毎日の生活から出るゴミを正しく分別し、ゴミの種類ごとに自治体決めているゴミスケジュールに従って正しくゴミを出すということは、当たり前のようでいて、人によっては難しさを感じている人もいると思います。
ゴミの分別が細くなるほどゴミ収集日のスケジュールが細く分類され、ゴミ出しの日は一週間の中で何日にも分けられます。
生活スタイルによっては、正しい時間に出したいごみを毎回出すことができないでゴミが家にたまってしまい、困っているという人も多いのではないでしょうか。
生ゴミはゴミ出しの日に出しそびれると、腐って臭くなってしまいます。
ペットボトルやダンボールなど、かさばるゴミを出しそびれるとゴミが場所を取り、家に置いておくのが邪魔になって困っている人も多いかもしれません。
ゴミ出しの時間までにタイミングよくゴミを出すことができず困っている人の中には、ゴミ出し日の前夜にゴミを出してしまってはいないでしょうか。
前日の夜にゴミを出すということは、ルールに反することなのか分からないままゴミを出している人もいると思います。
私は何度か引っ越しをしたことがあり、住んでいた地域や賃貸住宅によってゴミ出しの方法が違っていました。
現在私が住んでいる地域では、ゴミは自宅前に出すことになっており、出したゴミの責任は自分でとるようになっています。
自宅前ではなくて、決められたゴミ収集所にゴミを出すという地域もあります。
ある地域のゴミ収集所では、朝のゴミ出しの時間が始まる前まで鍵がかかっていて、その鍵があけられるまでゴミ出しはできないようになっている地域もありました。
多くの地域では、朝の決められた時間内にゴミを出すようにと言われています。
ゴミ出しの時間を指定しているのは、大切な理由があってのことなのです。
そこで今回は、ゴミ出しの時間にゴミを出すことができず、家にゴミがたまってしまって困っている人のために、ゴミ出しのタイミングと、たまってしまったゴミを出す方法についてご紹介します。
夜中にゴミを捨てるのはルール違反?
ゴミ出しの時間は、自治体によって決められています。
多くの自治体は朝の6~8時半にゴミを出すように指定しています。
ゴミを出す時間が決められているのには理由が5つあります。
通りがかりの人もそこへゴミを捨てていくようになるから
1つめは、ゴミ収集日でもないのにゴミが置いてあると、通りがかりの人もそこへゴミを捨てていくようになるからです。
山の中や道路沿いなど、ゴミが1つ捨てられると同じ所へどんどんゴミが捨てられていくように、自宅前やゴミ収集所も同じようになるということです。
ゴミをあさったり持ち去ったりする人がいるかもしれないから
2つめは、ゴミをあさったり持ち去ったりする人がいるかもしれないからです。
ゴミの中の個人情報などを目的にゴミを持ち去る人がいます。
また資源ごみや大型ゴミでも、勝手に持ち去っていく人もいます。
持ち去られたゴミはあさられた後、他の場所で捨てられている可能性もあるのです。
カラスや猫などの動物からの害を防ぐため
3つめに、カラスや猫などの動物からの害を防ぐためです。
ほとんどの地域では、ゴミを動物に荒らされてゴミ袋を破られ中のゴミが散乱するなどの被害が多く、動物からの害を防ぐためにネットを設置するなど様々な対策がとられています。
ゴミを動物にあらされるゴミは、特に生ごみなどの汚れの多いゴミが多く、あらされた後の始末が大変です。
放置されたごみに放火される可能性があるから
4つめに、放置されたごみに放火される可能性があるからです。
特に燃えやすいゴミに放火されたら、家が火事になる危険もあります。
生ゴミが腐って臭うようになるのを防ぐため
5つめに、生ゴミが腐って臭うようになるのを防ぐためです。
生ごみの腐った臭いは衛生的にも環境的にもよくありませんし、ゴミが置かれていたり散らばっていたりするのは、地域の美化を妨げます。
収集所のゴミ収集が終わった後、地域の人たちは交代でゴミ当番をして、ゴミの収集が終わった後は散らばったゴミを掃除しています。
地域の環境を守る人たちのことを考えれば、自分もゴミ出しの時間を守るようにして自分が住む地域をきれいに、そして安全にしていくことは、その人のマナーの問題です。
ゴミに関する法律の中に『廃棄物処理法』というものがあります。
『何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない(16条)』というものです。
これに違反すると、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはこれらを併科すると定められています。(25条1項14号)
ですからゴミ収集の指定日以外の日にゴミを出すと、この法律が適用され罰則を課せられる可能性があります。
粗大ゴミを出すタイミング
それでは粗大ゴミは、いつ出せばよいのでしょう。
粗大ごみを出す時間は自治体によって違いますが、粗大ごみ収集日の朝8時までに出すことになっている地域が多いです。
粗大ごみも他のゴミと同じように、持ち去られたり、放火されたりする危険があります。
ですからやはり、粗大ゴミも自治体が指定する時間内にゴミを出すようにしましょう。
粗大ゴミ3つの出し方
粗大ゴミを処分する方法は3つあります。
粗大ゴミの大きさや重さの違いで、自分で持ち運べる物や持ち運べないものがありますから、捨てたい粗大ゴミによって処分する方法を選ぶとよいですね。
処分したい粗大ゴミの量が多い場合も、まとめて処分できる方法選べます。
戸別回収を利用する(処理券購入)
1つめの方法は、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する方法です。
この場合、直接電話をして申し込むことも出来ますし、各市町村のホームページからインターネットで粗大ごみの回収日を予約することができます。
処分する粗大ごみの種類によって、各自治体で処分手数料が決められています。
無料で処分できる地域、有料でしか処分できない地域、そもそも戸別回収を行っていない地域もあります。
指定されている金額分の粗大ごみシールを、近くのスーパーやコンビニで購入し、予約した粗大ゴミ回収日当日に粗大ゴミシールと呼ばれる処理券を貼って自宅の前に出しておくと、自治体が以依頼する粗大ゴミ回収業者が持って行ってくれます。
行政指定場所に持ち込む
2つめの方法は、自治体が運営するクリーンセンターなどのゴミ処理施設へ、粗大ゴミを直接持ち込んで処分する方法です。
ゴミ処理施設では、10キロで100~200円、100キロで500~1000円ほどの料金でゴミを処分してもらえますし、中には無料で処分してもらえる自治体もあります。
不燃ゴミ、可燃ゴミ、粗大ゴミ、危険ゴミ、資源ゴミ、とゴミ搬入口がそれぞれ違う場合もあるので、あらかじめ分別方法を調べておきましょう。
ゴミの持ち込みには予約が必要な場合もあります。
予約時に「受付番号」をもらい、持ち込み時に受付番号がないと持込が出来ない地域もあります。
事前に予約必要の有無も調べておきましょう。
粗大ゴミ処分業者に依頼する
3つめは、民間が運営する粗大ゴミ処分業者に依頼する方法です。
民間の処分業者に依頼する場合、処分料金が高くなることが多いのですが、持ち運べない粗大ゴミを処分したい時は、持ち運びもしてもらえる民間の処分業者に依頼するとよいでしょう。
粗大ゴミ業者は定期的に回収してくれるのか?
粗大ゴミを含め、生活から出る様々なゴミが大量に家の中にたまり、処分に困っている人に便利なサービスがあります。
それは民間が運営するゴミ回収業者の中で、定期的にゴミを回収するサービスを提供している会社に、処分してもらう方法です。
粗大ごゴミをはじめ、可燃ゴミ、不燃ゴミ、リサイクルゴミ、またオフィスなどから出るパソコン、ハードディスク、文書などの機密書類の処分など、様々なものを処分してくれます。
定期的に回収を依頼する方法もありますし、臨時に単発で依頼することもできます。
ゴミは種類別に自分で分別しておくことは必要ですが、ゴミを毎回出すのが難しい人や、ゴミの量が多くて困っている人にはおすすめのサービスです。
まとめ
ゴミ出しの日にゴミを出すことができず、日常のゴミが大量にたまってしまって困っている人のために、粗大ゴミを含めたゴミの処分方法についてご紹介しました。
指定の時間以外に地域で外にゴミを出すことは、犯罪や環境の悪化を招きかねません。
極力指定された時間内にゴミを出すことが、社会の一員としてのマナーなのではないでしょうか。
どうしてもゴミがたまって困っている場合は、一度にゴミを処分できるサービスを利用すると便利です。
クリーンセンターへゴミを持ち込んで格安の料金で処分してもらうというお得な方法や、どんな種類のゴミも定期的に回収してくれる処分業者による便利なサービスがありますから、ぜひ一度検討してみてください。
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