故人に借金や多額の負債がある場合、相続放棄を選択するケースは少なくありません。しかし、相続放棄をした後に遺品整理をしてもよいのか、不用品を処分したり形見を持ち帰ったりすると相続放棄が無効になってしまうのではないかと、不安を感じる方も多いでしょう。
実際には、相続放棄後であっても認められる行為と、「単純承認」と判断される可能性がある行為があります。法律を十分に理解しないまま遺品整理を進めると、相続放棄の効力に影響する可能性もあるため注意が必要です。
また、賃貸住宅や空き家、持ち家など、故人が住んでいた状況によっても対応方法は異なります。状況によっては相続財産清算人の選任が必要になることもあり、判断が難しいケースでは弁護士などの専門家へ相談することが重要です。
この記事では、相続放棄後の遺品整理で認められる行為と注意すべきポイント、ケース別の対応方法、遺品整理業者へ依頼するメリットまで詳しく解説します。
相続放棄後でも遺品整理はできる?

相続放棄をすると故人の財産を一切扱えなくなると思われがちですが、実際にはすべての行為が禁止されるわけではありません。
まずは、相続放棄後に遺品整理がどこまで認められるのか、その基本的な考え方を理解しておきましょう。
相続放棄をすると遺品整理は制限される
相続放棄とは、被相続人の財産だけでなく借金などの債務も含めて相続しない手続きです。
そのため、相続放棄が家庭裁判所で受理された後は、相続財産を自由に処分したり、自分のものとして利用したりすることは原則できません。
例えば、
- 家具を売却する
- 家電を持ち帰る
- 高価な貴金属を換金する
といった行為は、相続財産を処分したと判断される可能性があります。
一方で、建物の管理や遺品の保全など、財産を維持するために必要な「保存行為」は認められる場合があります。
遺品整理が問題になる理由
相続放棄後の遺品整理で問題になるのは、「保存行為」と「処分行為」の境界が分かりにくいことです。
例えば、室内を掃除しただけなら問題にならないケースが多い一方で、不用品と思って家具や家電を処分すると、相続財産を処分したと判断される可能性があります。
また、預貯金を引き出したり、貴重品を持ち帰ったりする行為も、単純承認に該当するおそれがあるため慎重な判断が必要です。
「遺品整理だから問題ない」と自己判断せず、財産性がある物については特に注意しましょう。
保存行為と処分行為の違いを理解する
相続放棄後の遺品整理では、「保存行為」と「処分行為」の違いを理解することが重要です。
| 保存行為の例 | 処分行為の例 |
| 雨漏りを防ぐための応急処置 | 家具や家電を売却する |
| 建物の換気や簡単な清掃 | 貴金属を持ち帰る |
| 郵便物を整理する | 預貯金を引き出す |
| 防犯のため施錠する | 車を売却する |
| 建物の現状維持 | 遺品をフリマアプリへ出品する |
保存行為は財産を維持するための行為ですが、処分行為は財産を減少・移転させる行為です。
迷った場合は、自分だけで判断せず専門家へ確認することをおすすめします。
判断に迷ったら専門家へ相談する
相続放棄後の遺品整理は、状況によって対応が大きく異なります。
例えば、
- 相続人が複数いる
- 借金の有無が分からない
- 空き家になっている
- 高価な骨董品や貴金属が見つかった
などのケースでは、弁護士や司法書士へ相談することで、法的リスクを避けながら手続きを進められます。
遺品整理業者へ依頼する場合も、法律面については専門家と連携しながら進めると安心です。
相続放棄後にやってよい行為・やってはいけない行為

相続放棄後に遺品整理を行う際は、「これは大丈夫だろう」と自己判断することが最も危険です。
ここでは、一般的に認められる行為と注意が必要な行為について解説します。
認められる保存行為とは
保存行為とは、相続財産の価値を維持したり、損害を防いだりするために必要な行為です。
具体例としては、
- 雨漏りを防ぐ応急処置
- 窓を閉めて防犯対策を行う
- 郵便物を回収する
- 腐敗を防ぐため最低限の清掃を行う
などがあります。
これらは財産を処分する目的ではなく、現状を維持するための管理行為と考えられます。
相続放棄が無効になる可能性がある行為
一方で、次のような行為は単純承認と判断される可能性があります。
- 家具や家電を売却する
- 現金や預貯金を使う
- 車を名義変更する
- 貴重品を自宅へ持ち帰る
- 高価な遺品を譲渡する
相続財産を自分の意思で処分したと判断されると、相続放棄の効力に影響する可能性があります。
価値が分からない遺品も含め、処分は慎重に判断しましょう。
形見分けを行う際の注意点
故人をしのぶために形見分けをしたいと考える方も多いでしょう。
しかし、価値の高い遺品を相続人の一人が持ち帰ると、相続財産を取得したと判断される可能性があります。
一般的には、思い出の写真や手紙など財産的価値がほとんどない物は問題になりにくいとされていますが、高級腕時計や宝石、美術品などは注意が必要です。
形見分けを行う前に、相続財産に該当するかを確認しておくことが大切です。
預貯金や貴重品を持ち出してはいけない理由
預貯金や現金、有価証券などは、相続財産そのものです。
相続放棄後にATMから預金を引き出したり、現金を持ち帰ったりすると、自ら相続財産を取得したと判断されるリスクがあります。
また、金庫の中に保管されていた貴金属や高級時計なども同様です。
相続放棄後は「使わない」「持ち帰らない」を基本とし、必要があれば専門家へ相談しましょう。
遺品を売却する前に確認すべきポイント
遺品整理では、不用品回収やリサイクルショップ、フリマアプリなどを利用したくなるかもしれません。
しかし、相続放棄後に遺品を売却すると、相続財産を処分したと判断される可能性があります。
特に、
- 骨董品
- ブランド品
- 貴金属
- 家具
- 家電
などは財産価値があるため注意が必要です。
売却を検討する場合は、相続放棄の状況や財産の管理方法について、弁護士などへ確認してから進めると安心です。
相続放棄後に遺品整理を進める流れ

相続放棄後の遺品整理は、一般的な遺品整理とは異なり、法律上の制限を意識しながら進める必要があります。
焦って家財を処分したり売却したりすると、相続放棄の効力に影響する可能性があるため、正しい手順を理解して行動することが大切です。
相続放棄が正式に受理されているか確認する
遺品整理を始める前に、家庭裁判所で相続放棄が正式に受理されているか確認しましょう。
申述を行っただけでは、まだ相続放棄が成立していない場合があります。
受理通知書や相続放棄申述受理証明書などを確認し、正式に手続きが完了していることを把握してから遺品整理を進めることが重要です。
また、他の法定相続人が相続放棄をしているかどうかも確認しておくと、その後の手続きを円滑に進めやすくなります。
遺品や財産の状況を把握する
次に、遺品や相続財産の状況を整理します。
この段階では処分を目的とするのではなく、現状を把握することが目的です。
例えば、
- 家具・家電
- 現金
- 通帳
- 印鑑
- 権利証
- 貴金属
- 骨董品
- 自動車
- 仏壇・位牌
などを一覧にして記録しておくと、その後の対応を検討しやすくなります。
価値が分からない遺品は無理に処分せず、専門家へ相談することをおすすめします。
保存が必要な物だけを管理する
相続放棄後は、財産を勝手に処分することは避ける必要があります。
一方で、建物や遺品が劣化しないよう管理することは重要です。
例えば、
- 雨漏りを防ぐための応急処置
- 窓や玄関の施錠
- 郵便物の整理
- 建物内の換気
- 水漏れの確認
などは、保存行為として認められる可能性があります。
あくまで現状維持を目的とした管理にとどめ、財産価値を変えるような行為は避けましょう。
必要に応じて相続財産清算人の選任を検討する
相続人全員が相続放棄した場合などは、相続財産清算人の選任が必要になることがあります。
相続財産清算人は、家庭裁判所へ申立てを行い、故人の財産を適切に管理・清算する役割を担います。
申立てには、予納金として20万円~100万円程度が必要となるケースもあり、財産状況によって金額は異なります。
判断が難しい場合は、弁護士へ相談しながら進めると安心です。
専門家や遺品整理業者へ相談する
相続放棄後の遺品整理は、法律と実務の両方を理解して進める必要があります。
法律上の判断は弁護士や司法書士へ相談し、実際の家財整理や搬出は遺品整理業者へ依頼することで、効率的かつ安全に進められます。
特に遠方の実家や空き家では、現地へ何度も通う負担を軽減できる点も大きなメリットです。
相続放棄後のケース別対応方法

相続放棄後の対応は、故人が住んでいた住宅の種類や状況によって異なります。
ここでは代表的なケースごとの対応方法を紹介します。
賃貸住宅の場合
賃貸住宅では、退去期限や家賃の支払いなど、管理会社や大家との調整が必要になることがあります。
ただし、相続放棄後は契約内容を自己判断で変更したり、家財を勝手に処分したりすることは避けましょう。
室内に残された家財についても、保存行為の範囲を超えないよう注意が必要です。
退去日が迫っている場合は、管理会社や弁護士へ相談しながら対応を進めると安心です。
持ち家の場合
持ち家では、建物を放置すると劣化や近隣トラブルにつながる恐れがあります。
そのため、
- 建物の施錠
- 定期的な換気
- 雨漏りの確認
- 庭木の最低限の管理
など、保存行為として必要な管理を行うことが重要です。
一方で、建物を売却したり家財を処分したりする行為は慎重な判断が必要になります。
空き家の場合
空き家は管理不足によって倒壊や不法侵入などのリスクが高まります。
相続放棄後であっても、一定期間は管理責任が残るケースがあるため、
- 防犯対策
- 郵便物の確認
- 草木の繁茂防止
- 建物の異常確認
など、最低限の管理を行うことが望ましいでしょう。
遠方で管理が難しい場合は、空き家管理サービスや遺品整理業者へ相談する方法もあります。
相続人全員が相続放棄した場合
相続人全員が相続放棄すると、故人の財産を引き継ぐ人がいなくなります。
この場合は、家庭裁判所で相続財産清算人が選任され、その後の財産管理や処分を行います。
相続財産清算人が選任されるまでは、財産を勝手に処分せず、必要最低限の管理にとどめることが重要です。
孤独死や特殊清掃が必要な場合
孤独死などにより特殊清掃が必要な場合は、通常の遺品整理とは対応が異なります。
特殊清掃では、
- 消臭
- 消毒
- 汚染物の除去
- 原状回復
などの作業が必要になることがあります。
費用の目安は以下のとおりです。
| 作業内容 | 費用目安 |
| 消臭・消毒 | 30,000~80,000円 |
| 特殊清掃 | 80,000~300,000円 |
| 汚染物撤去 | 30,000~150,000円 |
| 遺品整理と合わせた作業 | 150,000円~500,000円程度 |
特殊清掃が必要な現場では、安全面や衛生面を考慮し、専門業者へ依頼することをおすすめします。
また、特殊清掃後に遺品整理や家財整理まで一括で対応できる業者を選ぶことで、複数の業者を手配する手間を省き、スムーズに作業を進められます。
相続放棄後の遺品整理で注意したいポイント

相続放棄後の遺品整理では、「片付けたい」という気持ちだけで行動すると、思わぬ法的トラブルにつながる可能性があります。
相続放棄の効力を維持しながら適切に対応するためには、事前に注意点を理解しておくことが大切です。
故人の契約を勝手に解約しない
相続放棄後であっても、故人名義の契約を自己判断で解約することは慎重に行う必要があります。
例えば、
- インターネット回線
- 電気・ガス・水道
- 駐車場契約
- 倉庫・トランクルーム契約
などは、状況によって対応方法が異なります。
契約内容によっては、相続人として手続きを進めたと受け取られる可能性もあるため、管理会社や弁護士へ相談してから対応すると安心です。
価値が分からない遺品を処分しない
遺品整理では、一見すると古い家具や置物にしか見えない物でも、実際には高い価値を持つことがあります。
例えば、
- 骨董品
- 美術品
- 掛け軸
- 日本刀
- ブランド品
- 貴金属
- 古銭
- 切手コレクション
などは、査定額が数万円から数十万円、場合によっては100万円を超えるケースもあります。
価値が分からないまま処分すると、相続財産を処分したと判断されるだけでなく、本来得られるはずだった財産価値を失う可能性もあるため、専門業者へ査定を依頼することをおすすめします。
管理義務が残るケースを理解する
相続放棄をしたからといって、すぐにすべての責任がなくなるとは限りません。
空き家や建物を管理している状況では、次の管理者へ引き継ぐまで一定の管理義務を負う場合があります。
例えば、
- 建物の施錠
- 倒壊防止の確認
- 郵便物の整理
- 不法侵入の防止
などは、近隣への被害を防ぐためにも必要な対応です。
放置によって第三者へ損害が生じた場合、状況によっては責任を問われる可能性もあるため注意しましょう。
相続人同士で情報共有を行う
相続人が複数いる場合は、遺品整理の状況や相続放棄の手続きについて情報を共有しておくことが重要です。
一人だけで判断して行動すると、
- 「勝手に遺品を処分した」
- 「財産を持ち帰った」
などの誤解を招き、相続トラブルへ発展する可能性があります。
作業内容や写真を記録しながら進めることで、後から説明しやすくなります。
判断が難しい場合は法律の専門家へ相談する
保存行為と処分行為の判断は、状況によって異なります。
少しでも迷う場合は、弁護士や司法書士などへ相談し、法的なアドバイスを受けることが大切です。
また、遺品整理業者へ依頼する場合も、法律上の判断が必要な部分は専門家と連携しながら進めることで、安心して作業を任せられます。
相続放棄後に遺品整理を業者へ依頼するメリット

相続放棄後の遺品整理は、法律面への配慮だけでなく、大量の家財整理や搬出作業も必要になります。
そのため、自分たちだけで対応することが難しい場合は、遺品整理業者へ依頼することも有効な選択肢です。
遺品を適切に仕分けできる
遺品整理業者は、家具や家電、不用品だけでなく、保管が必要な書類や貴重品も確認しながら作業を進めます。
例えば、
- 通帳
- 印鑑
- 権利証
- 写真
- アルバム
- 契約書
など、見落としやすい物も丁寧に仕分けてもらえるため、重要書類を誤って処分するリスクを減らせます。
大型家具や大量の家財もまとめて整理できる
相続放棄後でも、保存が不要となった家財について整理が必要になるケースがあります。
大型家具や家電は、自分たちだけで搬出するには大きな負担となります。
遺品整理業者へ依頼すれば、
- タンス
- 食器棚
- ベッド
- 冷蔵庫
- 洗濯機
なども、専用の機材やスタッフによって安全に搬出できます。
階段作業や搬出経路が狭い住宅でも対応できるため、作業中の事故防止にもつながります。
買取可能な遺品は査定してもらえる
遺品整理業者の中には、買取サービスへ対応している会社もあります。
ブランド品や骨董品、美術品などを査定してもらえれば、その買取金額を遺品整理費用へ充当できることがあります。
例えば、
| 内容 | 金額例 |
| 遺品整理費用 | 220,000円 |
| ブランド品の買取 | ▲40,000円 |
| 骨董品の買取 | ▲60,000円 |
| 最終支払額 | 120,000円 |
このように、遺品の価値を活用することで費用負担を軽減できる可能性があります。
遠方の実家や空き家でも対応しやすい
実家が遠方にある場合、何度も現地へ足を運ぶことは時間的・経済的な負担になります。
遺品整理業者へ依頼すれば、
- 現地での仕分け
- 搬出
- 不用品回収
- 清掃
まで一括で対応できるため、短期間で遺品整理を終えやすくなります。
仕事や家庭の都合で頻繁に現地へ行けない方にも適した方法です。
精神的な負担を軽減できる
故人との思い出が残る部屋を整理することは、精神的にも大きな負担となります。
遺品整理業者へ依頼することで、重い家具の搬出や大量の家財整理を任せられるだけでなく、ご遺族は必要な遺品の確認や相続手続きへ集中できます。
相続放棄後は法律上の注意点も多いため、一人で抱え込まず、必要に応じて専門業者や法律の専門家へ相談しながら進めることが、安心して遺品整理を行うポイントです。
遺品整理にかかる費用の目安

相続放棄後の遺品整理では、「誰が費用を負担するのか」とあわせて、「どのくらいの費用が必要なのか」が気になる方も多いでしょう。
費用は間取りや遺品の量、搬出環境、特殊清掃の有無によって大きく異なります。事前に相場を把握しておくことで、見積もり内容を比較しやすくなります。
間取り別の遺品整理費用相場
一般的な遺品整理の費用目安は以下のとおりです。
| 間取り | 作業人数 | 費用相場 |
| 1K・1R | 1~2名 | 35,000~80,000円 |
| 1DK | 2~3名 | 60,000~120,000円 |
| 1LDK | 2~4名 | 80,000~180,000円 |
| 2DK | 2~5名 | 120,000~220,000円 |
| 2LDK | 3~6名 | 150,000~300,000円 |
| 3DK | 3~6名 | 180,000~350,000円 |
| 3LDK | 4~8名 | 200,000~500,000円 |
| 4LDK以上 | 5名以上 | 300,000~700,000円以上 |
相続放棄後は、法律上の確認事項が多くなるため、作業前の打ち合わせを丁寧に行う業者を選ぶことも重要です。
特殊清掃が必要な場合の費用
孤独死や長期間発見されなかったケースでは、通常の遺品整理だけでは対応できず、特殊清掃が必要になることがあります。
費用の目安は次のとおりです。
| 作業内容 | 費用相場 |
| 消臭・消毒 | 30,000~80,000円 |
| 体液・汚染物除去 | 50,000~150,000円 |
| 特殊清掃一式 | 80,000~300,000円 |
| 原状回復工事 | 100,000~500,000円以上 |
特殊清掃と遺品整理を別々の業者へ依頼すると費用が増えることもあるため、一括対応できる業者を選ぶと効率的です。
遺品の買取を利用した場合の費用シミュレーション
価値のある遺品が残されている場合は、買取サービスを利用することで実際の負担額を抑えられることがあります。
例えば、次のようなケースです。
| 内容 | 金額例 |
| 遺品整理費用 | 260,000円 |
| ブランドバッグ買取 | ▲45,000円 |
| 骨董品買取 | ▲70,000円 |
| 貴金属買取 | ▲35,000円 |
| 最終支払額 | 110,000円 |
このように、処分する前に査定を受けることで、相続放棄後の遺品整理費用を軽減できる可能性があります。
追加料金が発生しやすいケース
見積もり金額だけで判断すると、後から追加料金が発生することがあります。
主な追加費用の例は以下のとおりです。
| 作業内容 | 費用目安 |
| 2階以上の階段搬出 | 5,000~30,000円 |
| エレベーターなしの搬出 | 10,000~50,000円 |
| スタッフ追加(1名) | 15,000~25,000円 |
| 家電リサイクル料金 | 3,000~8,000円/台 |
| 大量の分別・袋詰め | 10,000~50,000円 |
契約前には、どのような場合に追加料金が発生するのかを見積書で確認しておきましょう。
費用を抑えるためのポイント
遺品整理費用を抑えたい場合は、次の方法が効果的です。
- 売却できる遺品は査定を受ける
- 必要な遺品を事前に仕分けしておく
- 複数の業者から相見積もりを取る
- 特殊清掃や不用品回収をまとめて依頼する
- 無料見積もりを活用する
単純に料金だけで比較するのではなく、サービス内容や追加料金の有無も含めて検討することが大切です。
相続放棄後に依頼する遺品整理業者の選び方

相続放棄後の遺品整理では、通常の片付け以上に慎重な対応が求められます。
そのため、料金の安さだけで業者を選ぶのではなく、対応実績やサポート内容も確認することが重要です。
見積書の内容が明確な業者を選ぶ
信頼できる業者は、見積書へ作業内容を具体的に記載しています。
例えば、
- 作業費
- 人件費
- 車両費
- 搬出費
- 処分費
- リサイクル料金
- オプション料金
などが明確に記載されていれば、追加料金のトラブルを防ぎやすくなります。
口頭だけで金額を提示する業者には注意しましょう。
遺品整理の実績が豊富か確認する
相続放棄後の遺品整理では、法律面への配慮も必要になります。
公式サイトなどで、
- 遺品整理の施工実績
- 相続案件の対応経験
- 空き家整理の実績
などが掲載されているか確認すると安心です。
経験豊富な業者ほど、状況に応じた柔軟な対応が期待できます。
買取サービスに対応しているか確認する
ブランド品や骨董品、美術品などが残されている場合は、買取サービスが利用できる業者を選ぶと費用を抑えやすくなります。
処分だけではなく査定も行ってもらえるため、価値のある遺品を誤って廃棄してしまうリスクも軽減できます。
一般廃棄物の適正処理体制を確認する
遺品整理では大量の家財を処分することもあります。
そのため、不用品を適切に処理できる体制が整っているかも重要なポイントです。
法令を守って適正に処理している業者であれば、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる心配も少なくなります。
口コミや対応品質も比較する
料金だけでなく、実際に利用した方の口コミや対応品質も確認しましょう。
例えば、
- スタッフの説明が丁寧だった
- 見積もり後の追加料金がなかった
- 遺品を丁寧に扱ってくれた
- 作業後の清掃まで対応してくれた
などの評価は、業者選びの参考になります。
特に相続放棄後の遺品整理では、不安や疑問へ丁寧に対応してくれる業者を選ぶことが、安心して依頼するための大切なポイントです。
相続放棄後の遺品整理に関するよくある質問

相続放棄後の遺品整理は法律が関係するため、「どこまでなら対応してもよいのか」と不安を感じる方が少なくありません。
ここでは、特によく寄せられる質問へお答えします。
相続放棄後に部屋を片付けても問題ありませんか?
相続放棄後でも、すべての片付けが禁止されるわけではありません。
建物の劣化や近隣への被害を防ぐための保存行為として行う清掃や換気、防犯対策などは認められる場合があります。
一方で、家具や家電を処分したり、売却したりする行為は相続財産の処分と判断される可能性があるため注意が必要です。
片付けを始める前に、保存行為と処分行為の違いを確認し、判断に迷う場合は弁護士などの専門家へ相談しましょう。
仏壇や写真は持ち帰ってもよいですか?
写真や手紙など、経済的価値がほとんどない思い出の品については、問題にならないケースがあります。
しかし、仏壇は高価なものもあり、財産的価値が認められる場合もあるため、一律に持ち帰ってよいとはいえません。
特に金仏壇や伝統工芸品などは査定額が付く可能性もあるため、自己判断で移動や処分をせず、相続状況を確認してから対応することが大切です。
相続人全員が放棄した場合は誰が遺品整理をしますか?
相続人全員が相続放棄すると、故人の財産を相続する人がいなくなります。
その場合は、家庭裁判所で相続財産清算人が選任され、財産の管理や処分を行います。
相続財産清算人が選任されるまでは、財産を勝手に処分せず、必要最低限の保存行為にとどめることが重要です。
遺品整理費用は誰が負担しますか?
相続放棄をした場合でも、状況によって費用負担の考え方は異なります。
例えば、
- 相続人が遺品整理を依頼した場合
- 管理義務の範囲で作業を行う場合
- 相続財産から支払える場合
など、それぞれ事情が異なります。
費用負担について判断が難しい場合は、弁護士や司法書士へ相談しながら進めると安心です。
遺品整理業者へ依頼しても相続放棄は無効になりませんか?
遺品整理業者へ依頼すること自体が、直ちに相続放棄を無効にするわけではありません。
ただし、依頼内容によっては相続財産を処分したと判断される可能性もあります。
相続放棄後の遺品整理に対応した実績が豊富な業者であれば、法律面に配慮しながら作業を進めてもらいやすくなります。
不安がある場合は、事前に弁護士などの専門家へ相談したうえで依頼すると安心です。
まとめ│相続放棄後の遺品整理は慎重な判断が重要

相続放棄後の遺品整理では、通常の片付けとは異なり、法律上のルールを理解したうえで対応することが大切です。
保存行為として認められる行為がある一方で、相続財産を売却したり持ち帰ったりすると、単純承認と判断される可能性もあります。
また、賃貸住宅や持ち家、空き家など住宅の状況によって必要な対応も異なります。
判断に迷う場合は、自分だけで決めず、弁護士や司法書士などの専門家へ相談しながら進めることで、不要なトラブルを避けやすくなります。
実際の遺品整理では、大量の家財整理や不用品回収、特殊清掃が必要になるケースも少なくありません。
法律面だけでなく、作業面でも信頼できる遺品整理業者へ相談することで、ご遺族の負担を大きく軽減できます。
相続放棄後の遺品整理なら片付け110番にお任せください

相続放棄後の遺品整理では、「どこまで片付けてよいのか分からない」「大量の家財を整理できない」「遠方の実家を片付けたい」など、さまざまなお悩みが生じます。
片付け110番では、遺品整理をはじめ、不用品回収や空き家整理、特殊清掃まで幅広いサービスに対応しています。現地での無料見積もりを行い、作業内容や料金を事前に丁寧にご説明したうえで作業を進めるため、初めて遺品整理を依頼する方でも安心です。
また、買取可能な遺品は査定を行い、作業費用の軽減につながる場合があります。大型家具や家電の搬出、遠方の実家や空き家の整理などもまとめて依頼できるため、ご遺族の負担を最小限に抑えながら効率よく遺品整理を進められます。
相続放棄後の遺品整理でお困りの際は、一人で悩まず、まずは片付け110番へお気軽にご相談ください。状況に応じた最適な整理方法をご提案し、大切な遺品整理を最後まで丁寧にサポートいたします。


