「部屋をうまく片付けられない…」
「汚部屋にしてしまった」
片付けは一見簡単に思えますが、人によっては「片付けが苦手でうまく綺麗に維持できない」という人もいらっしゃいます。
今回は、片付けが苦手な人の特徴や、汚部屋のままでそこに住むことのデメリット、掃除が苦手な人も片付けられるようになる片付け方、片付けのコツ、どうしても片付けられない場合の最終対処策まで詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
片付けられない人・汚部屋を作ってしまう人の特徴とは?
片付けられない人・汚部屋を作ってしまう人には、性格や心理傾向に特徴があります。
どうして自分はうまく片付けられないのだろう…と悩んでいるなら、まずは自分は「片付け苦手さん」に当てはまっていないか確認してみましょう。
もし、自分が片付けられない人の性格や心理傾向にあてはまるようだったら、無為に「自分がちゃんと掃除できない」と自分を責める必要もありません。
さっそくチェックしてみましょう。
特徴(1)買い物好きでモノが捨てられない性格
片付けられない人・汚部屋を作ってしまう人は、「買い物が好き」「モノが捨てられない」という性格の持ち主さんが多いです。
ついつい部屋の収納キャパシティを考えず、すでに持っているものでも買い物してしまい、たくさんモノを増やしてしまう上に、必要なものと不要なものの選別が難しくて捨てるという選択肢が選びにくい傾向にあります。
もったいないから捨てられない、と考えてしまうのは悪いことではありませんが、部屋の中に荷物があふれる原因になります。
自分では「買い物のし過ぎ」「モノのため込みすぎ」に自覚がないケースが多いようで、気付いたら部屋が散らかってしまっている、と悩む方が多いようです。
特徴(2)後回しにしてしまいがちな心理傾向にある
片付けられない人・汚部屋を作ってしまう人は、「片付けを後回しにしてしまいがち」な心理傾向にある人が多いようです。
あとでなんとかしよう、明日になったら片付けよう、次誰か人が来る時までには何とかすればいい…そんな風に片付けの優先順位を後回しにしてしまうので、片付けが滞り、ついには自分で片付けられないレベルにまで部屋が散らかってしまいます。
決して「片付けない」と思っているわけではないのに、なんとなく腰があがらない…そんな理由から汚部屋をうみだしてしまいます。
汚部屋に住むデメリット
散らかった部屋に住み続けても、別に困らない…そう思っているなら、その思考は大変危険です。
汚部屋の状態に住み続けることには、「部屋に人を呼べない」「モノを失くしやすい」「引越しや退去の時に大変」といった問題以外にも、生活の質を下げてしまい、自分自身を傷つける原因に発展する危険性があるのです。
ゴミ屋敷に住んでいる住人のことを世間では「セルフ・ネグレクト」状態にあるとまでいわれるようになってきました。
片付けは、生活していくのに必要な行為です。それをできないことで、生活環境や健康に悪影響が生じているにも関わらず、周囲に助けを求めたり環境を改善できてないでいたりする状態を、セルフ・ネグレクトといいます。
デメリット(1)病気や怪我をする
部屋の中に荷物が多いと思わぬところで足を取られて転んでしまい、骨折をするリスクが高まります。
落ちている鋭利なものに気付かず踏み抜いてしまって足を怪我することもあります。
また、不衛生な環境で生活することになるので、例えばホコリが原因で喘息を引き起こしたり、アレルギーを引き起こしたりして、病気になってしまう可能性もあります。
デメリット(2)害虫が発生する
モノがたくさんあふれていると、部屋が湿気たりホコリが積もったりしてしまいます。
それが引き金となって、ダニやゴキブリ、ハエが引き寄せられ、部屋に害虫が発生してしまいます。
害虫の住処にされてしまったり、ホコリなどが害虫の餌となってしまっていたり、部屋の中で繁殖してしまうのです。
酷い場合には、増えた害虫がきっかけでネズミなどの害獣も呼び寄せてしまい、生活環境を不衛生にする要因がどんどん増えてしまう危険性があります。
一度増えた害虫は駆除するのは非常に大変です。
特に汚部屋で繁殖した害虫を完全駆除するのは非常に困難です。
実は知らないうちに気持ちの悪い虫と同居している…という可能性すらあります。
「片付けられない」を卒業する方法
ここまで読んだあなたは、きっと「どうにかして部屋を片付けられるようになりたい」と思っているはずですよね。
「これまで上手に整理整頓ができないでいた…」
「掃除下手で汚部屋にしてしまうばかりだった…」
「もう片付けられない自分から卒業したい…!」
そんな方に向けて、片付け上手さんは実践している、「片付けられない」を卒業する方法をわかりやすく解説します。
あなたもきっと片付けられるようになりますよ。
思い切って断捨離する
今現在部屋がモノであふれていて、片付けられていない・汚部屋になっている人は、「思い切って断捨離する」ことから始めるのが最も大切です。
あなたのお部屋には、あなたのお部屋のスペース・収納できる容量を大きく超えた荷物量が存在しています。
たくさんモノを捨てること、が今一番に重要です。
収納しきれていない、床にあふれたものからまず手を付けましょう。
半年以上使っていないものは、即刻捨てる対象にしましょう。
「もしかしたらもっと先でまだ使うかも…」という考えは持たないように注意です。
1週間以上使っていないものは、これから1週間以内に使うかどうかを考えてみましょう。
具体的に使用する予定が見つからない場合は、捨てるようにしましょう。
断捨離は捨てるものと残すものの線引きをはっきりさせることが重要です。
原則床にはモノを置かないことを心掛け、思い切って捨てるようにしてください。
本や雑誌は、今まさに使用しているもの以外は捨ててしまいましょう。
いまは書籍もデジタル化していますので、どうしてもあとで欲しくなったらデジタル書籍を購入するなどして、部屋のスペースを圧迫しないようにしましょう。
洋服は、タンスに収納できる量を超えてしまったものは捨てましょう。
靴は下駄箱に入らないものは捨てましょう。
鞄は普段使いのものと仕事用のものを残して、いくつも所有せず、捨てるようにしましょう。
捨ててばかりで罪悪感がわくかもしれませんが、持っているものを大切に使うことも非常に重要です。
数を大切にするのではなくて、残したものを綺麗に使い続けることを意識しましょう。
また、次からは洋服・靴・鞄は、新しい物を買ったら今あるものを捨てる、というルールを順守するようにしましょう。
使っていない小型家電や壊れてしまった家具家電は処分しましょう。
粗大ごみとして出せば、安く処分できます。壊れてしまった家具家電は置物になったり部屋が狭く見えてしまったりする大きな要因になります。
溜め込んでおく必要性も一切ありませんので、すぐにでも捨てましょう。
粗大ごみの手続きが難しくて片付けがはかどらない…という場合は不用品回収業者に依頼して電話当日にさっと持ち帰ってもらうのも手段の一つです。
家具の処分方法については、「家具の処分方法・捨て方6選!費用相場や回収業者の選び方も!」で詳しく解説していますのでぜひあわせてご覧ください。
時間を決めて片付ける
片付けをするときに失敗してしまう人の理由の多くが「モチベーションの維持ができない」ことにあります。
散らかった部屋を見て、「これすべて片付けるのなんてできるかな」と作業を始めるけど、時間がたってもあまり片付いていない気がして、だんだんとやる気がなくなってしまう…というのがよくあるケースです。
こんなとき片付け上手さんはどうしているかというと、「時間を決めて片付ける」ようにしています。
やみくもに何時間も片付けるのは、実はあまり良い方法ではないんですね。
例えば、リビングのこの部分を1時間かけて片付ける。1時間きっかりで片付けを終えると決めてから作業を始めます。
1時間というタイムリミットがあるので、作業もはかどりますし、終わりが決まっているので「急いで片付けよう」という心理も働きます。
紙にタイムテーブルを書き込んでから作業するのも有効です。
目視で、「何時~何時の間にどこを片付ける」と頭に入れることができるので、可視化でき、作業効率をあげることができます。
部屋を片付けるコツとは?
部屋を片付けるのにはコツがあります。
ここでは、「不用品を捨てる際のコツ」「収納する場合のコツ」「部屋をきれいに保つためのコツ」を解説します。
それぞれ押さえて、片付け上手さんであり続けましょう。
不用品を捨てる際のコツ
不用品を捨てる際のコツは、「捨てるもの/捨てないもの」で分類をはっきり決めておくことです。
捨てようかどうしようか悩んでいる…迷っている…というものは、不用品として捨ててしまうことがコツです。
また、不用品を捨てる際には、作業がスムーズに進むように事前準備をしておくことが重要です。
例えば、片付けに必要なゴミ袋、軍手、荷紐、段ボール、助っ人、作業時間を事前に十分に揃えておくことは滞りなくかつ効率よく不用品を捨てられるポイントです。
また、すぐにゴミ出しできるように、ゴミステーションの受け入れ状態や、自治体のごみ処理場への持ち込み可能状況を事前に把握しておくことも大切です。
収納する場合のコツ
収納する場合のコツは、収納に対してルールを決めることです。
いつも同じ場所に同じものを収納する、収納場所を決めてラベリングしておくなど、いつも違うところに違うものが収納される悪循環を防ぎましょう。
また、収納する際は「使う頻度」で収納位置を変えるようにしましょう。
「使う頻度の多い物」は手の届きやすく出し入れしやすい場所に収納し、「使う頻度がより少ない物」は少し高い位置や低い位置、奥まった場所に収納するなどしましょう。
収納するときは、「一緒に使うもの」でグループ分けして収納するのもポイントです。
例えば、ノートを収納している場所と、ペンを収納している場所が遠く離れていると、部屋が散らかってしまう原因になりがちです。
一緒に使うものは一緒に収納しておくことで、使いやすい収納になり、使いやすい収納は、綺麗な部屋の維持を促進します。
部屋をきれいに保つためのコツ
部屋をきれいに保つためのコツは、次の6つのことを守ることです。
- 床にモノを置きっぱなしにしない
- 部屋の広さに見合った荷物量を維持し、買い物や貰い物で荷物を無為に増やさない
- いつも片付ける先は同じにする
- こまめにゴミ捨てや掃除をしていく
- 定期的に断捨離を行う
- 人を招いて部屋を掃除しなければならない状況を作る
床にモノがあふれることが、部屋が散らかる原因の最たるものです。床はいつも見えているように、モノが置かれていないようにするよう注意しましょう。
どんなにこまめに片付けても収納できるキャパシティを超えた荷物があると、部屋をきれいに維持することは困難です。買い物は楽しいですが、1つ買ったら1つ捨てる、というように、モノが増えないように要注意することが大切です。
片付ける先はいつも同じ場所にすることで、「あれがない、これがない」と部屋を散らかしてものを探すことを防げます。また片付け先にルールを設けることで、片付けが習慣化し、綺麗を維持できるようになります。
こまめにゴミ捨てや掃除をすることは、部屋をきれいに保つためには基本です。
断捨離を定期的に行うのは、お部屋をアップデートさせるために重要です。例えばお洋服は、時間がたつにつれ流行が変わってきます。定期的に断捨離をしていれば、後回しになっていたかもしれないゴミ捨てを計画的に行えるようになります。
人を招いて自分で「部屋を掃除しなければならない状況」に追い込むことは、部屋をきれいに保つうえで、精神的に自分を片付けに向けさせることができ、非常に有効です。
どうしても片付けられない場合の対処方法
どうしても自分で片付けられないという場合は、思い切って斬新な対処法を取るのも手段の一つです。
- 引っ越して新生活を始める
- 片付けのプロの力を借りる
詳しく解説します。
対処方法(1)引っ越して新生活を始める
引っ越して収納スペースの広い部屋で新生活を始めるのも対処方法としては有効です。
今ある荷物量を減らすことがどうしてもできない場合は、その荷物が収納できるに足りる十分な広さの家に引っ越すことで解決できる可能性があります。
対処方法(2)片付けのプロの力を借りる
片付けのプロの力を借りるのは非常に便利かつ確実です。
片付けのプロには、「家事代行業者」「便利屋業者」「不用品回収業者」などのサービスが利用できます。
家事代行業者は、お片付け専門の業者さんになるので、時間当たりいくら、といった料金体系で、自分が一番どうにかしてほしい場所を整理整頓してくれます。
便利屋業者は、あなたのお片付けのサポートをしてくれます。自分の指示の下で一緒に片付けをしてくれるので、片付けがはかどります。
不用品回収業者は、増えすぎた荷物を回収してくれるだけでなく、部屋の整理整頓や収納のお手伝い、片付けの補助もしてくれます。
プロに依頼することの一番のメリットは、「確実に作業が進む」ことです。
見積もりを取って、「今現在のこの部屋を片付けきるのに必要な時間と費用」を出してもらい、希望する日時で作業してもらいましょう。
プロを利用するデメリットは自分で片付けるのとは違い、費用がかかってしまうことです。
ただし費用をかけるのに見合った作業をしてもらえるので、一概にそれが悪いことであるとは言えません。
手間なく確実に部屋を片付けたいひとや、急いで部屋を片付けないといけなくなったひと、定期的にお掃除や片付けを手伝ってほしい人は、片付けのプロがおすすめです。
まとめ
片付けられない人・汚部屋を作ってしまう人には性格や心理傾向に特徴があります。
もし当てはまっていたなら、自分を責めず、どうすれば部屋を片付けられるようになるか考えてみましょう。
汚部屋に住み続けることで、怪我をしたり病気になったり、害虫が発生してしまったりするリスクがあります。
片付けるときには、「思い切って断捨離する」「時間を決めて片付ける」ことで上手に片付けられるようになります。
片付けのコツを押さえることもポイントです。
もしどうしても自力で片付けが難しいと感じたら、引っ越したり、片付けのプロの力を借りたりするのも手段の一つです。
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本記事が、片付けられない…と悩むあなたの役に立てば幸いです。
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