ゴミ屋敷の実家を片付けたい!業者に依頼する判断基準や費用相場は?

ゴミ屋敷の実家を片付けたい!業者に依頼する判断基準や費用相場は?
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「実家がゴミ屋敷で、いっそのことプロの清掃業者に依頼したいけどどこに頼めばいいのかわからない…」そんな悩みを持たれている方はいませんか?

もしくは「なるべく費用を抑えたい」という気持ちから、業者に依頼することを躊躇ってはいないでしょうか。

ゴミ屋敷化した実家を片付けるなら、最も得策なのは業者に頼むことです。

多少の費用が掛かってしまうことを考慮に入れても、片付けをするのであればプロに任せることをオススメします。

というのも、ゴミ屋敷になった実家を自力で清潔な状態に戻すのは非常に難しく、気合を入れて作業をはじめたところで挫折してしまうのがほとんどだからです。

いつまで経っても片付かない掃除を続けるよりは、一度経験豊富なプロの手で隅々までリセットしてもらい、その後、綺麗な状態を維持するための対策を打つことが効率的といえるでしょう。

また、片付けるのであればとにかく早めの行動を心掛けてください。

実家が今のような現状になってしまったのは、ゴミ屋敷を放置し続けてきた、その結果です。

「いつかやろう…」「今度帰った時にまとめて掃除しよう…」

そんな考えで今までのように先延ばしを続けていると、近隣住民とのトラブルや、最悪の場合、ご両親の身に危害が及ぶ可能性も考えられます。

とはいえ、頭では理解できていても、なかなか行動に踏み出せないものですよね。

周りの目も気になり、プロに頼りたいという気持ちはあっても誰にも相談できずに1人で悩んでしまう方もいるでしょう。

ですが、ゴミ屋敷になった実家に悩むのはそうめずらしいことではありません。

2022年9月から、環境省主体による初の全国ゴミ屋敷件数調査が実施されているほど、超高齢化社会の進行とともにゴミ屋敷は深刻な課題として重視されているのです。

そんな、ゴミ屋敷化した実家に悩んでいる方のために、この記事ではゴミ屋敷の清掃に掛かる費用相場やプロに依頼すべき判断基準、優良業者を気定めるポイントまでご紹介します。

業者に依頼するのがはじめての方でも、この記事を参考にして、まずはお問い合わせからでも検討してみてはいかがでしょうか。

目次

1 ゴミ屋敷の実家を片付けるのにかかる費用相場 

間取り 費用相場
1DK~3DK 100,000万円~400,000万円
3LDK 170,000万円~500,000万円

上の表のように、ゴミ屋敷の実家をプロに依頼する場合の費用相場は、おおよそ10万円~50万円前後とされています。

ですが、こちらはあくまでも目安。実際に業者に依頼するとなれば、ゴミの量や内容によって費用も変わってくるものです。

より詳細な例を挙げるなら、実家の間取りが同程度の一軒家と仮定した場合、ゴミの量が『床一面に散らかっている』程度であれば、8万円~12万円

ゴミが『天井まで山積み』されている場合だと、20万円~40万円程が目安でしょう。

まずはこちらの相場を正確に把握しておくことが大切です。

はじめに目安となる費用相場を理解しておくことで、明確な予算を算出することができるようになり、余計な出費を抑えることができます

実際に、相場を把握せず、「とにかく早くなんとかしたい」という理由から、手近な業者に依頼して、後々になって相場以上の料金を請求されていた、といったケースもめずらしくありません。

逆に、相場以下の低価格帯で広告を打っている業者にも注意が必要です。

そのような業者の場合、通常の料金に加えて高額の追加費用を請求されてしまう可能性も考えられます。

上記の相場費用を参考に、『間取りと相場は適正か』や、『相場以下の料金設定ではないか』といったポイントに注意することが重要になります。

2 ゴミ屋敷をプロに依頼するか判断する基準

プロに頼むことを躊躇されている方や、「できることなら自力で何とかしたい」と思われている方にとって、業者に依頼するかどうかの判断は慎重に検討しなければなりません。

はじめに判断を誤ってしまうと、余計な出費を増やしてしまうことにもつながりかねず、結局、「あの時頼んでおけば良かった…。」といった事態に陥ってしまう可能性も考えられます。

また、知識のないまま判断を進めてしまうと、最悪の場合、家族間や近隣住民とのトラブルにもつながりかねません。

ゴミ屋敷の清掃をプロに依頼する判断基準は大きくわけて以下の4つです。

特に重要となるポイントから順に解説しますので、今から紹介する4つを事前にチェックしておきましょう。

・親が片付けに納得しているか
・近隣住民へ迷惑になっていないか
・部屋の間取りとゴミの量
・時間と労力を考慮に入れる

2-1 親が片付けに納得しているか

ゴミ屋敷になった実家を片付ける際、プロに依頼するかどうかの判断基準として、まずはご両親が片付けに納得しているかを確認することからはじめましょう。

親のためを思って実家の片付けを検討していたとしても、親としては何かしらの事情から、『片付け自体に納得していない』ことや、『片付けるのはいいけど他人を家に上げたくない』と考えていることもあります。

実際に、親の同意なく勝手に掃除をしてしまい、契約書などの貴重品や、あるいは親にとって大切な思い出の品などを誤って処分してしまい、親子の関係に亀裂が生じてしまった、というケースもめずらしくありません。

業者に依頼するか判断する際には、『実家の現状についてどう思っているのか』や『実家の片付けに対して積極的か』といった親の意思を事前に確認しておきましょう。

そして、実際に片付けをするとした場合、『業者に依頼しても問題ないか』といった事項も忘れずに聞き出すようにしてください。

2-2 近隣住民へ迷惑になっていないか

あきらかに近隣住民へ迷惑が掛かっているというレベルのゴミ屋敷なら、迷わずプロに依頼するのが得策です。

近隣住民とのトラブルは親を周囲から孤立させ、ゴミ屋敷がますます深刻化する可能性があります。

また、一度トラブルが生じてしまうと、『あの家はゴミ屋敷だ』という印象がつきまとい、片付けをしたとしてもその後のご両親の生活に支障が出ることも。

過去には実際に、悪臭やシロアリの発生が原因で民事調停に発展した事例も存在しており、ゴミ屋敷を放置することは大きなトラブルにつながる可能性が考えられるのです。

具体的には、『火災』の危険性や『害虫』の発生、または『悪臭』を放っているなど、これら一つにでも該当する場合、速やかに業者に依頼するのが得策といえます。

2-3 部屋の間取りとゴミの量

業者に依頼する判断基準として、部屋の間取りとゴミの量を見定めることも大切なポイントです。

『1 ゴミ屋敷の実家を片付けるのにかかる費用相場』内でもふれましたが、間取りやゴミの量によって作業に掛かる時間や費用は大きく変わります。

また、部屋数自体は少なくても、足の踏み場もなく、ゴミが天井の高さまで積まれている、といったケースであれば、自力で処分できる範囲も限られてくるでしょう。

具体的には、以下の2つ以上に該当する場合は業者に依頼した方が効率的といえます。

・間取りが3DK以上
・ゴミが膝の高さか天井まで積まれている
・生ゴミや粗大ゴミが多い
・ゴミが庭まで溢れ出ている

2-4 時間と労力を考慮に入れる 

依頼するかどうかを判断する際には、片付けに掛かる時間と労力をあらかじめ考慮に入れておきましょう。

実際の所要時間と労力を計画の内にいれず、手当たり次第に片付けを進めても、結果として無駄な時間を浪費することになりかねません。

また、終わりが見えない片付けに体力が追いつかず、中途半端で掃除を終えてしまうと、実家はまたすぐにゴミ屋敷に元通り。

最悪の場合、『今までの努力が全て水の泡に』という可能性も考えられます。

実際に、「意気込んで掃除をはじめたけど途中で挫折してしまった…。」といった経験がある方も中にはいるのではないでしょうか?

そういった挫折は、『当初の予定以上の時間と労力が掛かってしまうこと』が原因です。

すでに近隣への実害が生じている場合や、間取りとゴミの量から自力で片付けるのが困難と思われる場合を除いて、『とにかく短時間で片付けたい』方や『体力的に問題がある』方は、業者に頼むことを検討するのもいいでしょう。

反対に、『時間を掛けてでも費用を抑えたい』方や、『アレルギー体質でなく体力にも自信がある』という方であれば、自力で片付けをはじめてみるのもいいかもしれません。

3 実家の片付けを依頼する時の失敗しない業者選び

ゴミ屋敷となった実家をプロに依頼する際、優良な業者かどうかを判断する知識は必ず持っておかなければなりません。

料金の安さだけで選んでしまうと、多額の追加費用を請求される可能性や、不用品の不法投棄といった、法に触れる行為を行っている悪質な業者に依頼してしまう危険も考えられるためです。

実家の片付けを依頼する際、失敗しないための業者選びのポイントはいくつか存在しています。

ここからは、特に重要となる以下の4つを順に紹介します。

・複数の業者から見積もりを取る
・オプションサービスの豊富さ
・損害責任保険に加入している
・業者紹介サービスに仲介してもらう

3-1 複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から『相見積もり』を取るようにしましょう。

オススメは3社程ですが、最低でも2社からは見積もりを取りたいところです。

相見積もりを取ることで、実際の費用相場を把握することができ、より自分に適した業者を選択することが可能になります。

各社のホームページを見てもわかるように、掲載されている費用は『基本料金』となっている業者が多いはず。

これはゴミ屋敷の清掃が一般の清掃と異なり、ゴミの量や内容によって変動するものだからです。

そのため、実際に見積もりを取ってもらうことが重要となるのです。

比較の際に参考にしたいのは、作業に掛かる『費用相場』に加え、各業者の『実績』や『スタッフの対応は良さそうか』といったポイントにも注目することをオススメします。

3-2 オプションサービスの豊富さ

ゴミ屋敷の片付けを依頼する際には、なるべくオプションサービスの豊富な業者に見積もりを取ってもらいましょう。

あらかじめオプションサービスが豊富な業者を選んでおくことで、別の業者に依頼する手間を省くことができ、より効率よく作業が進められます

というのも、ゴミ屋敷の片付けには脱臭や害虫駆除など、特殊な清掃が必要になるケースが多く、それら一つひとつを別の業者に頼んでいては費用も時間も余計に取られてしまうためです。

特に重視したいサービスとしては、床や水回りなどの頑固な汚れを清掃してくれる『ハウスクリーニング』サービス、家財や家電を買取してくれる『不用品買取』などが無難でしょう。

また、とにかくわかりやすい料金設定で大量の不用品を処分したい方には『トラック積み放題プラン』といったサービスがオススメです。

3-3 賠償責任保険に加入している

業者を選ぶ際には賠償責任保険に加入しているかをチェックするようにしてください。

作業中における不慮の事故が発生した場合、保険に加入している業者であれば作業ミスによる修繕費を負担してもらえますので安心です。

実際に、個人で運営している業者ほど保険に加入していない場合が多く、また、加入していたとしても低額の賠償額に設定している業者もめずらしくありません。

費用が安いからと保険に未加入の業者に依頼してしまい、結果的に『余計な損失を増やしてしまった』といったケースもめずらしいことではないのです。

重視すべきポイントとしては、保険の『賠償額』に加え、『人身・物損事故』が適用されるか、といった事項を事前に確認するようにしてください。

3-4 業者紹介サービスに仲介してもらう

なるべく効率よく、余計な手間を掛けたくない、という方は『業者紹介サービス』に仲介してもらうことを検討してください。

業者紹介サービスでは、希望するオプションやスケジュール、または地域などといった事前の情報をもとに、利用者にとって最適な業者を紹介してもらうことが可能です。

個人事業主から大手まで、ゴミ屋敷の清掃を請け負う業者は数多く、そのため、あまり知識のない状態で依頼した結果、『悪質な業者に頼んでしまった』というケースも少なくありません。

その点、業者紹介サービスでは、加盟店には一定の水準を満たした業者しか提携することができないため安心して依頼することができます。

業者紹介サービスに仲介してもらうメリットは以下のような点が挙げられます。

・悪質な業者を選んでしまう心配がない
・見積もりやスケジュールの管理など、余計な手間を省くことができる
・万が一のトラブル時にも問題解決をサポートしてくれる

4 実家をゴミ屋敷にしない為に最低限押さえておきたい2つ

一度片付けた実家をゴミ屋敷に戻さないためには、ゴミ屋敷となった『原因』と『対策』を考える必要があります。

なぜなら、いくらプロに任せたところで、ゴミ屋敷になった直接的な原因を理解しておかなければ、またすぐに元のゴミ屋敷に戻ってしまう可能性があるためです。

同様に、原因を理解していたとしても、それを放置していては根本的な問題解決とはいえません。

ここでは、一度片付いた実家をゴミ屋敷に戻してしまわないために、最低限押さえておきたい2つを紹介します。

以下のポイントを順に押さえ、実家をゴミ屋敷に戻さないための参考にしてください。

(1)実家がゴミ屋敷になった原因を把握する
(2)両親と今後について話し合う

4-1 (1)実家がゴミ屋敷になった原因を把握する

まずは実家がゴミ屋敷になってしまった原因を把握しましょう。

なぜなら、自力で片付けるにせよ、業者に頼むにしても、原因を理解せずに片付けをしても、直接的な解決とはいえないためです。

実際に、福島県郡山市で起きた過去の事例では、強制的にゴミを処分する『行政代執行』の対象となった住民が、その数か月後には再びゴミを溜め込むようになり、結果として火災に見舞われるといった悲惨な事故が発生しています。

このことからもわかるように、一時的に綺麗になったとしても、ゴミが増えてしまう原因が改善されない限り、再びゴミ屋敷に戻ってしまう可能性は非常に高いのです。

実家がゴミ屋敷になってしまう要因はさまざまですが、その一例としては、ご両親がなにかしらの問題を抱えているケースが多いでしょう。

具体的には『体力面の問題』や『認知機能の低下』、または周囲との孤立から起こる『セルフネグレクト』と呼ばれる無気力状態に陥ってしまっている可能性が考えられます。

原因を把握するためにもなるべく実家に顔を見せるようにして、以上のような症状が見られた場合、医師や地域包括支援センターへの相談なども検討するようにしてください。

4-2 (2)両親と今後について話し合う

実家をゴミ屋敷に戻さないためには、両親と今後について話し合う場を設けることが大切です。

ゴミ屋敷になってしまう理由がわかったからといって、『対策』を打たずに放置していては意味がありません。

ご両親とじっくりと時間を取って話し合い、その後の対策を考えることで、はじめてゴミ屋敷化の再発を防ぐことができます。

しかし、実家はあくまでもご両親の所有物であり、家の内部にあるものも当然親の持ち物です。

自分の持ち物に対して、あれこれと指図されるのは誰でも嫌なものですよね。

そのため、話し合いをする際には『頭ごなしに否定しない』ことや、物を勝手に『ゴミと決めつけない』といったことに配慮しなければいけません。

具体的には、今後の実家の管理方法についてや、『いらなくなった物はすぐに捨てる』といった、ゴミ屋敷に戻さないためのルールを決めると良いでしょう。

5 まとめ

ゴミ屋敷の実家を片付ける費用相場と、プロに依頼する判断基準、そして失敗しないための業者選びのポイントを紹介しました。

実家の間取りが1DK~3LDKの場合、業者に依頼する際の費用相場はおよそ10万円~50万円程が目安です。

プロに頼むにしても、『親が片付けに納得している』ことを前提に、依頼するかどうかを判断するようにしてください。

また、後々になってトラブルに巻き込まれないためにも、業者選びは慎重に行いましょう。

具体的には、『複数の業者から見積もり取る』ことや、余計な手間を省きたい方であれば『業者紹介サービスに仲介してもらう』ことが重要でしたね。

ここで紹介した内容を参考に、ゴミ屋敷の実家を片付ける手助けにしていただければ幸いです。

ゴミ屋敷清掃サービスの詳細はコチラをご覧ください。

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