行政の粗大ゴミ回収だと、自分で外に出さないといけない。面倒でやってられない!引越しでゴミを処分したいけど、行政での回収では間に合わない…。行政では捨てられない粗大ゴミがある…。そんな時に利用したいのが「粗大ゴミ回収業者」。
粗大ゴミ回収業者に依頼すれば、多少お金はかかるものの、あなたの希望日時に、行政では処分できない粗大ゴミでもほぼ処分してくれます。
とはいえ、業者に頼みたくてネットで色々調べたけど、結局どこがいいの?と思うもの。実はネットの情報というのは業者が書きたいように書いたり、ランキングや口コミ情報もお金で操作できてしまう、というのはご存知でしょうか?
すべてではありませんが、最近では口コミ情報やランキングは信用できないと思われた方がよろしいかと思います。
良い口コミであれば運営会社に一定のお金を払えば書いてくれますし、ランキングも「紹介報酬目的」で報酬の高い順で並べていたりします。悪い口コミでは、業者の潰しあいというあなたの知らない「ドロドロの世界」が繰り広げられているからです。
検索情報を見ていると、「ウソつけ!」という情報ばかりです。もちろん本当のことを書かれていることもありますが、8割はウソだと思った方がいいです。
では何を信じたらいいの…?どこにどうやって頼んだらいいの?と感じてしまいますよね?
そこで今回は、安心して安く業者に頼みたいという方に向けて、粗大ゴミ回収業者を選ぶ基準から正しい最新の料金相場、事前にトラブルを避ける方法などをすべてまとめました。
ウソばかりの情報にまどわされることなく、正しい情報が身に付き、今のあなたにピッタリな粗大ゴミ回収業者が見つかります。ぜひ最後までお読みくださいね!
粗大ゴミ回収業者に依頼するメリット・デメリット
まずは業者に頼むメリット・デメリットを紹介します。行政との違いが一発でわかるので選ぶ基準にもつかえます。
メリット |
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デメリット |
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絶対に抑えておきたい!粗大ゴミ回収業者を選ぶ6つの基準
多くの人が粗大ゴミ回収業者を選ぶ際「料金が安い高い」で決めてしまいますが、ここに大きな落とし穴があります。業者に頼むことで一番避けたいのが「トラブル」だからです。これから紹介する選ぶ基準とは「あなたにふりそそぐであろうトラブルを防ぐ強力な盾」です。ぜひ押さえておきましょう。
1)所在地が確認できる業者であること
昨今で問題視されている「不法投棄問題」ですが、住所が明記されていない業者に頼むと高い確率で不法投棄している業者です。
ある程度稼いだらサービス名を変えて回収し、不法投棄という悪徳業者が存在しますが、うっかり住所を書いてしまうと、住所は使いまわしできません。なので、不法投棄する業者というのは住所を書かないのです。所在地が確認できる業者を一つの基準としておきましょう。
2)近所を走り回っているラッパ隊ではないこと
ラッパ隊とは簡単に言うと「近所で無料回収しますと軽トラックで宣伝している業者」のことです。すべての業者ではありませんが、「無料回収だけど作業代は別」といって、軽トラックに載せてから高額請求するケースがあります。
気軽だから…という理由で声をかけてしまうと、思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性があるかもしれません。「ラッパ隊ではないこと」も基準に入れておきましょう。
3)保険に加入してある業者であること
片付け110番のご意見でも紹介していますが、大きな粗大ゴミを部屋から出す場合、プロであっても壁や床を傷つけてしまうケースがあります。賠償責任保険というのですが、万が一の時にでもすべて保険で対応してくれます。
保険加入の業者に依頼しておけば、業者がつけたのか知らないうちに自分でつけてしまったのかわからない場合でも、頼んでみると解決してくれます。
4)お客様の声や施工事例が多数掲載されている業者であること
ホームページやチラシに書かれていることは、実際の所よくわかりません。「追加料金なし!」とかよく書いていますが、追加料金は実際かかる場合があります。電話で見積りする場合と現地を見て見積りをする場合でも料金は違います。
キッチリとした見積り後に追加料金をもらうのはプロ失格ですが、お客様が虚偽の見積りをしてもらったケース(重要なことを隠していたり)もあります。
とはいえ、口コミサイトも本当かウソかは見抜けないです。なので、実際に施工してもらったお客様の声や施工事例を多数掲載している業者を見つけるといいです。また、業者にとって都合の良い情報のみではなく、都合の悪い情報なども掲載しているところであればより安心できます。
片付け110番であれば「作業完了したお客様からの「ご意見・ご要望」」といった情報です。
5)自分の目的にマッチした業者であること
あなたが業者に頼む目的が何か?「価格」「スピード」すべてを兼ね備える業者が一番理想的ではあります。ですが、すべてを兼ね備える業者を選ぼうとすればするほど、「時間」という大切なものをなくしてしまう可能性があります。
例えば、3~4月の引越しシーズンでは多くの人が「スピード」を重視します。ここに「価格(安さ)」という基準を入れて業者を決めかねていると、どんどんスケジュールが差し迫ってしまいますよね。そして差し迫った時にはどの業者も埋まってしまい、結果的に料金が高額になってしまった…。という泣くに泣けない状況になることもあるのです。
「一と追うものは二兎追えず」とならないよう、あなた自身の目的を明確にすると、あなたにピッタリの業者がすぐに見つかるはずです。
6)独自のキャンペーンを行っていること
正直申し上げますと、世の中の粗大ゴミ回収業者さんって、料金、サービス、対応力はひと昔前と比べても高い水準だと思います。さらに後悔しないために「独自のキャンペーンをやっているか?」という視点もあってもいいかもしれません。
例えば片付け110番の場合はご依頼されたお客さまに、毎月ちょっぴり幸せを感じられるようなプレゼントが当たる企画「ありえないキャンペーン」を開催しています。他社さまにも何かキャンペーンなどがあるかもしれません。ぜひ一つの基準としてみてくださいね。
オススメの粗大ゴミ回収業者は「仲介業者」
オススメの粗大ゴミ回収業者は、片付け110番のような仲介業者を利用するのが一番です。安心、価格、スピード…あなたにとってピッタリな業者を紹介できるので時間の節約ができます。
さらに仲介業者は業者とお客様を結ぶ第三者機関、コンシェルジュのような存在なので、万が一お客様に何か都合の悪い事態が発生しても、仲介業者が対応してくれます。
対応してくれない業者も存在するので注意しましょう。詳しくは「不用品回収業者を選ぶ時は仲介業者がオススメ!業者3タイプ徹底解説」で掲載しているので合わせてお読みください。
安心を1円でも安く頼みたい場合
地方で頑張っている業者を選ぶと良いでしょう。見分け方は所在地がお住いの地域にあるかどうか?です。仲介業者を通さない分、多少安くなる(かも)しれませんが、トラブルには注意しましょう。
絶対的な安心感を重視する場合
市に連絡してみるとオススメの業者を紹介してくれる場合があります。一度相談してみてくださいね。
[番外編]オススメしない粗大ゴミ回収サービス
片付け110番にお問い合わせがあった中で、「これは相談しない方がいいのでは?」と思ったサービスがあります。それは「一括見積りサービス」です。一括見積りとは、フォームに入力することで業者に一括で見積りを取れるというサービスです。お客様にとっては画期的なサービスに見えるかもしれませんが、実は大きな落とし穴があります。
執拗な営業電話と個人情報売買です。
執拗な営業電話
見積り依頼のあった業者は「メール一本当たりいくら」という契約が大半です。で、一括という属性もあるので、同時に数社に情報が送られます。そこからは業者と業者の競争。契約しないと広告費のみがかかるので必死なんですね。その必死さはお客様に向けられます。断っているのに何度も連絡があったり、深夜なのにおかまいなしに電話してくる営業マンもいます。
個人情報売買
光回線、ミネラルウォーターといった、新生活に関わる営業電話が突然かかってくるようになった…。調べて見ると、一括見積りサービス相談後だった。というケースがあります。すべてのサービスではありませんが、運営会社の中にはすべてをお金にかえようとする、なんとも貪欲な会社も存在します。利用規約などにはパッと見わからないように書いているので、じっくり見てもよくわからないのです。
惑わされない!粗大ゴミ回収業者の料金相場は1立米単価でみる
粗大ゴミ回収業者のホームページやチラシにはたいてい「トラック積み放題」とか書かれていますが、実際のところ違う場合があります。これは競合他社であったことですが、2トントラック積み放題とうたっていますが、実際には「2トントラック平積み積み放題」だったようです。
通常の2トントラックは最大6立米ほど積み込めますが、平積みだと3立米ほどしか積めません。安くなるはずです。
なので、「1立米あたり8,000~12,000円が目安」と覚えておくといいでしょう。
※1立米(りゅうべい)とは、横×高さ×奥行きで1メートル×1メートル×1メートルという大きさです。
直接産業廃棄物処理業者に粗大ごみを持ち込んだ場合でも、全国的にほぼ統一の料金だからです。多くの粗大ゴミ回収業者は出張費は実質無料なところが多いですね。
処分代が高額になりやすい粗大ゴミ
ただし、家電リサイクルや転売、安く処分できない粗大ゴミは高くなる傾向にあります。
安く処分できない粗大ゴミ例
家電リサイクル品 | テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコンなど |
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分別に手間がかかる粗大ゴミ | ベッド、ソファーなど |
海外でも需要がない粗大ゴミ | ブラウン管テレビ、傷がある家具など |
縁起物 | お仏壇、人形など |
行政では処分できない粗大ゴミ | 庭石、お仏壇、エレクトーン、ピアノなど |
[ワンポイント]相見積りはとってもとらなくても良い
以前は私たちも「相見積りはとりましょう」と発信していましたが、片付け110番を長年運営してきてわかったことは「相見積りはとってもとらなくても良い」ということです。
初めてで料金が高いのか安いのか不安だ…というお気持ちは痛いほどわかりますが、1立米あたり8,000円~12,000円の範囲内がほぼ全国統一の料金相場です。これ以上安くするために相見積もりをとろうとすると、お客様に弊害が出てきます。
不法投棄問題
処分費用をもらってきたものを、そのまま山に捨てたり、空き地に放置する業者が後を絶ちません。処分するにもお金がかかりますが、捨てればお金はかからないです。もしも不法投棄した業者に依頼したとなると、事情聴取などで警察のお世話になることもあります。
ボッタクリ問題
トラックに積み込んだ後に、見積り金額以上の料金を請求する業者も存在します。「この客なら多くとれる」と思った営業マンが相場以上の請求をしてくる場合があるので注意しましょう。
その他にも、相見積もりをとりすぎて情報が混乱してしまったり、時間がかかりすぎて結局数千円しか安くならなかった…ということもあります。料金相場の範囲内であれば相見積はとらなくても良いと思われます。
粗大ゴミ回収業者に依頼する3つのステップ
これから紹介する方法で依頼すれば、余計な時間をかけることなく、より安く、安心して依頼することができます。3つのステップです、ぜひやってみてください。
ステップ1:情報をまとめる
情報をまとめると、どんな業者に依頼したらいいのか?自分でやった方がいいのでは?など少し落ち着くことができます。多くの人が頭の中で何となくまとまっている情報を、紙に書きだしてみることをやってみてください。
何を、誰が(立会)、なぜ、いつ、どこで、どのように、いくらでして欲しいのか?
何を回収してもらいたいのか?回収時には誰が立ち会うのか?なぜその粗大ゴミを回収してもらいたいのか?いつまでに回収してもらいたいのか?具体的な場所(何階?部屋のどのあたり?)とは?予算はいくらくらいなのか?
このように「5W2H」でまとめてみると、後の作業がすごく楽になります。
「誰が(立会)」の部分ですが、親族、友人などの立ち合い協力者への連絡もしておくといいです。本人のみだと営業マンが足元を見て見積金額をあげたり、その場で契約させようと躍起になって危険です。第三者をつけることで業者も不正をしにくいので、ぜひ探しておきましょう。どうしてもいない場合は、常に第三者として見ている仲介業者を利用するなどもいいかもしれません。
ステップ2:業者を探す
まとめた情報を元に業者を探しましょう。仲介業者を探したい場合はインターネット、地元の業者さんを探したい場合はタウンページで探すのがオススメです。
ステップ3:見積りをとって依頼する
電話の段階で、まとめた情報をハッキリと伝えて見積りを取ります。伝えておかずにあやふやな状態で見積りをとると、営業マンの口車に乗せられて、相場以上の料金を請求されたり、不法投棄など思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
第三者に相談することを想定して、見積書などを事前にとっておくといいでしょう。見積書は紙面ではなくても、片付け110番のように画像や動画付きの見積りメールなどの、圧倒的な証明付きの見積書発行もオススメです。
粗大ごみを1円でも安く処分する3つの方法
最後になりますが、粗大ゴミ回収業者に任せる上で今ある粗大ゴミ処分費用を1円でも安くする方法を紹介します。知っているだけでも、親族、友達に教えてあげたりすると喜ばれる方法です。
1)先に買取り業者に依頼する
実は一言に粗大ゴミといっても、売れるものが混ざっている可能性があるんです。特に骨董品など価値のあるモノはわかりにくいため捨てる方も多いので、まずは一度買取業者に依頼して、残ったものを回収してもらうようにしてみましょう。
買取り査定についての詳細は「【暴露】リサイクルショップの買取はタダ同然?査定基準~高く売る方法」で書かせていただきました。合わせてお読みいただけると嬉しいです。
また、弊社では骨董品を一番高く買取りできる鑑定士紹介サービス「骨董品買取センター」も運営しております。ご興味ありましたら一度お電話してみてください。
2)ゴミを分別しておく
大きな粗大ゴミであれば分別はする必要はありませんが、細かなゴミの場合は、分別していない状態でそのまま捨てると産業廃棄物扱いとなり、処分代が5倍も違います。
業者は分別して処分するため分別の手間がかかり、結果高くなるわけなんですね。分別はとても面倒ですが、少しでも分別しておくことで回収料金を安くできる可能性があります。
3)自分で処分できるものは自分でやっておく
実は市区町村によっては、小型家電などは無料で簡単に捨てられる場合があります。以外に多くの方が知らないのですが、市区町村では戸別収集、持込処分という方法があるんです。
戸別収集は数百円のチケットを購入し、粗大ゴミに貼り付けて外に出しておけば回収してくれます。持ち込みは指定箇所に直接持っていくことで、無料またはキロ当たりいくら、という形で「格安」で処分ができます。
とはいえ、「どこに捨てたらいいんだろう…。」とお悩みの方もいらっしゃいますので、「全国各地域別の粗大ごみの出し方をすべて紹介します。」で私たちが市区町村ごとにまとめた情報がございます。ぜひ合わせてお読みいただき、お役立てくださいね。
まとめ
粗大ゴミ回収業者を選ぶ基準からオススメ業者、費用相場まで多くの情報をまとめましたがいかがだったでしょうか?
インターネットに書かれている情報は、何でも信じてしまいそうになってしまいますが、私の調べたところによると、多くの情報が間違いであったり、古い情報ばかりでした。
今回の情報が今あなたのお役に立つことができれば幸いでございます。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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