草抜きや草むしりの作業は、しっかりとした計画と手間が必要で、自分で行うには体力も時間も必要です。広い庭や空き地を持っていると、放置しておくと草が生い茂り、見た目も悪くなりますし、害虫のも発生します。しかし、どれくらいの費用がかかるのか分からないと、依頼出来ないし、手もつけられずに悩んでいる、という方も多いのではないでしょうか。また、体力に自信がない、忙しくて時間がない、道具を揃えるのが大変などの理由で自分で草抜きを行うことが難しいと感じている方も少なくありません。この記事では、草抜きの作業における費用の相場と、費用を抑えつつ効率よく草抜きを行う方法について、具体的な事例を交えて徹底解説します。ぜひ参考にしてみて下さい。
草抜きと草刈りの違いとは?

草抜きは、草むしりとも呼ばれ、手作業で一本一本草を根元から抜き取る作業です。根っこからしっかりと除去するため、再発が遅くなるのが特徴です。この作業は時間と労力がかかるため、業者に依頼する際には作業時間や作業にかかる人員によって料金が変動します。狭い範囲や、特にしっかりと草を取り除きたい場合に適しています。
一方で、草刈りは草刈り機を使って地面近くで草を刈り倒す作業です。草を短く刈り取ることで見た目はスッキリしますが、根が残るため、草が再び伸びるのが比較的早いです。草刈りは、作業範囲が広い場合に有効で、広さに基づいて料金が設定されることが多いです。大きな庭や広い空き地など、広範囲を短時間で処理したいときには草刈りが適しています。
草抜きの費用相場とは?一般的な料金の目安

草抜きの費用は、主に以下の要素によって決まります。
作業時間:草抜きは時間がかかる作業のため、作業にかかる時間が費用に大きく影響します。
作業人員:草抜きの作業に何人の作業員が必要かによっても費用が変動します。広い範囲や草が密集している場合には、複数人での作業が必要になることがあります。
処分費用:草を抜いた後の処分が必要な場合、その費用も加算されます。処分の有無によっても料金が変わるため、事前に確認が必要です。
作業場所の広さや状況:作業する場所の広さや、地面の状態(例えば、草が深く根付いている場合など)も、作業の難易度に影響し、費用に反映されます。
草抜きの料金は、上記の要素に基づいて算出されますが、以下は一般的な相場の目安です。
| 作業時間あたりの費用 | 1時間あたり約3,000円~5,000円 |
|---|---|
| 1人あたりの作業費用 | 1人の作業員が1日(8時間)作業する場合の費用は、24,000円~40,000円程度 |
| 処分費用 | 草を処分する場合、追加で5,000円~10,000円程度が必要 |
草抜きの費用は、作業時間、作業人員、処分の有無、作業場所の広さや状態によって異なります。依頼する際には、具体的な費用がどのように決まるのかを業者に確認し、自分の予算と作業の必要性に応じた選択をすることが重要です。
草取り業者の種類と相場の目安を比較しよう
草取り(草抜き・草むしり)を業者に頼むときは、「どのタイプの業者に依頼するか」で費用感が大きく変わります。代表的な依頼先と、おおよその相場イメージを押さえておきましょう。
1)便利屋・不用品回収系の業者
草取り以外にも片付けや家具移動など、家まわりの困りごとをまとめてお願いできるのが便利屋タイプです。料金は1時間あたり数千円+出張費といった形が多く、庭の一部だけなど小規模な草取りには向いています。一方で、広い敷地や造園的な仕上がりを求める場合は、作業時間がかさみやすく割高になることもあります。
2)造園業者・庭木のプロ
庭木の剪定や芝の管理も行っている造園業者は、10㎡あたりの単価や1日あたりの作業料金で見積もられるケースが一般的です。技術力が高く、庭全体のバランスを見ながら仕上げてもらえる反面、便利屋よりも単価が高めになる傾向があります。きれいな仕上がりや継続的な庭管理を重視する場合に向いています。
3)シルバー人材センター
各自治体にあるシルバー人材センターでも草取りを依頼できます。料金は1時間あたりの作業単価が安めに設定されていることが多く、「費用をできるだけ抑えたい」「細かい仕上がりにはこだわらない」という方に人気です。ただし、地域ごとに料金や受付状況が異なり、繁忙期は予約が取りにくいこともあるため、早めの相談がおすすめです。
このように、同じ「草取り」でも依頼先によって料金体系や得意分野が違います。
「どこまできれいにしてほしいのか」「他に一緒に頼みたい作業はあるか」「費用をどこまでかけられるか」を整理したうえで、自分に合った業者タイプを選ぶと、納得のいく依頼につながります。
【写真付き】片付け110番草抜きサービスの料金事例

ケース1 草抜き(処分あり)、25㎡、27500円


| 回収場所 | 青森県青森市 |
|---|---|
| 作業内容 | 草抜き |
| 実際の作業料金 | 27,500円 |
| お客様のご要望 | 草抜き依頼。 |
ケース2 草抜き(処分あり)、50坪、33000円


| 回収場所 | 静岡県磐田市/td> |
|---|---|
| 作業内容 | 草抜きと草の処分 |
| オペレーター提示金額 | 6,600円 |
| 実際の作業料金 | 33,000円 |
| お客様のご要望 | 草抜きと草の処分依頼。駐車場の草抜き希望。火災が心配のため、早めの作業希望です。 |
ケース3 草抜き(処分無し)、車5台分ほど、30000円


| 回収場所 | 鹿児島県鹿児島市緑ヶ丘町 |
|---|---|
| 作業内容 | 草むしりの依頼 |
| オペレーター提示金額 | 6,600円 |
| 実際の作業料金 | 30,000円 |
| お客様のご要望 | 手作業の草むしり希望。むしった後の草の処分は不要で、袋には詰めておいて欲しい。8/16で希望ですが、難しければ別日相談可能。 |
ケース4 草抜き(処分無し)、7~8坪と通路、33000円


| 回収場所 | 埼玉県桶川市 |
|---|---|
| 作業内容 | 草抜き依頼 |
| オペレーター提示金額 | 6,600円 |
| 実際の作業料金 | 33,000円 |
| お客様のご要望 | 草抜き依頼で、草の処分は不要。8/22までの対応希望。 |
草取りの相場が高くなりやすいケースとは?
草取りの料金は「面積」や「作業時間」だけでなく、現場の条件によっても大きく変わります。事前に「高くなりやすい条件」を知っておくと、見積もり金額を見たときのモヤモヤを減らせます。
・草丈が高く、密集している
腰の高さ近くまで伸びていたり、太い茎の雑草がびっしり生えている場合は、1本あたりの処理に時間がかかるため、同じ面積でも作業量が増えます。草丈が高いほど単価を上げている業者も多く、「放置していた期間」がそのまま料金アップにつながるイメージです。
・石・ゴミ・ブロックなどの障害物が多い
地面に石やレンガ、廃材などが埋もれていると、道具が使いにくく、手作業で慎重に草を抜く必要が出てきます。また、空き地などで「草むしり+ゴミ拾い」のような状態になっていると、雑草だけでなく不燃ゴミの分別・回収も必要になり、その分の人件費や処分費が上乗せされます。
・傾斜地や狭い通路など危険を伴う場所
急斜面や法面、足場の悪い場所での草取りは、転倒防止や安全対策が欠かせません。安全帯の着用や、複数人での作業が必要になることもあるため、平地に比べて割高な見積もりになるのが一般的です。
・草の処分量が多い・袋詰めまで依頼する
抜き取った草をその場に山積みにするだけなのか、袋詰めまでしてほしいのか、さらに業者側で引き取って廃棄まで行うのかによっても費用は変わります。軽トラック何台分もの量になる場合、処分費だけで数千円〜1万円以上かかるケースもあるため、「処分を含むかどうか」は見積もり時に必ず確認しておきましょう。
「この条件だと高くなりそうだな」と事前に把握しておけば、草丈が伸び切る前に依頼したり、自分でできる範囲だけでも片付けておくなど、費用を抑えるための対策が取りやすくなります。
草抜き費用を安く抑えるための2つのコツ

(1)定期的なメンテナンス
草は放置するとすぐに成長し、抜くのが大変になります。雑草が密集して生えたり、根が深くなったりすると、草抜き作業が難しくなり、その分、業者に依頼する費用も高くなります。定期的なメンテナンスを行うことで、草の成長を抑え、軽い作業で済ませることができるため、結果的に費用を抑えることができます。月に一度、あるいは季節ごとに草抜きを行うことで、雑草の繁殖を防ぎます。特に春から夏にかけては雑草の成長が早いため、この時期に頻繁にメンテナンスすることが効果的です。
(2)自分でできる範囲を知る
すべての草抜きを業者に依頼すると、どうしても費用がかさんでしまいます。しかし、草抜き作業の一部を自分で行うことで、業者に依頼する範囲を限定し、コストを抑えることができます。自分でできる範囲を理解し、無理のない範囲で手作業を取り入れると、費用を大幅に削減できることがあります。庭の端や見える部分の簡単な草抜きは自分で行い、手の届かない場所や大きな範囲だけを業者に任せると良いでしょう。例えば、花壇や植木周りなど、作業がしやすい部分を自分で行うと効果的です。草抜き用の手袋や専用の除草道具を用意しておくことで、作業が楽になります。手軽に使える道具を揃えると、短時間で効率的に草抜きができ、業者に依頼する範囲を減らせます。雨上がりの地面が柔らかくなっているときは、草を抜きやすくなります。こうしたタイミングで作業を行うことで、負担を軽減し、スムーズに草抜きが進みます。
プロに依頼するメリットとデメリット

プロに草抜きを依頼することで、効率的で確実な作業が期待でき、時間と手間を大幅に節約できますが、その分費用がかかり、スケジュールや作業の進め方に制約が生じることもあります。依頼する際には、これらのメリットとデメリットを理解した上で、必要に応じて業者としっかりコミュニケーションを取り、満足のいく結果を得られるようにしましょう。
| メリット | ・プロの業者は経験豊富で、効率的に草を抜き取る技術を持っています。特に広い範囲や根が深く張った雑草でも、専門の道具や手法を使って短時間で確実に除去します。 ・自分で作業する場合と比べて、労力や時間を大幅に節約できます。特に、忙しい方や体力に自信がない方にとっては、大きな助けになります。 ・プロは庭や敷地全体の見栄えを考慮しながら作業を行います。単に草を抜くだけでなく、雑草が再び生えにくいように地面を整えることも可能です。 ・草抜きは肉体的にも精神的にも負担がかかる作業です。プロに任せることで、自分でやる手間やストレスから解放されます。 ・自分の時間を有効に使え、他の大切なことに集中できるようになります。 |
| デメリット | ・プロに依頼すると、それなりの費用が発生します。特に広範囲や根が深く張った雑草の除去など、手間がかかる作業の場合は費用が高くなることもあります。 ・自分で行えば無料で済む作業に対して、プロに依頼することで出費がかさむため、予算に余裕がない場合は負担に感じることがあります。 ・業者に依頼する場合、業者のスケジュールと自分の都合を合わせる必要があります。特に繁忙期には予約が取りにくくなることがあります。 ・業者は効率を重視するため、細かい部分で自分のこだわりや希望が反映されにくいことがあります。特に、部分的に草を残したい、特定の植物を守りたいなどの要望がある場合は、事前にしっかりと伝える必要があります。 |
見積もりで確認したいポイントと、草取り業者選びのコツ
同じ庭の草取りでも、業者によって見積もり金額に大きな差が出ることがあります。単純に「安いから」という理由だけで決めると、当日になって追加料金が発生したり、仕上がりに不満が残ることも。
事前の見積もりで、次のポイントをチェックしておくのがおすすめです。
1)料金の単位と内訳を確認する
「1㎡あたり」「1時間あたり」「◯坪まで一律◯円」など、業者ごとに料金の決め方が違います。見積書には、
- 基本料金(作業費)
- 出張費・車両費
- 草の処分費(持ち帰りの有無)
- 駐車場代や高速代 など
がどこまで含まれているかを明記してもらいましょう。後から「処分費は別でした」と追加請求されるのを防げます。
2)追加料金が発生する条件を聞いておく
実際に現場を見てから、「想定より草丈が高かった」「ゴミが多かった」といった理由で追加料金がかかることもあります。「どんな場合に追加費用が発生しうるのか」「その際はいくらぐらい増えるのか」を事前に確認しておくと安心です。
3)対応エリア・日程・人数などの柔軟さ
繁忙期は予約が取りづらく、希望日に対応できないこともあります。連絡のつきやすさや、見積もりから作業までのスピードも含めて、「この業者なら安心して任せられるか」を見極めましょう。可能であれば、2〜3社から相見積もりを取り、金額だけでなく説明の丁寧さ・質問への回答の分かりやすさも比較すると失敗しにくくなります。
4)保険加入や口コミもチェック
庭木や建物を傷つけてしまった場合に備え、損害保険に加入しているかどうかも重要なポイントです。ホームページや口コミサイトで、実際の利用者の声や施工事例もあわせて確認しておくと安心です。
こうした点を押さえておけば、単に「一番安い業者」ではなく、「自分の条件で最もコスパの良い業者」を選びやすくなります。
草取り後におすすめの長期的な雑草対策
草取り(草抜き・草むしり)は、その場をきれいにするにはとても効果的ですが、時間が経てばまた雑草は生えてきます。
「毎年何度も草取りを頼むくらいなら、もう少し根本的な対策をしたい」という場合は、次のような長期的な雑草対策もあわせて検討してみましょう。
・防草シートを敷く
地面に専用のシートを敷き、日光を遮って雑草の成長を抑える方法です。初期費用はかかりますが、正しく施工すれば数年〜10年程度は草取りの手間を大きく減らせます。特に、日当たりがよく雑草が生えやすい空き地や駐車場まわりなどに向いています。
・砂利や砕石を敷き詰める
防草シートの上に砂利や砕石を敷くと、見た目も整い、歩きやすさもアップします。砂利だけだと隙間から雑草が生えやすいため、「防草シート+砂利」の組み合わせが定番です。
・人工芝やタイル敷きにする
「庭として使いたい」「子どもが遊べるスペースにしたい」という場合は、人工芝やインターロッキングなどのタイル敷きも選択肢になります。初期費用は高めですが、雑草対策と景観づくりを同時にかなえられるのがメリットです。
・除草剤をポイントで併用する
ペットやお子さまがいない場所や、通行の少ないエリアであれば、散布型・粒剤の除草剤を併用する方法もあります。広範囲に多量に使うのではなく、「どうしても草が生えやすい場所だけに限定して使う」ことで、コストと安全性のバランスを取りやすくなります。
「とりあえず今シーズンだけ何とかしたい」のか、「今後数年は楽に管理したい」のかによって、最適な対策は変わります。
草取りの見積もりを依頼する際に、「今後は防草シートなども検討したい」と伝えてアドバイスをもらうのもおすすめです。
まとめ:草抜き費用を見極めて賢く依頼しよう

草抜きは、しっかりとした計画と費用の見極めが重要です。草抜きと草刈りの違いを理解し、費用相場を把握することで、予算に合った最適なサービスを選ぶことができます。また、定期的なメンテナンスや自分でできる範囲の作業を取り入れることで、コストを抑えることが可能です。プロに依頼する際には、メリットとデメリットを考慮しながら、自分にとって最適な方法を選び、賢く庭や敷地の管理を行いましょう。
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