1日の3分の1の時間を過ごしている寝具は、寝心地を重視してお気に入りのベットを買って使っているうちに、使わなくなった古いベッドが家にたまってしまい、いざ古いベッドを処分しようとしたら、解体されてバラバラになったいくつかのベッドが物置に置かれているのを見つけ、処分に戸惑っているという人がいるかもしれません。
ベッドの処分料金は、1台につきいくらという単位で計算されます。
特に自治体の粗大ゴミ回収サービスでベッドの処分をする場合は、処分するベッドの台数を申告して処分の回収を依頼しなければならないですし、1台ごとにまとめて粗大ゴミシールを貼って出さなければなりません。
パーツがバラバラに保管されていて、パーツの組み合わせが分からなくなっていると、どうやってまとめて良いのか困ってしまいますよね。
また、ベッドの処分で最も困っている人が多いのは、スプリングマットのベッドですよね。
スプリングが入ったマットレスは、自治体によっては回収していないところもあります。
私の実家ではベッドを移動することがよくあります。
移動するたびごとにベッドを解体してパーツをひとつずつ移動させることで、大きなベッドを一人で移動させることができますし、狭い通路を通すことができます。
ベッドを一度解体してしまうと、もしパーツが一緒に置いてあったら、似たような素材のベッドだとパーツの組み合わせが分かりづらくなってしまうという状況はよくわかります。
そこで今回は、解体してバラバラになったベッド処分したいと思っている人のために、バラバラになったベッドのまとめ方や処分費用も含めて、ベッドの処分方法についてご紹介します。
「ベッド」として扱われる粗大ゴミの種類
ベッドは、フレームとマットレスまたはスプリングマットレスとを分けて、料金を設定している業者や自治体がほとんどです。
スプリングマットレス、中でもポケットコイル式スプリングマットレスは、処分するのに非常に手間がかかり、きちんと分別して処分するには何時間もかけて手作業で処分しなければならないため、高い処分費用がかかります。
ベッドの枠のみの部分の分類では、シングルベッド、セミダブルベッド、ダブルベッド、二段ベッド、パイプベッド、ベビーベッドなどです。
マットレス部分の分類は、スプリングマットレス、ベッドマットレス(スプリングなし)、ベビーマット、脚付スプリングマットレスベッド、脚付きマットレスベッドなどです。
その他、ソファーベッド、介護用ベッド、ベッド用はしごなどが、ベッド類に分類されています。
他にもベッドの種類はありますが、上記にあるベッドが主に料金が表示されているものです。
方法別ベッドの処分料金
ベットを処分する方法は『自治体が依頼する不用品回収業者に処分してもらう方法』、『リサイクルショップに買い取ってもらう方法』、『民間の不用品回収業者に処分してもらう方法』があります。
リサイクルショップに買い取ってもらうことができれば、最もお得に処分することができますが、自治体に依頼しても安い料金で処分してもらえます。
ただ、自治体に回収を依頼する場合、自分たちでベッドを家の前まで運び出さなければなりません。
運び出すことができない場合は、民間の不用品回収業者に処分を依頼することになりますが、民間の不用品回収業者に依頼した場合は、処分料金はぐっと高くなります。
行政(自治体、市役所)
行政でベッドを処分する場合は、地域によりますがおおまかに以下の通りの処分料金を目安にしてください。
ベッドフレームの処分料金 | |
シングルベッド | 1,000円~1,300円 |
セミダブル・ダブルベッド | 1,000~1,800円 |
パイプベッド・折りたたみベッド | 1,000円~1,300円 |
二段ベッド | 2,000円 |
ソファーベッド | 1,000~2,000円 |
マットレスの処分料金 | |
スプリングなしマットレス | 200~1,000円 |
スプリングつきマットレス(脚付きマットレスも含む) | 700~3,000円 |
リサイクルショップ
リサイクルショップでベッドを買い取ってもらう場合は、買取価格に差がありますが、実はベッドは買い取ってもらいにくい家具です。
ベッドを買い取ったリサイクルショップはベッドを保管しておくために広い場所を必要としますし、ベッドは新しいものを買う人が多いため中古の需要が少ないからです。
折りたたみベッド、介護用ベッド、人気ブランドのベッドは買い取ってもらえる可能性が高いです。
リサイクルショップで買い取ってもらえたとしても、運搬費用を差し引くと、高く売れなければたいしたお金にならない可能性があります
不用品回収業者
不用品回収業者さんによりますが、私がざっと調べてみたところ下記くらいの料金くらいが処分代の目安だと思っていてください。
※出張費、人件費は別である業者さんが多いです。
以下の料金よりもあまりにも高い場合は、ぼったくられている可能性があるので注意しましょう。
逆に以下の料金よりあまり安すぎる場合も、不法投棄などの恐れもあるため注意した方がいいかもしれません。
安さに固執しすぎず、適正な価格で処分することがオススメです。
ベッドフレームの処分料金相場 | |
木製ベッドのフレーム | 4,000~6,000円 |
パイプベッドのフレーム | 4,000~5,000円 |
折りたたみベッド | 4,000~6,000円 |
ソファーベッド | 7,000~10,000円 |
ベッドフレームとマットレスの処分料金相場 | |
シングルベッのドフレームとマットレス | 7,000~10,000円 |
セミダブルベッドのフレームとマットレス | 7,000~10,000円 |
ダブルベッドのフレームとマットレス | 10,000~15,000円 |
マットレスの処分料金相場 | |
スプリングなしマットレス | 2,000~5,000円 |
スプリングつきマットレス(脚付きマットレスも含む) | 5,000~10,000円 |
ベッドを処分する方法のメリットデメリットをまとめました
ベッドを処分する方法は主に3つありますが、メリットとデメリットを比べた上で 自分が処分できる環境と照らし合わせ、処分してもらう方法を選びましょう。
行政(自治体、市役所)
メリット
自治体にベッドの処分を依頼する場合、粗大ゴミシールという券を購入したり、持ち込んで処分すればかなり安い料金で処分できるというメリットがあります。
※粗大ゴミシールはコンビニや郵便局などで購入可能です。
しかし自治体に依頼する場合、自宅前までベッドを運び出さなければなりません。
女性の場合は、自宅前までベッドを運び出すことが困難なことが考えられます。
ですが、ベッドのフレームは解体することができるので、解体した後に分けて運び出せば、1人で運び出せないこともありません。
デメリット
スプリング付きマットレスは、シングルサイズであっても20~30キロの重さがあり、大きなサイズになると自分では運び出せないという人もいると思います。
また、戸別回収をやっていない地域になると、収集場所まで持ち込まないと処分してくれないこともあります。
外へ運び出せないとなるとベッドを回収してもらえませんから、運び出さなければならないということが、自治体にベッドの処分依頼する場合のデメリットとなります。
リサイクルショップ
メリット
リサイクルショップにベッドを買い取ってもらうことができれば、処分費用がかからないだけでなくお金になるということが、リサイクルショップに買い取ってもらうメリットです。
買い取ってもらえなかったとしても無料で引き取ってもらうことができれば、とても助かります。
デメリット
必ずリサイクルショップが買い取ってくれるという訳ではありません。
元々需要が少ないリサイクルベッド市場ですから、古かったり汚れていたりすれば買い取りの対象になりません。
もし買い取りに来てもらっても買い取りの対象とならならず、かえって運搬費用や処分料金を求められる場合があるというのが、リサイクルショップに依頼する場合のデメリットです。
「買取ってもらえる!」と思って来てもらっても、結果的に処分代金がかかる場合もあります。
そう考えると、電話するのもおっくうになってしまいますよね。
ただし、リサイクルショップの中には、ベッドとしてリサイクルするためではなく、金属やプラスチックの資源として買い取ってくれたり、無料で引き取ってくれるリサイクルショップがあります。
ベッドとして買い取ってもらえなかったとしても、資源としてベッドを買い取ってくれるリサイクルショップを探して電話してみるのも一つの方法です。
不用品回収業者
メリット
解体、部屋からの運び出しまで全てやってもらえることが、不用品回収業者にベッドの処分を依頼した場合のメリットです。
デメリット
処分料金がとても高いのが、不用品回収業者にベッドの処分を依頼した場合のデメリットです。
見積もりを出す際に何社かに問い合わせ、安い料金で処分してもらえる不用品回収業者を探すと良いですね。
バラバラになった解体済みのベッドを処分する方法
いくつかのベッドが解体されて保管されていた場合、ベッドの組み合わせが分からなくなり、自治体に指定されている『1台分ずつまとめて出す』ことが難しいという人がいるかもしれません。
しかしこの場合、絶対正確にまとめなければならないというわけではなく、たとえ組み合わせを間違えたとしても、大体1台分ということが分かっていれば良いのです。
ベッドは『ヘッドボード』『底板』『フットボード』『サイドフレーム2本』『脚4本』から構成されています。
この5つのパーツをまとめて1つ分のベッドとしてまとめ、ひとまとめ分が区別できるように紐などで結んでおくと良いでしょう。
ベッド1台分につき1枚の粗大ごみシールを購入し、それぞれのベッドに貼って回収してもらいます。
不用品回収業者にバラバラになったベッドの処分を依頼する場合は、業者の人がベッドの台数を数えてくれるので、自分たちで一台分ごとにまとめる必要はありません。
まとめ
今回はベッドの処分料金と処分方法についてご紹介しました。
またいくつかのベッドが解体されてバラバラになっているベッドを処分したい場合も、1つ分のベッドとしてまとめるコツをご紹介しました。
処分したいベッドの重さが、外へ運び出せるかどうかの分かれ道となり、処分方法が違ってきます。
ベッドのマットレスがスプリング入りかスプリングなしかによって、処分料金が大きく違ってくることもご紹介しました。
できるだけベッドを解体して運びやすくしたり、運び出しの手伝いをしてくれる人を探すなどして、ベットを外へ運び出す方法をまずは考えてみることが大切です。
ベッド回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。