないところで、「傷ついている」のではありませんか?
例えば、何かを成し遂げないといけなかったのに、失敗してしまった経験。
誰かに否定されたり自分自身を否定した経験。
それらが、あなたのトラウマになっているかもしれません。
「再び傷つくのが怖い」から、と、あえて片付けない無意識の自分がいる可能性を知っておきましょう。
片付けられるようになる心理テク4選
次は、片付けられるようになる心理テクニックを4選ご紹介します。簡単にトライできますので、ぜひだまされたと思って試してみて下さい。
1,捨てなければ損をすると声に出す
損をしたくない気持ちを逆手にとって、「捨てなければ損をする」と声に出してみましょう。
声に出すことで、ただ頭の中で考えるよりも、思考を減速させる効果があるといわれています。
同じ状態でも、思考スピードが減速した状態であれば、脳に余力が生まれるでしょう。
なので、声に出していることに関してより深く熟考(じゅっこう)することができます。
「捨てなければ損をする」という考えを、記憶(頭)に落とし込む強度をあげることができるので、「捨てなきゃ損」という思考に切り替わります。
そうして、自然と片付けをしたくなる考え方に変わっていきますよ。
2,一旦思考停止する
脳のバランスが悪いと片付けられないとお伝えしましたが、これは持って生まれたものや遺伝が原因の場合が往々にあります。
あなたが悪いわけではありません。
「片付けなきゃ」と考えるほど、悪循環に陥るので、一度思い切って考えるのを一切やめてみましょう。
「片付けなきゃをやめる」と何度も唱えてみる。
それで、言語性知能を停止させる、一時的に止めることができるといわれています(思考停止)。
これまでは言語性知能が次々にタスクを生み出していました。
でも、言語性知能が止まることで、「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」の思いつきの数が増えなくなります。
そのため、バランスの悪かった動作性知能も、言語性知能に追いついて、優先順位をつけて自然と片付けができるようになります。
3,ダメ出しをやめる
あなたは、「自分は片付けられないダメな人間だ」と、自分にダメ出ししていませんか?
そのダメ出し、もうやめてください!
自分にダメ出しをしてストレスを抱えると、緊張状態になります。
いつも緊張状態にあると、行動を起こそうとすると抑制するホルモンが分泌されてしまい、何もできない状態に陥ってしまいます。
また、あなたは遺伝的に、強迫性パーソナリティ障害の可能性があります。
遺伝子にはダメ出しをすることで、スイッチが入り、余計に遺伝子の特徴が濃く出るという性質があるといわれています。
ますます、片付けられない心理状態に陥り、片付けられない体になっていくんですね。
それを止められる唯一の方法は、ダメ出しをやめることなんです。
ダメ出しをやめて、自分を尊敬してあげましょう。
自分を否定しないで、自己肯定感をあげてあげられるよう、自分を褒めましょう。
そうすることで、抑制するホルモンの分泌が抑えられます。
そして常に緊張ホルモンが分泌される状態も解消。
強迫性パーソナリティ障害の特性を出来る限り抑えて、スムーズに片付けられるようになります。
ダメ出しをやめて自分を褒めるのが日常になると、毎日が明るく楽しくなり、掃除も気持ちよく取り組めるようになりますよ。
4,自覚し、自分を認める
あなたは、「片付けられないダメな自分」に無意識に支配されてしまっています。
片付けできていないのではなく、「片付けしないと自分で決めて行動しているのだ」と、自分自身をの決断を自覚しましょう。
決断や判断、思考の主導権を、自分のもとに戻すことができます。
また、自分のことを認め、「自分の決断や未来をもっと信用」してあげることも大切です。
モノを捨てられない人の心理・本音の多くは、
「また使うかもしれないのに捨ててしまって、未来で後悔したらどうしよう」
「ここで捨ててしまって、また必要になった時に手に入らなかったらどうしよう」
といったことです。
これは、「自分の未来はいいことがあるはずがない」「自分は未来への判断を誤るに違いない」と、自分を信用できていない証です。
自己否定が強い人ほど、後悔の念も強く、後悔しないようにしなければ、という感情も強いんです。
そして、後悔を感じるくらいなら、何もしたくない、片付けもしたくない、と無意識に縛られてしまっているんです。
だから、主導権を自分に戻し、あなた自身を認めてみてください。
「私も私の未来も大丈夫」「何かあっても代用品はちゃんと手に入る」と言い聞かせてあげましょう。
あなたはちゃんと決断のできる人です。
そして、あなたは、ちゃんと片付けられる人なんですから。
以上のように、片付けられない方の心理状態を理解し、片付けられるようになる心理テクニック4選を実践すれば、誰でも片付けられるようになります。
時間はかかっても、少しずつでも、必ず!
まとめ
基本的に、片付けられないのは、あなたのせいではありません。自分を責めることこそ、片付けられない要因なんです。もっと気軽に、片付けと向き合ってみて下さい。
The talent for being happy is appreciating and liking what you have, instead of what you don’t have.
日本語では、「幸せでいるための才能は、自分が持っているものを歓迎して好きでいること。持っていないものじゃなくね。」と訳します。
これは、「ミッドナイト・イン・パリ」など多くの映画の脚本をし、アカデミー賞で脚本賞を受賞している、映画監督ウディ・アレンさんの有名な言葉です。
どんな人も、幸せになりたいなら、いまあなたが持っているものを受け入れて、自分を認めること。
片付けられる方の才能をうらやましがるのではなく、あなたが無理をしないでできる片付けと、その結果を歓迎して、褒めてあげること。
高望みは不要です。そんなことしなくても、あなたは幸せになれるんですから。
自分は何もできない、何も持っていない、と喪失感にさいなまれるのはやめましょう。
あなたは今のあなたで充分。
そして今のあなたでも自分を信じて少しずつ行動すれば、片付けはできるはずです。
復習
さいごに復習です。
片付けられない・捨てられない方には、その心理状態に6つの特徴があります。
1,広告に洗脳されている
2,損失回避の法則に振り回されている
3,脳のバランスに問題がある
4,完璧主義すぎる
5,いつも緊張しすぎている
6,トラウマや恐怖を抱えている
これまで捨てられずに困っていた方も、劇的に自分が変わり、捨てられるようになる心理テクニック4選についてもご紹介しました。
1,捨てなければ損をすると声に出す
2,一旦思考停止する
3,ダメ出しをやめる
4,自覚し、自分を認める
あなたも、「片付けられない・捨てられない」と、あなたを縛っている心理状態から抜け出して、心理テクニックを駆使してください。
あなたを縛り付けている恐怖や不安から解放され、すっきりしたお部屋を手に入れましょう。
今後も役に立つ濃い記事を配信していきます!
コメント欄に感想や質問をいただければ、すべて回答しますので、ぜひコメントお待ちしています。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
片付けられない心理状態を知ると、片付けられないのはその方自身のせいではないことがわかりましたね。
そして、片付けられるようになる心理テクニック4選。実践すれば、嘘みたいに片付けられるようになる可能性があります。
今あなたは記事を最後まで読んで、「なぜ自分が片付けられないのか」「片付けられるようになるにはどうしたらいいか」が、完全に理解できたと思います。
もちろん、個人差がありますから、片付けが終わるまでにかかる時間には、人によって長くかかったりすることもあるでしょう。
それでも、心理テクニック4選を日々実践することで、あなたも自然と片付けられるようになっていくはずです。
この方法、これまで試したことないな、と思った人は、ぜひ実践してみてください。
難しいことは一つもないので、あなたにもやってみることができます。
お部屋がキレイになり、なによりあなたが自分を責めるのをやめて、自分に自信をもっていただけることを、願っています。
今回も記事を最後まで見てくれて、ありがとうございました。ではまた、次の記事でお会いしましょう!